2020年07月10日
鍼のイメージ
皆さんは”鍼灸”についてどのようなイメージをお持ちですか
鍼灸の経験がない方では、怖い!痛い!何か意味がわからない etc.でしょうか
私は鍼の仕事に携わって20年がたちました。
初めて鍼の治療を受けたのが19歳
あまりにも当たり前に鍼灸があり、どういうものかというのを
正直考えたことがありません。
でも、最近治療に来られる患者さんから、
「初めて鍼をした。」
「思ったより怖くないんやな!」
「あんまり痛くないね。」
という声をよく聴きます。
やはり鍼灸というのは、あまり知られてはいないんだなと…
というわけで、今回、鍼についてご紹介します
鍼は中国発祥の伝統的な治療法。いまから1500年くらい前には日本に伝わってきました。
はじめは中国のやり方をマネていたと思います。
が、だんだん日本独自のやり方に変わっていきました
江戸時代頃には一般の庶民にも広がっていたんですよ!
いまでは完全に”日本式”と言ってもいいと思います。
世界的はやっぱり”中国式”が主流のような状態ですが…。
私はやはり日本式の優しい鍼が好きですね
鍼の太さや大きさですが、
太さ 注射針の太さは約0.7〜0.9o。 対して、鍼灸でよく使われる鍼は0.14〜0.34oと
注射針の約3分の1の太さしかないんです。
長さは様々で、10mm〜10cmと治療の用途に応じて変えます。
鍼灸で使われる鍼の太さや先端の形は注射針とは違うので、刺しても痛みはほとんどありません
全身にあるツボ(専門的には”経穴”という)に鍼を刺していきます
ツボを刺激することで、気・血の流れをよくして五臓六腑(今でいうところの”内臓”のこと)の調和を整えていきます。五臓六腑の調和が取れることで身体全体の調子が良くなっていくんです
もちろん、五十肩やギックリ腰、膝の痛みなどもよく効きます
でも、私が思う鍼の効果は、"五臓六腑の調和が取れる" = イコール "体調が良い"だと思います。
これが本当にスゴイことだと思います。
病院に行って「どこも悪くない。」、「異常なし。」といわれる人
多いんですよね。
そういう人に、鍼をすると
「なんか気分がいい!」
「体が軽い!」
「気持ちが明るくなった!」
etc.
とても喜ばれます
お薬を使わずに気分がよくなったり、体が軽くなるのってすごくないですか
梅雨もあと少しです
気圧の影響や湿度で、いまいち体調がすぐれないという方、一度鍼の治療を受けてみてください
体がスッ〜と軽くなりますよ。
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