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2019年05月30日

俳優の錬金術 言葉の神話由来 06

俳優の錬金術 Mythical origins of language言葉の神話由来 06

典礼言語 sacred language 01


大乗仏教Mahāyāna Great Vehicle
漢文 古代中国の文語体文章
シナ・チベット語族 シナ語派

漢字の発見神話

黄帝(2697–2597) に仕える史官
蒼頡/そうけつ  優れた観察力を示す 目が四つある人物として描かれる 名祖

当時の  縄の結び目を用いた記録 に勝る表現法を黄帝より求められた 蒼頡は 思案する

或る日 海岸沿いを散策中 不死鳥が嘴に何かを銜え飛来 蒼頡 の足元に落とす
 それは何かの爪痕であった 狩人に 何の爪痕かを訪ね
 貔貅ひきゅう 伝説上の猛獣 のものと知る
 その事実に霊感を得
 万物個々の特徴を 描き表すことができれば 書くための完璧な文字になる と


又は 或る日 亀の甲羅の模様に霊感を得 漢字を編み出した
 こちらの伝記は 賈湖契刻文字(6600BC)
先史時代の甲羅に刻まれている16の記号 原文字/proto-writing と関連付けれている


『淮南子/ えなんじ(179-122BC)』
「蒼頡が文字を作ったとき 天はキビを降らせ 神と悪魔は泣いた」と記録

『説文せつもん(100BC)』
 「蒼頡はじめに作った文字はみな象形文字であり これを「文」と呼ぶ
その後に形声文字が作られ これを「字」と呼ぶ」と記録






亀卜/きぼく  殷/いん(1046BC) 甲骨文字こうこつもじOracle bone 漢字の最古の祖形


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と たのしい演劇の日々

2019年05月28日

俳優の錬金術 言葉の神話由来 05

俳優の錬金術 Mythical origins of language言葉の神話由来 05

典礼言語 sacred language 00

パーリ語Pali 上座部仏教Theravada Buddhism の経典tipitakaと儀式に用いられる

インド・ヨーロッパ語族 インド・イラン語派 サンスクリットより俗語なインド・アーリア諸語

上座部仏教の仏典は「詠む」書物
声を介して仏典を身体に留める伝統が培われている
口授によって行われる仏典継承は 戒や教説を体得した僧侶により成される

サンスクリット.バラモンの伝統では
 神々によって話される不変の言語であり 各単語に固有の意味がある
,この言語観は初期の仏教の伝統には観られない

この言語観をパーリ語は受け継ぐ
更にその平俗さ故に サンスクリット以上にその言語観を実践している.

パーリ語の研究(4-5AD)に拠れば
 パーリ語は自然言語であり すべての存在の根本言語と見なす

西洋神秘主義に見られる言語観 (古代エジプト語 ラテン語 ヘブライ語) 同様
 パーリ語の朗詠はしばしば超自然な力を持つと考えられている

 初期仏教文学にパーリ語の呪文が願掛けに使われているのを見る 

上座部仏教文化圏ではパーリ語を用いた祈願は 特別な意味合いを含む, .
例えばバーリ語経典『アングリマーラ経』は 安産を招くと 今でも信じられ唱えられる
『阿毘達磨higher-teaching/仏典解説』 は死者を弔う為に 死後7日間に渡り唱える

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と たのしい演劇の日々

2019年05月27日

観劇『日の名残り』カズオ・イシグロ  ブリストル.オールドビック劇場00

観劇『日の名残り』カズオ・イシグロ  ブリストル.オールドビック劇場00

『日の名残りThe Remains of the day』石黒 一雄

脚色 Barney Norrisバーニー.ノリス
演出 Christopher Haydon
主演 Stephen Boxer ステファン.ボクサー
(2013 ホリプロ『按針』市村正親(徳川家康)主演 の相手役イギリス商人で共演)
 執事の切なさと滑稽を良く描いていた 情感表現に天才を観た


