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2018年12月31日

悲劇、もしくはまたまた言い訳(十二月廿?日)



 ここ数年使用していたUSBメモリーが壊れてしまった。USBをさしたままノートPCを運んでいたら、壁にぶつけてしまったのである。PCにさすコネクターの部分がゆがんだように見えて不安だったのだが、電源を入れてみたら、案の定反応しなくなった。記憶媒体自体がおかしくなったのではなく、コネクターとの接続がいかれたのだろう。
 ということは物理的な接続さえ確保できれば、メモリーに保存してあったファイルのサルベージは可能ではないかと思うのだが、そこまでする価値があるのか悩んでしまう。以前作成した大量のファイルの中に、今後も必要なものがいくつか存在するのは確かだけど、1から作り直しても大差ないような気もする。そもそも大した物ではないし、仕事関係ものは別のUSBメモリーやハードディスクに入っている。

 一番の問題は、年末に更新するつもりで書いていた何日か分のテキストが消えてしまったことである。ここ3年ほど書き続けたブログの記事や、『小右記』の訓読分につけた注なんかも全部消えてしまったのだが、これはブログから改修できるのではないかと期待している。だから完全に失われたのは数日分だけだということになる。
 大した内容でも、分量でもないのだけど、せっかく書いたものが消えてしまったのは正直ショックで、やる気をなくすできごとではあった。どこかにUSBメモリーの中身がコピーしてあるのではないかと、PCのハードディスクや、外付けのハードディスクの中をあさって、昔書いた文章が、同じものがあちこちにあることを発見して、大掃除が必要なことに気づいてしまった。

 重要なものはSDカードか何かに、分類して保存しなおすべきだろうか。今のままではどこに最新版が存在するのかわからない。わからなくても困らないといえば困らないのだけど、どこに何があるのかは確実に、そして簡単にわかるようにしておきたい。フォルダ名と中に入っているファイルが一致しないものも多いし。
 昔書いたものの内容を確認したのは、消えた記事の代わりに投稿できそうなものはないかと考えたからなのだが、よく考えたらブログをはじめてすぐの、3年近く前にも同じことをして、使えそうなものはすでに投稿してしまったのだった。残っているのは、そのまま載せてしまうには問題のあるモノばかりだった。すでに似たようなテーマで書き直したものもあるし、自分で読み返す分にはそれなりに面白く読めるけど、人様が読んで面白いと思ってくれるかどうかはわからない。

 ということで、二日ほど落とした言い訳である。同時にこれからまた何日か落としてしまうかもれないという言い訳でもあるなあ。それにしても、1年、1月1日から12月31日まで、365日、毎日更新し続けることの大変さよ。来年2019年の目標はそれにしてみようか。ってことは明日から毎日更新しなければらないのか。最初の数日はショックからのリハビリもかねて短いものにすることにしよう。
2018年12月30日24時。






posted by olomoučan at 08:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ

2018年12月28日

数詞の格変化1000(十二月廿三日)



 100の次は1000(tisíc)である。この「tisíc」は日本語の万と同じような役割を持つので、100以上に前に数詞が来て、複数、いや複数2格で使うことの多い数詞、もしくは名詞である。子音の「c」で終わるので判別が難しいが、軟変化の男性名詞不活動体である。だから、1000は「jeden tisíc」ということになる。「jedno sto」よりは、数詞1を着けて使う機会は多い。これも念のために男性名詞不活動体軟変化の復習をしておこう。

1000
 1 jeden tisíc
 2 jednoho tisíce
 3 jednomu tisíci
 4 jeden tisíc
 5 jeden tisíc
 6 jednom tisíci
 7 jedním tisícem


 2000から4000は普通の複数の変化をさせればいいのだが、2格だけは注意が必要である。普通、男性名詞の複数2格の語尾は「ů」になるのだが、語尾なしの「tisíc」を使う。2000を例としてあげておく。

