2017年02月13日

「マーシャルロー」デンゼルワシントン、ブルースウイリス、

1998年製作のアメリカ映画「マーシャルロー」はニューヨークで大規模テロを起きたことを想定した作品である。

主演はデンゼルワシントン。FBI捜査官アンソニーハバード(デンゼルワシントン)は、バスジャック事件の

人質を解放しようと説得をこころみる。犯人はアラブ系のテロリストで、子供や老人が人質にされていた。

ハバードの必死の呼びかけに犯人も心を開いたのか子供たちを開放した。安堵したハバードは続いて老人

たちを開放するよう要求するが甘かった。テロリストの目的はテロを起こして、騒乱状態を起こすことで

次の瞬間人質ごとバスは爆破する。

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爆風でハバードは吹き飛びケガをするが、テロリストのリーダーをなんとしても捕まえようと決意する。

そのころCIAの工作員エリース(アネットベニング)もテロリスト対策のためにアラブ系の人間と接触し

情報を収集していた。しかし海外と国内組織の縄張り争いもあり、ハバードとことあるごとに対立していたのだ。


そしてエリースには秘密があった。かって中東に潜入して現地で工作員を要請し、爆弾の作り方をはじめ

破壊活動を指導していたのだ。そしてそのときの協力者のサミーをインフォーマーとして使っていたのだ。

だがサミーとエリースの間には肉体関係まであったのだ。

そうしているうちにアメリカ政府は事態を重く見て軍隊が出動させ、ブルックリンは戦車や装甲車で埋めつく

された。指揮官はタブロー将軍で(ブルースウイリス)は強権を用いてアラブ系住民を手当たり次第に

強制収容所に入れていく。そしてハバードの同僚でアラブ系捜査官の息子が逮捕されたことから

タブローとの対立も深まっていく。しかしテロのリーダーはは意外なところにいた・・・

イスラム国の世界を席巻している現在アラブのテロリストは珍しくないが、この映画が製作されたのは1998年で

あの2001年のアメリカ同時多発テロの以前のことから考えると驚きである。

現実を先取りしたような内容に驚くが、映画というものはある勢力が何か起こすときに犯行声明のように

創ることもあるのだ。ここでは深くは触れないがニューヨーク同時多発テロ事件はインサイドジョブである疑い

が濃いのである。

それはともかく面白い作品なのでおすすめの作品である。主演のデンゼルワシントンも役によってころっと

変わるがそれだけ演技がうまいのだろう。

邦題のマーシャルローとは戒厳令のことである。

原題はThe Siege  監督はエドワードウイック





posted by ハヤテ at 17:17| 政治映画

2017年02月02日

「ナバロンの要塞」グレゴリーペック、アンソニークイン、アリステアマクリーン

1961年制作の「ナバロンの要塞」は、冒険小説のベストセラー作家アリステアマクリーンの小説を映画化した

ものである。

主演にハリウッドのトップスター、グレゴリーペックを迎え、Jリートンプソンが監督した。

舞台は第二次大戦中のエーゲ海に浮かぶナバロン島。ドイツ軍は制海権を握りイギリス軍はこのままでは

壊滅する。そこで軍は特殊部隊を編制し、秘密裡にナバロン島に潜入しここに要塞を構えるドイツ軍を殲滅

しようと考えた。ナバロンの要塞には巨大な大砲が据え付けられていてこの大砲が火を噴けばイギリス海軍の

駆逐艦や巡洋艦は全滅させられてしまうのだ。


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作戦を立案したジェンセン准将は、無理な作戦と知りながらやるしかなかった。そして部下のフランクリン少佐

