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2014年11月28日

Steiner 第3神秘劇 劇中でのEurythmy

Scene6 Lucifer thoughts-beings.JPG



Scene6 Ahriman Thoughts-beings.JPG






Steiner 第3神秘劇 劇中でのEurythmy

写真はシュタイナー手書きによります 第3神秘劇6幕オイリュトミー移動の流れを表しております

フィリア アストリッド ルナ そして ルシファーの思考霊たちは滑らかな曲線で動きますが

アーリマンは肩をいからせ 手指先を鍵方に曲げ 蟹の様に横歩き直線の動きです



1910年にシュタイナー「秘儀参入の門」が初演され1913年の第4の「魂の目覚め」の間 オイリュトミーは

シュタイナーの中で暖められておりましたが まだその名は持たず なので 神秘劇中では ダンスの様な動き

 と表現されております

その神秘劇進行に欠かせない役である マリアを支える3人の霊 フィリア アストリッド ルナ

先2作 StroudMysterydrama group 演出プロデュース共 人智学演劇畑の者によりましたので 

俳優が配役され 台詞を朗誦しつつ ダンスの様な動き を伴いました

同様に ルシファー アーリマンに使える霊たちも ダンスの様な動きで それを表現しました

が 今回 プロデュースはオイリュトミストなのです なので 霊存在を オイリュトミーで表演します

フィリア アストリッド ルナ役は台詞を持ちますが オイリュトミストは舞でそれを表現し 台詞を喋りませんので

  台詞朗誦者が別につきます 能 狂言 人形浄瑠璃の謡い方に似て 朗誦者は役者とは別の扱いになります

以前(2014/8/25) オイリュトミーとの共同作業を体験し オイリュトミーが劇中で活きるために 

登場人物演じる俳優とのアイコンタクトの大切さを書きました

得てして オイリュトミストは 台本にそう書いてあるから 舞台に出てきて舞い 舞い終わればそれで役目は終わり  

になってしまうようです 

マリアを支える霊存在という役を演じているのであり 劇進行の必然があって舞台に現れ 台詞を語る訳ですから

 オイリュトミスト自身 劇中の役を演ずる とまず心に留めるとよいでしょう

また 大概 オイリュトミストは虚空を見つめて舞うようですが 神秘劇中では きちんと台詞を語りかける相手と

アイコンタクトを取る 或いは 視線を相手役に向ける そうしますと オイリュトミーが劇中で活きてまいります


オイリュトミーはArtemis の学生だった頃 そして個人的にほんの少しだけ体験しましたが 

シュタイナー表現芸術の内 こちらもまだまだ手付かずの分野です なので稽古中での感想となりました



と たのしい演劇の日々

2014年11月22日

シュタイナー神秘劇 Adam Bittleston訳


Adam Bittlestone.jpg




シュタイナー神秘劇 Adam Bittleston (1911-89 )訳

英訳シュタイナー神秘劇の元本はRuth and Hans Pusch が定説となっております

シュタイナー の門下生であり 神秘劇上演に長らく係わり そして マリー シュタイナーの指名を受け

 米国で英語で 神秘劇上演実現に向け人生を捧げた一人だからでしょう
 
が英国では Adam Bittleston (1911-89 )が好まれる傾向にあることに気づきました

彼は日本文化をアントロポゾフィの視点からとらえた

 「Work and Worklessness / Japan and the West (The Golden Blade No. 36)」という著作もあり 

機会を見つけ読んでみたいと思います

その彼のもとEmerson Collegeで学び また彼と 神秘劇上演に係わった者もおり 身近な良き恩師として

 彼の翻訳が愛されるのでしょう しかし 残念ながら 彼の英訳神秘劇は絶版となっております

 が幸い彼を師と仰ぐ俳優が 身近におり訳本を借りることができました


しかし 大変熱心に勉強をしたとかで もうボロボロなのです 表紙は表も裏もありませんし 

訳者本人によります解説も5ページ中最後の1枚しか残っておらず 本文神秘劇 第4の最後を飾る

ベネディクタスの長台詞もありません そんな貴重な本ですから 大事大事に読ませていただきました

Adamを同様慕う知人によりますと シェークスピア文学を大層愛したと言い なので翻訳もシェークスピアの

影響が色濃く 言葉もそうですが劇的表現を使った訳になっており演じやすいのだ と言います

