2013年 妻が子宮頸がんになって

12/9
今日もいっぱい話しかけた。
大事な時間。



また、奇跡が起きて話せるかもしれない。



また、指で反応してくれるかもしれない。



そう思うと、寝ないでずっといたいと思う。









残された人たちが後悔しないように、
会えるようにしてきた。



会えた人たちは、みんなが
会わせてくれてほんとにありがとうと言ってくれる。


よかった。


こんな姿を見せるのはどうなんだろう。
そう思いながらだったけど。






ほんとなら、話せるうちに
たくさん友達に会わせたかったんだよな。


でも、
妻は人に心配かけたくない。
きれいな姿以外は見せたくない。
突然たくさん来たら、わたしそんなにやばいの？
妻は、そう思うだろう。





三日に倒れてから、変なはなし、脳がそこまで考えれない感じになったけど
話しはできる。
たまに変なこと言うけど、楽しそうに話す。
疑問に思わない。




そんな時間がもう少しあると思った。


だけど、話せなくなるのが、

理解できなくなるのが早かった。





ずっと会いたくても、妻の性格をわかって
会わないで我慢してた。
でも、実際いつもの妻じゃない姿を見るのが怖い。
迷う。でも、会いたい。

急に言っても、そんなのすぐいく当たり前だよ。
そういって、なんとかして来る人もいる。



会いたくて来ようとしてくれたけど、
妻の調子がよくなくてタイミングがあわず、
会えなかった人もいる。
それは仕方がないし、自分をせめないでほしい。




ひんぱんに状況を伝えて
なんども何度も呼び掛けても
忙しい。疲れてるから今度いく。
そいう人もいることが少し悲しくなってしまう。




行きたくても
どうしようもないこともあるだろう。




でも、もう時間がない人がここにいる。


今度はあるのかわからない。





俺なら、何としてでも行くけど。
と、自分のさじで計ってしまう。



仕方ないんだ。
それぞれみんな考え方は違う。



それぞれみんな生活がある。




何を優先するか。


そうなんだ。
それが現実。







会いたいと思ってる人たちもいる。
でも、時間がないし、
なんだかそうゆうの疲れた。





おしっこもほとんど出てない。
間隔18秒。
心電図の見方を調べた。
虚血状態、もしくは狭心症の状態が昨日より一回増えた。
手先も冷たい。
そういえばすっかり痛みを言わないね。
痛いはずなのに。









待ってよ。
ちょっと、待って！
一人にしないで！
俺一人じゃ何もできないよ！
たのむ！！

そう叫びたい。



でも
もう頑張らなくてもいいよ。




そうも思う。




必死に生きてる。


もう
二人でいたい