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2018年09月03日

牛馬の取引形態

 一度行ってみたいと常々思いながら今年も
行けなかったサマーセール。

 今年はプレミアムサマーセールも開催され、
好調な売れ行きだったようですね。

 ただし最終日はやや低調だったようです。

 
 馬に限らず、牛の市場でも言われることなのですが、
セリ順が後になるほどいい値段が付かなくなる傾向があります。

 その理由は、購買者が帰ってしまうからだそうで。
セリの前半で買いたい頭数が揃ってしまえば、
帰ってしまう人も多いと聞きます。

 セリの順番については不満が時々聞こえてきます。
生産者にとっては、高く売れるかどうかは死活問題ですから、
非常に重要です。

 
 牛も馬も取引形態はいろいろありますが、
大きく分ければ相対か市場かになるでしょうか。

 牛は品種、性別によって結構違います。

 ホルスタインの雄は、酪農家で生まれ、だいたい生後1、2週間で
売りに出されます。この取引は農協が間に入るケースが多いでしょうが、
相対取引になります。
 その後育成、肥育され、出荷されます。この時も市場よりも相対での
出荷が多いと思います。ようするに売り先が決まっていて、直接屠場に
送ることになります。

 ホルスタインの雌は、酪農家で生まれてそのまま育てられ、その家で
乳搾りに使われるケースが多いです。ただし、余分は売りに出されますので、
その場合は市場に出荷するケースが大半です。だいたい分娩(出産)前
2、3ヶ月に出荷するでしょうか。

 交雑種は雄雌問わず、ホルスタインの雄と同様に生後1、2週間で
売られていきます。その後、育成をする農家で8ヶ月齢くらいまで飼われた
後、主に市場で売りに出されます。
 肥育された交雑種も、おそらく市場での販売が多いと思います。

 黒毛和牛は、まずは産まれた牧場で10ヶ月齢くらいまで飼われた後、
売られる牛、そのまま牧場で肥育用、ないし繁殖用として残る牛に
分かれます。育成後売られる牛、肥育後売られる牛どちらも市場取引が
多いでしょう。

 馬は牛と違い、売るタイミング、言い換えれば販売に適した月齢が
決まっているわけではなく、相対であればいつでも売買が発生します。
市場取引であれば、当歳、1歳、2歳のセリがあり、時期も決まっています。

 馬では近年市場取引が増えているそうですが、それでもまだ
相対取引が主流のようです。取引全体の6,7割が相対取引という
データもあります。

 市場取引の方が価格がはっきりしますし、立場の強い馬主と弱い生産者、
という構図から見ると、生産者にとっては市場取引の方が有利でしょう。
ただ、馬主との付き合いも重要でしょうから、どのような販売をしていくかは
生産者の考え次第、というところでしょう。
posted by とば吉 at 00:11 | TrackBack(0) | 農業の話題

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