アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2017年08月30日

最近の相場

日ごろから牛、株、家の相場はマメにチェックして
いますが、最近の相場で特徴的だなーと思える
ことがあります。

それは、いいものが高く評価される相場になっているな、
ということです。

牛は枝肉の話ですが、最近の傾向として
格付け間の価格差が広がっているようです。

株は業績相場と言われている状況で、
決算のいい会社が買われ、そうでない会社は
売られる傾向にあるようです。

家はすっかり高くなりました。
なかなか手が出る価格ではないですが、
それでも高騰しているのは新築と、
交通の便のいい駅近の中古。
不便な郊外はたいして上がっていないように感じます。


ここからは自論なのですが、つい最近までは
全体的に上昇していた相場でした。
それが評価によって差別化が生じている
相場に移行してきたということは、
需要に対し十分な供給が得られてきたことの
表れなのではないかと思います。

いいものが選別される相場。
これはすなわち貧富の差、所得格差が
広がったことによるのではないかな、と
考えています。


そもそもアベノミクスは社会全体の底上げを
図るというよりは、うまく立ち回れる人にチャンスが
与えられた政策だったように思います。

結果として、儲かった人はかなり儲かったでしょうし、
何もしなかった人は特に恩恵はなかったと思います。

総理もこれでは不十分と自覚しているのか、
賃金の底上げを図ろうとはしているように
見えますが、その進捗は緩やかなように
思えます。


このブログの性格上、酪農に置き換えて
考えてみると、4年前くらいから農水省が
畜産クラスターなどの政策を打ち出し、
また日銀による金融緩和で低金利の融資を
受けられる状況になりました。

この状況に素早く飛びついた人や組織は
大きな果実を得られたと思います。

様子を見ていて今飛びつこうとしている人は、
資材や工事費用の高騰、工期の大幅な遅れ、
工事を受注する業者が見つからない、などの
問題が起きています。


何を買うにせよ、今買うのはとても怖いです。
家も株も、こんなに高いものを買っていいのかと
悩んでしまいます。
酪農の投資もそうです。
トラクターを買うくらいなら今でもいいと思いますが、
牛舎を建ててロボットを何台も入れて、となると
こんなに工事費が上がった状況で果たして
借金を返していけるのか。

それでも、後から思えば「今やっておけばよかった」
になるのかもしれない。
「やめておけばよかった」になるのかもしれない。

バブルになる要素はあちこちで現れてきていると
思います。
ただ今回のバブルは国民全員に訪れたものではなく、
資産家にのみ訪れている。

でもそれが弾ければ国民全員が被害をこうむることになる。

そんな危険をはらんだ状況なのかな、と感じています。
posted by とば吉 at 21:15 | TrackBack(0) | 農業の話題

2017年08月14日

最近見かけない集約放牧

農業技術の進歩は、工業と比べれば
緩やかなように感じていますが、
それでもある程度は進んでいるようです。

放牧技術についてもそうで、かつては
粗放的な放牧がおこなわれていましたが、
近年の濃厚飼料多給による生産乳量増加の
流れを受けて放牧は衰退していきました。

しかし近年は放牧の効果が見直され、
集約放牧という技術を取り入れる
酪農家も出てきました。



ところが最近は、集約的な放牧を
やっている方に出会うことがありません。
かつての粗放的な放牧に戻っていった
感もあります。

なぜ集約放牧は広がっていかないのでしょうか。


そもそも集約放牧とは、放牧地を
電気牧柵などで細かく区切って、
牛を放すスペースを小まめに移動させる
(時期によっては毎日移動)技術でした。

こうすることによって、牛は常に
短草を食べることができる。
草は伸びすぎると栄養がなくなる
(草自身の成長に用いられてしまう)
ものですから、短草を食べさせる
ことで栄養を取らせ、濃厚飼料を
減らして自給率を高める。
さらには草の食べ残しも減らすことができる。
合理的な技術だと思います。


ではなぜ集約放牧にしないのか。
理由を尋ねたことはないのですが、
おそらくは手間がかかり過ぎることが
一番の原因ではないかと思います。

さらには小まめに放牧スペースを
移動させなくても短草を食べさせる
技術がうまく働いていること、
集約放牧にしなくても十分に栄養を
摂取できる草づくりができていること、
などが挙げられるのかな、と想像しています。

最近はペレニアルライグラスを
入れている方が増えましたが、
このことも関係しているのかも
しれません。


酪農における大きな技術革新といえば、
ここ何年かで搾乳ロボットの導入が急激に
増えました。
搾乳ロボット自体は10年近く前(もっと前かな?)
から日本に導入されていましたが、
国の政策やロボットの技術の向上により
一気に導入が進んでいます。

最初に農業技術の進歩は緩やか、
なんて書きましたが、
搾乳ロボットやファームノートなどのIoTが
急速に広がっています。

農業技術というよりは農業の世界に
工業技術が進出してきた、という
べきでしょうか。

これらの技術により酪農がどう変わっていくのか、
注目していきたいと思います。
posted by とば吉 at 22:53 | TrackBack(0) | 酪農
最新記事
話題いろいろ
検索
プロフィール
とば吉さんの画像
とば吉
プロフィール

スポンサーリンク

×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。