2000
 1 dva tisíce
 2 dvou tisíc
 3 dvěma tisícům
 4 dvě stě dva tisíce
 5 dvě stě dva tisíce
 6 dvou tisících
 7 dvěma tisíci


 5000以上は、1格、4格、5格で複数2格になることを忘れなければ、他は複数の格変化だから、問題ないはずである。

5000
 1 pět tisíc
 2 pěti tisíc
 3 pěti tisícům
 4 pět tisíc
 5 pět tisíc
 6 pěti tisících
 7 pěti tisíci


 問題は、数字が大きくなって「tisíc」の前に来る数詞が二桁、三桁になったときに、格変化させるべき数詞が増えて面倒くさくなることだが、チェコ人も同じように感じているのか、数字が大きくなると格変化をしない1格か4格でしか使わなくなる傾向があるように思われる。日本語では助数詞が厄介だが、数詞そのものは大した問題にはならない。それに対して、チェコ語では助数詞的に使える言葉がごく僅かしかない代わりに、数詞自体が滅茶苦茶厄介なのである。

 ついでなので、1000の次も挙げておけば、100万は「milion」で男性名詞不活動体の硬変化である。100万の次は10億で、「miliarda」。こちらは女性名詞の硬変化になる。その上の1兆は男性名詞不活動体の「bilion」だったかな。いずれも前に来る数詞が5以上の場合には、1格なのに複数2格にしなければならないのは、同じである。

 ということで、数詞関係はこれでおしまい。長々と、短い記事を続けたのは、年末恒例のクリスマス進行のせいである。これで、一日も落とさずに乗り切れるかどうかは、ふたを開けてのお楽しみということにしておこう。
2018年12月23日23時10分。








2018年12月27日

数詞の格変化100(十二月廿二日)



 99の次は100、つまり「sto」なのだが、この言葉は数詞であると同時に、前に数詞を伴って名詞的に使用される。「sto」は「o」で終わるので、中性名詞扱いで、「město」と同じ格変化をすることになる。だから、理論上は、100は「jedno sto」となるのだが、実際には「sto」だけで使うことが多い。念のために単数の格変化を復習しておこう。

100
 1 (jedno) sto
 2 (jednoho) sta
 3 (jednomu) stu
 4 (jedno) sto
 5 (jedno) sto
 6 (jednom) stu
 7 (jedním) stem


 複数も原則として「město」と同じなのだが、200の場合だけ、特別に「stě」という形を取る。だから1格で複数形の「sta」を使うのは、300と400の場合だけである。500以上は複数2格で「set」を使わなければならないし。格変化はそれぞれ以下の通り。

200
 1 dvě stě
 2 dvou set
 3 dvěma stům
 4 dvě stě
 5 dvě stě
 6 dvou stech
 7 dvěma sty


300+400
 1 tři / čtyři sta
 2 tří / čtyř set
 3 třem / čtyřem stům
 4 tři / čtyři sta
 5 tři / čtyři sta
 6 třech / čtyřech stech
 7 třemi / čtyřmi sty


500
 1 pět set
 2 pěti set
 3 pěti stům
 4 pět set
 5 pět set
 6 pěti stech
 7 pěti sty


 切りのいい数字ならこれでおしまいなのだが、例えば535などの数字になると、「pět set třicet pět」として、「pět set」「třicet」「pět」という三つの部分に分けるか、「pět set pětatřicet」と二つの部分に分けるかして、それぞれの数詞を格変化させなければならない。「pět set pětatřicet」を使うと、百の位、一の位、十の位の順番で数字を読むのが嫌で自分では使えないので、「pět set třicet pět」として三つの数字を別々に格変化させることが多い。いや、細かい数字は格変化させたくないので、だいたい300とか、350とか切りのいい数字にしてごまかすことの方が多いかな。

