2019年05月05日

都立中高一貫校 ★ 受検偏差値・大学合格実績の比較で見えてくること < 2019年 >

都立中学 偏差値 ランキング



 
★ 最初に

中学・高校の価値は、入学時の偏差値や大学合格実績だけではありません。
しかし、現実の競争社会下において、偏差値・大学合格実績という尺度による見方は、深く世の中に根付いており、また生徒諸君の勉学への努力が目に見える形で現れる数値です。

したがって、都立中高一貫校の実力を、具体的な偏差値・大学合格実績の比較で見たみたいと思います。


★ 都立中高一貫校の現状

まず、2019年5月現在の都立中高一貫校(含む区立)は次の通りです。

〇 白鴎高校附属中学校
〇 小石川中等教育学校
〇 両国高校附属中学校
〇 桜修館中等教育学校
〇 武蔵高校附属中学校
〇 立川国際中等教育学校
〇 富士高校附属中学校
〇 大泉高校附属中学校
〇 南多摩中等教育学校
〇 三鷹中等教育学校
〇 九段中等教育学校(千代田区立)

11校存在し、都民であればどの学校にも受検(受験)資格があります。
 
又、高校からの編入がない中等教育学校と、高校でも生徒を募集する付属中学校の二種類のタイプがあります。


★ 合格実績を見ていただく前に
 
まず、合格実績を見ていただく前に、今年の卒業生が受検した6年前の受検事情を振り返っておきましょう。
 
「都立中高一貫校、なかなか良いらしいじゃない、我が家もとりあず受検してみるか!」 
 
6年前の受検事情を簡単に表現すると、このような言葉になると思います。
 
6年前の受検時、都立中高一貫校の受検倍率は多くの学校で一気に上昇しました。
例えば、桜修館では、前年の6倍弱が一気に9倍へと跳ね上がりました(男女平均倍率で)。
 
倍率だけではありません。
各進学塾が公表する偏差値も、大多数の学校で大きく上昇しました。
まだ卒業生を出していなかった学校の偏差値も連れ高となり、学校側の立場から見ると棚ぼた現象となりました。
(詳細は、下の< 表3>< 表4>でご確認下さい。)
 
これは、前年の小石川・両国・桜修館・九段の中高一貫化後1期生の大学合格実績が、多くの人にとってサプライズな内容だったためです。
小石川・両国・桜修館が東大に5名づつの合格者を出すなどの結果が、中高一貫教育のノウハウ・経験が全くなかった公立高校の初回実績としては「上出来だ!」と評価されたのです。

こうなると、「安い」「近い」だけでなく、「大学進学心配なし」が加わった都立中高一貫校への人気は鰻のぼり。

私立中学受験しか考えていなかった家庭は、2月3日は都立中高一貫校を受検してみましょうとなりました。
また、そもそも中学受験なんてものに関心を持っていなかった家庭も、そんなに良い学校なら、ダメ元で単願受検してみるかという雰囲気が一層醸成されました(我が家はこのパターン)。
 

★ 2019年難関国立大学合格実績
 
大学合格実績を見て頂くにあたり、次の4つの表を準備してみました。
 
〇 < 表1> 2019年 都立中高一貫校の難関国公立大学の合格者数
〇 < 表2> 2019年 進学指導重点校の難関国公立大学の合格者数
〇 < 表3> 都立中高一貫校(男子)の7年前・6年前・現在、及び、進学指導重点校との偏差値比較
〇 < 表4> 都立中高一貫校(女子)の7年前・6年前・現在、及び、進学指導重点校との偏差値比較
 
各都立中高一貫校の合格実績について、この4つの表で、進学指導重点校との実力差や入学時偏差値の変化を意識しながら、見て頂ければと思います。
 
<表1>と<表2>について、学校毎に卒業生の人数が異なるため、表の一番右の「割合」で、まずは概況を把握頂ければと思います。
この「割合」は、世間一般で言う難関国立大学(東大・京大・一橋大・東工大・国公立医学部)の合格率を示しています。

<表3><表4>については、次のポイントの比較を狙いとしています。
・都立中高一貫校の今年の卒業生が受検(受験)した年(2013年)と今年(2019年)の合格難易度の差
(比較に使う中学偏差値は、四谷大塚の女子80偏差値(合格する可能性が80%の偏差値))
・都立の中高一貫校と進学指導重点校の合格難易度の差
(比較に使う高校偏差値は、V模擬・W模擬の80偏差値。「中学受験偏差値」≒「高校受験偏差値」−「10」”と言われるため、高校偏差値から「10」引いた数値が中学受験偏差値と並ぶように表示。)
 
