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2019年04月30日

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』04

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』04

台詞

録音した台詞を聞いて身体に入れる を試みた

書かれた台詞/活字を読み解き 戯曲を理解するが

活字から離れ 聞くことに集中した

脳裏に転写された 台詞/活字 から解放され

身体への音の共鳴から沸き立つイメージに出会いたかったのだ

が 聞いて覚えた台詞を 何度も 何度も繰り返し言っている内に

その台詞を吐く 思い が沸き立つ体験を得た

沸き立った思いは 台詞にリズムを与えた

思いは 行動/所作への原動力 
それは 波動を生じ 言葉/台詞にリズムを与える





「平成」が往きます

 稔多き 「令和」 を祈りつつ

 


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と たのしい演劇の日々

2019年04月28日

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』03

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』03

台詞

台詞を耳から覚える
テープに録音し ひたすら繰り返し聞く

最初の内は 聞きながら 声に出して覚える事から務める

次に 台詞が大方入ったら 聞きながら 頭の中で 台詞を言う 


この頭/心の中で台詞を言う作業は 体内共鳴を誘発する

つまり この音刺激により イメージが 身体から沸き立つ
 

日により 或いはその時の気分だろう 微妙に 言い回しが違ったりする

何度も聞いている内に 同じ言葉を 違いなく言えるようになる


台本上の 書き言葉から覚える場合

文字列が其の侭 脳裏に写真の様にコピーされ

台詞を喋る際 それは 紙上の文字列として最初に現れ
 そこからイメージへと変換される 


音声として発される言葉を 其の侭 音で受け取りたいと思った 

音として 言葉を取り入れ 根付かせたい と思った  


紙上の書かれた文字 2次元世界から起こされ 発せられる台詞が

空間を音として漂い 3次元世界で合成され 発せられる台詞になる

より 生々しい話し言葉として それは受け取られ 発せられる 

録音された台詞も 慣れるにつれ テンポ.言い回しに変化が生じる故
 段階的に新たに録音し直し より 最終段階に近い 台詞へ向かう


台本を読むのは 全体の流れを確認する為だけ


一つ面白い事に
 2週間後に迫った 合唱発表会の為の練習を同時に進行させているが
 耳が 脳が 曲/Rossini. Petite Messe Solennelleを受け付けないのだ............


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と たのしい演劇の日々

2019年04月25日

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』02

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』02

月読命 伊勢神宮・月読神社ではツキヨミと表記
後世では男神と考えられているが 記紀に性別の記述はない

「月を読む」ことから暦と結びつけ暦を司る神  または 「月の神」とされる

日本神話古事記・日本書紀 あまり登場せず活躍に乏しい
 のはアマテラスとスサノオという対照的な性格を持った神の間に
 静かな存在を置くことで バランスをとっている とする説あり

不安定な支配領域はアマテラスとツクヨミの神話に
 後からスサノオが挿入されたためではないかとの説あり

ツクヨミはスサノオとエピソードが重なることから同一神説あり


『古事記 』:上巻 月讀命は伊邪那伎命が黄泉国から逃げ帰って禊ぎをした時に
右目を洗った際に生み成され
もう片方の目から生まれた天照大御神(姉) 鼻から生まれた須佐之男命(弟)と
 重大な三神「三柱の貴き子」と呼ばれる

伊耶那伎命から「夜の食国を知らせ」と命ぜられるが これ以降の活躍なし



『日本書紀』:神代紀.第五段
「日の光に次ぐ輝きを放つ月の神を生み 天に送って日とならんで支配すべき存在とした」とあり

第一の一書 異伝には
 伊弉諾尊が左手に白銅鏡を持って天照大神を生み 右手に白銅鏡を持って月弓尊(月読命)を生む

ツキヨミの支配領域は 天照大神と並んで天を治めるよう指示され 
     「滄海原の潮の八百重を治すべし」と命じられた という

第五段第十一の一書 穀物の起源となった 保食神(うけもち)の件
「日月分離」の神話 昼と夜の起源 



『書紀』巻十五.顕宗紀
「我が月神に奉れ、さすれば喜びがあろう」と 宣託の話あり
  六国史.第二.続日本紀は  伊勢の月読神の祟り の話あり



『山城国風土記』「桂里」 保食神の件で 中つ国への道中
 湯津桂に立寄った という伝説あり
月と桂を結びつける伝承は インドから古代中国を経て日本に伝えられた と云われる