 またこの「sto」が使えるのは、900(devět set)でおしまいではなく、1100から1900までも、それぞれ「jedenáct set」「devatenáct set」という形で表せる。もちろん「tisíc」を使って、「tisíc sto」「tisíc devět set」としてもいいのだが、特に年号の場合に前者がよく用いられる。
 500以上は、例えば「pět set žen」と100もその後の名詞も複数2格になるから問題はないのだが、200から400の場合に、「dvě stě žen」「tři sta žen」と100は複数1格、名詞は複数2格という組み合わせになってなんとも落ち着かないのである。

 それはともかく、これで100は完璧だと言いたかったのだけど、ニュースを見ていたら、「před sto lety」というのが聞こえてきた。何で「sto」は7格になっていないのだろう。それに文にしたときに「Tři sta lidí byla」がいいのか、「Tři sta lidí bylo」なのかよくわからない。後者を使っているけど、「sto」が名詞的に使われることを考えると後者のほうがいいような気もしてくる。やはりチェコ語は難しい。
2018年12月22日22時10分。








2018年12月26日

数詞の格変化5以上(十二月廿一日)



 5以上の数詞の格変化は、どうしてといいたくなるぐらい簡単である。これをもう少し難しくしてもいいから他の格変化を簡単にしてくれというのは、無理な相談だけど、ついついそんなことを言ってしまいたくなるほどである。
 5以上、99以下の数詞は、1格が子音で終わる。ほとんどは「t」で終わるのだが、例外的に「sedm(7)」「osm(8)」の二つだけは「m」で終わる。その子音の後に「i」をつけるかつけないかの変化しかない。具体的に言えば、ほとんどの名詞の複数と同じで、4格、5格は1格と同じで、残りの2格、3格、6格、7格には語尾の「i」をつける。


 1 pět
 2 pěti
 3 pěti
 4 pět
 5 pět
 6 pěti
 7 pěti


 あえて言うなら、注意しなければならないのは、「kost」などの子音で終わる女性名詞の単数変化に引きずられて7格を「pětí」にしないことであろうか。
 それから、9だけは例外的に、語幹が変化して、2格、3格、6格、7格が「devěti」ではなく、「devíti」になる。10は「deseti」「desíti」という二つの形があるのだが、20などとの整合性を考えると、変化させない前者を使ったほうがいい。

 19まで、それから20、30など1の位が0で終わるものは、あらわし方が一つしかないので、この簡単な格変化でいいのだが、21のような20以上で1の位が0以外のものの場合には、あらわし方が二つあり、それぞれ格変化のさせ方が違う。
 21を「dvacet jeden」と二つの単語に分けて読む場合には、「dvacet」と「jeden」をそれぞれ別々に格変化させなければならない。つまり「dvacet」は「i」をつけるだけだから簡単だけど、「jeden」は後に来る名詞の性に基づいて格変化しなければならなくなる。名詞を単数にするのか、複数にするのかでも悩むことになるので、それが嫌な場合にはもう一つの一単語化する方法を使うことになる。「jedenadvacet」にしてしまえば、格変化は20の場合とまったく同じである。ただしこの方法が使えるのは99までで、100を越えると、100の位を別に格変化させる必要が出てくる。

 種類、組を表す数詞が形容詞の硬変化と同じ格変化をするのは4に準じるのだが、母音が微妙に変わるものがあるので注意が必要である。5は「paterý / patery」、以下「šesterý / šestery」「sedmerý / sedmery」「osmerý / osmery」「devaterý / devatery」「desaterý / desatery」と10まで挙げておく。「何重の」という意味の形容詞もありそうだけど、見たことも聞いたこともない。

 さて、5以上の数詞の格変化そのものは簡単だが、使う際には気をつけなければならないことがある。それは5以上の数詞のついた名詞は、附属する形容詞などもふくめてすべて複数二格をとり、動詞と組み合わせるときには単数中性扱いにするというルールである。ここで、数詞と単複、性の関係についてまとめておくと、1は単数、性は名詞の性に基づく。2、3、4は複数、性は名詞の性に基づく。5以上は単数、性は名詞の性にかかわらす中性ということになる。
 ただし、問題はこれで終わらない。1格で使う場合に、5以上の数詞につく名詞が複数2格になるからといって、すべての格で複数二格になるわけではない。数詞、名詞がともに1格と同じ形になるのは、4格と5格だけで、それ以外は普通の格変化をさせるのである。だから数詞に名詞を付けた状態で格変化させると以下のようになる。