(アンソニー・クエイル)は登山家のマロリー(グレゴリーペック)を招聘しこの計画を遂行することにした。

ナバロンの非武装地帯は弾劾絶壁でここは登山家でないと登攀できないからだ。

元ギリシャ軍大佐スタヴロウ(アンソニー・クイン)、爆薬の専門家ミラー伍長(デヴィッド・ニヴン)、ナイフの名人ブラウン無線

兵(スタンリー・ベイカー)、ナバロン島生まれのパパディモス1等兵(ジェームズ・ダーレン)を集めて現地へ向かう。

一行は漁師に化けて漁船でナバロンに向かうが、途中ドイツ軍の臨検を受けてばれそうになる。

しかしスタヴロウたちは隙を見て反撃に出て相手を皆殺しにしてしまう。

だが苦難はこれからだった。船は激しい嵐に見舞われ難破してしまう。だがなんとか部隊はナバロンの崖に

かろうじてたどりつく。まずマロリーが崖を上りあとから他のメンバーを引き上げるのだ。

メンバーは苦労しながらマロリーの助けで崖をよじ登るが、肝心のフランクリンが登攀に失敗して崖から転落する。

仲間を見捨てておけずけが人を抱えながらマロリーたちは要塞へと接近していく・・・

冒険小説の大家マクリーンの原作だけあってさすがに面白い。要塞映画の金字塔的作品である。

とにかく見せ場が多く次々に場面がテンポよく進み最後までハラハラドキドキで飽きないのである。

主人公のペックやアンソニークインの演技もよく人間がよく描かれている。


しかしこのナバロンの要塞は存在せずストーリーも全く虚構である。

ドイツ軍が使う自白剤スコポラミンの存在もこの映画で初めて知った。ディミトリーティオムミンの壮大な音楽

もいい。今の映画よりこの時代の映画の方がよく見えるのは私が年をとったせいだろうか。

いずれにしろ映画史に残る作品である。

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posted by ハヤテ at 15:01| 戦争映画

2017年01月29日

「エネミー・ライン」オーウェン・ウィルソンジーン・ハックマンホーネット攻撃機

2001年のアメリカ映画「エネミーライン」は旧ユーゴスラビア連邦の民族紛争をベースにアメリカ兵の逃避行を

描いた作品である。

原子力空母USSカールビンソンに所属するクリス・バーネット大尉(オーウェン・ウィルソン)は、ボスニアでの

偵察任務に嫌気がさしていた。毎日がルーティンワークで退屈だったのだ。バーネットは戦いたくて海軍にはいった

のに刺激がなく上官のレイガート司令官(ジーン・ハックマン)に辞表を提出したが、司令は思いとどまるように

説得した。そして相棒のスタックハウス(ガブリエル・マクト)とともにF/A-18Fスーパーホーネット戦闘攻撃機で

偵察任務についた。これはバーネットにとって最後の仕事になるはずだった。

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おりしも和平協定が結ばれ平和が訪れるはずが、非武装地帯でセルビア軍の武装した一隊をバーネット

たちは発見しこれを撮影する。

セルビア軍から和平協定を破ったことがわかればまずいことになる。セルビア側は二人を消してしまおうと

短サムで攻撃する。スタックハウスは何度かミサイルを交わすが逃げ切ることができず、緊急脱出する。


二人はパラシュートで地上へ降りるがスタックハウスは骨折し、バーネットは味方に無線で知らせようと

山の稜線へ移動するがその場に残されたスタックハウスは敵に殺されてしまう。

バーネットはなんとか無線でレイガート司令官と連絡が取れ、司令官は救出に向かおうとするが・・・

そしてバーネットの元にはセルビアの大軍が迫っていた・・・


ホーネットの空母の発着シーンやボスニア軍の戦車や装甲車など実際の兵器が続々出てくるのはマニアには

嬉しい展開である。また空母カールビンソンも本物であり軍の相当な協力があったのだろう。

ボスニア紛争を取り上げた数少ないアメリカ映画だが、ボスニア軍の描きかたは冷酷で残忍なステレオタイプの

描き方になっている。


映画の主人公にはモデルがあり、実際の逃避行がベースになっていると言う。空中戦を期待しないで見ると

なかなか面白い。最後の方はアメリカ映画にありがちなありえない展開である。

しかし政治と軍隊の関係はリアルで一人の兵士が、大儀のために見放されるのはこれまでもあった。


監督はジョンムーア。

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posted by ハヤテ at 13:39| 戦争映画

2017年01月27日

「イントルーダー 怒りの翼」ジョンミリアス、ブラッド・ジョンソン、ベトナム戦争

「イントルーダー 怒りの翼」はベトナム戦争で活躍した爆撃機A-6イントルーダーとその搭乗員たちの

生と死を描いた戦争映画である。

1972年トンキン湾に浮かぶ空母インディペンデンスの艦上爆撃機の搭乗員ジェイク・グラフトン中尉(ブラッド・ジョンソン)

は今日も北ベトナムの爆撃に同僚と向かっていた。敵の対空砲火を避けて任務を果たしたグラフトンたちは

楽勝の仕事で帰ってビールを飲むだけと高を括っていた。だが離脱の途中でベトナム兵のライフル弾を同僚が首

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すじに被弾してしまった。二人はなんとか空母にたどり着くが同僚は血まみれで息を引き取った。

