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2018年04月26日

ナイキの厚底は「ドーピングシューズ」か

『ナイキの厚底は「ドーピングシューズ」か』

人気沸騰のランニングシューズ「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」。ソールにカーボンプレートが入っており、「下り坂を走っているような走り心地」といわれる。国内外で新記録を出しているが、速く走れる靴はルール違反ではないのだろうか。また新色を出しているのに、どうして生産数を増やさないのか。ナイキの担当者に疑問をぶつけた――。
■発売数分で売り切れ ナイキの厚底はどこがすごいのか

4月11日午前9時00分。日本全国のファンがその瞬間、一斉に「購入」した。筆者もそのひとり。直前からパソコンの前でスタンバイし、公式オンラインストアで発売開始と同時に商品をカートに入れた。「順番待ちをしています」の表示。お、購入成立か。心躍らせたが、数分後には「現在、在庫切れです」に変わり、購入することはできなかった……。

この日、「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」に待望のニューカラーが登場した。これまでにも発売日になると原宿のショップに行列ができた、「ナイキの厚底」。最近は“魔法のシューズ”とも呼ばれている。

なぜか。

いまナイキの厚底が国内外のメジャーレースを席巻しているからだ。

海外では2017年4月のボストンマラソンでこのシューズを履いた選手が1〜3位を独占。同じように、同年9月のベルリンマラソンではエリウド・キプチョゲ(ケニア)が昨季の世界最高となる2時間3分32秒をマークした。国内でも、同年12月の福岡国際マラソンで2時間7分19秒の好タイムで3位に入った大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)を含むトップ4、さらに2018年2月の東京マラソンで2時間6分11秒の日本記録を樹立した設楽悠太(ホンダ)もこのシューズだった。
▼2万5920円の「厚底」がシューズ市場の勢力図を塗り替える

このビッグウエーブはランニング市場の勢力図も大きく塗り替えようとしている。各メーカーと契約するトップ選手は「別注シューズ」を履いていることが多いが、彼らが履くズームヴェイパーフライ4%はサイズ、カラーを含めて市販されているモデルとまったく同じだからだ。そのため各地の市民レ―スでもナイキの厚底を履くランナーが目立つようになってきた。

このシューズは2万5920円(ナイキオンラインストアでの税込み価格)とランニング用としては格段に高い。にもかかわらず品薄状態が続いている。新色登場で人気度はさらに高まることが必至だ。そこで、ナイキ マーケティング担当・加部槇太郎さんに、ズームヴェイパーフライ4%に対する疑問をぶつけてみた。
■驚異的な軽さとクッション性の秘密は「カーボンプレート」

まずは「厚底」の秘密について。レース用シューズは1gでも軽く、というのが従来のセオリーだった。だがズームヴェイパーフライ4%はまったく逆のアプローチをとった。それはどうしてなのか。

「シューズのヒントはアスリートの言葉ですね。クッショニングがしっかり装備されているシューズがほしい、と(昨季、世界最高記録を出した)キプチョゲ選手などから要請があったんです」(加部さん)

マラソンに超高速化をもたらしたアフリカ勢は、未舗装の道でトレーニングを積んでおり、路面の硬いロード(アスファルト)を嫌う。このためクッション性をもちながら、推進力も発揮できる“新発想”のシューズ作りがスタートした。

このシューズは最も厚い部分で約4cmのソールがある。ソールは大きなスプーン状のカーボンファイバー製プレートを特殊素材で挟む3層構造になっている。厚底といっても重量は28センチの靴で184グラム。手に持つと多くの人がその「軽さ」に驚くほどだ。

「カーボンプレートがなければ、柔らかいだけですが、カーボンがあるからこそ、反発が出て、ほどよいクッションになる。このバランスが難しいんです。カーボンが屈曲するのに耐えられるようなクッショニングがあり、しかも軽量という新素材(ズームXフォーム)に出会わなければ、ズームヴェイパーフライ4%は誕生しなかったと思います」
▼「下り坂を走っているみたい」箱根駅伝で40人が履いた

このシューズの特徴は爪先がせりあがっていることだ。これを履いて重心を前へ傾けることで、前足部がググッと曲がり、もとのかたちに戻るときに、グンッと前に進む。南アフリカ・フリーステート大学の運動生理学者ロス・タッカーは、「ランニング効率が4%高まると、勾配が1〜1.5%の下り坂を走るのに相当する」と指摘している。事実、シカゴマラソンを制したゲーレン・ラップ(米国)は、「まるで下り坂を走っているみたい」と表現している。

2018年正月の箱根駅伝では、10人中8人がこのシューズを履いた東洋大学が往路を制して、総合2位。出場大学の選手全体では40人近い選手が着用していたことで、前年は4位だったナイキのシューズ占有率は、今年アシックスを抜いてトップになった。

