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J・T・ウォルシュ (気になる脇役)

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なんとなく人望の無さそうな男。
J・T・ウォルシュ(J. T. Walsh)はそんな男だ。権力をカサに着る。長いものに巻かれる。中ボスどまりの悪役。秘密を握ってるのにトボける。でもすぐバレる。そして消される。つくづく人望が無い。もちろん役の上での話。

この人を初めて意識したのは「ア・フュー・グッドメン」の将校役。この役は格好良かった。まだこの頃は人望がありそうだった。





その後いくつかの映画でJ.Tを見かけたが着々と人望を失っていた。「こういう人間にはなりたくないな」と思わせる役柄ばかりだった。でも不思議と凄みはあるのだ。色素の薄い瞳のせいだろうか。あの目がJ.Tの武器だった。

最後に見たのは「交渉人」のニーバウム役。それまでの集大成のような人望の無い役。そのくせサミュエルやスペイシーにヒケをとらない磐石な芝居。スタッフロールで「J.T.ウォルシュに捧ぐ」と書いてあるのを見て亡くなったことを知った。享年54歳。

こういう中ボス役者は主人公だけでなく敵役も光らせるのだ。無くなって15年。ハリウッドはいまだにJ.T.ウォルシュの代わりを見つけていない気がする。



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