グラフトンは責任を感じて落ちこむが、仲間の妻にお悔やみをいうために家へ向かう。

しかしそこに同僚の妻はいなくてキャリーという手伝いの女性と出会う。

グラフトンは仲間を失った悲しみを紛らわすために着任したばかりのコール少佐とバーへ飲みに行くが

他の客と大喧嘩してしまう。

その後も仲間を失ったグラフトンは復讐のためハノイ爆撃をコールに打ち明ける。

発覚すれば軍法会議で死刑の可能性もあったが、コールも昔仲間を失ったことからグラフトンの気持ちは

痛いほどわかっていた。

そして二人は極秘のうちのミサイルの槍衾が待ち受けるハノイ上空へと飛び立ったのだ・・・

監督はアメリカ極右のジョンミリアスで非常に好戦的な作品である。しかし戦争の悲惨さは描かれていて

それほど戦争を美化はしていない。最初の被弾シーンの悲惨さは生々しいのである。

爆撃機が主役ということでは珍しい作品である。しかしクライマックスはありえない展開で最後はファンタジー

的な感じである。B級作品としてはよくできていて面白い。
posted by ハヤテ at 16:47| 戦争映画

2017年01月19日

「ケイン号の叛乱」米海軍ハンフリーボガードロバート・フランシスエドワード・ドミトリク

1954年のアメリカ映画「ケイン号の叛乱」はハンフリーボガードが臆病な艦長を演じた戦争映画である。

第二次大戦中の1943年プリンストン大学を卒業した若者キース(ロバート・フランシス)は恋人のクラブ歌手

メイと別れ掃海駆逐艦ケイン号に少尉候補として乗り組んだ。キースは艦長のデヴリース以下乗員たちの

だらしなさを見て早速失望する。しかし実際ケイン号を動かしていたのは副官のマリク大尉(ヴァン・ジョンソン)であっ

た。

しばらくしてデヴリースは更迭され、後任にクィーグ中佐(ハンフリー・ボガート)が着任した。

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クィーグ中佐はテキパキとしていかにも軍人らしくキースは感激する。

だが魚雷の演習中クィーグ中佐が1人の水兵を叱りつけて、指揮を忘れたため魚雷の曳航綱が切れてしま

うという事件が起きた。

そしてこの事件の事情説明のため艦はサンフランシスコに入港する。そこでクィーグ中佐はあろうことか

責任を部下になすりつけて自分は助かろうとしたのだ。このことでクィーグ中佐は一挙に信頼を失ってしまった。

さらにケイン号は直ちに機動部隊に加ってクェゼリン群島に向かったが、この上陸作戦で中佐は敵前で艦艇

を引き返す命令を下し臆病者であることがばれてしまう。

小説家志望のキーファー大尉(フレッド・マクマレイ)は中佐をパラノイアであると断定するが・・・


ボガードのパラノイア演技が際立つ秀作で、彼がイライラすると手に持ったパチンコ玉?をジャラジャラさせる

のが面白い。

あまり戦闘場面はなく後半は軍法会議でのシーンが中心になる。米軍では指揮官への叛乱は死罪となるのは

この映画で知った。また米海軍の規則では指揮官はその能力を失ったときは、下級将校がこれを解任できる

のも驚いた。日本でもおかしな男が政治家や首相や大臣をしているが、国民に解任の権利を与えてほしいものだ。

この作品はドラマとしてよくできていて構成や俳優たちの演技力も素晴らしい。無能だが虚勢を張る上司なら

サラリーマン経験者なら遭遇済みだと思う。そういった観点から見ても共感できることもあると思う。

しかし主演にあたるキース少尉を演じたロバートフランシスはこの映画のあとわずか25歳でこの世を去っている。

監督はエドワード・ドミトリク。





posted by ハヤテ at 14:55| 戦争映画

2017年01月16日

「やくざ戦争日本の首領」佐分利信鶴田浩二松方弘樹黛敏郎

1977年製作の「やくざ戦争 日本の首領」はそれまでの東映実録映画とはやや趣が異なりやくざ版大河ドラマと

いうべき作品である。

山口組をモデルにした関西の大組織中島組の関東進出を巡っての関東の大組織稲川会をモデルとした

錦城会の対立を軸に経済やくざ化していく過程や組長たちの家族の生活を描いている。

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大阪に本部がある巨大組織中島組のもとへ、アベ紡績の幹部が訪れる。どうやら美人局で暴力団に脅されてるので

