2018年04月15日
『10年後の仕事図鑑』ー「翻訳」はすぐには無くならない。実際に考えられる課題について考える。
スマホの翻訳でリアルタイムカメラは未来を感じますよね!
目の前で見てましたが訳文の精度を聞いてみてもドイツ語⇔英語はかなり良いようです。
日本語は特殊ですが街中で見るような標識や
レストランのメニューなんかでは、もっと
便利になっていくのは間違い無いと思います。
このページの後段に記載してあることは不勉強で知らなかったのですが、HMDで聞こえた言葉が翻訳されてディスプレイに出てくる、という事でしょうか。
日本語しか喋らない人と英語しか喋らない人が
意思疎通できている絵は未来を感じますね!
しかし、私が海外とやり取りがある仕事を
しているので、今回の海外出張で気付いた事も含めて課題と思われる点を挙げます。
1.会話のスピードは思いの外早い。
つまり、メガネが文字だらけになるという事です。美味しんぼの吹き出しみたいなイメージですね。以前に書いたのですが、日本語と英語では文字にした時の情報量が異なることが問題となってのしかかってくると思います。
https://fanblogs.jp/timetolearn/archive/50/0
英語を話す人がストレスを感じることが予想されるポイントです。
2.パーティで混乱?!
海外で仕事仲間と食事に行く時は、みんなでワイワイと話をすることになります。すると、先ほどの文字起こしが間に合わない状態が人数分、のしかかってきます。
全く、英語がわからないと誰が言ったのかもわからなくなることもあるのでは無いでしょうか。
吹き出しとか色分けされてたら解決?でも、メガネ越しだと時が小さくなりそうで、読んでいると
目が泳ぎそうですね(笑)
3.コレはだれだ!
2.でも少し書きましたが、聞こえた音声を翻訳するということになると、第三者の意図しない声が勝手にディスプレイに出てくると混乱してしまうと思います。相手を特定して翻訳、だと切り替えや特定が大変そうです。
この3つはメガネディスプレイに映し出される情報量が多くなり過ぎるという懸念です。
処理する情報量が多過ぎると脳が疲れてずっと使うには辛い、という問題もありそうですね。
おそらく実用化される時は、こういった課題が
一気に解決されるわけではなく、少しずつ機能が
足される形で理想に近づいて行くのかな?とは、考えています。
個人的には、英語で話をするのはサッカーで言うところの、
「ボールをトラップ、反転して、シュート!」
だと思うんですよ。
ボールをトラップ: 英語を聞く
反転して: 英語⇔日本語の脳内変換
シュート: 英語で返答する
サッカー好きな人であれなイメージしやすいと思うんですけど、
スムーズであればあるほど、ビューテフルゴールになる訳で、
翻訳機に頼りきりでは、モタモタしてゴールに繋がらないかな、と思います。
確かに現状では考えられない便利な翻訳ツール
の登場は予見できますが、翻訳コンニャクレベル
はもうちょっと先、でしょうか。
残念ながら「英語は勉強しておきましょう」という状況はもうしばらく続きそうですね。
10年後の仕事図鑑 新たに始まる世界で、君はどう生きるか[本/雑誌] / 落合陽一/著 堀江貴文/著 価格:1,512円 |
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