9+hrad
 1 devět hradů
 2 devíti hradů
 3 devíti hradům
 4 devět hradů
 5 devět hradů
 6 devíti hradech
 7 devíti hrady


 これ、教科書では、5以上の後は複数2格というのが強調されるために、3格、6格、7格でも2格にしてしまいがちで、最初は間違いを指摘されても、ちゃんと2格にしているのに、何で間違いなんだと疑問に思っていたほどである。

 昨日の例文を5以上の数詞に変えてみよう。

 ・Pět Japonců bylo v této hospodě.
  飲み屋に五人の日本人がいました。

 ・Jel jsem do Prahy se šesti kamarádkami
  六人の友達と一緒にプラハに行きました。

 ・Studoval jsem na sedmi univerzitách.
  7つの大学で勉強しました。

 まだ何か書くべきことがあるような気もするけれども、とりあえずこれでお仕舞い。次は100である。
2018年12月22日12時。












2018年12月25日

数詞の格変化3と4(十二月廿日)



 次は順番通りに3である。3以上は1格から7格まで三性共通になるのがありがたい。また2と違って、形容詞や代名詞などの活用語尾との類似性も高く覚えやすいという利点もある。

 1 tři
 2 tří
 3 třem
 4 tři
 5 tři
 6 třech
 7 třemi


 1格が「i」で終わるというのが問題といえば問題なのだけど、それを除けば、難しい語尾は2格の「í」ぐらいしかない。ついつい1にならって「třech」にしてしまうそうになる。3格、6格、7格の語尾は、1の複数形の語尾と同じである。「ě」が「e」になっているのは「r」の後には「ě」が使えないからに過ぎない。さすがのチェコ語も1、2を経て3ぐらいまで来ると難しさを維持しきれなくなっていると考えていいのかな。5以上になるとさらに覚えるのが楽になるわけだし。
 この3も、2と同様に、種類を表す形、組を表す形があって、2の場合と同じ使い方、格変化をする。その「trojí(三種類の)」「troje(三組の)」よりも、個数を表すのには「třikrát」を使った方が楽なのも同じ。また、形容詞の「trojitý(三重の)」もある。ただし陸上の三段跳びは「trojitý skok」ではなく、一単語にして「trojskok」という。「trojitý skok」はフィギュアスケートの三回転ジャンプかな。普通は「skok」のところに、「アクセル」とか「リッツベルグル」とかジャンプの名前が入るけど。

 ということで4に行こう。3と同じで「i」でおわるから、格変化もまったく同じと言いたいところだけど、そうはいかないのがチェコ語である。

 1 čtyři
 2 čtyř
 3 čtyřem
 4 čtyři
 5 čtyři
 6 čtyřech
 7 čtyřmi


 2格で語尾の母音が消え、7格で母音なしで「mi」をつけるのが、一番気をつけるべきところだろうか。3に引きずられて「čtyří」「čtyřemi」としてしまわないように注意しなければならない。
 また、種類、組を表す数詞があるのも同じだが、形が2、3とは異なる。それぞれ「čtverý」「čtvery」となり、形容詞の硬変化と同じ格変化をする。種類、組を表す数詞が形容詞の硬変化に準じた格変化をするのは、5以降と共通している。「四重の」を意味する形容詞も、2、3とは形が微妙に変わって、「čtverný」となる。

