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2016年11月18日

ワグナー/Richard Wagner(1813-1883)の「Actors and Singers(1870-1873)」01

ワグナー/Richard Wagner(1813-1883)の「Actors and Singers(1870-1873)」01


Wagner00.JPG




シュタイナーが受け取れなかった 演劇芸術の天啓をワグナーに観ております

ドイツ語で書かれたワグナーのノートを 英ワグナー協会により英訳されたものですが 大変難解です

 しかし 気になる箇所の意訳を試みながら 読み進めます


文中に Eurhythmy とあります 

フーガとソナタが当時どのように音楽家たちの間で区別されていたかを簡単に表現しております

シュタイナーのオイリュトミー発祥は 1911年 Lory Smits によるもののようですが 

では ワグナーの云うEurhythmy とは何なのでしょう?




Eurhythmy:美しく音楽的な運動 調和のある形/建造物. 1615-25 ラテン ギリシャ語源




ソナタ形式はEmanuel Bach(1714-88),Haydon(1732-1809), Mozart(1756-91) により確立され 

それはドイツ イタリアの音楽霊/精神との折衷による

その様相は その運用による 

ソナタ弾きのピアニストは聴衆に向かってひざまずき その巧なけん盤さばきにより聴衆を魅了した

 そしてその頃には 音楽家として名をはせた

そこに J.S.Bach(1685-1750) の姿は見られない 

バッハは教会のオルガンを前に人々を会衆した

或いは 同僚らを集め 共に 競演会で目利きを唸らせた 

音楽の入り江では ソナタ愛好家とフーガの巨匠を峻別する

フーガは音楽学習用の課題として確立され 一方ソナタは技巧/工芸として運用される

純粋な対位法の起伏の多い厳格さは オイリュトミー/Eurhythmyの型に歓喜を生み出す

イタリア風の調に最も似せた出来合いの鋳型に満たし 音楽に対するあらゆる求めに答えた  








と たのしい演劇の日々

2016年11月14日

ワーグナー  Richard Wagner の「Actors and Singers(1870-1873)」00

Richard Wagner の「Actors and Singers(1870-1873)」00


シュタイナー/R,Steiner(1861-1925)が受け取れなかったのであろう 演劇芸術の天啓を

ワーグナー/Richard Wagner(1813-1883)に観て行きたいと思います


いつもながら意訳を試みておりますが 脱稿だらけのワグナーのノート独逸語より

英語に編訳された難しい文章です  




音楽家は  音楽の調べ/rhythmic orderを用い 可塑性世界/the plastic worldと触合う 

例えば顎の運動 良い意味での類似により 可視可能な身体運動は知性の表現であることを知る 

人間の所作は 変化にとんだ動き を 規則的表現を通し 例えばダンス 

をとおしてより明瞭になることを求める

なので 音楽も身体における所作同様 表現/奏でるのである それは 光に向かって 

光は屈折と反射作用により可視される 音楽はリズムにより存在する

しかし この可塑性と音の調和との極みを観るなら 音楽芸術性と 可塑的芸術との違いは明らかだ

可塑性芸術は空間に属し固定される ことで我々の思考より出でた行動を留める 

音楽は 所作の最も奥の本質を言葉で直接発するのだ

我々は音楽で満たされると感覚はむしろ聴力に傾き 視覚は 所作を見届けるには良い意味で

無能な状態となり 見ているようで見ていない精神状態に陥り 所作を見る

音楽は 我々の現象界に近似したものを 我々の夢領域に引き出す 

実に不思議な作用で 視覚能力/機能を変化させ 物事の本質を即時に表現して見せる

  それは我々の最も深い睡眠状態で観られるような 

そして音楽家はその視覚現象を読み取るのである

音楽は 可塑性現象界/plastic form of phenomenal worldに そして

物事自体から生じる抽象性 この事実の上に成り立っている 

 ショーペンハウアーArthur Schopenhauer(1788-1860)は謎解きの鍵を握る 

が我々音楽家は基本目的に向き合う それが生来の才能なのであるから





と たのしい演劇の日々


2016年11月08日

演技 マイケル チエホフMichael Chekhov(1981-1955)演技法より 気楽さ/Feeling of ease

演技 マイケル チエホフMichael Chekhov(1981-1955)演技法より 気楽さ/Feeling of ease

演じている時は 稽古も含め いつも 凝視に晒される/熱い視線 を それはもうウエットスーツを

身に纏った様に 全身を覆い 観衆に背中を向かけたとしても背中は演技をします

 舞台袖 観衆の眼 カメラから完全に外の域に出るまで 身体は演技状態です

それが有機的反応となっております


或る日の稽古の折 普段はしませんが 何となく熱い視線に気が向かい その発生基へ

 愛想を振りまきました が 肩透かしに会ってしまいました

 目線は遥か彼方を照射していたのであります


熱い視線を浴びなくなれば 俳優として商品価値は無くなったと云うことでありましょう


英国式演技法では「演技とは何もしない事」ですから

 熱い視線 を得る為にと 演技中何か観衆の気をさらうような特別なことは何もしません

 只役を淡々と演じるだけです しかし 淡々と演じ切る為に日ごろから訓練は絶やしませんが 

さて 滅多にないこの肩透かしの体験 気恥ずかしさを覚えました がジワリと

 凝視からの開放感を 観衆を前にしていながら 誰にも観られていない開放感

 『じゃ好き勝手させたいただきますよ』いった 心地よさに満たされるではありませんか

 とその瞬間 空間は大きく晴れ渡り と云うことは 

俳優の身体域が解放により拡張した/オーラは放たれ空間全体へをおおう となったことでしょう 


MCメソッドの演技ポイントの一つ 気楽さ と云うのがあります 

これは演技にとり大変重要な鍵なのです 何故かと申しますと この技の習得により 実は

 観客との交感がストレートに成立するからなのです 俳優と観客の呼吸が会うのです 



ところで 子供と動物に喰われる とよく云います 

ここ英国では障害者も機会を均等に分け合います と 彼らも役者を喰うのです

 観衆を釘付けに致します 




と たのしい演劇の日々

2016年11月05日