早速 第3「境界の見張り」より8幕のアーリマンの台詞を読み比べたみました 

わたくしの英語力ではその違いをつかみきれません 残念ながら… 台詞理解の為に日本語に訳してしまえば

 どれも同じです  英語のフレーズに含まれる詩や絵 を其の侭受け取るには あまりに文学的表現過ぎます

 言葉とは 如何に子供の頃から養われる生活と共に血となって命に溶け込んでんでいるのでしょう

5ページ中最後の1枚しか残っていない訳者解説にも ドイツ語で書かれた戯曲を英語に翻訳する大変さ

が書いてあります 英語とドイツ語を同時に学習する知人によれば 方言を学ぶように似ていると

感想を述べておりますが 


その意訳を少しばかり試みましょう


ドイツ語から英語へ 翻訳の成功した例さえ見つけるのは難しい

スタイナーの著作スタイルは明白で、直接的だ

彼は故意に、散文体で感情的でない言葉と文体を保つ

それらの文章を生きた言葉にするには 書かれた言葉に対する読者自らの能動的思考と感覚が必要だ

最後の25年を通して スタイナーは無数のマントラの詩句(音は即座に詩句の意味と同じくらいに重要)を書いた

 神秘劇もそれに属す

それらの文章を翻訳するには 意味を正確に読者に伝えるだけでなく 

その言葉に込められた霊力を蘇らせる 魔法の力が必要だ




第3神秘劇稽古は続いております 



と たのしい演劇の日々

2014年11月15日

演技訓練Michael Chekhovメソッド「 How to be present: the actor and audience 」

actor and audience.jpg




                      写真はWEBより拝借いたしました


演技訓練Michael Chekhovメソッド「 How to be present: the actor and audience 」

Michael Chekhov メソッドのトレイナー Sinead Rushe のクラスをActor’s Centre で受けて参りました

Sinead Rushe はもっとも優れたワークショップリーダーの一人であろうと思っております 

参加者一人一人をしっかり自身と繋ぎとめ そして誰も溢すことなく グイグイ目的の地目掛け

引っ張って行くことのできる 才能豊かな演劇人です



まずは ワークショップの概略を以下意訳いたしますと  

マイケル・チェーホフは 俳優は観客を愛していなければならないと述べていますが しばしば 

俳優は観客を無視するか 或いは 恐れています

しかし 上演中 演技の一部として観客と共同作業をすることになっていたとしたら どうでだろう?

このワークショップは 俳優演じる劇(想像)の世界と それを観ている観客の現実世界の間の分裂に

橋渡しをする方法を探ります

Kristin Linklater(1936− Scottish vocal coach, dialect coach, acting teacher, actor, theatre director,

and author) の 声の仕事の集積と Michael Chekhov の演技術 を使い 

Daron Oram (head of voice on BA Acting CDT, Royal Central School of Speech and Drama)と共に

声と身体的な存在感を公演でよりよく生かす方法を探ります

このワークショップでは 俳優は 真実と劇とのつながりの深い感覚を失うことなく

観客が誰であるのか? 観客をどのように受け止めるか?  問いかけます

そして 声 身体 演技技術を統合応用し アントン・チェーホ「かもめ」のシーンを演じてみます



Sinead がMichael Chekhov の演技術 を使い 俳優の身体を活性化させ 

Daron がKristin Linklater のボイス訓練法を取り入れ 俳優の声を引き出して と交互に 休みなく 

俳優の身体と声を 刺激と開放 で解きほぐし 俳優の想像力をみごと解き放してしまいます
  

宿題として出された 「かもめ」第3幕 

アルカージナとトレープレフの掛け合い アルカージナとトリゴーリンの掛け合い の部分を ワークショップを通し
 
色々な仕方で喋り そして 箇所箇所で 観客への眼差しを 観客の存在を意識することを求められ続けます



英国を代表する大女優 Judi Dench でさえ 次に仕事が入るだろうか いつも心配なのだそうですが 

観客の冷たい目線は大変恐ろしいものです それをどう受け止めればよいのでしょうか?

