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2018年05月19日

「第八ジェット戦闘機隊」Men of the Fighting Lady 朝鮮戦争

ジェームズ・A・ミッチェナーが原作の「第八ジェット戦闘機隊」は朝鮮戦争でのアメリカ海軍戦闘機

の活躍を描いた戦争映画である。

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クリスマスの2、3日前のある日ポール・グレイスン少佐(フランク・ラヴジョイ)は、北朝鮮の鉄道

爆撃の任務に向かった。グレイソンは勇敢な男で敵の標的のぎりぎりまで降下して攻撃したが反撃されて

被弾し、海中にパラシュートで着水した。しかしグレイソンは着水時のショックで気絶しており、急いで

ヘリが現場に向かい救出した。


次にハワード・セイヤー大尉(ヴァン・ジョンソン)率いる中隊の一員テッド・ドッドスン大尉(キーナン

ウイン)が編隊を離脱したときに、敵の攻撃を受けて被弾し空母に引き返して着艦するが失敗し甲板に激突

して火だるまとなり死んでしまう。

戦闘機乗りの仕事は死と隣り合わせなのだ。

そしてクリスマスの当日、敵の攻撃に向かったケネス・シェクター少尉(デューウィ・マーティン)は

途中で被弾して目が見えなくなる。

シェクター機の異常に気付いたセイヤーは必死で追跡し、パニックに陥るシェクターを無線で落ち着かせて

近くの基地まで誘導しようとする。しかし基地は閉鎖されていて着陸することはできない。


燃料も残り少なく絶対絶命の危機を迎えたがセイヤーは、決してあきらめずにシェクターも見捨てなかった

・・・・・
派手な空中戦もなくどちらかと言えば地味な映画だが、戦争の厳しさは伝わってくる。

ただアメリカ映画だから仕方ないが、北朝鮮軍や中国軍が全く姿を現さないのは残念である。

この作品だけでは朝鮮戦争の全体像はわからない。しかし作品としての出来は悪くない。

国内DVDは未発売だが輸入盤がアマゾンジャパンで発売されている。監督はアンドリューマルトン。

音楽はベンハーのミクロスローザ。

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posted by ハヤテ at 16:26| 映画

2018年05月16日

「戦闘機対戦車」ロイドブリッジス、ダグマクルーア、ドイツ軍

「戦闘機対戦車」はB級ながら非常に見応えがある映画である。題名からイメージすると戦闘機と戦車が

空中戦を織り交ぜながらのスペクタクルと思いきや、戦闘機は空をほとんど飛ばないのである。

少しは戦闘機が飛ぶシーンもあるが、地上をのろのろと走行しながら、戦車に追いかけられるという

予想外の展開に最初は驚く。しかしその分追うものと追われるものの心理も濃密に描き、見応えのある

戦争ドラマとなっている。

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1942年アメリカ軍のデルカルペッパー中尉は、燃料給油のためイギリス軍基地に降り立つ。

しかし休む間もなくウェーブリー少将から、ドイツ軍が設置した砂漠の地雷を処理するよう命令される。


デルカルペッパーはいやいやながら、イギリス軍のマクミラン少佐とともに任務に向かう。

しかし途中でドイツ軍の戦車と遭遇し、マクミランは攻撃するが反撃され、撃墜されてしまう。

マクミランはパラシュートで脱出し、デルカルペッパーは救出に向かうがデルカルペッパーの戦闘機も

戦車の大砲で被弾し飛ぶことができなくなってしまった。

実はドイツ軍も任務の途中で道に迷い砂漠で途方に暮れたいたのだが、部隊が全滅して生き残ったハンス・パイムラー将軍に発見され行動を共にしていたのだ。

だが生粋の軍人だったハンス・パイムラー(ロイドブリッジス)は戦闘機に攻撃された屈辱に我慢できず

部下を督戦して飛べない戦闘機に襲い掛かってきたのだ。

デルカルペッパー(ダグマクルーア)とマクミラン(ロイシネス)はのろのろと戦闘機を地上走行させて

逃げ回るのだが、容赦なくパイムラーは戦車の機関銃と大砲で攻撃してくる。

そして砂漠の地雷原に追い詰められて絶対絶命の危機を迎えるのだった・・・TVムービーとして製作

された映画であるが予想以上に面白く最後まで見てしまう映画である。日本では最初土曜映画劇場で放送

された。監督はデヴィッド・ローウェル・リッチ。
posted by ハヤテ at 20:17| 戦争映画

2018年05月13日

「 あゝ陸軍隼戦闘隊」佐藤允、本郷功次郎、藤巻潤、加藤建夫

戦時中は軍神としてあがめられた加藤隼戦闘隊の加藤建夫陸軍中佐とその部下たちの活躍とその苦悩を

描いた名作が「 あゝ陸軍隼戦闘隊」である。所沢飛行学校の教官となった加藤建夫中尉(佐藤允)は元聯隊旗手から航空に転じた木原少尉という優秀な部下がいた。

木原はしかし危険な飛行をするため、上官から叱られることが多かった。だが加藤はそれを咎めずむしろ
奨励すらしていた。

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加藤はまた中国からの留学生の趙英俊(藤巻潤)の世話もしていた。趙英俊は優秀な男で礼儀正しく加藤は
友人として遇していたのだ。