なんとかしてほしいとのことだ。さっそく行動した中島組は犯人を割り出し、その組の幹部ごとあっさり消してしまった。

アベ紡は中島組の行動力に驚きさっそく報酬を渡して取りこもうとする。しかしそんなちんけな手にのる中島組組長

佐倉(佐分利信)ではなかった。アベ紡は佐倉の意図をさっしてグループ企業や関連企業の名簿を渡す。

以後トラブルがあれば中島組で面倒を見るということである。


中島組を現場で仕切っていたのは、佐倉の分身というべき若頭の辰巳(鶴田浩二)である。辰巳は佐倉を日本一の

首領にするため関東進出を狙っていたのだ。


しかし西日本最強の組織の首領佐倉には悩みがあった。長女の登志子が医師の一宮(高橋悦史)と交際していたが

両親に反対されていたからだ。そのため佐倉は秘書の松枝(松方弘樹)を伴い一宮に会って真意を確かめにいった。

一宮の登志子に対する思いは本物で佐倉は安堵するが、次女の真樹子は自由奔放で組の若衆(尾藤イサオ)

を誘惑しホテルに誘う。このことを知った辰巳は松枝に命じてけじめをつけるのだった。


登志子の結婚も決まったが佐倉は表に出ず、あべ紡の島原常務の養女ということにして式を挙げる。

式には右翼の大物・大山喜久夫(内田朝雄)も出席するが、大山には別の意図があった。

気たるべき安保条約改定に向けて左翼を壊滅させるため、東西のやくざ組織を統合して新たな政治結社を

作ろうというのだ。なずけて大日本同志会、そして佐倉を引き入れようととする。

しかし佐倉はこの申し入れを一蹴する。その間にも中島組は岐阜のやくざをせん滅し関東進出の足掛かりに

しようとしていたのだった・・・

この映画はこの作品の前に公開されたアメリカ映画の「ゴッドファーザー」を意識して飯干晃一が原作を

書いている。

この映画の見どころはたくさんあるが、印象深いセリフが多いのが特長である。アベ紡が佐倉に金を渡そうとすると

「あんたがたにすればあっち行く金がこっち行くだけですから。それじゃ中島組は安く見られますからな」


辰巳が組を解散しようとすると佐倉が怒って「おまえが組を解散すれば中島組は世間に負けたことになる。

いやわしは負けんぞ。絶対に」

また一宮が辰巳を注射で殺害した後に佐倉の方を向いて言う「お父さん。私も佐倉ファミリーの一員ですから」

「人間というものは組織の中に入ると恐ろしく残酷になれるものなんですね」

など忘れられない。また音楽が壮大で素晴らしく巨匠黛敏郎がスケールの大きいスコアを書いている。

サントラ盤CDが未発売なのが惜しい。なんとか発売してほしいものだ。

また歌手の絵夢が火野正平の愛人役で出演していて「柳ケ瀬ブルース」を歌うシーンがなかなかいいのだ。


佐分利の貫禄ある演技や鶴田浩二の組織を支える苦悩を演じる演技など非常に重厚な作品である。

さらに千葉真一の暴れぶりや小池朝雄の愛人の首チョンパなど語ればきりがない。

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posted by ハヤテ at 16:53| やくざ映画

2017年01月15日

「ディープインパクト」モーガン・フリーマン、ティア・レオーニ、マクシミリアンシェル

1998年製作のアメリカ映画「ディープインパクト」は巨大彗星が地球に激突する危機を描いたパニック映画である。

この年の公開された「アルマゲドン」と似たテーマだがヒーロー物語ではない。

テレビ局でニュースキャスターをしているジェニー・ラーナー(ティア・レオーニ)は大統領ベック(モーガン・フリーマン)の元

側近アラン(ジェームズ・クロムウェル)の辞任の秘密を追っていた。しかしその途中で偶然謎のスクープを掴む。

なんと巨大隕石が地球に接近していて残された時間は、後一年で地球は滅亡するというのである。

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ラーナーはこのスクープの発表を48時間だけ待ってほしいと大統領から直に頼まれる。そのかわりに2日後の

記者会見で最初に質問の権利を与えるというのだ。ラーナーは仕方なくこの要求を呑む。

このころラーナーには父(マクシミリアンシェル)のことで悩んでいた。離婚した母(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)が

