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posted by fanblog

2020年11月14日

為替相場の波に乗れ!FXで重宝する3つの特殊注文

トレーダー.jpg

株式取引においては主に


・成行注文(どんな価格でもよいので指定数量の売買注文を成立させる)

・指値注文(自分が指定した価格よりも有利な価格の時のみ売買注文を成立させる)

・逆指値注文(現在価格より不利な価格を指定し、その指定価格に到達したときに売買注文を成立させる)


の3つの注文方法がありますが、この他にもFXには、相場の波をしっかりととらえるために以下に示すような特殊注文があります


・IFD注文

・OCO注文

・IFDOCO注文



今回は、FXにおいて重宝するこれらの特殊注文について解説していきたいと思います




IFD注文


IFD注文とは、"If done"(「もし、実行されたら」の意)の略であり、新規注文とその新規注文が成立した際に発動する決済注文を一度に指定する注文方法です


例えば、米ドル/円において1米ドル=104.5円であるときに、IFD新規注文として104.0円での米ドル買注文とIFD決済注文として105.0円の売注文を入れたとします。


この際、レートが円高に振れて104.0円に到達するとIFD新規注文が発動し、104.0円で買注文を執行します。


そして、新規注文が発動して初めて、決済注文が有効となり、104.0円で買い建てた玉に対して、105.0円での指値決済売注文が入るというわけです


これは、必ずしも「新規注文⇒指値、決済注文⇒指値」だけではなく、「新規注文⇒逆指値、決済注文⇒逆指値(先述の例でいえば105.0円で新規買、104.0円で決済売)」「新規注文⇒指値、決済注文⇒逆指値(先述の例でいえば104.0円で新規買、103.0円で決済売)」などの注文も設定できます


IFD注文を利用することで、新規注文が発動した後、自分が新規注文発動をチェックする前に、決済したいタイミングが来たとしても、ちゃんと利益を獲得(または、適切な損切を)することが出来ます


OCO注文


OCO注文とは、"One cancel other"(「一方がもう一方をキャンセルする」の意)の略であり、指値注文と逆指値注文の両方を設定し、どちらか片方の注文が発動すれば、もう一方の注文がキャンセルされる注文方法です


例えば、米ドル/円において103.0円で米ドルを買い建てた建玉があったとします。


現在の相場の流れを分析してみた時、102.0円を下回ると下方に下がり続けるだろう、そして、上値は106.0円くらいが限界だろう、という予測がある場合には、OCO指値注文で106.0円の売りを、OCO逆指値注文で102.0円の売り注文を入れます。
(FX相場の分析方法については、『ローソク足の見方』『移動平均線の使い方』『チャート分析に役立つ3つのラインの引き方』も合わせてご覧ください。)


このようにOCO注文を活用することで、自分の予想と違った値動きとなり損切りする場合も、自分の予想通りとなり利益確定する場合も一つの注文で済ませることが出来ます


またOCO注文は、その名の由来の通り、指値か逆指値のどちらかの注文が発動すれば、もう一方の注文は自動的にキャンセルされるので、意図しない注文の発動を防ぐことも出来ます


IFDOCO注文


IFDOCO注文とは、先ほどご説明したIFD注文とOCO注文を組み合わせたような注文方法であり、新規注文とその新規注文が成立した際に発動するOCO注文を一度に指定する方法です


例えば、米ドル/円が104.0円の時にIFDOCO新規指値注文で103.0円の買い、IFDOCO決済指値注文で106.0円の売り、IFDOCO決済逆指値注文で102.0円の売りを設定したとします。


この場合、予想通り103.0円まで下がると新規注文の103.0円の買いが発動すると同時に決済のOCO注文が初めて有効になり、その後、102.0円に到達すれば損切、106.0円に到達すれば利確を自動で行ってくれます


このようにIFDOCO注文は、IFD注文とOCO注文の良さを両取りできる注文の為、大変有効性の高い注文であると言えます


まとめ


今回は、FXのテクニカルな注文方法である「IFD注文」「OCO注文」「IFDOCO注文」についてご説明しました。


FXで最も値動きが活発になるのは、ヨーロッパやアメリカの市場が開いている時間であり、日本時間では深夜に相当します


この時間帯がFXの短期売買における重要な時間帯となりますが、日本で生活する上でこの時間帯に画面に張り付いてチャートの動きを監視することはかなり難しいと思われます


そのような中で、今回ご紹介した注文方法は、決済注文まで最初に指定が出来たり、損切と利確が両方指定出来たりと、チャートに張り付かなくても自動で注文をしてくれるとても便利な注文方法であると言えます


チャートの分析を行い、短期的な取引による収益を上げたい方には、必須の注文方法と思いますので、是非この機会に覚えてみて下さい



来週の連休は、大分旅行に行く予定の為、21日、22日、24日の更新はお休みします
(大分旅行の様子はサブブログ『コスパ重視の格安旅行のススメ』の方で改めてご紹介いたします。)



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2015年から株式投資、2017年からFXを始めて、投資にはまった男。株式は長期投資中心に、年間利益をほぼ毎年更新中(2019年は約240万円)。今後、個人投資が益々重要になると思われる中で、新しく投資を始める初心者向けに役立つ情報を届けたいと考えブログを始める。   <免責事項>       当ブログに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます(おすすめ銘柄の紹介や相場動向に関する私見記事を基にした取引による損害、など)
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