ある日酒席で 趙英俊にからむ右翼と加藤は乱闘になり一時謹慎になるぐらいであった。そんな趙も軍務のた
め祖国へ帰ることになり加藤は送別会を行って慰労した。
そんな人間味のある加藤だったが、陸軍上層部の頭の固さには手を焼いていた。時代遅れの97式戦闘機で
戦争すれば犠牲者が増えるだけだ。

加藤は上層部に強く進言して、乗り気ではない幹部を口説いて最新鋭戦闘機に隼の開発を急ぐように尻を
叩いた。また無骨な加藤だったが上官の引き合わせで加寿子(藤村志保)と結婚して平和な家庭を築きあげていた。
そうこうするうちに日本は中国とついに戦争状態になる。加藤は北支に出撃し、次々と敵機を落とすが
そのころ中国軍に龍のマークをつけた殺し屋戦闘機がいるという噂が流れた。

加藤の部下はその殺し屋に撃墜され、その仇討ちに加藤は殺し屋の機体を追いかけた。するとそのパイロットは自分が面倒みた趙英俊だった。加藤は死闘の末趙英俊を倒すが趙は火だるまになりながら、加藤に敬礼して
死んでいったのだ。

戦争のむごさに苦悩していた加藤だった陸軍はついに隼の開発に成功し、加藤は全機隼で編成された

第64戦隊の指揮官に就任する。しかし世界情勢は激変し加藤隼戦闘隊はマレーに進出し米英と激しい戦闘を

繰り返すのである・・
加藤建夫の人間味あふれる人格と戦争のむごさを描いた傑作で今こそ再評価する作品である。

主演の佐藤允は東宝のスターであるが、大映に招かれて主演となった。加藤役を非常に好演していて
部下役の本郷功次郎もいい。戦闘場面も模型を使っているのでリアリティがあって、急降下や編隊飛行
など迫力があり見応えもある。
いい作品なのにほとんど知られていないのが惜しい。監督は村山三男 1969年作品。
タグ:隼、陸軍
posted by ハヤテ at 11:53| 戦争映画

2018年05月12日

「太平洋戦争 謎の戦艦陸奥」菅原文太、天地茂、沼田曜一、新東宝

帝国海軍の戦艦陸奥といえば世界七大戦艦にも選ばれた屈指の戦艦だが、不運にも爆発事故で

瀬戸内海に沈んだ。新東宝の「太平洋戦争謎の戦艦陸奥」はこのときの事故の顛末を映画化したもので

ある。

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1942年6月帝国海軍は、ミッドウェーで大敗北をして出動していた戦艦陸奥も撤退する。

何の活躍の場もなく屈辱の撤退である。陸奥の副長伏見少佐、神近兵曹は艦長に戦うことを進言するが

敗北が決まった以上艦長は受け入れなかった。

陸奥は呉へと帰還したが乗組員たちは出動の機会もなく悶々とした日々を送っていたのだ。


そのころ国際的スパイ団は陸奥を亡き者としようと画策していたのである。ドイツ大尉館員の

ルードリッヒは元陸奥の設計技師の娘の美佐子やアンナたちを取り込んで、陸奥に爆弾を仕掛けよう

としていたのだ。

そしてスパイ団は神近兵曹も抱き込んで爆弾を仕掛けようとしたが、神近は裏切って約束を反故に

する。スパイは怒って神近を捕まえて酒を飲ませて溺死させてしまう。

しかしスパイ団はこんなことで陸奥爆破をあきらめたわけではなかった・・

伏見少佐に天地茂、艦長役に沼田曜一と「地獄」のコンビが組み、松本中尉役を若き日の菅原文太が

扮している。文太の青年将校役は実によく似合っている。

陸奥の爆破事件に関しては諸説あって原因はよくわかっていない。スパイの工作説、下士官の放火や

新兵のいじめの報復など様々な説があるが、この映画ではスパイ説を基にしたわけである。

モノクロ映画でやや古臭いが陸奥の事件を描いた映画は他にないので、貴重な作品とは言える。

監督は小森白。


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posted by ハヤテ at 14:37| 映画

2018年05月08日

「あゝ海軍」中村吉右衛門 峰岸隆之介

「あゝ海軍」は戦前の海軍兵学校の教育と訓練を通じて、太平洋戦争の全貌と生徒や教官や兵士たちの

苦闘と成長を描いた1969年の大映映画である。

貧しい農家に生まれた平田一郎(中村吉右衛門)は、母の手ひとつで育てられたが成績優秀で将来は学問で身

を立てる夢をもっていた。しかし家計の苦しさを考えたら、母に言い出せず悩んでいた。一郎の親友の
本多勇( 峰岸隆之介)は時局非常のおり陸軍士官学校に入り、軍人になろうとしていた。

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一郎も気がすすまないものの、海軍兵学校に入れば月謝はただで報酬をもらえるので、しぶしぶ海軍兵学校