< 表1> 2019年 都立中高一貫校の難関国公立大学の合格者数
※ ()無は今年の実績、()有は昨年の実績
学校名
卒業生
東大
京大
一橋
東工
国医
合計
割合(%)
小石川
156
(148)
16
(12)
9
(2)
5
(4)
8
(8)
7 ※1
(5)
45
(31)
28.8
(20.9)
武蔵
191
(191)
8
(13)
3
(1)
13
(6)
6
(1)
5 ※1
(3)
35
(24)
18.3
(12.6)
桜修館
151
(152)
7
(5)
2
(0)
5
(3)
8
(2)
5
(2)
27
(12)
17.9
(7.9)
両国
194
(196)
5
(3)
0
(3)
4
(3)
3
(8)
4
(3)
16
(20)
8.2
(10.2)
三鷹
158
(149)
4
(2)
1
(2)
3
(3)
2
(0)
1
(0)
11
(7)
7.0
(4.7)
立川国
142
(149)
2
(4)
1
(0)
2
(4)
1
(1)
1
(1)
7
(10)
4.9
(6.7)
南多摩
146
(152)
1
(5)
0
(0)
3
(2)
2
(2)
1
(1)
7
(10)
4.8
(6.6)
九段
146
(145)
2
(0)
1
(2)
2
(1)
1
(1)
0
(3)
6
(7)
4.1
(4.8)
大泉
193
(190)
0
(2)
0
(0)
6
(1)
2
(0)
0
(0)
8
(3)
4.1
(1.6)
白鴎
222
(231)
3
(6)
0
(0)
3
(4)
1
(3)
0
(1)
7
(14)
3.2
(6.1)
富士
184
(191)
3
(2)
0
(1)
0
(1)
1
(2)
0
(3)
4
(9)
2.2
(4.7)
11校合計
1.883
(1,894)
51
(54)
17
(11)
46
(32)
35
(28)
23
(22)
172
(147)
9.1
(7.8)
11校平均
171.2
(172.2)
4.6
(4.9)
1.5
(1.0)
4.2
(2.9)
3.2
(2.5)
2.1
(2.0)
15.6
(13.4)
9.1
(7.8)
※1:東大理V合格者は国医でカウントせず(東大でカウント)

< 表2> 2019年 進学指導重点校の難関国公立大学の合格者数
※ ()無は今年の実績、()有は昨年の実績
学校名
卒業生
東大
京大
一橋
東工
国医
合計
割合(%)
日比谷
321
(325)
47
(48)
5
(6)
23
(25)
4
(10)
15
(28)
94
(117)
29.3
(36.0)
国立
322
(369)
16
(26)
19
(14)
28
(19)
18
(7)
11
(9)
92
(75)
28.6
(23.0)
西
317
(309)
19
(19)
16
(11)
11
(12)
12
(12)
13 ※1
(10)
71
(64)
22.4
(20.7)
戸山
310
(314)
12
(11)
7
(5)
7
(8)
12
(7)
13
(6)
51
(37)
16.5
(11.8)
青山
276
(275)
10
(7)
6
(3)
12
(11)
3
(4)
4
(2)
35
(27)
12.7
(9.8)
八王子東
314
(316)
7
(0)
2
(3)
4
(8)
11
(5)
2
(2)
26
(18)
6.4
(5.7)
立川
314
(321)
2
(3)
3
(3)
6
(4)
7
(10)
2
(1)
20
(21)
6.4
(6.5)
7校合計
2.174
(2,283)
113
(107)
58
(36)
91
(77)
67
(52)
60
(46)
389
(316)
17.9
(13.8)
7校平均
310.6
(326.1)
16.1
(15.3)
8.3
(5.1)
13.0
(11.0)
9.6
(7.4)
8.6
(6.6)
55.6
(45.1)
17.9
(13.8)
※1:東大理V合格者は国医でカウントせず(東大でカウント)
 
< 表3> 都立中高一貫校(男子 )の7年前・6年前・現在、及び、進学指導重点校との偏差値比較
---------------< 都立中高一貫校 >-------------
< 進学指導重点校 >
中学偏差値
(A)2012年
(B)2013年
(C)2019年
高校偏差値
(D)2019年
66
-
-
-
76
日比谷
65
-
-
小石川
75
西
64
-
小石川
-
74
国立
63
小石川
-
-
73
-
62
-
-
-
72
-
61
武蔵
武蔵
武蔵
71
戸山
60
-
両国
桜修館
両国
大泉
70
八王子東
59
-
桜修館
-
69
青山
立川
58
両国
-
九段(B
南多摩
三鷹
68
-
57
-
九段(B
大泉
白鴎
立川国
白鴎
富士
67
-
56
九段(B
三鷹
南多摩
三鷹
富士
-
66
-
55
立川国
桜修館
白鴎
富士
立川国
-
66
-
54
南多摩
大泉
-
-
66
-
※都立高校については、ここ数年で偏差値に大きな動きがない為、2019年分のみを表示。
 