『万葉集』:月の擬人化 「月と不死」信仰と沖縄の「スデミヅ」との類似性

巻4.670  月讀の 光に来ませ 足疾(あしひき)の 山寸(やまき)隔(へ)なりて 遠からなくに
 (湯原王/ゆはらのおほきみ)

巻4.671  月讀の光は清く 照らせれど 惑へるこころ 思ひあへなくに (670 返歌)

巻6.985  天に座す 月讀壮士 幣(まひ)はせむ 今夜の長さ 五百夜継ぎこそ
 (湯原王/ゆはらのおほきみ)

巻7.1075  海原の 道遠みかも 月讀の 明(ひかり)少なき 夜は更けにつつ (詠み人不詳)

巻7.1372  み空ゆく 月讀壮士 夕去らず 目には見れども 因るよしもなし (詠み人不詳)

巻13.3245  天橋も 長くもがも 高山も 高くもがも 月夜見の 持てる越水(をちみづ) い取り来て
公(きみ)に奉りて をち得てしかも (詠み人不詳)

巻15.3599  月余美の 光を清み 神嶋の 磯海の浦ゆ 船出すわれは (詠み人不詳)

巻15.3266  月余美の 光を清み 夕凪に 水手(かこ)の声呼び 浦海漕ぐかも (詠み人不詳)




『皇太神宮儀式帳 』太刀を佩いた騎馬の男の姿となる



『花喜山城光寺縁起・慈住寺縁起天』
 天照大神が八上行幸の際 行宮にふさわしい地を探していると 一匹の白兎が現れ
 大神の御装束を銜え 霊石山頂付近の平地(現在の伊勢ヶ平)まで案内 そこで姿を消した
 とある 白兎は月読尊のご神体 その後これを道祖白兎大明神と呼び
 中山の尾続きの四ケ村の氏神として崇めた  とある


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感想(3件)












と たのしい演劇の日々

2019年04月23日

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』01

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』01

女性優位の京都花街/西欧から観た花街の女

舞妓芸妓は日本の伝統的な女性らしさの頂点にある

芸妓という言葉は文字通り「芸能人」と言い換えられ
娼妓の中には「芸者」と称する者もありるが 区別される 

成功した舞妓芸妓は日本の伝統芸能を披露 そして会話で顧客を楽しませる

舞妓芸妓は旦那/顧客に対し 従順で 貢献する事を心がける
 が実は日本で経済的にも精神的にも成功している最も強い女性たちであり
 伝統的にそうであった

舞妓芸妓は日本の伝統芸能を学び習得し 更に高い社会的地位を保持している

西洋文化に舞妓芸妓に類似の存在はいない 純然たる日本文化の申し子だ

芸妓は独身女性だが 私生活上では恋人を持ち その恋人を財政的に支援している場合が多い

高級芸妓の魅力は 歴史的に 典型的男性客の妻の魅力とは非常に異なっていた
理想的な芸者は彼女の才腕を示し 理想的な妻は夫に対し寡黙で慎み深かった
理想的な芸者は伸びやかで 理想的な妻は憂いを含み 家事全般を滞りなくこなした

歴史的に 旦那/顧客と結婚した芸妓は引退を必要としました

芸妓は体良く旦那/顧客と特別な関係を持つかもしれないが 常に接客管理の立場を貫く
長年の見習い期間を通して 様々な状況 顧客の個性に適応する女将の術を習得してゆく 

