FXと競馬と映画でたんたんと。

世代を超える強さのレースだった。
例年ならキタサンブラックを交わしたリアルスティールが勝ち馬だが、
やはり怪物だったドゥラメンテの勝利。
また、それを証明してくれたデムーロに感謝か。



・12.5 - 10.7 - 12.0 - 11.8 - 12.2 - 12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.4 - 11.6
・1:58.2


馬場を考えるとこのタイムは妥当なところか。
団子なのはクラリティスカイがペースを落としているため、そう考えるとスローに近い。


といっても並の馬なら沈む流れ。極端なラップがなかったため、掲示板は力通りの決着とみていい。ただしドゥラメンテだけは別格か。


レースの主導権はクラリティスカイが握る。
8枠から逃げて蓋をする。
ぎりぎりまでペースを落とすが直線最速の11.4で一気に置き去りに。

しかしこの馬の距離適性を考えるとこの5着は最善か。ノリがうまかったというより他馬が仕掛けを待ってくれたのが大きかったか。


勝ち馬ドゥラメンテ
重戦車のような馬でスピードに乗せるまでは難しいがその後は止まらない。
今回、多少出負けして後方からとなったが、団子のうえに単調なペースだった。
その分楽に追走できて最後は弾けた。クラリティスカイがペースを落とした為とはいえ直線の爆発力は目を見張る。

しかし今回見せたのはその勝負根性というか気性の荒さがいい面で現れたところだろう。
馬群に突っ込み他馬をはねのけてもあの脚で伸びてきた。

ペース感を掴むデムーロ騎乗で早め仕掛けとくれば、ダービー馬に最も近いのはこの馬か。

リアルスティール
出たなりから好位に取り付きキタサンブラックを見る形に。
おそらくキタサンブラックを交わせたなら勝てると踏んだか。またこのペースからいって、例年ならそれで正しかった。
なのでこの2着はあまり責められないか。

キタサンブラック
クラリティスカイの仕掛けまちから3着に粘る。しかしポジション取りから隊列が定まるまでの10.7 - 12.0 - 11.8は相当苦しかったはず。
それでいて最速の11.4で一度は先頭に立つのだから強い。しかも大崩れもしない。これは東京の舞台なら相当の強み。


キタサンブラックとリアルスティールの両馬に言えるが、実質スローの団子なら早め仕掛ける騎乗がほしいレースだった。
過去の皐月賞馬、出し抜けともいえる早め仕掛けが多い。他馬に左右されないレースをダービーでしてほしい。



馬券は的中
共同通信杯の回顧でドゥラメンテの鞍上について触れたが、デムーロに変わったと聞いて迷わず本命に据えたのが大きかった。
配当には恵まれなかったが、本線だったので良い競馬資金ができた。