ある劇評は

“昨今の英国劇場の傾向 である
 革新と呼ばせる派手さ.奇抜さ. 観客へ媚びを売るかの如くの観客との親近感.
 に辟易していた 旧来の劇場愛好者は カズオ・イシグロ 『日の名残り』に
 劇場演劇のあるべき姿を観 安堵さえ覚えた
 俳優は その上級の物語を的確に語り 演技は最高の秩序の元に執り行われたのだ” 


大戦前後 英貴族に使える執事の回想/記憶とその捉え方 を執事の一人称で
「威信」 「諧謔」 「社会的制約」 「忠誠心と政略」 「愛と人間関係」
 キーワードに描く 舞台上ではその回想シーンは俳優により演じられる

観客は 舞台上で演じられる物語は
 あくまで執事の記憶に留められた過去である事 それは
 回想の段階で本人に都合よく歪められる可能性のある事を 認識し
(舞台転換は俳優たちが短調なリズムに乗り シンボリックな機械的運動により行われる)
 距離を置いて観る  が そこには誰にも共通する 生きる事の条理が底を流れている

人間は 強い力のある者の執事としてこの社会に存在するということ

丁度日本は トランプの訪問を歓待していた その安部総理はオバマをも同様に歓待した

偶然にも 芝居の始まりは 米実業家に買い取られた館の 執事として
 長年英貴族の下では経験のなかった「諧謔」の習慣に戸惑い
 その習得を執事の務めと課す姿がある  

 脚本のバーニー.ノリスは
 ”国際的に重要な事項を 事実情報が乏しく 又
 ポピュリズムの扇動による嘘のニュースに動かされた一般人の投票により決定したことを後悔する”
 とブレグジットにも触れて 人間の儚さとそれでも連綿に繰り返される日々を思う

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と たのしい演劇の日々

2019年05月25日

俳優の錬金術 言葉の神話由来 04

俳優の錬金術 Mythical origins of language言葉の神話由来 04


南西アジアとオセアニア


ポリネシア
ツアモツ諸島「支配された島々」の意
 南太平洋にあるフランス領ポリネシアに属する諸島 のハオ環礁
環礁atoll 環状に形成される珊瑚礁 核実験の場

ポリネシアのハオ島に住む民族は バベルの塔 と非常によく似た話をする

「神は 猛り狂って建築者を追い払い その建物を破壊した
 そして建築者たちの喋る一つ言語を 個々で違え 互いに理解できないようにした と




オーストラリア
南オーストラリア州 エンカウンター湾 Encounter Bayには
 多言語の起こりは カニバリズム 共食い によってもたらされた神話が残る

昔々 ウルリWurruriという名前の老女が 東に向かって住んでいた
 老婆は 人々が寝静まるや 火を追い散らすために 手に大きな棒を持ち 歩き廻った
 が終いには死に絶える
 人々は ウルリの死を非常に喜び 村から村へと余すところなく振れ回す
 さて知らせを受けた人々は 喜び集まった

最初にラミニェラーは 老婆の死体を食べ始め すると わかりやすく話し始めた
 彼こそ最初に言葉を話した人間だ
 次に到着した東方の部族は 老婆の死体より その腸を食べた
 それによって 違う言葉を話し始めた
 北部の部族が最後にやって来て 残っている死体を貪り尽くした
 すると ラミニェラールの言葉とは大きく異なる言語を話した


オーストラリア.アボリジニ グンウィングアン語族 Gunwingguが云うには
人類が 精霊と共に生きた時代
 女神は 彼女の子供たち夫々に 夫々違った言葉を与え 遊んだ と




アンダマン諸島
ベンガル湾沖に伝わる神話
  創造主ブルガ は 人類が天地創造の時に与えられた命令を怠ったので
 人々を訪問するのをやめ 更に 警告なしに 壊滅的な洪水を起こした
  結果 2人の男LoralolaとPoilola 2人の女KalolaとRimalola が生き延びた
 4人の男女は漂着するが 火を失い すべての生き物は死に絶えていた
  ブルガは動物や植物を再生した しかし それ以上の指示を与ず 火も与えなかった
 だが 言葉bojig-yâb- を与えた
 これがアンダマン民族の母国語である
 男と女は沢山の子供を儲け
 その子供等は必要な家財と共に より豊かな土地を求め流失exodusした
 そしてブルガは 夫々に 夫々違った言葉を与えた


