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2015年10月20日
等高線
等高線は地形図上で標高が同じ地点を結んだ線です。
等高線には主曲線、計曲線、第一次補助曲線、第二次補助曲線の5種類があります。
主曲線:基準となる線
計曲線:主曲線の5本ごとに太い実線で表された線
補助曲線:主曲線では表現できない緩やかな地形を表現するための線
第一次補助曲線は−−−
第二次補助曲線は-------
等高線の間隔は地形図の縮尺により異なります。
1/25000地形図では
主曲線:10m
計曲線:50m
第一次補助曲線:5m
第二次補助曲線:2.5m
等高線によって、ルートの傾斜の具合を知ることができます。
1/25000地形図では、標高差10m毎に主計線が引かれているわけですから、線の間隔がより短い方が傾斜が大きい事になります。
上日川峠から大菩薩嶺へ登る場合、この地形図からは、急な登りが苦手であれば左回り、急な下りが苦手であれば右回りが良さそうな事がわかります。
地形図に斜めに引かれた赤い線は磁北線です。
磁北線:地球の地軸は傾いているため、地図上の上(真北)とコンパスが指す北(磁北)には差があります。
その差は場所により異なります。
日本では西に偏り、これを西偏差といいます。
概ね、沖縄で4度、九州・四国・本州では6度から8度、北海道で最大10度になります。
等高線には主曲線、計曲線、第一次補助曲線、第二次補助曲線の5種類があります。
主曲線:基準となる線
計曲線:主曲線の5本ごとに太い実線で表された線
補助曲線:主曲線では表現できない緩やかな地形を表現するための線
第一次補助曲線は−−−
第二次補助曲線は-------
等高線の間隔は地形図の縮尺により異なります。
1/25000地形図では
主曲線:10m
計曲線:50m
第一次補助曲線:5m
第二次補助曲線:2.5m
等高線によって、ルートの傾斜の具合を知ることができます。
1/25000地形図では、標高差10m毎に主計線が引かれているわけですから、線の間隔がより短い方が傾斜が大きい事になります。
上日川峠から大菩薩嶺へ登る場合、この地形図からは、急な登りが苦手であれば左回り、急な下りが苦手であれば右回りが良さそうな事がわかります。
地形図に斜めに引かれた赤い線は磁北線です。
磁北線:地球の地軸は傾いているため、地図上の上(真北)とコンパスが指す北(磁北)には差があります。
その差は場所により異なります。
日本では西に偏り、これを西偏差といいます。
概ね、沖縄で4度、九州・四国・本州では6度から8度、北海道で最大10度になります。
2015年08月14日
高度計
高度計は文字通り、現在の高度を計測するためのものです。
高度を知る事ができると
高度計は、気圧式・GPS式・レーザ式・レーダ式があります。
気圧式
高度の変化で気圧も変化することを利用して、気圧から高度を算出します。
しかしながら同じ場所でも気圧は変化しますから、高度を補正する必要があります。
GPS式
GPSからのマイクロ波を受信し、位置を測定します。
受信出来る衛星数が多いほど、精度が上がりますが、谷や深い森では受信できる衛生数が減るため測位精度が落ちます。また、GPSは垂直方向の測位精度は低く、ハンディータイプでは、誤差が大きく1/25000の地形図では。計曲線(50m)以上の誤差を覚悟する必要がありますので、現在地特定には利用できません。 ハンディータイプのものには気圧式高度計を組み込んでいるものがあります。
※測量用に高価なものは正確ですが、このブログの読者には関係の無い話です
レーザ式・レーダ式
人工衛星や航空機と地面との距離をレーザ光やマイクロ波の反射によって測定し、対地高度を精密に測定する高度計です。これも登山とは関係ありません。
高度を知る事ができると
- 読図により推定した現在位置が正しいかどうかを確かめる助けになる
- あとどれだけ登るかを簡単に数字で認識できる
- 泊地に滞在中に気圧の変化が分かる。天候の変化を予測できる
高度計は、気圧式・GPS式・レーザ式・レーダ式があります。
気圧式
高度の変化で気圧も変化することを利用して、気圧から高度を算出します。
しかしながら同じ場所でも気圧は変化しますから、高度を補正する必要があります。
高度補正(校正)の方法
1. 登山を始める場所の高度を予め調べておきます。
2. 登山を開始する時に、1で調べた場所で、高度計の高度表示値を調べた高度に合わせます。
3.その後、1時間又は標高差が500mに達する前に、分岐、ピーク、コル等の明確に標高がわかる場所で高度計の高度表示値をその場所の標高に合わせます。
GPS式
GPSからのマイクロ波を受信し、位置を測定します。
受信出来る衛星数が多いほど、精度が上がりますが、谷や深い森では受信できる衛生数が減るため測位精度が落ちます。また、GPSは垂直方向の測位精度は低く、ハンディータイプでは、誤差が大きく1/25000の地形図では。計曲線(50m)以上の誤差を覚悟する必要がありますので、現在地特定には利用できません。 ハンディータイプのものには気圧式高度計を組み込んでいるものがあります。
※測量用に高価なものは正確ですが、このブログの読者には関係の無い話です
レーザ式・レーダ式
人工衛星や航空機と地面との距離をレーザ光やマイクロ波の反射によって測定し、対地高度を精密に測定する高度計です。これも登山とは関係ありません。
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2015年07月17日
地図とコンパス
地図とコンパスは登山の必需品です。欠かすことができません。