花街を生き抜く女性は 日本で成功しているビジネスウーマンの一人と云える

花街の女将たちは起業家であり
 その舞妓芸妓への功労は 花街が円滑に運営されるために不可欠な要素だ

男性は着付け師(舞妓芸妓独特な着物/帯を着付けるには腕力が必要)や
会計士などの仕事を担うが しかし花柳界で男性の仕事は非常に限られてる

舞妓芸妓制度は 実際 女性の精神的 経済的自立を促進するために設立された
女性の大多数が 家事育児を担う妻であった時代から
  女性自立を達成するためのルートが非常に少ない日本社会において
見事に女性の独立を支援し成功してきた 

置屋.茶屋の女将は師匠であり 経営者であり 才覚ある舞妓芸妓を発掘し
 ビジネスアドバイザーとなり そして 卓越した芸妓を見出し 跡取りとして教育し
 次世代へと繋いでゆく

茶屋女将の卓越したビジネスセンスがあって 花街は今もその伝統を維持しつつ存在を続ける

男性が花柳界で果たす唯一の主要な役割はゲストとしてであり
 時に女性がその役割を果たすこともある

歴史的に 日本のフェミニストは舞妓芸妓を搾取された女性と見なしてきました
 しかし現代の舞妓芸妓を解放されたフェミニストと定義する者もある


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と たのしい演劇の日々

2019年04月20日

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』00

俳優の錬金術 短編映画『CONSUME/喰い尽くす』


日本書紀より 食物の神 保食神/ウケモチ

 既にして天照大~、天(あめ)の上に在りて曰く、
「葦原中國(あしはらのなかつくに)に保食~(うけもちのかみ)有りと聞く。
爾(いまし)月夜見尊、就(ゆ)きて候(み)るべし」。
 月夜見尊、勅(みことのり)を受けて降り、已に保食~の許(もと)に到る。
 保食~、乃(すなわ)ち首(こうべ)を廻(めぐら)して國に嚮(むか)わば、
則(すなわ)ち口より飯(いい)出(い)ず。
 又、海に嚮わば、則ち鰭廣(はたのひろもの)・鰭狹(はたのさもの)、亦、口より出ず。
 又、山に嚮わば、則ち毛麁(けのあらもの)・毛柔(けのにこもの)、亦、口より出ず。
 夫(そ)の品物(くさぐさのもの)を悉く備えて、百机(もものつくえ)に貯えて饗(みあえ)す。
 是の時に、月夜見尊、忿然(いかり)て色を作(な)して曰く、
「穢哉(きたなきかな)。鄙矣(いやしきかな)。
寧(いずくに)ぞ口より吐(たぐ)れる物を以ちて、敢(あえ)て我を養うべきか」。
 廼(すなわ)ち劒(つるぎ)を抜きて撃ちて殺しき。
 然(しか)して後に復命(かえりごともう)して、具(つぶさ)に其の事を言いき。
 時に天照大~、甚(はなは)だ怒りて曰く、「汝は是(これ)惡しき~なり。相い見るまじ」。
 乃ち月夜見尊と一日(ひとひ)・一夜(ひとよ)を隔て離れて住みき。
 