 2から4の数詞に関しては、後に来る名詞は複数で、数詞と名詞の性と格は常に一致する。また2から4の数詞の付いた名詞が文の主語(1格)になっている場合には、動詞は複数形になる。つまりこの三つの数字はどんなときでも複数扱いになるのである。これは5以降の数詞とは扱いが違う部分で、当然だと考えられているのか、チェコ語の教科書ではあまり強調されないが、単複の区別に弱い日本人にはきっちり説明しておいて欲しいと思うところである。

 例を挙げておくと、

 ・Dva Japonci byli v této hospodě.
  飲み屋に二人の日本人がいました。

 ・Jel jsem do Prahy s třemi kamarádkami
  三人の友達と一緒にプラハに行きました。

 ・Studoval jsem na čtyřech univerzitách.
  4つの大学で勉強しました。


 5以上の場合との比較はまた次回。
2018年12月21日20時30分。









2018年12月24日

数詞の格変化2(十二月十九日)



 次は順番通りに2である。1と違うのは単数がなく、複数の形しか存在しない点である。ただし「二種類の」という意味の数詞は存在し、そちらは単数につけて使うことも多い。いや使う機会は少ないけど、その機会の中では単数につけることも多いというのが正しいか。避けようと思えば避けられる言葉だし。
 ということで、格変化の特徴だが、形容詞など名詞につける言葉の複数1格では、普通男性名詞活動体、男性名詞不活動体+女性名詞、中性名詞という三つのグループに分かれることが多い。しかし、この「2」は、男性名詞の活動体と不活動体に同じ形が使われ、女性と中性が共通の形を取る。4格と5格は1格と共通で、それ以外の2格、3格、6格、7格は三性共通なので、覚えることはそれほど多くない。

 1 dva(男)/ dvě(女・中)
 2 dvou
 3 dvěma
 4 dva(男)/ dvě(女・中)
 5 dva(男)/ dvě(女・中)
 6 dvou
 7 dvěma


 注意すべきことは、共通の形を取る組み合わせで、2格と6格、そして3格と7格という組み合わせになる。また3格は「m」で終わるものが多いだけに、「a」をつけるのを忘れてしまうことがある。7格の語尾の「ma」はこの「2」に特徴的な語尾で、他の形容詞や代名詞などには現れない形である。例外として手や足、目などの人間の体に二つずつついているものにしか使われない、単数と複数の間の、2つのときだけ使う形、いわゆる双数の7格に現れる。
 口語的チェコ語で、名詞、形容詞などの複数7格の語尾に、性を問わず「ma」が現れるのは、この「2」の格変化に影響を受けたものだろうか。普段から口語チェコ語を使っている人が、文法的に正しいチェコ語を使おうとして、「2」の7格まで「dvěmi」にしてしまう間違いをする人がいる。これを直しすぎというらしい。外国人も同じ間違いをすることはあるけれども、それは直しすぎではなく、他の形容詞や名詞などからの類推による間違いである。

 この「2」の後で特殊な形を取るものとして、これも数詞の「100」がある。チェコ語では「sto」で、原則として中性名詞の「město」と同じように格変化するのだが、「200」のときだけ、1格が「dvě stě」と中性複数の「sta」ではなく、見慣れない「stě」という形になる。文法的にはそれが正しいのだけど、チェコ人の中にも、それを知らず「dvě sta」が正しいと思っている人もいて、こちらがせっかく正しいチェコ語を使ったのに間違いだと指摘されることもある。間違いの指摘の間違いに気づけるようになると、それはそれで成長を感じられて嬉しいのだけどね。

 それで、単数に付けることのできる「2」の数詞は、「dvojí」で、「二種類の」という意味になる。末尾が「í」となっていることから想定されるとおり、形容詞の軟変化型の格変化をする。これは特に単数で表される集合名詞や、概念を表す名詞などの原則として複数形を取らない名詞につけて使うことが多い。ただし、例えば「dva druhy piva(二種類のビール)」などのように、種類という意味の名詞「druh」を使うことで、使用を回避できるから、どうしても覚えなければならない言葉ではない。
 それに対して、覚えておいたほうがいいのは、複数でしか使わない名詞とともに使う「dvoje」である。こちらは、種類ではなく「二組の」、もしくは「二つの」という意味になり、同じ種類のものが2つある場合にも使用できる。「dvoje boty(二足の靴)」「dvoje těstoviny(二袋のパスタ)」なんて具合である。格変化は、1格、4格、5格以外は、「dvojí」と同じで形容詞軟変化型である。こちらも「dva páry bot」「dvě balení těstoviny」という形で使わずに済ますことは可能である。

