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2020年06月22日

世界初の女性ゴルファーからファッションを変えたある衝撃的な事件まで


とっちゃんです

いつもありがとうございます。

各府県をまたいでの移動制限が解除されて初めての週末はどこも大変な人出だったようです。

ゴルフ場においてもこれから賑わいが戻ってくるものと思われます。


さて今回は初めてと言ってもいいでしょう、ゴルフにおける女性の歴史についてまとめてみました。


■世界初の女性ゴルファーは誰でしょう?

世界初の女性ゴルファーといえば、一般的にはスコットランドのメアリー女王であると言われています。


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というのは1565年にシートン城近くのリンクスでゴルフをしたという公式な記録が残っているからだそうです。

ただ、メアリー女王以外に女性がプレーしたという史料が19世紀になるまで存在していないというだけで実際のところは誰かははっきりとはわかっていません。


当時のゴルフは、今日のように長い距離を飛ばした後、球を転がしてホールに入れるというものではなくどちらかと言えば「球ころがし」とい程度のものでした。

夫が亡くなった3日後には、ゴルフコースに出ていたといいますから、相当なゴルフ好きだったのでしょう。

ちなみに彼女は、フランスから連れてきた「カデット」と呼ばれた召使にバッグを運ばせていました。

どうやらこれが「キャディ」の語源とされているようです。


■女性のゴルフ社会はこうして発展してきた


19世紀の文献には、スコットランドの漁村に住む漁師の女房や娘たちは男同等の仕事をし、休日にはゴルフやフットボールにも興じていたという記述が残っています。

やがて、その女性たちはグループを作り、それがレディスゴルフクラブに発展していきました。

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1872年には、セントアンドリュースの地方新聞にこのゴルフクラブの話題が記事になりました。

この記事によると、女性たちのゴルフはパッティンググリーンでのプレーに限定されてはいたものの、数多くの競技会を開催していたそうです。

なんやらそうした光景が目に浮かんでくるようですね。


おなじ頃、イングランドの上流階級の女性たちの間にもゴルフが広まっていったそうです。

ウィンブルドンなどの地域では、上流階級を中心としたレディスゴルフクラブが組織され、こうして各地で次々と多くのレディスクラブが生まれていきました。


そして1893年、最初の全英女子選手権競技が開催。

優勝したのは、当時18歳の貴族出のレディ・マーガレット・スコット(1874-1938)です。

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女性もうっとりするほどの美女だったそうです。

そんな美女がモダンなゴルフというスポーツで優勝したことにより、英国では女性の間にさらなるゴルフ熱の高まりが生まれました。

彼女は英国社交界の大スターとなり、時の人となりました。

しかも翌年の第2回、そして続く第3回でも優勝したというのは驚きです。


■当時の女性のゴルフファッションは驚くべきもの

それではファッションはどうだったのか見ていくことにしましょう。

女性が本格的にゴルフを始めたビクトリア女王時代(1837〜1901年)は、産業革命による経済の発展が成熟に達したイギリス帝国のいわば絶頂期でした。

同時にこの時代は、淑女が人前でひざや二の腕をさらすなどとんでもないことで、衣装といえば歩くのにも邪魔なロングドレスを着用していました。

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また当時のレディスゴルファーたちは、コルセットで胴をきつく締めつけていて、球を転がすのが主体だったとはいえ、よくこの衣装でゴルフをやったものだと思います。


もっとも、ファッションに関しては男性も山高帽に燕尾服、それにネクタイ着用でした。

1910年代の後半になると、ゴルフ新興国アメリカが、先進国のイングランドを凌駕するようになりました。

そしてファッションについてこんな言葉で大革命が起こったのです。

その人物とは、ウォルター・ヘーゲンというプロゴルファーです。
(1890〜1969年、ニューヨーク生まれで全米オープン2勝、全英オープン4勝、全米プロ5勝という実力者)


その彼が1924年全英オープンに勝った後にこう言ったのです。

「イングランドのプレーヤーが伝統を重んじて、旧来通りネクタイを締めて、上着まで着込んでいるのに対して、アメリカのプレーヤーは軽快に動けるセーターでプレーしている。イングランドがアメリカに勝つためには、まずその窮屈な上着を脱いで、プレーに専念できる服装にすることだ」

これは、なかなかの説得力をもった表現であり男女のゴルフファッションに大きな影響を与えました。


■女性のゴルフファッションを変える衝撃的な事件が発生

女性服飾史によると、スカートの裾が短くなったのは第1次世界大戦(1914-1918)後だそうです。

女性の社会的地位が叫ばれ、機能性を優先したからです。

そして、1933年のイングリッシュ・レディース選手権で衝撃的な事件が発生したのです。

出場選手のひとりが真っ黒なスラックスでスタートホールのティーグラウンドに現れたのです。

上半身も真っ黒。まるで男性のようないでたちでした。

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トーナメント会場は騒然としました。

ズボンを履いてプレーしたという女性は前例がないということで、大会役員たちは急遽会議を行い、その選手に警告を与えることにしたそうですが、彼女は1回戦で敗退、そのまま帰宅してしたため、警告には至らなかったそうです。

機能性を重視しはじめた時代背景もあり、これ以降、少しずつスラックスを着用する選手が増えていきました。

第二次大戦後には、男性と同様のゴルフシャツにキュロットやスラックスでプレーをするようになり、その後、現在における基本スタイルの襟付きシャツ、スカート、パンツというアイテムが登場し、定着していきました。

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■最後に

そういえば、女子プロ界のレジェンド樋口久子プロがこんなお話をしていたそうです。

「私がアメリカツアーに参戦していた1970年頃、まずびっくりしたのは、女性用のゴルフウェアが売られていたことです。当時、私たちは男性用の小さいサイズのウェアでプレーしていましたからね。」

そう考えると、女性用のゴルフウェアって、つい最近のお話だと言えます。


ところで最近は中高年の夫婦ゴルファーをよく見かけます。

生涯スポーツとしては高齢になってもできるし年齢の離れたもの同士でも楽しめます。

それにしても若い女性ゴルファーがもっと増えてくれればと思います。

それを生きがいにして今後の人生を楽しむことにしたいのです。

ハイ、今日はここまでです!!


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プロフィール
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戸崎史朗
早大卒、さいたま市在住。保険会社を退職後、ある法人で10年勤務。その後、Kindleより老後の準備に関する本を出版(詳細は全ブログ内に掲載)。この22年間世界中を旅行。趣味はゴルフ。資格はスキー1級、宅地建物取引主任者、英検2級、サッカー4級審判員他、詳しくは氏名検索で。 連絡先はtosaki26@infoseek.jp
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