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2016年04月16日

3Dプリンターのトラブル事例 初期定着不良 対策編 その4 と 5

長かった初期定着不良対策もいよいよラストです。


 4.造形物の方向や形状、ブリム、ラフトを設定する

  ブリムとラフトはどちらも造形物の底面積を増やし、はがれにくくするためのものです。
  それぞれの特徴と使い分けを説明しましょう。

  ブリムは一層目の面積を拡大してミミにするだけで、全体のレイヤー数は変わりません。
  厚さ0.1mm〜0.2mmなら、外すのもミミの部分を千切るだけで割とかんたんです。
  
   
  ラフトは網状のレイヤーを2層ほど敷き詰めてから造形を始めるためレイヤー数が増えます。
  底面積を増やすだけでなく、ベッドの凹凸の影響を減らす役割があります。
  こう聞くとラフトの方が良さそうに思えますが、造形時間が増えるデメリットがあります。
  また、温度や樹脂量が適切でないと、ラフトが造形物とくっついて外れなくなる場合があります。
  特にPLAはつきやすいので、一層目が出来上がったらすぐに造形物用のファンを回すと良いでしょう。
  最初からファンを回すと一層目がはがれやすくなるので、スライサーで冷却開始設定をしてください。


  ブリムとラフトの使い分けについて
    ブリムはベッドとノズルの隙間がきちんと調整されているときに使うと良いと思います。
    特に、底が平たく広い造形物にむいています。
    しっかりつく上に、造形にかかる時間も仕上げにかかる時間も少なくて済みます。
    ただし底面積を増やすだけなので、底がとても狭い場合はブリムを付けても不安定なままです。
    また、サポートにはブリムを付けてくれない場合があります。
    少なくとも私が使っているkisslicerは付きませんので、サポートが細く貧弱な場合は
    サポートの一層目がはがれやすくなりますので気を付けてください。

    ラフトはベッドに凹凸がある場合や、モデルの底に平面がなくサポートが多い場合に向いています。
    底の広い造形物にラフトを付けると、はがすのが大変になりますので気を付けてください。



 5.高めの温度でゆっくりと樹脂をなすり付ける
  ベッドに樹脂がくっつかないのは表面張力の影響が大きいと思います。
  樹脂の温度を上げて表面張力を弱くして、表面張力を上回る力で押し付ければ樹脂はくっつきます。
  この説明だとわかりにくいと思うので、具体的にやることを書きます。

  樹脂の温度が高いと押し出された時に液体に近い状態ですので、良く垂れてしっかりくっつきます。
  また、ベッドの温度が高いと樹脂が冷めにくくなるため垂れてくっつく時間をかせげます。
  樹脂もベッドも温度が高い方がくっつきやすくなります。

  ベッドを加熱できない機種の場合は、高めの温度で特にゆっくり樹脂をなすり付けてください。
  ノズルの温度がベッドに伝わるので、ベッドが温かい状態に近づけることができます。
  また、ベッドとノズルの距離は近い(一層目が薄い)ほど、しっかりとなすり付けることができます。



これらの対策の組み合わせで一層目のはがれは激減すると思います。
初期定着不良にお悩みの方はぜひお試しください。
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ないものづくりエージェント 多夢
今までになかったものや、他にないものをつくる ないものづくりエージェント です。 「工夫」が私のテーマです。 「工夫」とは生きる力であり、奪われることのない自由。 価値を生むプロセスであり、価値のあるプロセス。 できると信じて、想像と創造、思考と試行を続けること。 そんな「工夫」の楽しさや価値を伝える仕事をしたいと思っています。
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