< 表4> 都立中高一貫校(女子)の7年前・6年前・現在、及び、進学指導重点校との偏差値比較
---------------< 都立中高一貫校 >-------------
< 進学指導重点校 >
中学偏差値
(A)2012年
(B)2013年
(C)2019年
高校偏差値
(D)2019年
66
-
-
-
76
日比谷
65
-
-
小石川
75
西
64
小石川
小石川
武蔵
武蔵
74
国立
63
-
-
-
73
-
62
武蔵
桜修館
両国
桜修館
両国
72
-
61
-
-
-
71
戸山
60
両国
-
九段(B
南多摩
大泉
70
八王子東
59
-
九段(B
大泉
白鴎
立川国
白鴎
69
青山
立川
58
九段(B
三鷹
南多摩
富士
三鷹
富士
三鷹
68
-
57
立川国
桜修館
大泉
富士
立川国
-
67
-
56
南多摩
白鴎
-
-
66
-
※都立高校については、ここ数年で偏差値に大きな動きがない為、2019年分のみを表示。
 
 
★ 見えてくること

さて、各都立中高一貫校の大学合格実績を見ていただいて、どのように感じたでしょうか。 
前回記事の速報ベースで記載したことと被りますが、私の感じたことを書いていこうと思います。
 
〇 増え続ける難関国立大学合格者数
 
都立中高一貫校11校全体の難関国立大学合格者数は、次のとおり、年々増加の一途です。
 
<2016年>121名 → <2017年>137名(+16名)→ <2018年>147名(+10名)
→ <2019年>172名(+25名)

凄いですよね。
毎年毎年、「2桁増」という中国の軍事予算並の増加ペースで、合格者数を増やし続けています。
 
都立中高一貫校と同程度の偏差値帯にある私立中学・高校にとって、この状況は脅威でしかないでしょう。
大学受験は椅子取りゲームと同じ。
都立中高一貫校の椅子が増えると、どこかの学校の椅子が減る訳ですから。
 
石原元都知事の夢であった「都立高校の復権」は、進学指導重点校の頑張りと合わせて、今後もまだまだ続くように思われます。
  
〇 学校間の差がやや拡大傾向
  
都立中高一貫校11校の結果を眺めてみると、合格割合が1〜3位の小石川・武蔵・桜修館と4〜11位の両国などとの間に、やや大きな差が出たように思えます。
 
小石川・武蔵は、毎年、立派な実績を出していますが、今年は更に結果を上乗せしました。
桜修館は、今年、実績を倍以上とし、大きく飛躍しました。 
ただこの3校以外は、想像していた程に結果を出せていない印象です。

表3・表4にある各校のA列・B列を比較頂ければと思います。
多くの学校で今年の卒業生の入学時学力は前年より高かったと思われますが、その後の学習指導方法等で差が出たのかもしれません。
 
しかしながら、都立中高一貫校間ではノウハウ共有の仕組みが確立されています。
したがって、今年あまり結果の出せなかった学校も、いずれ実績を上げてくるものと思われます。
  
〇 現役対決、実は「都立中高一貫校の上位校 ≧ 都立トップ校」
 
表1と表2で、都立中高一貫校と進学指導重点校の各上位3校の結果を見比べて頂きたいと思います。
都立中高一貫校の小石川・武蔵・桜修館と進学指導重点校の日比谷・国立・西の差がかなり小さくなりました。
 
まだ都立トップ校の日比谷・国立・西の方がやや合格割合が高い状況と言えますが、実は、”現役”合格率で難関国公立大学の合格状況を見ると、事情が異なってきます
 
現役合格率とは、浪人を除いた現役だけの合格者数を卒業生数で割った割合となります。
言わば、2019年卒業組だけのガチンコ同級生対決です。

多くの学校を比較しても見づらいので、小石川・武蔵・桜修館と日比谷・国立・西の6校で比較しましょう。
( 算出式 : 現役合格率 = 現役合格者数 ÷ 卒業生数 )
 
・小石川 : 23.7% ( 37名 ÷ 156名 )
・日比谷 : 17.8% ( 57名 ÷ 321名 )
・桜修館 : 16.6% ( 25名 ÷ 151名 )
・武蔵  : 14.1% ( 27名 ÷ 191名 )
・国立  : 13.4% ( 43名 ÷ 322名 )<※2>
・西   : 11.0% ( 35名 ÷ 317名 )
<※2> 医学部の現浪比率が不明のため、東大・京大・一橋・東工大合計との同比率で医学部現役合格者を仮算出して記載 
  
どうでしょうか。 
割合の高い順に並べて見ましたが、小石川・桜修館・武蔵の高い現役合格率が光り輝いていませんか。
これは、都立中高一貫校は全般的に現役で大学に進学しようとする意識・傾向が強く、合格者に占める現役の比率が高いためです。
  
小石川は、日比谷を上回り、4〜5人に1人が合格しています。
桜修館は、日比谷とほぼ互角、国立・西を確実に上回り、6人に1人が合格しています。
武蔵は、国立とほぼ互角、西を上回り、7人に1人が合格しています。
 
