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2020年01月26日

「富士山頂」石原裕次郎、勝新太郎、芦田伸介

 石原裕次郎が「黒部の太陽」の成功で取り組んだ大作が新田次郎原作の「富士山頂」である。

気象庁側器課長の葛木章一(芦田伸介)は台風の被害を最小限に食い止めるためには、富士山頂に

レーダーを設置して、台風の接近を早期に知ることが必要と考えていた。

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感想(1件)





 葛城は大蔵省に何度も足を運びついに予算を獲得することになった。そこで業者を選ぶときに多くの

メーカーが殺到して激しい競争となった。その中でも最も熱意があった三菱の梅原(石原裕次郎)が

選ばれこの大事業に取り組むことになったのである。

 工事は大成建設の協力を得て行うことになるが、3774メートルの冨士に資材を運ぶだけでも大変な


苦労を伴うものだった。地元の強力の朝吉(勝新太郎)はこの仕事を引き受けるが馬で資材を山頂まで

運ぶのはあきらめてブルトーザーを投入する。

 一方、大成建設の監督伊石昇(山崎努)は労務者を集めて作業に当たらせるが、作業員たちは

高山病と寒さに苦しみ大量に離脱していった。

 そんな中でも工期が迫り葛城は梅原にはっぱをかけるが、現場は精神的にも限界へと近づいていく

・・・

 この作品は石原プロが総力を挙げて作った大作で日本が勢いのあった時代をよく描いている。

冨士での撮影は大変な困難だったと思うが後世に残る作品となっている。

  


監督は村野鐵太郎、音楽は黛敏郎。

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posted by ハヤテ at 10:09| 映画

2020年01月22日

「黒部の太陽」石原裕次郎、三船敏郎、岡田英次

 1968年製作の「黒部の太陽」は黒部第四ダム建設工事の苦闘と完成を描いた日本映画の金字塔

とも言える名作である。昭和30年関西電力は電力を安定供給するために、黒部渓谷に黒部第四ダムを

建設することを計画する。太田垣社長は現場担当の北川覚(三船敏郎)に白羽の矢を立てる。

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 しかし黒部にはホッサマグナや破砕帯がつらなり工事は難航することが予想されたので北川は

固辞する。しかし社長のたっての頼みで仕事を引き受ける。一方熊谷組の下請け業者の岩岡源三

(辰巳柳太郎)はトンネル工事一筋の男でやる気満々だった。岩岡の息子の剛(石原裕次郎)は


仕事一筋で家庭を顧みないそんな父に反発し、親の仕事を継がずに京都で設計士をしていた。


しかし北川宅に集まっていた間組の国木田(加藤武)は電話で剛を呼び出し、北川の長女の由紀

(樫原文枝)と見合いさせようとする。

 そんななかついに黒四ダム工事が始まるが、剛は父に反発しながら北川の情熱に負けてトンネル

工事に参加することになった。

 黒部の工事は最初から困難を極め犠牲者が続出する。特に破砕帯にぶつかってからは、水が

あふれ工事は一歩も進まない。現場の作業員たちの士気も落ち、北川もいらだっていくが・・


 黒部の太陽は、昭和の大スターである石原裕次郎と三船敏郎が組んだ大作であり大ヒットした

作品である。撮影は熊谷組の工場でセットを組んで行い、実際に水タンクから水を流していて

 迫力ある映像になっている。

 この作品は長い間DVD化されずに幻の作品となっていたが、現在はDVD、ブルーレイ化されている。

また滝沢修や佐野周治や岡田英次など脇を固める俳優も豪華で作品の質を高めている。


 監督は熊井啓、またサウンドトラックを黛敏郎が担当していて非常に重厚な音楽になっている。

日本人必見の作品である。
タグ:黛敏郎
posted by ハヤテ at 09:54| ドラマ

2020年01月06日

「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」安倍寛広末涼子ホイチョイプロ

今の長引く不況の日本では考えられないが、1990年日本経済は最高潮で、町はバブル景気でにぎわって

いた。

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 しかし大蔵省(財務省)は天井知らずで上昇する地価を抑えようと、不動産取引に対する貸出規制を

行いその結果地価は暴落。土地本位制であった日本経済はたちまち真っ逆さまに転落していった。

「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」は、2007年日本の経済危機を救うために財務省官房経済政策

課に勤める下川路功(阿部寛)は、タイムマシンを使ってバブル時代へ人を送りこんで、不動産総量規制を

やめさせようと計画する。

 そこで白羽の矢が立ったのが借金まみれの借金返済に追われるフリーター・田中真弓(広末涼子)だった。

下川路は嫌がる真弓を説得して真弓の母の作ったドラム式洗濯機のタイムマシンで1990年代の日本

へ送り込む。真弓は見事にタイムスリップしたのだが、そこは不景気な日本ではなく、毎日がパーティー

やディスコに湧くバブルの日本だった。そして町をうろついていると若き日の下川路に声をかけられる。

 下川路は中年の時の暗い男ではなく、ナンパしまくる軽い男だったので真弓は驚く。

そして下川路に自分は2007年からタイムマシンでバブル崩壊を止めるためにやってきたので、協力して

ほしいというが、下川路は信用してくれない。困り果てた真弓だったが・・


 ボディコン、船上パーティー、ディスコ、札びらとバブル時代の雰囲気がよく出ている作品で

非常に楽しい映画である。また楽しみながら経済も勉強もできるしおすすめである、

 安倍寛や広末涼子の演技もコミカルで面白い。ホイチョイプロ原作で監督が馬場康夫。
posted by ハヤテ at 14:12| 青春映画
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