是の後に天照大~、復た天熊人(あめのくまひと)を遣(つかわ)して往きて看さしめき。
 是の時に、保食~、實(まこと)に已に死にき。
 唯、其の~の頂(こうべ)に 牛・馬化爲(な)り、
顱(ひたい)の上に粟(あわ)生(お)い、
眉の上に(かいこ)生い、
眼の中に稗(ひえ)生い、
腹の中に稻生い、
陰(ほと)に麥及び大小豆(まめあずき)生いて有り。
 天熊人、悉く取り持ち去りて奉進(たてまつ)る。
 時に、天照大~、喜びて曰く、
「是の物は、則ち顯見蒼生(うつしきあおひとくさ)の食(くら)いて活(い)くべき也」。
 乃ち粟・稗・麥・豆を以ちて陸田種子(はたけつもの)と爲し、
稻を以ちて水田種子(たなつもの)と爲す。
 又、因りて天邑君(あまのむらきみ)を定めき。
 即ち其の稻種(いなだね)を以ちて、始めて天狹田・長田(あめのさた・おさだ)に殖えき。
 其の秋の垂穎(たりほ)、八握(やつか)に莫莫然(しな)いて、甚だ快(こころよ)し。
 又、口の裏に(かいこ)を含みて、便(すなわ)ち絲(いと)抽(ひ)くを得たり。
 此より始め て蠶(こ)を養(か)う道有り。
 『保食~』、此を宇(う)氣(け)母(も)知(ち)能(の)加(か)微(み)と云う



古朝鮮語の人体名 と 保食神/ウケモチから生じた食物が関連する件

頭(mara/マラ) :馬(mar/マル)
額(cha/チャ) :粟(cho/チョ)
眼(nun/ヌン) :稗(nui/ヌイ)
腹(pai/ぺ) :稲(pyo/ピヨ)
女陰(poti/ポティ) :小豆(pat/パト)

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と たのしい演劇の日々

2019年04月18日

俳優の錬金術  二重相続理論/dual inheritance theory/DIT ミーム/meme 00



俳優の錬金術 
二重相続理論/dual inheritance theory/DIT
ミーム/meme 00

二重相続理論dual inheritance theory/DIT  (wiki参照)

人間を生物学的な進化と文化的な進化の間の相互作用の産物として捉える

遺伝→文化への影響:文化の伝播発展は 遺伝特性により影響・束縛を受けるとする
文化→遺伝への影響:文化の状態が遺伝特性 選択に影響を及ぼしていると考える
そしてこの両方の相互作用の結果として人類を捉える

遺伝的な階層とミーム(仮想文化的情報の単位)の間で織り成される 共進化を仮定する

遺伝子は社会学習に関する精神的神経的構造を通して文化進化に影響を与える

文化は人類集団の遺伝子頻度に大きな影響を与える事


ミーム/meme 00

文化を形成するDNAのような情報
人類の文化が形成されるプロセスを説明するため遺伝子との類推から生まれた概念

遺伝子が生物を形成する情報であるように ミームは文化を形成する情報であり 進化する

遺伝子の進化とミームの進化は無関係ではなく 相互に影響しあいながら進化する

ミームは遺伝子同様に 複製 伝達 変異という三つの条件を満す


人類に言語が生まれるより以前
 脳は遺伝子進化の力により DNAを複製させるという目的で進化してきた 

脳の進化は 生存と DNAに共通部分の多い他者と交わり繁殖する方向へと進んでいった 

このため脳は
 基本的な四つの本能衝動(闘争.危険回避.食物獲得.結婚/繁殖)によって働くように進化した


人類が意識を持つ以前に 人類は言語を使えるようになった
言葉を使うことで 生存の可能性は高まり 特定の情報を効率よく伝播する情報交換は進化した

 意識を持つ以前の人類は 基本的ミームにより交感していたと想像する

そして 遺伝子進化により 人間は意識を持つようになり 意識も DNAを複製させるために機能した

この意識という精神機能の上に 人類は思考が可能になった

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と たのしい演劇の日々

2019年04月16日

俳優の錬金術 利己的遺伝子論/The Selfish Gene 00

俳優の錬金術 利己的遺伝子論/The Selfish Gene 00

進化学における比喩表現および理論(Wikiより)

自然選択や生物進化を遺伝子中心の視点で理解する

リチャード・ドーキンスClinton Dawkins,(1941-)動物行動学者
『The Selfish Gene利己的な遺伝子(197)6』)で一般向けに解説したことが広く受け入れた