例えば登山口まで時間をかけて移動したところで、地図とコンパスを忘れたことに気がついたら、登山は中止すべきです。
しかし、地図もコンパスも持たずに入山する人、そもそも地図を読むことも出来ない人、コンパスの使い方を知らない人も少なくないにが現実です。
最近ではスマートフォンのアプリでもGPSを利用して地図上の現在地を簡単に知ることができます。
しかし、水濡れ故障、破損、紛失等も起こりえますから、それにそれだけに依存するのは危険です。
首都圏では高尾山のように半ば観光地化している山は絶えず人がいて、道に迷うことも無いと思いますが、それでも高尾北菱への縦走路は分岐もあり、人がいないこともあります。
地図も読めない人が立ち入ってはいけない場所になります。
四国の石鎚さんで、安易に山に入り道に迷ったにわか登山者を救助に向かった救助隊員の方が滑落して亡くなっています。道に迷うことで危険に晒すのは自分の命だけではないのです。
登山をするなら、地図を読めるよう勉強しましょう。コンパスを使えるようになりましょう。
それが山に入るマナーであり、責任です。
地図
登山で利用する地図にはいくつかの種類があります。
国土地理院の25000分の1の地形図は必ず携帯しましょう。
とは言え、地形図では分かり難い情報もあります。
他の種類のものも適宜活用しましょう。
・登山口までへのルート等:地元配布のMAP
・手っ取り早く位置を確認:スマホやGPS機器
・コース状況や標準コースタイムを確認:ガイド地図
・細かな確認、迷った時の位置確認:25000分の1地形図
大きな書店で販売していますが、今はネットでも入手できます。
また国土地理院の地形図は磁北線を自分で引く必要がありますが、ネットでは磁北線をいれてPDFにしてくれるソフトもあります。
磁北線
コンパスが指す北と地図上の北はズレがあります。詳しくはWIKI等で学んで下さい。
このズレ(偏差)は場所により異なり、日本では約5 - 10度西へ偏っています。地形図上に偏差値が明示されています。
私が愛用している mappdf というソフトは、任意の場所の地形図をA4サイズで切り出してPDFに出力してくれ、1枚で収まらない場合も左右上下のKEYで切り出し範囲を動かせるので印刷した紙をつなげることができます。
コンパス
コンパスは方角を知る事が第一の目的になりますが、登山では2つの目的で使われます。
現在地を知る
向かう方向を知る
コンパスにもいろいろ種類がありますが、シルバコンパスが一般的です。シルバコンパスにも使用できる気温等種類がありますが、まずはNo3が無難です。
慣れてきたら、別の種類のコンパスも試して下さい。
例えば登山口まで時間をかけて移動したところで、地図とコンパスを忘れたことに気がついたら、登山は中止すべきです。
しかし、地図もコンパスも持たずに入山する人、そもそも地図を読むことも出来ない人、コンパスの使い方を知らない人も少なくないにが現実です。
最近ではスマートフォンのアプリでもGPSを利用して地図上の現在地を簡単に知ることができます。
しかし、水濡れ故障、破損、紛失等も起こりえますから、それにそれだけに依存するのは危険です。
首都圏では高尾山のように半ば観光地化している山は絶えず人がいて、道に迷うことも無いと思いますが、それでも高尾北菱への縦走路は分岐もあり、人がいないこともあります。
地図も読めない人が立ち入ってはいけない場所になります。
四国の石鎚さんで、安易に山に入り道に迷ったにわか登山者を救助に向かった救助隊員の方が滑落して亡くなっています。道に迷うことで危険に晒すのは自分の命だけではないのです。
登山をするなら、地図を読めるよう勉強しましょう。コンパスを使えるようになりましょう。
それが山に入るマナーであり、責任です。
地図
登山で利用する地図にはいくつかの種類があります。
地形図 | 山と高原の地図 |
地元MAP |
1/25000 | 1/50000 | 大雑把 |
国土地理院 | 旺文社 | 観光協会など |
細かな分岐や勾配状態を知るのに必携 | バイブル的ガイド地図。メジャーな山域限定。年々更新される。 | 観光協会など |
国土地理院の25000分の1の地形図は必ず携帯しましょう。
とは言え、地形図では分かり難い情報もあります。
他の種類のものも適宜活用しましょう。
・登山口までへのルート等:地元配布のMAP
・手っ取り早く位置を確認:スマホやGPS機器
・コース状況や標準コースタイムを確認:ガイド地図
・細かな確認、迷った時の位置確認:25000分の1地形図
大きな書店で販売していますが、今はネットでも入手できます。
また国土地理院の地形図は磁北線を自分で引く必要がありますが、ネットでは磁北線をいれてPDFにしてくれるソフトもあります。
磁北線
コンパスが指す北と地図上の北はズレがあります。詳しくはWIKI等で学んで下さい。
このズレ(偏差)は場所により異なり、日本では約5 - 10度西へ偏っています。地形図上に偏差値が明示されています。
私が愛用している mappdf というソフトは、任意の場所の地形図をA4サイズで切り出してPDFに出力してくれ、1枚で収まらない場合も左右上下のKEYで切り出し範囲を動かせるので印刷した紙をつなげることができます。
コンパス
コンパスは方角を知る事が第一の目的になりますが、登山では2つの目的で使われます。
現在地を知る
向かう方向を知る
コンパスにもいろいろ種類がありますが、シルバコンパスが一般的です。シルバコンパスにも使用できる気温等種類がありますが、まずはNo3が無難です。
SILVA(シルバ) COMPASS RANGER NO.3 ECH292 新品価格 |