この状況を見て、「都立中高一貫校の上位校と都立トップ校は並んだ!」と言うことに、異議を唱える人はいないと考えます。

(※)ご参考
私立中学・高校との比較もしておこうと思います。
類似環境(都内・共学)かつ同偏差値圏の渋谷教育学園渋谷中学高等学校を比較対象に見てみましょう。
渋渋における2019年の難関国立大学の現役合格率は16.4%と、桜修館とほぼ同じでした。
渋渋の2013年の80偏差値は63程度と、受験(受検)時の立ち位置は、小石川と近く、桜修館よりも上であったと言えます。
このように、私立中学・高校との比較でも、都立中高一貫校の健闘ぶりが際立ちます。
 
 
     
< ご参考 >


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Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。

 
 
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小石川・適性検査.jpg



2018年05月11日

都立中高一貫校 ★ 受検偏差値・大学合格実績の比較で見えてくること < 2018年 >

都立中学 偏差値 ランキング




★ 最初に
 
中学・高校の価値は、入学時の偏差値や大学合格実績だけではありません。
しかし、現実の競争社会下において、偏差値・大学合格実績という尺度による見方は、深く世の中に根付いており、また生徒諸君の勉学への努力が目に見える形で現れる数値です。

したがって、都立中高一貫校の実力を、具体的な偏差値・大学合格実績の比較で見たみたいと思います。


★ 都立中高一貫校の現状

まず、2018年3月現在の都立中高一貫校(含む区立)は次の通りです。

〇 白鴎高校附属中学校
〇 小石川中等教育学校
〇 両国高校附属中学校
〇 桜修館中等教育学校
〇 武蔵高校附属中学校
〇 立川国際中等教育学校
〇 富士高校附属中学校
〇 大泉高校附属中学校
〇 南多摩中等教育学校
〇 三鷹中等教育学校
〇 九段中等教育学校(千代田区立)

11校存在し、都民であればどの学校にも受検(受験)資格があります。
 
又、高校からの編入がない中等教育学校と、高校でも生徒を募集する付属中学校の二種類のタイプがあります。


★ 2018年難関国立大学合格実績

大学合格実績を見て頂くにあたり、次の3つの表を準備してみました。
 
〇 < 表1> 2018年 都立中高一貫校の難関国公立大学の合格者数
〇 < 表2> 2018年 進学指導重点校の難関国公立大学の合格者数
〇 < 表3> 都立中高一貫校の6年前・現在、及び、進学指導重点校との偏差値比較

各都立中高一貫校の合格実績について、この3つの表で、進学指導重点校との実力差や入学時偏差値の変化を意識しながら、見て頂ければと思います。

<表1>と<表2>について、学校毎に卒業生の人数が異なるため、表の一番右の「割合」で、まずは概況を把握頂ければと思います。
この「割合」は、世間一般で言う難関国立大学(東大・京大・一橋大・東工大・国公立医学部)の合格率を示しています。

<表3>については、次のポイントの比較を狙いとしています。
都立中高一貫校の今年の卒業生が受検(受験)した年(2012年)と今年(2018年)の合格難易度の差
(比較に使う中学偏差値は、四谷大塚の女子80偏差値(合格する可能性が80%の偏差値))
都立の中高一貫校と進学指導重点校の合格難易度の差
(比較に使う高校偏差値は、V模擬・W模擬の80偏差値。「中学受験偏差値」≒「高校受験偏差値」−「10」”と言われるため、高校偏差値から「10」引いた数値が中学受験偏差値と並ぶように表示。)


< 表1> 2018年 都立中高一貫校の難関国公立大学の合格者数
※ ()無は今年の実績、()有は昨年の実績
学校名
卒業生
東大
京大
一橋
東工
国医
合計
割合(%)
小石川
148
(154)
12
(14)
2
(6)
4
(5)
8
(6)
5
(5)
31
(35)
20.9
(22.7)
武蔵
191
(192)
13
(6)
1
(2)
6
(3)
1
(4)
3
(4)
24
(19)
12.6
(9.9)
両国
196
(186)
3
(4)
3
(0)
3
(5)
8
(2)
3
(1)
20
(12)
10.2
(6.5)
桜修館
152
(155)
5
(2)
0
(2)
3
(6)
2
(2)
2 ※1
(0)
12
(12)
7.9
(7.7)
立川国
149
(145)
4
(1)
0
(2)
4
(1)
1
(0)
1 ※1
(1)
10
(5)
6.7
(3.4)
南多摩
152
(146)
5
(3)
0
(0)
2
(4)
2
(4)
1
(2)
9
(13)
6.6
(8.9)
白鴎
231
(231)
6
(0)
0
(1)
4
(2)
3
(2)
1 ※1
(1)
14
(6)
6.1
(2.6)
九段
145
(142)
0
(2)
2
(1)
1
(2)
1
(5)
3
(0)
7
(10)
4.8
(6.3)
富士
191
(191)
2
(0)
1
(0)
1
(2)
2
(3)
3
(1)
9
(6)
4.7
(3.1)
三鷹
149
(152)
2
(2)
2
(0)
3
(2)
0
(0)
0 ※1
(1)
7
(5)
4.7
(3.3)
大泉
190
(192)
2
(6)
0
(4)
1
(3)
0
(2)
0 ※1
(0)
3
(15)
1.6
(7.8)
11校合計
1.894
(1,886)
54
(40)
11
(18)
32
(36)
28
(27)
22
(17)
147
(137)
7.8
(7.3)
11校平均
172.2
(171.5)
4.9
(3.6)
1.0
(1.6)
2.9
(3.3)
2.5
(2.5)
2.0
(1.5)
13.4
(12.5)
7.8
(7.3)
※1:未公表のため正確な医学科合格者数が不明(学校名等から確認可能な範囲で集計)