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と たのしい演劇の日々

2019年05月24日

俳優の錬金術 言葉の神話由来 03

俳優の錬金術 Mythical origins of language言葉の神話由来 03


アフリカ

バントゥー語群の民族
初め地球の人類は1つの言語しか知らなかった
 が厳しい飢饉に襲われ 人々は狂乱し 意味不明な言葉をまくしたて 四分五裂してしまう

全ての言葉を喋る神は アフリカ神話のテーマでもある

ヨルバ宗教:
パシュEshu: 詐欺師 言葉の支配者 神の使者/精霊
オルンミラOrunmila : 世界中全ての言語を喋る 予知の神/精霊

ブードゥー教:
ベナンのフォン族のレグバLegba: 精霊 詐欺師 運命の支配者


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と たのしい演劇の日々

2019年05月23日

俳優の錬金術 言葉の神話由来 02

俳優の錬金術 Mythical origins of language言葉の神話由来 02


西欧

古代ギリシャ
  人類は 幾歳月に渡り ゼウス神の支配下にあって 法律も無く また 1つの言語を話した
 それは創意工夫の神と女神 フィラリオスPhilarios(?)とフィラリオンPhilarion(?)より贈られた

ヘルメス神(ゼウスとプレイアデス.マリアの子)は 多言葉を人類に与え それに伴い
 国家の分散と不和が起きる

その後 ゼウスは退位し そして 人類の最初の王 ホロネウスがその地位を継承した



北欧神話

言語能力は ボル(最初の神ブリの息子)の3男ヴェー の贈り物
 彼は 聞く能力と見る能力をも与えた 

ボルの三人の息子(オーディン.ヴィリ.ヴェー)が 海沿いを散策中
 2本の木(トリネコとニレ)を見つけた
 彼等は その木を取り上げて
 彼等の人類 アスク(男.トリネコより) エンブラ(女.ニレより)を形創る
  オーディンは最初の人類に霊魂と寿命を与え
  ヴィリ は智慧と情感 を そして ヴェー が 形式 言葉 聴覚 視覚を与えた


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と たのしい演劇の日々

2019年05月22日

俳優の錬金術 言葉の神話由来 01

俳優の錬金術 Mythical origins of language言葉の神話由来 01

メソアメリカ

アステカ神話: 
唯一の男コックスコックスと女ショチケツアルは大洪水を生き延びた
彼らはイトスギ に避難 漂流後 クルワカン/古代ナワトル語発祥 の 山の頂に漂着した
沢山子供を儲けたが どの子供も口がきけなかった
 それを哀れに思った偉大なる創造主は 鳩を使わし 子供たちに言葉を教えた
 その内の15人は 言葉を覚え しかし
 15人が違う言葉を使うために 互いに理解し合えなかった
 この15人はトルテカとアステカの先祖である




北アメリカ

アサバスカ諸語:
大洪水に見舞われた人類は 唯一自分が生き延びたのだろうと信じたが
 安住の地を求め彷徨う内に 同様の人間に出会う
 彼等は違う言葉を用いていたため 互いに理解は出来なかった だが
 この大洪水の前 人類は一つの国に暮らしており 一つの言語を話していた


イロコイ祖語族:
 (天国の所有者)は彼の人々を旅に導き 夫々異なる地に定住するように指示する
 そして人々はその地にて言語を違えた


セイリッシュ語族:
飛行中のアヒルが発する高音は
 くちばしを通過する空気によるものか 羽の羽ばたきによるものなのか と論じあっていた
 結論が出ず 各村々より代表が呼び出され 評議会を持つことになった
 しかし 物別れとなり 人々は他の地へと移動することになった
  時の経過と共に ゆっくり違った形で話し始め やがて他の言語が形成された