Sinead に言わせますと 観客が俳優を気に入らない それはそれで それも仕事の内なのだから 

次回をお楽しみにと 投げキスの一つもくれてやれ  なのだとか

つまり 俳優 観客の二者関係でなく 其々は欠かすことのできない構成要素 舞台芸術 

一つ外側の大きな枠から 演劇人の心構えで捉える といったことのようです 
 

Sinead のワークショップ 今回も満足の内におわりました これは 癖になりそうです




と たのしい演劇の日々

2014年11月11日

観劇「War Horse」National Theatre 制作 

IMAGE0010.JPG



IMAGE0012.JPG

観劇「War Horse」National Theatre 制作 New London theatre

初演は2007年10月 大評判につき West Endへ 現在もこの作品を凌ぐ演目はないもののようです 

主要新聞の劇評では5つ星が並びます

劇場で隣に居合わせた方に 今日で何回目の観劇かと問われ 

初回だと返答するのに多少恥ずかしさを覚えました 皆さんもう何度も楽しまれた様子 

映画ももちろん観ておられ こちらも良いから是非みるようとのことです 


数年前ロンドン在の俳優に お勧め舞台だと聞き 何度もチケット予約を試みましたが Internet をかいしますと

その手数料 チケット保管料などと呼び 余分のお金をせしめる手管が気に入らなかった 

なので 窓口も試みます しかし 完売だ と 実に態度が悪い 

その商売重視のあり方にうんざりし こんなに遅くなりました

なのですが  ついに観てみることにしたわけです

 じつは他に観たい演目がいくつかあったのですが どれもチケット売り切れ そんななか

  War Horse は一週間前で多少の空席があり 未だに 劇評5つ星が並びなすので

 それならばと観ることになったわけでした そして 評判通り 大層楽しみました 


物語りは 戦時下における 少年と馬の心の交流 愛 を描いた 動物物語ですが 

この南アフリカ共和国の Handspring Puppet Company  Basil jones & Adrian kohler によります 

馬たち 動物たち 小鳥たち の表現力がとんでもなく素晴らしいのです

人形浄瑠璃を好みましてよく国立劇場へ出かけました 

人形とそれを操る人間たちが一帯となり えもいわれぬ世界 この世とあの世の間の世界を 創り出し

 観るものを異界へ誘いました  

Basil jones & Adrian kohler  のHandspring Puppet Company  は 

動物の擬態を実にリアルに再現してみせます が それだけでない そこにあるのは 

人形遣いたちの 人形に命を込める 作業の集大成であり 

人間演じます役と人形との 異次元に存在するエネルギーが出会い 係わり合いダイナミックに増幅され

 舞台上で生きる 舞台芸術がそこにあります  

 
久々 素晴らしい舞台を観ました


と たのしい演劇の日々

2014年11月06日

観劇「The Curious incident of the Dog in the night-time 」

Curious.JPG




観劇「The Curious incident of the Dog in the night-time 」 National Theatre プロダクション

初演は2012年8月 主演のLuke Treadaway  はその演技でLaurence Olivier Award を得ました

自閉症の少年が主人公Mark Haddonの同名小説 の舞台化です

映画「レインマン」を思い起こします 

一般人には 不可解な行動パターンにより 社会生活は容易には行きませんが 

数学に抜きん出た才能を有す15歳の少年 それを理解する回りの大人たちの援助により 

隔離排除とは逆 一般の枠に収まらない能力を 並外れた才能を有する 天才 であると認め 

社会貢献への道へと導いてゆきます 

 その障害者理解を促すテーマもですが 自閉症の少年を演じました Luke Treadaway の演技力で

大評判となりまして 2013年3月より ウエストエンドApollo theatre での上演となりました が同年12月

 日本でもニュースになりました 天上カバーが客席に剥がれ落ち怪我人も出る事故により 

お隣に位置するGielgud Theatreに移り 現在も満員続きで上演が続いております

ウエストエンドの劇場はどれも古いのです しかし 

主人公の少年の思考回路を視覚化したと思われる舞台セットは大変巧妙に作られておりました 

コンピューターがエリザベス朝の劇場を 生身の人間 俳優は今も昔も其の侭ですが 

舞台空間を目覚しく進化させております

ロンドン在の俳優に Luke Treadaway の演技の素晴らしさを聞いておりましたので

 俳優総入れ替えでウエストエンドへ移動の前に見ておきたかったのですが … 後悔が残ります

昨今のウエストエンドがどういった具合で演目を選択されるのか 全く蚊帳の外におりますから予想ですが 

何を押しても 興行成績優先なのでしょう 面白い作品ですのに俳優の質がよろしくなく残念でなりません 

Luke Treadaway版をDVDでみることにいたしましょうか。。。




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