参考までに、進学指導重点校に指定されている都立高校(7校)の難関国立大学合格実績は次の通りです。

< 表2> 2018年 進学指導重点校の難関国公立大学の合格者数
※ ()無は今年の実績、()有は昨年の実績
学校名
卒業生
東大
京大
一橋
東工
国医
合計
割合(%)
日比谷
325
(320)
48
(43)
6
(5)
25
(7)
10
(5)
28
(17)
117
(77)
36.0
(24.1)
国立
369
(369)
26
(17)
14
(6)
19
(26)
7
(9)
9
(6)
75
(64)
23.0
(17.3)
西
309
(328)
19
(27)
11
(14)
12
(10)
12
(10)
10
(13)
64
(72)
20.7
(22.0)
戸山
314
(357)
11
(10)
5
(5)
8
(14)
7
(7)
6
(4)
37
(40)
11.8
(11.2)
青山
275
(286)
7
(6)
3
(1)
11
(6)
4
(7)
2
(0)
27
(20)
9.8
(7.0)
立川
321
(312)
3
(2)
3
(5)
4
(7)
10
(5)
1
(1)
21
(20)
6.5
(6.4)
八王子東
316
(311)
0
(2)
3
(0)
8
(7)
5
(9)
2
(5)
18
(23)
5.7
(7.4)
7校合計
2.186
(2,283)
114
(107)
45
(36)
87
(77)
55
(52)
58
(46)
359
(316)
16.4
(13.8)
7校平均
312.3
(326.1)
16.3
(15.3)
6.4
(5.1)
12.4
(11.0)
7.9
(7.4)
8.3
(6.6)
51.3
(45.1)
16.4
(13.8)

< 表3> 都立中高一貫校の6年前・現在、及び、進学指導重点校との偏差値比較
------< 都立中高一貫校 >-----
< 進学指導重点校 >
中学偏差値
(A)2012年
(B)2018年
高校偏差値
(C)2018年
66
-
-
76
日比谷
65
-
-
75
西
64
小石川
小石川
武蔵
74
国立
63
-
-
73
-
62
武蔵
桜修館
両国
72
-
61
-
-
71
戸山
60
両国
九段(B
南多摩
大泉
70
八王子東
59
-
立川国
白鴎
69
青山
立川
58
九段(B
三鷹
富士
三鷹
68
-
57
立川国
桜修館
大泉
富士
-
67
-
56
南多摩
白鴎
-
66
-
※都立高校については、ここ数年で偏差値に大きな動きがない為、2018年分のみを表示。


★ 見えてくること
 
都立中高一貫校と進学指導重点校を並べて、その大学合格実績と受検(受験)偏差値の比較で見えてくることは次の通りです。

A. 11校全体で、難関国立大学の合格者数は、着実に増加し続けていること
B. 入学偏差値と大学合格実績の相関が強まっていること
C. 小石川は、都立トップ校の国立・西と完全に並んだと言えること
D. 入口偏差値の低かった桜修館・立川国際・南多摩は、都立トップ校を除く進学指導重点校と互角の結果であること

では、これら4点について、少し詳しく説明していきましょう。
 

A. 11校全体で、難関国立大学の合格者数は、着実に増加し続けていること

まず最初に、都立中高一貫校の全体感を抑えたいと思います。

<表1>にある「11校合計」行の「合計」部分に当たる、都立中高一貫校全体での難関国立大学の合格者数推移を見てみたいと思います。

<表1>では表示していない2016年の結果も含め、直近三年間(11校全てで卒業生を出しはじめた年から)の推移を確認すると、次の通りとなります。

<2016年>121名 → <2017年>137名(+16名)→ <2018年>147名(+10名)
 
学校別に見ると浮き沈みはありますが、11校合計というマクロで見ると、明らかな右肩上がりです。
(2015年以前で見ても、トレンドとしては、7年前の白鴎1期生の卒業からずっと右肩上がりです。)
今の状況を一言で言うと、都立中高一貫校は「成長期の真っ只中」にあると言えます。
 
また、「制度を変革して都立高校からも難関国立大学に多くの合格者を出していくんだ!」という都立中高一貫校設立時の標榜と照らして成否を考えると、今の状況は大成功していると言えます。
  