ユキ語族:
 コヨーテが部族と同様に 部族毎の言葉を創造した
 彼は夜明けとともに人間に代わる棒を用いた
 創造主を案内し あちこちを散策 良い土地を見つけては 棒を使い 人間を生んだ
 そして その人間は土地ごとに違った言葉を喋った




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ティクナカ語族:
 すべての人々はかつて同じ言葉を話していた ところが 語り部は知らぬが
 或る日 2つのハチドリの卵が食べられてしまう
その後 部族はグループに分かれ 遠くそして広く分散した




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と たのしい演劇の日々

2019年05月20日

俳優の錬金術 言葉の神話由来 00

俳優の錬金術 Mythical origins of language言葉の神話由来 00

神の言葉

1. アブラハム宗教

ユダヤ教とキリスト教:
 天地創造の際に 神が語った言葉 アダム命名し 説教を与えたその言葉は ヘブライ語?
 アダムは万物に命名(創世記2:19) はアダム独創の言葉 或いは ヘブライ語 

イスラム教: 
神(アラー)が 天使ガブリエルを通し イスラム教の預言者ムハンマドに 最後の啓示本コーラン
神の言葉/聖なる言葉を それは古典アラビア語 (セム祖語 3750BC頃)で書かれた




2. ヴェーダの宗教
女神Vāc ヴァーチ /Sarasvatīサラスヴァティー 詩人や預言者に乗り移り 言葉.弁舌を顕す
ヴェーダの母と崇められ ヴェーダ.サンスクリット語典礼の言語を神々の言語とする

ミーマーンサー学派( 祭事研究) 
意味に重きを置く発声Shabda 理論確立
 発話3段階  話者による概念化
        発話行為
        聴き手の合点




3. 神秘学

アグリッパ 1486-1535『三つの神秘哲学Three Books of Occult Philosophy(1510) 』は書いている
“天使か悪魔か 彼らは純粋な霊である はたして 発話.舌を使うのだろうか?
 私 人間は舌を用い発話する では 彼等にとって発話.舌 とは何か?
 彼等が隠喩を用いるなら ヘブライ語だが 天地創造は語られ それは
 バベルの塔 創世記11.1-9 に先んじた

律法は父なる神によって与えられ 福音は子キリストによって宣べ伝えられ
 そして多くの聖句が聖霊によって預言者に与えられた
 そしてどれも この舌に依り 様々な腐敗と異変を招き 更に衰えを知らない

「舌」は 数.順序.形態.を持ち 天界と神を起源としている
 そして霊の名は ヘブライ文字だけでない カルデア アラブ エジプト ギリシャ ラテン等
 あらゆる言語より成される”



ジョン.ディーJohn Dee(1527 – 1608/9)
エドワード.ケリーEdward Kelley( 1555 – 1597/8) は幻視体験を語り
“天よりの言葉は天使によるもの 天使の言葉 は神が天地創造の折に語った言語 それは
 アダムが神と天使と話すために そして万物に名前を付けるために使われた
 ところが失楽園により失う 記憶を頼りに 原始ヘブライ語言語を組み立てた
 それは バベルの塔/天罰の日まで 世界言語であった

アダムの時代からデーとケリーに至るまでに この天使の言葉を知っていたのは
 父祖エノクだけであった
 彼は「Book of Loagaeth 神の言葉」に記したが ノアの洪水の折に紛失した”



ジョージ.ウィリアム.ラッセル George William Russell (1867 –1935) アイルランド
「蝋燭幻影The Candle of Vision (1918) 」に書いている
“人間の心は神のイメージの中に作られて  発語の諸要素は
人間の心の中の力と それを通した神の存在に関連している。
これら真の言語を源とする言語はほとんどない が アルファベットは源を同じくする"