Dawn Langman 「The Art of Speech」 49

Dawn Langman 「The Art of Speech」 49

Dawn を続けます



現代英語/Modern English – 男性性と女性性の結婚/the marriage of masculine and feminine

Dawnは 現代英語に男性性と女性性の婚姻を観ております

英語が時代を巡り 今の容に至るには 

どんな媚薬がもたらされたのだろう

すくなくとも 3つの要因を見出した まるで キリスト誕生を祝った 3人の王の様に

 彼らは  英語の成長を祈り それは 人類に必要だった自我意識なのであるが 宝を捧げた

ラテン語は金を 明晰な思考力の為に

フランス語は乳香を  鋭い感性の向上の為に

アングロサクソン語は 没薬を 苦しみと大地への祈り 労働 生きる意志

 そして死すべき運命 を知る為に

 



ハムレットのモノローグより その一つ一つの単語の 母言語 

ラテンL フランスF サクソンS オランダD アイスランドI ドイツG そしてウェールズ語W

の区別が書き込まれております 


To S be S, or S not S to be: that S is the D question F

Whether S tis nobler F in L the mind S to suffer LF

The slings SD and arrows S of outrageous F fortune,LF

Or to take I arms L against S a sea SD of troubles F

And by S opposing FL end S them S. To die S, to sleep SD

No S more S– and by a sleep SD to say SD we end S

The heartache SG and the thousand SD natural F shocks F

The flesh SD is heir FL to! Tis a consummation FL

Devoutly L to be wished S. To die, to sleep -

To sleep – perchance LF to dream D: ay there's the rub WG,

For in that sleep of death S what dreams may come S

When SD we have shuffled S off D this mortal LF coil F,

Must D give S us pause S. There's the respect FL

That makes S calamity L of so SDG long FL life S.





Dawnは英語は格別に不確定で これからも進化の道を採ると書いておりますが 

英語に限らず言語は人間と共にあり 人間の変化を容を変えながら伴いつつ 

次の世代へ連綿と継がれてゆくのでしょう

ところで 言霊 と呼ばれる 宇宙の意志は 何億万年の時をゆっくり流動しつつ

 何処の彷徨を目指しているのでしょう?





と たのしい演劇の日々



 

2016年11月01日

Dawn Langman 「The Art of Speech」 48

Dawn Langman The Art of Speech48


Dawn を続けます 


8章 英語の進化

中英語- 男性性と女性性の求愛



ロマンスが英語進化に強く働きかけた とDawnは観ていることを 

ブリテン王ヘンリーU(在位1154-89)の妃 アリエノール.ダキテーヌ/Eleanor Queen of Aquitaine

(1122-1204) が英王室に持ち込んだフランス宮廷文化その影響と騎士道ロマンスを上げておりました 

そしてそれは チョーサー/Geoffrey Chaucer(1343-1460)のカンタベリー物語/the Canterbury Tales

によって完成されたのでした 

教会用語のラテン英語 支配層のノルマンフランス英語 被支配者層のアングロサクソン英語を

チョーサーは カンタベリー参拝への道中 同行の参拝者たちに 面白可笑しく各自物語を語らせます

 その言葉は語り手の属する階層によりハッキリ区別され その物語も高貴なものから

 下賎卑猥なものまでと 人間の多種多様な生き様を 多用に英語を使い分けながら表現し

 見事に 中英語を容にしました
 
物語のアイデアは イタリアの詩人 ジョヴァンニ・ボッカッチョ/Giovanni Boccaccio( 1313-1375)

『デカメロン』(十日物語) にあるといいます   

Dawnはその序文をこちらで紹介しておりますが 省略いたします

Dawn は この3っつの混合からなる中英語に 現在の英語の始まりを感じるのだそうです

更に 15世紀「受胎告知」を土地の語り言葉で詠った 最も美しい詩 だと位置づけられる

 歌/Song of Nativitytを紹介します

Dawnに依れば

この頃 英語は巧妙に洗練され 敏感な感情や優しさを表現するようになる

此の詩を朗誦するなら 文字からの情報でなく 感情/(ハートのチャクラに当たる) が

 穏やかで 暖かい 崇敬の念に抱かれるだろう

その為に 母音は緩やかな温もりを 音楽性に有しているだろう 

そして 子音はその母音の表現する音楽性を 注意深く補い あたかも消え入るようだ

( 日本語に訳してしまおうとすると この美しい響きが消えてしまいますので 諦めました)

I sing of a maiden that is makeless;
King of all kings to her son she ches.

He came all so still where his mother was
As dew in April that falleth on the grass:

He came all so still to his mother's bower,
As dew in April that falleth on the flower.

He came all so still where his mother lay,
As dew in April that falleth on the spray.

Mother and maiden was never none but she:
well may such a lady God's mother be.



と たのしい演劇の日々
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