B. 入学偏差値と大学合格実績の相関が強まっていること
 
<表1>と<表3>の「A」列の上位3校を、見比べて頂きたいと思います。

意外だと思われるかもしれませんが、上位3校で、このように入口と出口の順位が揃うのは初めてのことです。

この一致の背景に、学力の高い子供を確実に取るため、6年前に適正検査の問題を学力重視型へ完全に切替えることがあったのではと思っています。
言い換えると、それまでの公立中高一貫校としての世間への遠慮を捨て、学力(偏差値)順に合格を出す姿勢を鮮明にしたと言うことになります。
  
東京都においては、「公立中高一貫校は偏差値では計れない」という見方は、今や当てはまりません
 
 
C. 小石川は、都立トップ校の国立・西と完全に並んだと言えること

<表1>と<表2>の「割合(%)」列を、見比べて頂きたいと思います。
 
小石川は、難関国立大学の合格者の割合が2年続けて20%超となりました。
これで、都立トップ校と同等と胸を張って言えるものと思います。
  
小石川の場合、次は「大横綱の日比谷と完全に並ぶ」のが目標になるかと思います。
 
 
D. 入口偏差値の低かった桜修館・立川国際・南多摩は、都立トップ校を除く進学指導重点校と互角の結果であること
 
<表1>と<表3>の「A」列を、見比べて頂きたいと思います。
  
今年の卒業生が入学した年の受検時は、小石川・武蔵・両国以外の都立中高一貫校はどんぐりの背比べ状態で、偏差値57付近に8校がかたまっていました

当時の感覚では、小石川・武蔵・両国以外の都立中高一貫校を、進学指導重点校と同レベルと見る人はほとんどいなかったろうと思います。 
しかし、大学合格実績で見ると、桜修館・立川国際・南多摩あたりは、日比谷・国立・西を除く進学指導重点校と同等の結果を出し、中高6年間での学力伸長の良さを見せつけています
(桜修館と南多摩は、入口偏差値対比、立派な結果を毎年出し続けています。)


★ 今後の見通し

今後の見通しとして、次の2点を挙げたいと思います。
 
E. 6年後、都立中高一貫校の半数強で難関国立大学の合格率が10%以上となる可能性あり
F. 6年後、武蔵・桜修館・両国でも難関国立大学の合格率が20%前後となる可能性あり


では、これら2点について、少し詳しく説明していきましょう。

E. 6年後、都立中高一貫校の半数強で難関国立大学の合格率が10%以上となる可能性あり

<表3>の「A」と「B」の列を、見比べて頂きたいと思います。

まず、「A」と「B」の列を比べると、大部分の学校で偏差値の上昇が確認できます。 
続いて、中学偏差値が「60」の行を見ると、6年前は両国が、今年は九段(B)・南多摩・大泉が位置しています。
 
この状況と今年の両国の大学合格実績を踏まえると、「6年後、九段・南多摩・大泉も難関国立大学の合格率が10%以上となる可能性がある」と予想できます。
当然ながら、「九段は区外枠だけの偏差値で見ていること」や「大泉は高入枠生徒の学力にも左右されること」から不確定要素は大きいですが、可能性は相応にあると考えます。
 
この見込み通りになると、6年後、今年の中学偏差値が「60」以上の小石川・武蔵・桜修館・両国・九段・南多摩・大泉の7校は、卒業生の1割以上を難関国立大学に送り込む進学校となります。
 

F. 6年後、武蔵・桜修館・両国でも難関国立大学の合格率が20%前後となる可能性あり

<表3>の「A」、「B」及び「C」の各列を、見比べて頂きたいと思います。
 
まず、中学偏差値の「64」の行を見ると、6年前は小石川が、今年は小石川と武蔵が位置しています。
上記Eと同じ理屈で考えると、6年後、武蔵は今年の小石川同等の大学合格実績となる可能性があります。
 
また、中学偏差値の「62」の行を見ると、6年前は武蔵が、今年は桜修館と両国が位置しています。
上記Eと同じ理屈で考えると、6年後、桜修館・両国は今年の武蔵同等の大学合格実績となる可能性があります。

更に、このレベルの上位校となると、都立トップ校である日比谷・国立・西と、入学してくる生徒の学力層に大きな差はないと想像でき、実質的に合格難易度はほぼ同等と見ることもできます。
(公立志望の学力のかなり高い子供のケースを想定すると、中学受検をする場合は小石川・武蔵・桜修館・両国を、高校受験をする場合は日比谷・国立・西を狙うパターンが多いでしょうから、大きな差はないと思えるということ。)

したがって、この見込み通りになると、6年後、小石川だけでなく、武蔵・桜修館・両国も、卒業生の2割近くを難関国立大学に送り込む進学校となります。
上記Eの大泉と同様に、「武蔵・両国は高入枠生徒の学力にも左右されること」が大きな不確定要素ですが、少なくとも大学合格実績は更に上昇するはずです。


 
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小石川・適性検査.jpg

_  _

2018年01月02日

都立中高一貫校 ★ 受検偏差値・大学合格実績の比較で見えてくること

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★ 最初に

中学・高校の価値は、入学時の偏差値や大学合格実績だけではありません。
しかし、現実の競争社会下において、偏差値・大学合格実績という尺度による見方は、深く世の中に根付いており、また生徒諸君の勉学への努力が目に見える形で現れる数値です。