遺伝子一つ一つは長い時間存在する
進化の営みの中で 数を増やしたり 減らしたりする実質的な単位は遺伝子

そのことを 生物の起源をさかのぼることで理解する
生命の誕生以前の地球には水 二酸化炭素 メタン アンモニアなどの単純な化合物があっただろう
これらの物質を フラスコに入れ
紫外線や電気花火などのエネルギー源を2週間ほど与え続けることでアミノ酸を作る

さらに 実験室での原始の地球を模した実験で プリンやピリミジンといった有機物を作る

これらはDNAの構成物質だ

原始の地球において長い時間をかけ発生した アミノ酸 タンパク質は
海や水溜りの中で凝集し より大きな分子となった

ある時点で自分の複製を作れる特異的な分子が発生した
それが自己複製子/DNAである


このDNAが漂っている周りにはDNAの構成分子も漂う

構成分子は自分と同じものと親和性があり 元のDNAに同じ順序で結合し 複製される 

その後 DNAのある水溜りは生産性 寿命 複製の正確性が優れているDNAによって占められていく

あるDNAは自分の回りをタンパク質で囲むようになり
 このDNAはそのおかげで他のDNAよりも安定し 水溜りの中でより大きな割合を占める

現在の生物の個体とは
 このDNAの周りを囲むタンパク質が長い時間の進化を経て複雑に 高度になったものだ

したがって 進化の単位は個体ではなく 個体の中にある遺伝子に働くものと考えらる


生存機械論
遺伝子は自らのコピーを残し その過程で生物体ができあがる

我々人間を含めた生物個体は
遺伝子が自らのコピーを残すために一時的に作り出した「乗り物」に過ぎない

コピーを残す効率に優れた「乗り物」を作り出せる遺伝子が 結果として今日まで存続してきた

進化で中心的な役割を果たすのは種や個体の存続ではなく 遺伝子そのものの残りやすさだ
 
個体の系統や種の存続はその結果にすぎない 

生存・自己複製の究極的な単位は個体ではなく個別の遺伝子である
 個体内でも遺伝子同士の相克があり得る


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と たのしい演劇の日々

2019年04月15日

演技 英語の台詞 04

演技 英語の台詞04

役を生きている時は
フロウ/流動 であり
ヴェーダ科学で云う 宇宙意識状態/自分を観察する自分 を知っている


役は 物語の世界/パラレルワールド の現実で生きている 
台詞は 所作と同様に 重ねた稽古の末 既に準自然発生/自発運動の域に在る筈

が 英語の台詞は 早々身体(脳でなく)に入っていかない  

俳優は表演フロウ(過去記事06/04/2019 06/02/2018) 精神状態にあって 
宇宙意識/観察する俳優(過去記事03/03/2019) と共存している 

観察する俳優は まるで 脳内スクリーン/カルテジアン劇場(過去記事08/03/2019
を観てでもいるように

そして 演じている俳優に 次の台詞を引き出す手伝いをする

ところが その補佐に対し 身体(台詞誘発)反応が鈍い場合

時にそれは パラレルワールドと現実の狭間に 俳優を引き戻す

この手助けを 引き戻し と感じてしまう時点で

表演フロウは留まり 俳優の純意識(ヴェーダ科学)は現実世界の比重が大きくなっている 

望ましくない表演状態だ

パラレルワールドに存続しながら 観察する俳優の補佐を 活用できないだろうか?

パラレルワールドと現実との狭間を行き来する
  魔訶不思議な瞬間を 表演に加えられないだろうか?
 つまり 二つの違った次元世界を跨ぐ/時空間に在る
 その体験を 演技にくわえられないだろうか?