一人寂しい思いをしているのに父は自分と年がかわらない若い女と再婚しようと言うのだ。

ラーナーは父と話し合いの場を持つが、隕石のことで頭が一杯で話し合いは決裂する。


2日後の記者会見でラーナーは最初に質問する栄誉を得るが、大統領から語られた内容は恐るべきものだった。


巨大隕石が地球に接近していて地球滅亡の日は近いこと、しかし地下の巨大シェルターが完成していて

100万人が収容できること、そしてそのメンバーは政府が無作為に選んだ人間や重要と思われる人間だけなこと

だ。さらに隕石を破壊するために今メサイア号が宇宙へむかっていた。

様々な苦難を乗り越えリーダーのタナー(ロバート・デュヴァル)たちのチームは隕石にたどりつくが・・・


映画の最初のシーンは隕石を発見した高校生リオ(イライジャ・ウッド)が天文台のウルフ博士に知らせるが

博士がタンクローリーと激突して車が炎上するシーンから始まる。

宇宙飛行士のチームが隕石を破壊しようと悪戦苦闘する場面はハラハラどきどきで見せてくれる。

しかしこの映画はドラマ部分にも重きを置いているので途中テンポが遅くなることがあった。

だが父と娘や家族の絆などをしっかり描いていて単なるパニックものでは終わっていない。

またこの映画にはニュースキャスターの娘の両親役を往年の名優マクシミリアンシェルやヴァネッサ・レッドグレーヴが

演じているのが驚きだ。特にマクシミリアンシェルは「戦争のはらわた」のシュトランスキー大佐のころより、かなり

太っていてひげを生やしていたので最初はわからなかった。レッドグレーヴはかなり老けた印象が残った。

隕石が地球接近のテーマは日本では「妖星ごラス」が扱っていて、この映画よりはるかに早い。ただゴラスの場合は

この映画とは逆に地球を動かそうとするのだ。

しかしわずか100万人のみがシェルターに入れて、後は死ねとはエゴイズムの塊としか思えない。

しかもそのメンバーは映画ではくじ引きで決めることになっているのが、もし日本なら与党の政治屋とその親族や

高級官僚や経団連の人間が選ばれて私のような庶民は絶対助からないと思う。

とんでもないことだ。


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posted by ハヤテ at 14:05| パニック映画

2017年01月14日

「デイ・アフター・トゥモロー」デニス・クエイド ローランド・エメリッヒ、氷河期

2004年のアメリカ映画「デイ・アフター・トゥモロー」は突然の氷河期に見まわれた人類の戦いを描くパニック

映画である。

地球温暖化により南極の氷が溶けはじめその光景を見た古代の気象を研究する気候学者のジャック・ホール(デニス・

クエイド)は新たな氷河期が迫っていることを察知し政府に知らせるが、副大統領ベッカー(ケネス・ウェルシュ)は、

まともに取り合おうとしない。

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しかし南極の氷が割れ初めたばかりか、ニューヨーク、東京、ニューデリーと世界中に雹が降ったり、豪雪に

なったり異常気象が現れたのだ。

ジャックの高校生の息子サム(ジェイク・ギレンホール)は、友人の女の子ローラ(エミー・ロッサム)たちと参加した高校

生クイズ大会に参加するためニューヨークに来ていたが、突然の津波や洪水でマンハッタンは壊滅状態となる。

サムとその友人たちはなんとか図書館に逃げ込んで難を逃れた。

だがアメリカの北部の大半は寒さと氷で人間の生存は絶望視された。サムは父と携帯で連絡を取ろうとしたが

通じず地下の公衆電話で父と会話できた。だがその間にも地下には水があふれサムは溺れそうになる。

電話は途中で途切れサムの身を案じたジャックは危険を冒して救出へと向かった・・・・


この映画には怪獣も宇宙人も出てこないがもしかしたらありうる異常気象による災害である。

映画の製作は2004年だが現に2011年東北で大津波があったのである。

この映画の存在は昔から知っていたがもしかして面白くないのではと思い敬遠していた。

だが最初の南極の氷が割れてその裂け目を主人公が飛び越えるシーンから引き込まれた。

またたたきつけるような雹のつぶてで倒れていく群衆や、マンハッタンを漂流する大型船など非常にリアリティ

がある。そして次から次へとこれでもかとばかり波乱が起きて映像にくぎ付けになる。

さらに高層ビルが寒さで崩壊していくシーンも凄い。

とにかく最後まで飽きさせない展開で多少のアラは目をつぶってもいいと思う。

日本のシーンも出てくるがなぜか中国か香港のように見えるのが欠点でそこで話す日本語がまた

たどたどしいのである。しかしパニック映画としてはかなりの出来で面白くおすすめの作品と言える。

監督はローランドエメリッヒ

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posted by ハヤテ at 13:51| パニック映画

