嚆矢だろう。時は1892年ワイヤット、モーガン、バージル、ジェームズのアープ兄弟は牛をカリフォルニ
アにまで運ぶ途中、ツームストンの町でクラントン一家と遭遇する。主のオールドマンはワイアットから牛を
買うように交渉するがワイヤット(ヘンリーフォンダ)はこれを断る。これが両者の因縁の邂逅の最初だった。
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そしてアープ兄弟で近くで野営しているときに牛は盗まれ、ジエームスも殺されてしまう。
明らかにクラントンたちの仕業だった。町についたワイアットは銃の腕を買われて保安官に就任する。
そしてワイヤットがポーカーをしているとメキシコ女のチワワと揉める。ワイヤットはチワワを懲らしめる
がこの女は医者でガンマンのドクホリディ(ビクターマチュア)に惚れているのだった。
しかしワイヤットとホリデイは気が合って友人となる。ホリディは結核にかかっていて自暴自棄な生活を
送っていたがガンの腕は確かだった。そんなある日ホリデイを一人の貴婦人が訪ねてくる。
婦人の名はクレメンタインといいホリデイの婚約者だった。しかしなぜかホリデイはクレメンタインに
つれない。そんな二人を横目にワイヤットはクレメンタインに心を惹かれる。だがクラントン一家との
対決は刻刻と迫っていた。
主演のヘンリーフォンダのファッションやスタイルやふるまいがとにかくかっこよく、それだけでも
価値がある映画だ。また飲んだくれのドクホリディの役をヴィクター・マチュアが好演している。
クレメンタインのキャシー・ダウンズも非常に美人である。実際の事件と映画とはかなり異なるものが
あるが作品としては面白い。またジョンフォードは現実のアープと会ったことがあるそうだ。
主題歌の「愛しのクレメンタイン」は永遠の名曲である。