したがって、年々注目を集めつつある都立中高一貫校の偏差値・大学合格実績を具体的な数値で見たいと思います。


★ 都立中高一貫校の現状

まず、2017年3月現在の都立中高一貫校(含む区立)は次の通りです。

〇 白鴎高校附属中学校
〇 小石川中等教育学校
〇 両国高校附属中学校
〇 桜修館中等教育学校
〇 武蔵高校附属中学校
〇 立川国際中等教育学校
〇 富士高校附属中学校
〇 大泉高校附属中学校
〇 南多摩中等教育学校
〇 三鷹中等教育学校
〇 九段中等教育学校(千代田区立)

11校存在し、都民であればどの学校にも受検(受験)資格があります。
 
又、高校からの編入がない中等教育学校と、高校でも生徒を募集する付属中学校の二種類のタイプがあります。


★ 2017年難関国立大学合格実績

都立中高一貫校における2017年の難関国立大学(東大・京大・一橋・東工大・国公立医学部)合格実績は次の通りです。

< 表1> 2017年 都立中高一貫校の難関国公立大学の合格者数
※ ()無は今年の実績、()有は昨年の実績
学校名
卒業生
東大
京大
一橋
東工
国医
合計
割合(%)
※1
小石川
154
(148)
14
(14)
6
(1)
5
(4)
6
(5)
5
(2)
35※2
(26)
22.7
(17.6)
武蔵
192
(191)
6
(11)
2
(3)
3
(6)
4
(3)
4
(3)
19
(26)
9.9
(13.6)
南多摩
146
(147)
3
(1)
0
(0)
4
(1)
4
(4)
2
(3)
13
(9)
8.9
(6.1)
大泉
192
(193)
6
(1)
4
(2)
3
(0)
2
(2)
0
(0)
15
(5)
7.8
(2.6)
桜修館
155
(150)
2
(3)
2
(1)
6
(0)
2
(1)
0※3
(3)※3
12
(8)
7.7
(5.3)
両国
186
(196)
4
(2)
0
(0)
5
(2)
2
(4)
1
(3)
12
(11)
6.5
(5.6)
九段
142
(145)
2
(0)
1
(0)
2
(3)
5
(0)
0
(1)
10
(4)
6.3
(2.8)
立川国
145
(149)
1
(4)
2
(0)
1
(6)
0
(3)
1
(4)
5
(17)
3.4
(11.4)
三鷹
152
(152)
2
(1)
0
(1)
2
(1)
0
(0)
1
(0)
5
(3)
3.3
(2.0)
富士
191
(191)
0
(2)
0
(0)
2
(2)
3
(1)
1
(0)
6
(5)
3.1
(2.6)
白鴎
231
(231)
0
(5)
1
(0)
2
(1)
2
(0)
1
(1)
6
(7)
2.6
(3.0)
11校合計
1.886
(1,893)
40
(44)
18
(8)
36
(26)
27
(23)
17
(20)
137
(121)
7.3
(6.4)
11校平均
171.5
(172.1)
3.6
(4.0)
1.6
(0.7)
3.3
(2.4)
2.5
(2.1)
1.5
(1.8)
12.5
(11.0)
7.3
(6.4)
※1: 卒業生の列は「卒業生数」、東大〜合計の列は「合格者数」、割合の列は「合計(合格者合計)」÷「卒業生」を「%」で表示。
※2:東大理V(医学部)合格者が1名いる為、各大学欄累計と合計欄で1名不一致。
※3:医学部合格者数が非公表の為、校名から確認できる範囲で国医を集計。

「小石川」は大差をつけてのトップとなりました。
「武蔵」「南多摩」「大泉」「桜修館」の結果は拮抗し、4校で2番手グループを形成したと言えます。
 
参考までに、進学指導重点校に指定されている都立高校(7校)の難関国立大学合格実績は次の通りです。

< 表2> 2017年 進学指導重点校の難関国公立大学の合格者数
※ ()無は今年の実績、()有は昨年の実績
学校名
卒業生
東大
京大
一橋
東工
国医
合計
割合(%)
日比谷
320
(323)
43
(53)
5
(9)
7
(18)
5
(7)
17
(35)
77
(122)
24.1
(37.8)
西
328
(309)
27
(32)
14
(15)
10
(14)
10
(13)
13
(23)
72
(97)
22.0※5
(31.4)
国立
369
(326)
17
(20)
6
(10)
26
(19)
9
(15)
6
(6)
64
(70)
17.3
(21.5)
戸山
357
(314)
10
(7)
5
(4)
14
(7)
7
(13)
4
(6)
40
(37)
11.2
(11.8)
八王子東
311
(316)
2
(3)
0
(2)
7
(5)
9
(7)
5
(3)
23
(20)
7.4
(6.3)
青山
286
(275)
6
(3)
1
(2)
6
(11)
7
(10)
0
(2)
20
(28)
7.0
(10.2)
立川
312
(321)
2
(3)
5
(1)
7
(4)
5
(4)
1
(0)
20
(12)
6.4
(3.7)
7校合計
2.283
(2,184)
107
(121)
36
(43)
77
(78)
52
(69)
46
(75)
316
(386)
13.8
(17.7)
7校平均
326.1
(312.0)
15.3
(17.3)
5.1
(6.1)
11.0
(11.1)
7.4
(9.9)
6.6
(10.7)
45.1
(55.1)
13.8
(17.7)
※4: 見方は、※5を除き、<2016年:都立中高一貫校実績>の表と同じ。
※5:東大理V(医学部)と京大医学部の合格者が1名づついる為、各大学欄累計と合計欄で2名不一致。


