アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2012年02月26日

本 「シュタイナーの演劇批評」

先に紹介しました Peter Bridgmondによります

シュタイナーの Speech and Drama 言語造形とドラマ論 は
 シュタイナーの演劇への熱い思いは十二分に伝わります が 残念ながら 
実際に演劇上演の際 手引書としては 書き込みが不十分なのでありました  
それを実践し補い 俳優術にまで仕上げたのが Peter Brdgmond です

そのブリッジモンド氏が今回 
青年シュタイナーが文芸誌に演劇批評(1897~1900)を書いていますが
その抜粋英訳(訳者Margot Hanemann)を 再編出版 
が届きましたので 早速眼を通してみました 
いつもながら 一度目は辞書を使わず一気に流します 
詳細はまた後ほどにし 今回は感想を残したいと思います 



「Speech and Drama」を読むと伝わりますが 
シュタイナーはその当時のドイツ演劇界に批判悲観的であり 
文面全体を通し 彼の憤りが度々感情的に表現されております

この演劇批判を読みますと 1897年頃 青年シュタイナーは演劇活動に関っており 
その不満は既に育って居た事が読み取れます 
彼は劇団を立ち上げ上演を試みましたが失敗に終わりました それも同時期です

この本を入手した折 当時のドイツ演劇界の様子を知りたい期待に溢れ読み進めました が  理解を助ける具体的な上演の様子 社会背景の描写はなく 
シュタイナーの感傷的嘆きの吐露が主であると印象を受けました 
読み落とした箇所も多くあるでしょうから 近々も一度読みなおしましょう

ところで 驚いたことに 
シュタイナーの「神秘劇」は 実に 似たような言葉の長台詞が連綿と続き 
また俳優は 動きより 台詞を聞かせる 事を演出上の主意としております 
思うに 観客の多くが人智学徒であり シュタイナーの哲学を信奉し 
ゲーテアヌムへ「神秘劇」上演を詣でるかのように楽しまれるのでありましょう 
それですから 演劇は興行である という事を シュタイナーは全く理解していないのだ
 とシュタイナーの演劇を勉強始めた当初より思っておりました

ところがこの本に 
演劇は興行である故 
一日の仕事を終え 或いは忙しい時間を割いて わざわざ劇場まで足を運び 
しかも チケットにポケットマネーを注ぎ込み 
2時間なりを劇場の小さな座席で過ごそうと訪ねてくる観客へ
満足を提供しないで 何としよう と書いてあります

劇評出版当時 劇場の椅子に座っているのも耐え難い思いで 観劇を続けたシュタイナーが
想像されますが ならば何故 
自身の「神秘劇」を演劇興行として書き上げなかったのだでありましょう?

ワーグナーの祝祭劇の様に歌劇に仕上げ 人間の理解 時間を越え 在る宇宙の神秘を 
大スペクタクルに舞台上で描いて見せることも出来たでしょうに。。。 と思うばかりです


さて「神秘劇2」の稽古は進んでおりますが
音楽 身体表現 を沢山取り入れた舞台作りが展開しております

乞うご期待を


とたのしい演劇の日々

2012年02月13日

英語発音練習 アクターズセンターロンドン

アクターズセンターロンドンに於いて 
Confidently Speaking/なるワークショップに参加いたしました 
対象は英語を第二言語とする俳優 又は 
英語を母国語とするも強い訛りがあり矯正を希望する俳優 とあります 

わたくしのこの強い日本語訛り英語矯正には もう随分と時間もお金も掛けているのですが 
未だ目立った進歩はみられません 残念ながらカタツムリの歩みとは 正にこの事でありましょう

わたくしの頃は中学に上がり 英語学習が始まりました 
日本人英語先生の 強い日本語訛りの英語を スポンジのように吸収した事後悔しております
が取り返しが付きません 

何でもそうです 物事習い始めがとても肝心なのです  
幼いからと安易な技量で教示を始める傾向がありますが 三つ子の魂百までと言うではありませんか 幼い子供は物事の本質を汲み取る本能が未だ残り これは年齢と共に社会化が進み失われます なので 幼い若い方にこそ本物を与えなくてはならないのです

ところでアクターズセンターロンドンだけでも
Caryll Ziegler, Terry Besson ….お二方のレッスンを受けました
それ以前も半年 バーミンガムスクール オフ アクティングで外人の為の発声会話クラスを取りました
自宅に居ります折は 四六時中 BBCラジオ4を聞き流しております 現在もラジオではドラマ「ガリバー旅行記」をやっております

また シュタイナーの言語造形を Trever Smithに習いながら 訛りの矯正も受けました

さて 今回のConfidently Speakingは如何でしょう 何か画期的進歩を遂げる術を得る事ができるでしょうか?

