アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2015年11月23日

俳優訓練「Working with Fear/恐れと取り組む」Actors center London

fear00.jpg


                 写真はWEBより拝借いたしました                    



俳優訓練「Working with Fear/恐れと取り組む」Actors center London

Kate Budgen によります このコースの紹介文を意訳いたしますと

俳優を仕事とするには 

自己決定する能力 情動の弾力性 強い信念 を持ち合わせていなけえればならない

しかし 恐れ は度々その行く手に立ちはだかる

恐れは  オーディション 演出家 プロデューサーへの恐怖  舞台 カメラの前での怖気 失業等  

絶えず 失敗 拒否への恐怖 ネガティブ情動を発生させ 俳優を苦しめる

しかし それをポジティブなエナジーへの踏み台にできないか?

Open Space Technology の技法を用い 構造的討論と実践的な演習を行い 恐れとは何かについて

客観的理解を試みたい そして  恐れは俳優の仕事にどう影響し

 この避けられない存在とどう付き合ってゆくのか それを受け入れ 

ポジティブなエナジーへと導くために 皆で探っていきたい

 


Kate Budgen は MFA(Master of Fine Arts)2007年に修了後 数々の演出を手掛けたのち

National Theatre Studio Director Course/ 国立劇場演出家コースを2010年に修め 

現在  新作の為の劇場 Bush Theatre で活躍しております

大変魅力的で女性演出家で 一人一人の俳優の在り様を短い時間で取り入れながら

 効率よくワークショップを進めましたが 十か条のどう恐れを乗り切るかの締め が期待外れでして 

心身症を患う俳優のためのカウンセリングセッションでは終わって欲しくなかったので もう少し 

恐れについて 調べてみました

何故なら シュタイナーの第3神秘劇6幕で アーリマン存在は 自身のパワーが人間へ向かうとき それは

 恐れ となって現れる とあるからです



聖書研究サイトによりますと 

悪魔存在は中東においてパワフルな霊として存在したそうです 

イスラエルの民は その存在へ 子供を生贄として捧げたとあります 

さらにそれ以前の世代では 恐れ は存在しなかった 新たな存在なのだ ともあります  

聖書にその存在についての記録はないそうです が アッシリア バビロニアに残る信仰の記録によりますと

Shedu. 恐れ の起源ではないか と云うことです.