次回へ続く

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と たのしい演劇の日々

2019年05月07日

俳優の錬金術 ロッシーニ『ミサ.ソレムニスPetite Messe Solennelle (1863) 』05

俳優の錬金術 ロッシーニ『ミサ.ソレムニスPetite Messe Solennelle (1863) 』05

ジョアキーノ・ロッシーニ Gioachino Antonio Rossini 1792 – 1868)イタリア楽曲家

老輩の不善(sins of old age)

"「親愛なる主よ、ここに小さなミサ曲が完成したことを報告します。
私は神聖なる いやむしろ 罰当たりな音楽を書いたのでしょうか?
 貴方もご存じの通り 私は庶民向けオペラ/オペラ.ブッファ 書きです
 二番煎じな技巧と僅かな志が作品の全てです
 あなたを祝福いたしますから どうぞ私に浄土をお約束ください」


楽曲のあとがき より


Agnus Deiアニュス・デイ/神の小羊

Largo幅広く緩やかに (4分音符=88)  拍子3/4

E minor ミで始まる短調  F#
「なまめかしさや悲しさを表す
「非常に考え込み、深く沈み、悄然とし、悲しげな状態を作り出す」

ピアノのostinato執拗反復 で始まる
 それはソロcontraltoコントラルト(声域F3-F5) の情感豊かな旋律のベースで 

 "Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, miserere nobis"
(Lamb of God, you take away the sins of the world, have mercy神の子羊よ 哀れみたまえ) と詠う

コントラルトによる 3小節に跨ぎゆったりと流れる cadence/終止形 の後

SATB合唱が "Dona nobis pacem" (Give us peace/祝福を) アカペラで詠う

この旋律が 違う諧調で 3度繰り返される

 その3度目は 神へ加護をと ソロ.合唱が重なり 凛々と詠いあげる

曲の締めは
 ピアノが導入と同様の旋律を 老人の重い足取りの様に 休止を含みながら 柔らかく弾き 
 そして そこに いくつかの強めの和音が加えられ 

それは 老いたロッシーニ自らが その不敬を戒めながらも

 浄土を乞う姿と重なる

ロッシーニ 仮面の男

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と たのしい演劇の日々

2019年05月06日

俳優の錬金術 ロッシーニ『ミサ.ソレムニスPetite Messe Solennelle (1863) 』04

俳優の錬金術 ロッシーニ『ミサ.ソレムニスPetite Messe Solennelle (1863) 』04

ジョアキーノ・ロッシーニ Gioachino Antonio Rossini 1792 – 1868)イタリア楽曲家

老輩の不善(sins of old age)

"「親愛なる主よ、ここに小さなミサ曲が完成したことを報告します。
私は神聖なる いやむしろ 罰当たりな音楽を書いたのでしょうか?
 貴方もご存じの通り 私は庶民向けオペラ/オペラ.ブッファ 書きです
 二番煎じな技巧と僅かな志が作品の全てです
 あなたを祝福いたしますから どうぞ私に浄土をお約束ください」

楽曲のあとがき より




Sanctus Benedictus

A cappella 声楽のみ

Andantino mossoやや歩くような速さ(四分音符 =70)  6/8拍子

C major ドで始まる長調 
「陽気で勇壮」 「かなり荒削りで大胆な性質を有している」

SATB合唱の “Sanctus/聖なるかな” と3度(三位一体)称賛で始まる
最初はppとても弱く 次はmf 少し強く そして3回目を ff とても強く 

“Pleni sunt coeli et terra 栄光に満ち”
SATB合唱 のcanonカノン(複数の声部が同じ旋律を異なる時点からそれぞれ開始演奏する様式)
  ff とても強く始まり 柔らかく終わる

"Hosanna in excelsis 天に祈る " ソロAB と ST unison斉唱

"Benedictus qui venit in nomine Domine 祝福を "
3連符のメロディーを SATB合唱が sotto coce 柔らかく

同じフレーズを違ったハーモニーで展開 そして
 ベネディクタスのパートへ ソロSATB が詠う 

"in excelsis祝福を"  fff 極めて強く 宣誓し 終わる


聴くと聞こえる: on Listening 1950-2017

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と たのしい演劇の日々
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