講師はAnne Walsh といいまして わたくしより遥かにお若い女性
この方 俳優と言うよりも 声楽を専門になさった方だ 
その発声が ソプラノの歌い声ですぐそれと知れます 
経歴によれば 発声会話に関わる数々の仕事を 企業 マスコミ等でなさっておいでだ 
しかし如何せん 解説をするAnneの英語はとても早口 あまり口を開けない唇を動かさない 
なので 大変聞き取りづらい 今時はこれが ニュートラルな英語の主流なのだろうか? 
わたくしは やはり熟年女優 Caryll の年輪を重ねた深い味のある声が好みだが。。。 
しかし Anne は自分なりのメソッドを確立しており その流れに沿った講義メモを追いながらの受講は理解の助けとなりました

レッスンは 一通り 口の運動から 母音 子音の発声練習を終え 受講生は順番に与えられた音節を読んでゆきます 今回わたくし母音は多少ながら進歩した様子が見られました が 
相変わらず 「L」「R」の違いが 事に「R」が出ていない 
これは Treverと特訓をしたのでしたが。。。
また 日本人の特徴で 単語を一つ一つ発音してしまう しかもフラットで抑揚 リズムがない 
サイトリーディングは必ずこうなってしまいます
ホッタイモイジルナ(ジョン万次郎式)がよく ワットタイムイズイットナウは日本語です  
さらに 口を横に開けがち 縦に開ける練習が必要な事を学びました

それにしましても この「発音」はどうしても「聞く力」が無くしては育たない
Anneの発音は 美しくシンプル ニュートラルな英語なのでしょうが 
「聞く力」を育てる辺りにもっとポイントを置いた教授が必要かと感じました 
シュタイナーの言語造形がこの分野で大いに活用されるべきだと強く思っております

神秘劇2の稽古も進んでおりますが 
お客様が聞き取れる英語発音で台詞を喋らなくてはなりません 練習練習です

と たのしい演劇の日々
<< 2012年02月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      
月別アーカイブ
2024年02月(1)
2024年01月(2)
2023年11月(1)
2023年10月(1)
2023年09月(4)
2023年08月(7)
2023年07月(4)
2023年06月(2)
2023年05月(2)
2023年04月(2)
2023年03月(3)
2023年02月(6)
2023年01月(4)
2022年12月(3)
2022年11月(1)
2022年10月(2)
2022年09月(4)
2022年08月(5)
2022年07月(4)
2022年06月(3)
2022年05月(1)
2022年04月(3)
2022年03月(2)
2022年02月(2)
2022年01月(3)
2021年12月(8)
2021年11月(5)
2021年10月(8)
2021年09月(10)
2021年08月(25)
2021年07月(9)
2021年06月(12)
2021年05月(16)
2021年04月(11)
2021年03月(11)
2021年02月(13)
2021年01月(11)
2020年12月(10)
2020年11月(7)
2020年10月(11)
2020年09月(9)
2020年08月(8)
2020年07月(15)
2020年06月(11)
2020年05月(27)
2020年04月(15)
2020年03月(11)
2020年02月(10)
2020年01月(6)
2019年12月(16)
2019年11月(12)
2019年10月(17)
2019年09月(5)
2019年08月(18)
2019年07月(11)
2019年06月(18)
2019年05月(14)
2019年04月(14)
2019年03月(14)
2019年02月(14)
2019年01月(19)
2018年12月(21)
2018年11月(22)
2018年10月(30)
2018年09月(23)
2018年08月(20)
2018年07月(14)
2018年06月(13)
2018年05月(11)
2018年04月(7)
2018年03月(14)
2018年02月(7)
2018年01月(10)
2017年12月(13)
2017年11月(3)
2017年10月(12)
2017年09月(2)
2017年08月(14)
2017年07月(10)
2017年06月(5)
2017年05月(5)
2017年04月(16)
2017年03月(5)
2017年02月(5)
2017年01月(4)
2016年12月(8)
2016年11月(5)
2016年10月(8)
2016年09月(13)
2016年08月(6)
2016年07月(12)
2016年06月(11)
2016年05月(11)
2016年04月(4)
2016年03月(11)
2016年02月(6)
2016年01月(6)
2015年12月(6)
2015年11月(2)
2015年10月(2)
最新記事
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。