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2015年11月02日

「フレンチコネクション2」ジーンハックマン

フレンチコネクションのヒットで作られた続編が、フレンチコネクション2である。

主演のドイル刑事はジーンハックマンで変わらずだが、監督はフリードキンからジョンフランケンハイマーへ

と交代している。

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しかし作品のできは良く、安易な続編ではない。一作目でドイルは警察を首になったはずだがなぜか復活し

その辺の説明のないのはご愛嬌である。最初のシーンでマルセイユ港に停泊する船が日本船で日章旗が掲げら

れ船員が日本人なのは謎である。


今回の舞台は、マルセイユで取り逃がしたシャルニエ(フェルナンドレイ)を追ってマルセイユ港にドイルが

着いたところから始まる。魚の陸揚げで賑わう港にひとりのフランス人中年男がいた。男の名前はバルテルミ

ー(ベルナールフレッソン)マルセイユ警察の警部でドイルのカウンターパートナーである。


さっそくドイルはバルテルミーの仕事に同行し現場へと向かうがドイルが捕まえた男は、潜入した警察のスパイだった。

男の裏切りを知った組織はスパイを刺殺し到着早々ドイルはドジを踏みマルセイユ警察の厄介者になる。

フランス語がわからないことからの苛立ちや習慣の違いでドイルは戸惑うがシャルニエを捕まえるまで

アメリカに帰ることはできない。そのころシャルニエはドイルが自分を追ってフランスへ来たことを知り

この執念深いドイルを粉砕しようと部下に命じて拉致させる。

囚われの身となったドイルは、密室に閉じ込められて麻薬漬けにされ廃人同様になる。

シヤルニエは、もはやドイルは死んだも同然と思い路上に放置する。バルテルミーはドイルを回復させよう

と一挙に麻薬を体から抜くために部屋に閉じ込める。弱気になるドイルにバルテルミーは励ますが、麻薬との

戦いはドイルにとり地獄の苦しみだった・・・

1作目より銃撃戦やアクションが多くそのあたりが大雑把な気もするがアクション映画としても十分に面白い。

それにやはりこの映画の見所は、ハックマンの演技の凄さで麻薬から立ち直る演技のリアリティは圧倒される。

マルセイユの狭い路地で行われたロケもなかなかいい。最後の最後まで目的達成を諦めないドイルの執念

は学ぶものが多いと言える。

くじけそうになったときこの映画を見ると元気が出る。音楽は1作目と同じドンエリス。
posted by ハヤテ at 14:21| 刑事警察映画

2015年11月01日

「フレンチコネクション」ウィリアムフリードキン、ジーンハックマン

1971年のウィリアムフリードキン監督の「フレンチコネクション」は刑事映画の傑作である。

テーマは、ニューヨークとフランスマルセイユ間の麻薬ルートを粉砕しようと組織と死闘を演じる

ニューヨーク市警のポパイことドイル刑事(ジーンハックマン)その相棒の物語である。

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ニューヨークブルックリンで麻薬密売犯を追っていたドイル刑事と相棒のラソー刑事(ロイシャイダー)は

イタリア人のサルが密売屋と睨んで動向を監視していた。ある日ドイルはバーに踏み込んで片っ端から


妖しい客を拘束してヤクを吐き出させる。暴力も辞さないドイルのやり方は、強引すぎて上層部には悩みの

種だった。

そのころマルセイユでは、実業家のアランシャルニエが殺し屋のニコリと密談していた。

麻薬の運び屋にテレビキャスターのアンリを使おうと言うのだ。

ドイルはサルの監視の過程で近く大掛かりな麻薬取引があるのでは考え捜査線上にシャルニエの姿が

浮かび上がった。

そして取引のためにニューヨークを訪れたシャルニエを尾行し、地下鉄に乗るところを目撃するのだが、

シャルニエの奸計にはまり取り逃がしてしまう。

そしてしつこいドイルの尾行に業を煮やした殺し屋のニコリは、ドイルを狙撃する。間一髪危機を脱した


ドイルだったが、ニコリは現場から逃走し高架の地下鉄で脱出する。しかしドイルは諦めず通りがかり

の車を強引に止めるとその車を借りて高架下の道路を使い殺し屋の乗った地下鉄を追跡する。

ドイルの執念のカーチェイスが始まった・・・


原作はロビンムーアのノンフィクションで、モデルはニューヨーク市警の薬物対策課のエドワードイーガンと

サルヴァトーレグロッソの二人の刑事である。

刑事映画は数あれどその面白さやリアリティは群を抜いている。ドイルを演じるジーンハックマンのいかにも

アメリカ人らしい押しの強さやその相棒のロイシャイダーのそんな孤立しがちなドイルのよき理解者である

相棒の演技も素晴らしい。そしてドイルが狙撃されたあたりから急テンポで物語が進み飽きさせない展開と


なっている。また最大の見所のカーチェイスシーンではどうやって撮影したのかその迫力には舌を巻く。


悪役を演じるフェルナンドレイはスペイン出身の名優で組織のボスの狡猾さをうまく演じている。

地下鉄でドイルをはめてバイバイをするシーンは印象に残る。

フリードキンもハックマンも一番油が乗っていたころの作品である。
posted by ハヤテ at 13:23| 刑事警察映画

2015年07月06日

汚職と戦う警官アルパチーノ「セルピコ」

アメリカを代表する名優アルパチーノの作品は数あるが、警察の汚職と戦うひとりの警官の奮闘を描いた

「セルピコ」はぜひ見ておきたい名作だ。

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1971年ニューヨークのある救急病院に、ひとりの警官が顔面を撃たれて緊急搬送された。ヒッピー風の小柄な