と 思い巡らす昨今


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と たのしい演劇の日々

2019年04月14日

観劇『ミュージカル  ヴァイオレット』チャリングクロス劇場

観劇『ミュージカル  ヴァイオレット』チャリングクロス劇場






チャリングクロス劇場と梅田芸術劇場との コラボレーション

オフブロードウェイ(1997)初演
原作:ドリス.ペッツ『醜い巡礼者』
 音楽:ジニーン.テソーリ
 脚本.歌詞:ブライアン.クロウリー 
7つのミュージカル賞ノミネート
演劇批評家協会 ルシル.ローテル 最優秀ミュージカル賞受賞  


(以下 チケットぴあ より)

ロンドンにて初演の後 2020年春 日本版公演へ

本企画は チャリングクロス劇場の芸術監督トム・サザーランド総指揮のもと
 日英共同で公演を企画・制作
 演出家と演出コンセプトはそのまま「英国キャスト版」と「日本キャスト版」を
各国の劇場で上演する 日本演劇史上 稀有といえるプロジェクト

演出:藤田俊太郎1960- 東京藝術大学卒 蜷川幸雄の演出助手を10年務める 
  受賞歴 読売演劇大賞 杉村春子賞2015 読売演劇大賞2017 菊田一夫演劇賞2017 優秀演出家賞

 約6週間の稽古を重ね、チャリングクロス劇場で約3ヶ月の完全プロデュース興行



内容:
子供の頃 巻き割りをする父の斧の刃が飛び 顔面を直撃 損傷
 その為 世間と隔絶した生活を送った娘が 父の死後
 テレビで偶然見た あらゆる傷を癒すという宗教団体教祖を訪ね 1500キロバスの旅に出る


英劇評は芳しくなく 小さな劇場が ガラガラで残念であった

歌唱力を優先させたのだろう 演技は 役を表現していない
 それは脚本にもよるところが多く
劇評も 巡礼の道中に出会う人々の個性が描ききれておらず
 主人公バイオレットとの絡み それによる 彼女の成長へと 繋がっていかない とある

最も強烈に観客を捉えたのは 宗教団体によるパフォーマンスのシーン
 或る劇評にもあった トランプを救世主と崇める熱狂的アメリカ白人と重なる


ベトナム戦争を背景としたアメリカの戯曲を
 英日のコラボで現代に問いかける と演出ノートにあり

 バイオレットは教祖との出会いで ヒステリー状態/神秘体験し(好演だった)
癒され新たな一歩を踏み出す 神/救世主/神秘/カリスマに惑う 人間精神の儚さ
 人間の理性は進化し得るか と問うているのだろうか?  
 




と たのしい演劇の日々

2019年04月12日

演劇が目指すもの  09  一期一会/いちごいちえ

演劇が目指すもの 09 一期一会/いちごいちえ



「一期一会/いちごいちえ」 ウィキペディア/Wikipedia より

茶道に由来する 日本の諺 四文字熟語

茶会に臨む際 その機会は二度と繰り返されることのない
 一生に一度の出会いであるということを心得て 亭主・客とも互いに誠意を尽くせよ
 との心構え

茶会に限らず
 出会いのひと時は 二度と巡っては来ない 一度きりのもの
だから 一瞬を大切に思い 今出来る最高のもてなしを 心得る  更に

二度と会えないかもしれないという覚悟で 人と接せよ 戒めの言葉

一生に一度だけの機会 を指す


「一期」は 仏教語 人が生まれてから死ぬまでの間 一生を指す

元は千利休の言葉とされる

利休の茶の様式「わび茶」は

 茶事の進行に火の強さと湯の煮え具合が相応し 自然な茶事の流れにより 
亭主と客の息遣いの調和が生まれることが重要 と云う




戯曲/物語 俳優 観客 との三位一体
俳優が  戯曲の描く世界を 生きる時 ヴェーダ科学で云う 宇宙意識に至るなら
観客は 俳優を通して 純宇宙意識/エクスタシー を感得する
観客は 得も言われぬその体験によってのみ
 日常の言葉では表現され得ない戯曲に込められたメッセージ/宇宙の意志 を感受する



と たのしい演劇の日々 

 

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