もともとナイキのランニングシューズはトップランナーでのシェアは高くなかったが、状況は一変。各地の大会でナイキのブースを出すと、これまでの来客は、10〜20代の若い世代が中心だったものの、40〜50代ランナーから「あの厚底はありませんか?」という問い合わせが殺到するようになったという。
■ナイキの厚底は「ドーピングシューズでは?」という声

ただ、そうした熱視線の中には、“異論”もある。かつてIAAF(国際陸上競技連盟)のルールに「バネを使ってはいけない」という条文があったこともあり、一部では「ドーピングシューズでは?」という声も上がっているのだ。

「バネではなくて、単にカーボンを使っているだけです。カーボン自体は陸上のスパイクなどでも使われており(※)、特に新しいということはありません。ナイキは過去にもカーボン素材を使用したシューズを出したことがありますが、その時はあまりうまくいかなかったんです。でも今回、新素材のフォームでカーボンプレートをサンドイッチすることで、新シューズが実現できました」(加部さん)

※陸上100m走で日本人選手初の10秒を切った桐生祥秀選手らが履くスパイク(アシックス製)のプレートにはカーボンが使用されており、ナイキ ヴェイパーフライ4%はこれと似た原理。

日本陸上競技連盟競技規則によると、競技用靴については、「使用者に不公平となる助力や利益を与えるようなものであってはならない」という条文がある。現在、各メーカーが、さまざまなアプローチで“最速シューズ”を目指しており、バネの原理を利用しているシューズが登場しており、その中にはスプリングが埋め込まれたものもある。

そのイノベーションは目を見張るものがある。前述した競技規則や陸上競技の精神に反しているとの科学的な証拠がIAAFに提出された場合は、すぐに検査対象となるが、そこまでの状況には至っていないのが現状だ。ただ、今後も他を圧倒するようなシューズが出現すると、議論の対象になる可能性はあるだろう。
▼なぜ、大量生産ができないのか?

ところで、ズームヴェイパーフライ4%の耐用距離は160kmほど。一般的なランニングシューズは500〜600kmほどといわれており、非常に短い。その理由について加部さんは、「主にフォームの能力ですね。空気の入っている層がだんだんつぶれていき、ヘタってくるんです」と説明する。そのため大迫傑ら契約選手ですら、普段の練習ではほとんど履くことがないという。

メーカーとしてもっと入手しやすくするための対策は立てていないのだろうか。

「ズームXフォームの素材は通常のルートとは異なり、航空宇宙産業の分野から取り寄せているので、大量生産に向いていないんです。それと、多くの工場で扱ってしまうと、情報防衛の問題もある。限られた工場で、1つひとつ丁寧に作っているので、どうしても数が限られてきます」(加部さん)

なかなか手に入らない“レアシューズ”ということに目をつけて、転売目的での購入者も多いようだ。

「ネットオークションで高値がついたり、発売日に行列ができたりするのは、非常に複雑な心境ですね。こういう現象が、オシャレなスニーカーではなく、パフォーマンスシューズで起きたのはおそらく初めてで、うれしい反面、ちゃんと走って、ちゃんと欲しい人の手に渡したいという思いがあります」
■ナイキの厚底に込められたランナーへのメッセージ

なお、ズームヴェイパーフライ4%には、普及版といえるズームフライというモデルがある。耐用距離は一般的なシューズと同じぐらいで、価格は1万6200円(税込み)と手頃。入手も比較的容易だ。

「一番の違いはソール部分です。ズームフライの方が一般的に手に入りやすい素材で、カーボンプレートもカーボン100%ではなく、ナイロンが混在しています。ソールはコストが安価なものになっていますが、コンセプトは同じなので、ライディング感は近いと思いますね。そして、アッパーに関してはズームヴェイパーフライ4%よりもリッチな構造になっています」

ズームヴェイパーフライ4%で勝負したいというランナーは、まずはズームフライでトレーニングをして、生産ラインが整うであろう秋冬に、ズームヴェイパーフライ4%を購入するのがベターかもしれない。

航空宇宙産業で用いられる素材を活用した厚底シューズを履いて、フルマラソンの2時間切りに挑むランナーたち。そんな彼らと同じシューズを履いて、自らの限界にチャレンジするのも、市民ランナーにとっては誇らしいだろう。限界を超えろ、常識を打ち破れ。ナイキの厚底シューズには、そんなメッセージが込められているような気がする。
http://news.livedoor.com/article/detail/14632542/

<コメント>
「もうこれなしでは生きていけない。まるで下り坂を走っているみたいだ」−ゲーレン・ラップ
「完璧。完璧以外に言葉はない」−エリウド・キプチョゲ
かけがえのないシューズ、履いてみたいですね(^^♪

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posted by Akamaru at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康
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