男は、麻薬課に所属する私服警官フランクセルピコであった。

セルピコはなぜ撃たれたのか?映画は11年前のセルピコが警察学校を卒業して82分署に配属される回想

シーンへと移る。

子供の頃から警官にあこがれたセルピコは使命感に燃えて警察に入った。しかし正義と秩序の執行官であるべき警察は腐りきっていた。

やる気のない同僚とそればかりか、集金と称してマフィアの犯罪を見逃すかわりに、ワイロを受け取るのが

常識であったのだ。

不正を許せないセルピコは、同僚たちの腐敗ぶりを我慢ならなかった。当然のように同僚警官はセルピコを

仲間に引き入れようと、ワイロを受け取らせようとするが、断固拒否するセルピコは孤立してゆく。

セルピコは厄介者扱いで、各分署をたらい回しにされてゆく。このころセルピコはおとり捜査や潜入をやりやすくするため、髭や髪を伸ばしヒッピー風の外見に変えてゆく。

ある日やっとの思いで捕まえたマフィアのひとりを釈放しようとした同僚にセルピコはついに切れて

マフイアを半殺しにして、留置所に放り込んだ。

まわりのすべてを敵に回してセルピコは孤独だった。せっかく知り合った恋人にも八つ当たりし別れてしまう。

だが、第8分署に転任したとき、ロンバート警視が味方になってくれた。セルピコはそして警察の腐敗ぶりを

ニューヨークタイムスに告発する。

しかし、この報復でセルピコは上から最も危険なブルックリンの麻薬課へ転勤となった。

しばらくして、組織のアジトへ同僚たちと現場へと向かったセルピコだったが・・・

ゴッドファーザーやスカーフェイスとはうって変わって正義のヒーローをアル・パチーノが演じるが

このように善玉を演じても、はまるのはパチーノの演技力の凄さである。

ファッションもなかなかイケていて、踊る大捜査線の青島などもこの映画のセルピコの服装などを参考にして

いるようだ。

しかし、現在は知らないが当時のアメリカの警察の腐りぶりは驚くべきものがある。日本は大丈夫だろうか。

監督は、社会派映画の巨匠シドニールメット。

ギリシア出身のミキステオドラキスのテーマ音楽は名曲である。編曲はボブジェームス。

原作は「バラキ」のピーターマース。セルピコは実在の人物で映画はその体験を元にしている。

現在、セルピコは警官をやめたあと、スイスに滞在しているそうだ。

いつの世も筋を通すのは難しいものだ。正直者がバカを見るような世の中は終わりにしたいものだ。

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posted by ハヤテ at 14:07| 刑事警察映画

2014年06月25日

70年代刑事アクション「重犯罪特捜班 ザセブンアップス」

「重犯罪特捜班ザセブンアップス」は名作「フレンチコネクション」の延長線上で作られたハードボイルド刑事アクション

映画である。主役の刑事バディ(ロイシャイダー)は、セブンアップスと言われる兇悪犯専門の特捜刑事で

対象の犯罪者は7年以上の刑の重罪犯専門の刑事なのでセブンアップスと名付けられた。

バディは幼馴染の情報屋ビトー(トニーロービアンコ)から暗黒街の情報を流してもらうかわりに商売上の便宜を図ってやっている。

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そんな中、マフィアのボスが偽警官に拉致される事件が起こった。

バディの情報をもとにビトーの知人でギャングのムーンとバリリが起こしたものだった。

次にセブンアップスの目を盗んでムーンとバリリはマフィアのフェスタを誘拐し、バディの相棒アンセルはギャングに正体を

見破られ射殺される。

逃げ出したギャングを追ってバディの命がけのカーチェイスが始まった。

フレンチコネクションのテイストを受け継ぐ刑事アクションで地味だがいい映画である。

ロイシャイダー演じるバディが追跡に用いる車は、1973年型ポンティアック・ベンチュラ・スプリント・クーペで、ニューヨーク
の街中を暴走するシーンはあの「ブリット」を超えて入るかもしれない。

ロイシャイダー、トニーロービアンコともに「フレンチコネクション」からのシフト出演、バディのモデルとなったソニー・グロッソがアドバイザーを努めていて、音楽も「フレンチコネクション」のドンエリス、監督のフィリップダントニは「ブリット」「フレンチコネクション」でプロデューサーをやっている。

銃撃シーンも短く切り詰めたショットガンを使ったり、ギャングがマフィアを車に閉じ込めるシーンで手錠をドアにかける

などのアイディアもいい。

バディはハリーキャラハンのような一匹オオカミではなく、チームで動くため余計リアイティがある。が目的のために手段を択ばない冷酷さもある。

友人に裏切られたバディのなんとも言えない口惜しさの残るラストも余韻が残る。

ストーリーが少しわかりにくいのが難点である。


映画パンフレット 「重犯罪特捜班 ザ・セブン・アップス(A4/東宝版)」 監督 フィリップ・ダントニ 出演 ロイ・シェイダー/トニー・ロー・ビアンコ/ラリー・ヘインズ/ビクター・アーノルド/ジェリー・レオン/ケン・カーシバル/リチャード・リンチ/ビル・ヒックマン/ルー・ポーラン

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posted by ハヤテ at 16:38| 刑事警察映画
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