旧約聖書によると ローマ人は その存在は一人旅をする人類に恐れをもたらすものとして 信じられていた

 とあり

さらに この存在への儀式には ギリシャ神話にある  ディオニソス信仰との類似性

酒を好み 快楽に酔いしれ 歌舞に興じる とあります



「俳優」と「恐れ」 は 同類の存在として旧約聖書以前より在った 俳優は恐れ その者であり 

恐れと余興は表裏一体 なのですね これは面白い発見です




と たのしい演劇の日々

2015年11月05日

人智学演劇本Dawn Langman 「The Art of Speech」08

Ah00.jpg



                        写真はWEBより拝借いたしました     




Dawn Langman 「The Art of Speech」

Dawn によります アントロポゾフィ演劇書 「The Art of Speech」より 少しづつでありますが 

読み進めながら気になる箇所の意訳を試みております 


今回は実際英文節を使った母音の練習です


日本語を母国語とする俳優の場合 RP/Received PronunciationいわゆるBBC英語 指導の資格を持つ

プロ俳優でもある 話し方の先生に台詞を読んで頂き 録音したものを聞き続け練習いたします 

観客に言っていることが伝わらなければ仕事になりません なのでこれは稽古に入る前の基礎準備であり

こちらの Dawnによりますシュタイナー言語造形練習も 厳密に音と向き合いますから まず 

RPで発声することができる段階まで練習し それから始めたいものです



母音の練習

母音は我々の魂に潜む何かを現す

その事実を自覚し母音を発するとき 何か暴露めいた感じを覚え それを隠したい思いにかられるかもしれない

ところが 子音は この母音を覆う役割を果たすのだ そのことを学べば  

この魂の一番奥に潜む存在と直面する事は たいして苦痛とは思われない

この機会を利用し この母音を支える子音と共に宇宙へむけ発声をする方法を学ぶ



/a/ /stɑːr/ star

THE PARCEL/ˈpɑː.səl/ MASTER/ˈmɑː.stər/ ASKS/ɑːsks/ MAIL/meɪl/

RATHER/ˈrɑː.ðər/ MARSHAL/ˈmɑː.ʃəl/ CRAFTY/ˈkrɑːf.ti/ KARL/kɑ́:l/

各々の行は 進行中の /a;/ の流れへと合流する

節の内容はPARCEL/ˈpɑː.səl/ から始まるので 最初の音THE/ðə/ は重要でないかのようだ

しかし 第1行の流れは 一つの纏まりとして有るべきで  その火のような有声音

 THE/特定の小包を意味する によって開始される 必要がある

THEは第1節にとって不可欠な要素なので 口中に取り残されてはいけない

母音を宇宙へ投入する発声行為とは 一番最初の音から始められると云う事実を我々に教えている 

それから 直ぐ後に続くP/p/は 相方の母音/a:/  音のチャネル 開き 続く音節 CEL/səl/ へと流れ出でる

各々の子音は それに接続している 相方の母音 /a:/ を取り巻きつつ 母音に潜む魂の陰影 を放出する

 故に在るがままに任せる


学習者はまず 子音の活動がいかに 母音を抱きつつ そして共に宇宙へ 発声となって放出されるかを 学ぶ

 そうなれば  子音より独立してある 母音 と取り組むことができる

それは 第1行の ASKS/ɑːsks/ により体験する 


先立った3っつの音 THE PARCEL/ˈpɑː.səl/ MASTER/ˈmɑː.stər/  によって準備されたチャネルに

はっきりしたASKS/a;/ が流れ込み 第2音節 子音/sk/ によってその流れを保守する


/a:/PARCELから /ei/MAILへの流れの変化は 

最終的な二重母音/ei/を/a:/の音感に染める  あるいは

一つの流れの内で 単母音から二重母音までの変化を所作と共に体験する


第2節は 第1節とは完全に異なる空気のような /r/ RATHER を体験する

/a:/音の連鎖 が空間を通り光に満ちた滝のように流れ出でるのに任せる




と たのしい演劇の日々
<< 2015年11月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
月別アーカイブ
2024年02月(1)
2024年01月(2)
2023年11月(1)
2023年10月(1)
2023年09月(4)
2023年08月(7)
2023年07月(4)
2023年06月(2)
2023年05月(2)
2023年04月(2)
2023年03月(3)
2023年02月(6)
2023年01月(4)
2022年12月(3)
2022年11月(1)
2022年10月(2)
2022年09月(4)
2022年08月(5)
2022年07月(4)
2022年06月(3)
2022年05月(1)
2022年04月(3)
2022年03月(2)
2022年02月(2)
2022年01月(3)
2021年12月(8)
2021年11月(5)
2021年10月(8)
2021年09月(10)
2021年08月(25)
2021年07月(9)
2021年06月(12)
2021年05月(16)
2021年04月(11)
2021年03月(11)
2021年02月(13)
2021年01月(11)
2020年12月(10)
2020年11月(7)
2020年10月(11)
2020年09月(9)
2020年08月(8)
2020年07月(15)
2020年06月(11)
2020年05月(27)
2020年04月(15)
2020年03月(11)
2020年02月(10)
2020年01月(6)
2019年12月(16)
2019年11月(12)
2019年10月(17)
2019年09月(5)
2019年08月(18)
2019年07月(11)
2019年06月(18)
2019年05月(14)
2019年04月(14)
2019年03月(14)
2019年02月(14)
2019年01月(19)
2018年12月(21)
2018年11月(22)
2018年10月(30)
2018年09月(23)
2018年08月(20)
2018年07月(14)
2018年06月(13)
2018年05月(11)
2018年04月(7)
2018年03月(14)
2018年02月(7)
2018年01月(10)
2017年12月(13)
2017年11月(3)
2017年10月(12)
2017年09月(2)
2017年08月(14)
2017年07月(10)
2017年06月(5)
2017年05月(5)
2017年04月(16)
2017年03月(5)
2017年02月(5)
2017年01月(4)
2016年12月(8)
2016年11月(5)
2016年10月(8)
2016年09月(13)
2016年08月(6)
2016年07月(12)
2016年06月(11)
2016年05月(11)
2016年04月(4)
2016年03月(11)
2016年02月(6)
2016年01月(6)
2015年12月(6)
2015年11月(2)
2015年10月(2)
最新記事
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。