★ 受検(受験)偏差値

公立中高一貫校は、偏差値で計れないといいます。
 
しかし、偏差値が高いということは、私立中学向けの試験を受けると高い学力を示すということであり、やはり難易度が高いと捉えて間違いはありません。
 
したがって、今年の卒業生が受検(受験)した年(2011年)と今年(2017年)の中学受験偏差値を比較する形で見てみようと思います。
使用する偏差値は、四谷大塚の女子80偏差値(合格する可能性が80%の偏差値)です。

また、あくまでも参考値ですが、進学指導重点校の高校受験偏差値も表示します。
使用する偏差値は、V模擬、W模擬の80偏差値です。
 
一般的には、”「中学受験偏差値」≒「高校受験偏差値」−「10」”と言われるため、高校偏差値から「10」引いた数値が中学受験偏差値と並ぶように表示しています。

< 表3> 都立中高一貫校の6年前・現在、及び、進学指導重点校との偏差値比較
------< 都立中高一貫校 >------
< 進学指導重点校 >
中学偏差値
(A)2011年
(B)2017年
高校偏差値
(C)2017年
65
-
-
75
日比谷
64
-
小石川
武蔵
74
西
63
-
-
73
国立
62
-
桜修館
両国
72
-
61
小石川
武蔵
-
71
戸山
60
-
九段(B
70
八王子東
59
両国
大泉
白鴎
69
青山
立川
58
-
富士
三鷹
南多摩
68
-
57
立川国際
立川国際
67
-
56
-
-
66
-
55
九段(B
-
65
-
54
大泉
富士
桜修館
南多摩
-
64
-
53
-
-
63
-
52
白鴎
三鷹
-
62
-
※都立高校(上位7校)については、ここ数年で偏差値に大きな動きがない為、2017年分のみを表示。


★ 見えてくること

都立中高一貫校と進学指導重点校を並べて、その大学合格実績と受検(受験)偏差値の比較で見えてくることは次の通りです。

〇 都立中高一貫校の合格難易度の変化

<表3>の「(A)列」と「(B)列」を、見比べて下さい。
 
都立中高一貫校は、2011年に白鴎の、2012年に小石川・両国・桜修館・九段の、中高一貫化後に入学した1期生の大学合格実績が予想よりもかなり良かったことがきっかけで、偏差値が大きく上昇しました。
最も大きく伸びた学校は桜修館ですが、大部分の学校で上昇しています。
 
誤解を恐れずに言い換えると、今年の卒業生と最近入学した生徒の間には、入学時点の学力レベルに大きな差があるということです。

〇 進学指導重点校との実力差

<表3>の「(A)列」と「(C)列」を、見比べて下さい。

“「中学受験偏差値」≒「高校受験偏差値」−「10」”が成り立つ前提で考えます。
今年の卒業生が入学した頃の合格難易度は、小石川と武蔵は進学学指導重点校中位の戸山と、両国は同下位の青山や立川と同じような水準にあったと言えます。

他の都立中高一貫校は、進学学指導重点校下位よりもずいぶん下のレベルでした。
(小石川・武蔵・両国で都立中御三家と言われる所以です。)

続いて、<表1>と<表2>を、見比べて下さい。
 
今年の難関国立大学の合格実績を見ると、小石川は都立トップ校の西を若干上回るような結果となり、都立トップ校と互角に競い合える実力を見せ始めました。

又、2011年当時はまだ受検(受験)偏差値の低かった桜修館・大泉・南多摩でも、日比谷・西・国立を除く進学指導重点校と同程度の結果となり、中高6年間での学力伸長の良さを見せつけています。
  
〇 6年後の予想
 
<表3>の「(B)列」と「(C)列」を、見比べて下さい。
 
2017年の偏差値を見ると、小石川・武蔵・桜修館・両国は、都立トップ校の日比谷・西・国立とほぼ並ぶレベルとなっています。

これは、かなり高い学力の子供達が都立中高一貫校に入学している現状を示しており、日比谷・西・国立と肩を並べる下地が着実に整い、そして定着し始めていることを意味しています。
 
武蔵・両国は高校から入学する生徒の学力にも左右されるため先が読みづらいですが、都立トップ校と同水準の結果を小石川は今後も出し続け、桜修館もいづれ出し始めると予想します。
  
以上

 
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