を受けることにした。そしてめでたく二人とも合格するのだが、一郎は兵学校の精神主義になじめず

学問の夢をあきらめきれず、一高を受験して合格した。合格を知って一郎は教官に退学を申し出るが

叱責されてついに海軍軍人として生きることにしたのだ。

そして母の危篤の時も実家に帰らず、歯を食いしばって訓練に耐えたのだ。

時もたちあれだけ嫌がっていた海軍にもなれ一郎は一人前の軍人となり兵学校を卒業していった。

卒業と同時に海軍士官になった平田はやがて海軍省航空本部へ移動になり、山本五十六長官と懇意になる。

山本のこれからの戦争は、航空戦力が勝負を決めるという考えにも共鳴するもがあった。

そのころ陸軍士官になっていた本田は、国内の貧しさに怒りを覚え革新運動に奔走していた。

しかし世界情勢は大きく動き、日本は真珠湾攻撃を行い太平洋戦争に突入していった・・・

主演の平田一郎を演じた中村吉右衛門は凛々しく、いかにも軍人然とした佇まいはよかった。

しかし最初の10代の兵学校生徒を演じたのは無理があった。こんな老けた生徒はいないだろう。

だが戦前の兵学校教育がかなり正確に描かれていたのはこの時代ならではあろう。



posted by ハヤテ at 17:13| 戦争映画

2018年05月02日

「燃えよ剣8」司馬遼太郎、土方歳三、函館戦争

榎本たち旧幕臣と行動を伴にした土方たち新選組の生き残りは、大艦隊で蝦夷函館へ着いた。

蝦夷の地は松前藩が支配していたためまずこの連中を追い払う必要があった。

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その前に旧幕府軍は五稜郭を占領してここに拠点を置いた。戦闘となると土方の独壇場である。

土方は旧新選組を率いて松前城を攻撃、敵は城門を閉めようとしたが土方は間隙をぬって突入して

松前城は陥落した。幕府軍は土方さえいれば戦に勝てるとおおいに士気が上がった。だが不運なことに

おりからの台風で幕府の虎の子の軍艦の開陽が沈没、続いて神速丸も座礁して前途多難な状況となる。

ここで土方は最後までついてきた斉藤一(玉生司郎)を江戸の帰還させて、これまで死んだ隊士たちを

弔うよう命令した。そのころ京都時代の愛人のお雪が最後の別れに土方を追って訪ねてきた。

お雪の束の間の逢瀬を楽しむ土方の胸に去来するものは京の思い出だったのか。

さらに壬生の伝蔵も土方を訪ねてきたが、伝蔵は不運にも流れ弾を受けて死んでしまう。

土方はここに至り圧倒的な官軍の前に単独で切り込む。土方は官軍の十字砲火を浴びて絶命する。

闘神土方歳三の最後であった。

土方歳三を演じた栗塚旭のイメージが強すぎて、その後誰が土方を演じてもぴんとこない。

このテレビ版「燃えよ剣」は役者が無名の人が多かったのも成功の要因ではないか。

名のある俳優ならそれまでの役柄のイメージがあるので、純粋にドラマに感情移入できないからだ。

東映京都撮影所の大部屋俳優を使ったのは、そういう意味で成功だった。


「燃えよ剣」は新選組作品の最高傑作であり、新選組ファンなら一度は見ておくべき作品である。

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posted by ハヤテ at 16:49| 時代劇

2018年05月01日

「燃えよ剣7」永倉新八、近藤勇、流山、

かろうじて江戸へのがれた土方や近藤だったが、官軍の魔の手はこの付近にも迫っていた。

近藤たちは甲陽鎮撫隊を立ち上げて、甲府で官軍を迎えうつがその勢いに勝てず惨敗する。

この敗北で永倉新八や原田左之助は新選組だけでは、官軍と戦うのは限界があると知り幕府の

旗本と組むことを提案する。しかし近藤と土方はこれを拒否して永倉たちと袂を分かつ。

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そこで近藤は東の流山に移りここで体制を立て直して、新たに兵隊を村の若者から募集する。

なんとか頭数は集まってきたが、近藤はこれ以上無駄な血が流れることを憂い、自ら官軍に

投降することを決意する。土方の必死の引き留めにかかわらず近藤は投降して流山の露と消えた。

一方原田左之助は上野の彰義隊に参加するが奮闘むなしく戦死する。

しかし土方は意気軒高で官軍の牙城の宇都宮城を攻め落とす。そして続いて訪れた伊達藩で

協力を得ようと東奔西走する。

しかし伊達藩は勤王派の遠藤文七郎(藤岡重慶)に支配されていて土方は邪魔ものでしかなかった。

ここにいたり土方は完全に行き詰ったかに見えたが、徳川幕府の幹部であった榎本武揚(横森久)

や松平太郎(中田博之)らの味方を得て、蝦夷まで行くことになった。

オランダで近代軍隊教育を受けた大鳥圭介(長谷川明夫)とは意見がことごとく対立してが、

土方は榎本にかけて蝦夷の血を踏んだ。
posted by ハヤテ at 17:30| 映画
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