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2017年05月06日

「その土曜日7時58分」フィリップ・シーモア・ホフマン、イーサンホーク

2007年の「その土曜日7時58分」はセルピコのシドニールメット監督の犯罪映画である。

会計事務所に勤務するアンディハンソン(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、重役で社会的な成功者に見
えた。

しかしアンディは会社のお金を着服していて。近く監査があるので猛烈に焦っていた。

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そして使い込んだお金の穴埋めをするために、宝石店強盗を計画したのである。

アンディには弟のハンク(イーサンホーク)がいたが、ハンクも離婚していて別れた妻から子供の養育費の

ことで責め立てられていたのだ。

そしてアンディはハンクをこの犯罪計画に誘い込むのだった。しかし気弱なハンクはためらうが

背に腹は代えることはできず計画に加わることにする。

さらにアンディから具体的な襲撃計画を聞いてハンクは驚愕する。

なんと襲う場所は実家の宝石店だったのだ。ハンクはうろたえ、ためらうがアンディから前金を渡され

しぶしぶながら応じることにした。

だがハンクはこれまで犯罪は経験がなく、自信がないので知人のゴロツキボビーを

仲間に引き込むのだった。実際の襲撃にアンディは加わらず一人で実行するのをハンクが

びびったためだ、

アンディの話によると店番は70才を過ぎた老女が行っていて、おもちゃの拳銃を見せれば

それだけで怯えるので楽勝だということだ。

そして当日ハンクは相棒のボビーと実家の宝石店へと向かう。だが震えるハンクの態度を見て

ボビーは自分ひとりで襲うからおまえは車で待てと命令する。

小心なハンクはその通りにしてボビーは店へ押し入った。そしてボビーは本物の拳銃を持って

いて店番の老女を脅し上げる。しかしこの日いつもの老女は用事で休んでいて代わりに

ハンクの母親が店番していたのだ。そして銃をつきつけるボビーに護身用の拳銃で反撃し

殺害してしまう。

だがハンクの母も銃弾を受けて重体になってしまう。意外な展開にハンクは車で慌てて逃げだした。

事の顛末を弟から知らされたアンディはハンクを罵倒するが、隠ぺい工作を開始した。

しかし事件は思いもよらぬ方向へと向かっていった・・・


内容は犯罪の素人が金につまって強盗をするが、次々に予定外のことが起きてどつぼに嵌るストーリー

である。

物語は過去を回想する形で進められていくが犯人たちのどじぶりに自分を重ね合わせてみて

感情移入してしまう。主人公は最悪のパターンになるやってはいけない行動を素人ゆえに

あえて行うのである。

家族の間の確執と誤解と憎悪、愛情がまぜこぜに描かれていて犯罪映画としてだけでなく、

いびつな家族の物語として見ることができる。

一挙に最後まで見てしまう面白い作品である。この作品はルメット監督の遺作となった。

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posted by ハヤテ at 16:34| 犯罪映画
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