2017年01月13日

「神戸国際ギャング」高倉健、菅原文太、丹波哲郎

1975年の高倉健主演の「神戸国際ギャング」はボンノこと菅谷正雄の若き日の無頼の日々をモデルに

した映画である。ジャンルとしてはやくざ映画になるのだろうが、どこか洋風ギャング映画の香りがする作品である。

戦後の混乱期の昭和22年国際都市神戸は戦争による焼け跡から復興しつつあるとき、町では無法者や

愚連隊が群雄割拠していた。

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団正人(高倉健)はそんな無法地帯を腕と度胸で渡り歩いていた。団は荒くれものだが情に厚く多くの子分に

慕われていたのだ。そして補佐として冷血な大滝(菅原文太)が支えていた。

団率いるギャング団が、国際ギャングと呼ばれていたのは台湾人や韓国人など多国籍の集団だったからだ。

ある時団は強奪した物資を九龍同盟の楊徳元会長と取り分を巡って楊が約束をたがえたことから、楊を脅し

きっちり分け前を取り返した。

しかしこのトラブルが縁で団は九龍同盟と組むことになる。

このころ神戸では三国人連盟と呼ばれる第三国人で構成された組織が勢力を伸ばしていた。

そして九龍同盟の幹部の洪哲文(今井健二)が三国連盟に拉致されたことから、団は事務所に乗り込み

洪を取り戻す。しかしこのことが原因で三国人連盟と決定的に対立し血の雨が降ることになるのだ・・・

この映画は高倉健最後の東映作品である。映画には全体的にボンノが好きだったというセントルイスブルース

が流れる。また作品のトーンもどことなく明るいのも他のやくざ映画と異なっている。

ただ暴力シーンはえげつなく、団の子分を演じる田中邦衛が詫びを入れるシーンで石で自分の指を叩き割って

切断するシーンは見ているだけで痛くなる。戦後の混乱期に咲いた仇花が国際ギャング団であろうか。

監督は田中登


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posted by ハヤテ at 15:46| やくざ映画

「修羅の群れ1984年」松方弘樹北大路欣也菅原文太鶴田浩二

1984年製作の「修羅の群れ」は大下英治原作の稲川会稲川角二総裁をモデルとしたやくざ映画である。

昭和の初期横浜の柔道場で柔道に打ち込む青年がいた。若者の名は稲原龍二(松方弘樹)。一本気な若者で警察から

誘いを受けていた。そこへ訪ねてきたのが横浜の博徒の親分加東伝三郎(丹波哲郎)であった。

そしてこの道場の中から見込みのある若者を探していて抜擢されたのが稲原だった。

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稲原は加藤一家で任侠のイロハを兄貴分の横山(鶴田浩二)から叩き込まれる。あるとき部屋住みの先輩たちから

女郎買いに誘われるが稲原は断る。横山が事情を聞いてみると稲原の家族が没落して逃げていくときに

列車で見た売られていく若い女たちが哀れで仕方なかったというのだ。このことから横山は稲原がただものでない

ことを見抜いたのだった。

そして夏のある日海岸でアイスクリームの売り子をしていた中田雪子(酒井和歌子)をチンピラから守ったこと

から恋愛関係になり二人は結婚する。雪子の母が猛反対したが雪子の情熱に負けてしまう。


時代は戦争一色になり勤労動員で駆り出された龍二は、弱いものいじめをしていた男を殴り倒して騒ぎを起こす。

しかしそれを横浜の大親分鶴岡政次郎が見ていたことで鶴岡の預かりとなった。

戦後、稲原は湯河原の賭場を任され仕切っていたが兵隊くずれの無法者が賭場に因縁をつけるのだった・・

映画の後半は稲原組の勢力拡大が中心となった構成で、有名なモロッコの辰(北島三郎)や経済やくざと呼ばれた

石井 進をモデルとした石河隆司(北大路欣也)などその世界の大物たちが出てくる。

また張本や小林繁などの元プロ野球選手が出ているのが面白い。

そして稲原夫人を演じたのが酒井和歌子だが酒井がやくざ映画に出るのは非常に珍しい。

やくざ映画の特長として暴力シーンが非常に生々しいことである。稲原が賭場の帰りに待ち伏せされてドスで

頭を割られて大流血しながら仁王立ちになって相手を追い詰めるシーンはアッケにとられてしまった。

関東裏社会の歴史を知ることができる秀作。監督は山下耕作。

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posted by ハヤテ at 13:49| やくざ映画
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