 以上の二つをまとめると、多分「dvojí noviny」は二種類の新聞で、例えばムラダー・フロンタとリドベー・ノビニまとめてさすときに使い、「dvoje noviny」は同じ新聞を二部という場合に使うのだと思う。「と思う」と日よってしまうのは、「dvoje」は滅多に使わないし、「dvojí」はチェコ語の授業以外では使ったことがないからである。同じものを二つなんてときには、「dvakrát(二つ/二回)」を使うというのが身についてしまっていて、よほど意識しない限り「dvoje」なんて口から出てこない。
 むしろ使うというよりは、よく聞くのは、形容詞化した「dvojitý」である。こちらは「二重の」という意味で「dvojité okno(二重窓)」のように使う。フィギュアスケートのジャンプもこれで「ダブル何たら」を表すし、他のスポーツの中継でしばしば耳にするのでいつの間にか覚えてしまったのである。問題は耳で覚えた言葉の常でつづりが怪しいことで、ついつい「dvojtý」と書いてワードに直されてしまう。耳で聞いても違いわからんし。

 この「2」と全く同じ格変化をするのが、「oba(両方)」で、派生する「obojí」「oboje」が存在するところまで同じである。ただし形容詞化した「obojitý」は存在しない。
2018年12月20日20時55分。










2018年12月23日

数詞の格変化1(十二月十八日)



 ということで、より厄介な、正確には一つ目の1がむやみやたらと厄介な数詞である。とはいえ、指示代名詞と格変化が共通だから、変化を覚えること自体はそれほど難しくない。一番厄介なのは、1なのに複数形があるという理不尽である。
 まずは単数から。「ten」は昨日取り上げたばかりなので、共通性の高い男性と中性をまとめて表にする。

 1 jeden(男)/ jedno(中)
 2 jednoho
 3 jednomu
 4 jednoho(活) / jeden(不)/ jedno(中)
 5 jeden(男)/ jedno(中)
 6 jednom
 7 jedním


 女性
 1 jedna
 2 jedné
 3 jedné
 4 jednu
 5 jedna
 6 jedné
 7 jednou


 問題は、形容詞「jediný(唯一の)」と形が似ているので、混同しないことだろうか。これは特に複数の格変化を覚えるときにも注意をしなければならない。複数もまとめて表にする。

 1 jedni(活)/ jedny (不・女)/ jedna(中)
 2 jedněch
 3 jedněm
 4 jedny(活・不・女)/ jedna(中)
 5 jedni(活)/ jedny (不・女)/ jedna(中)
 6 jedněch
 7 jedněmi


 格変化の語尾自体は「ten」と共通なので覚えること自体は問題ないのだが、末尾の子音の前につく「ě」が出てこないのである。ついつい形容詞の影響で、「y」や「ý」にしてしまって、ワードの校正機能に赤線を引かれてしまう。「ten」のほうではこんな間違いはしないので、やはり形容詞「jediný」が存在するのがいけないのだと考えている。こんな言葉、存在を知らなければよかったのだけど、使うと便利な言葉ではあるのだ。

 さて、本来単数である「1」に複数形が存在する理由だが、それはチェコ語には複数形しか存在しない名詞があるからである。「noviny(新聞)」「toalety(トイレ)」「boty(靴)」「kalhoty(ズボン)」「ústa(口)」「brýle(眼鏡)」などがそれにあたる。
 三性共通でない格では、「1」の活用語尾と名詞の活用語尾が一致することが多いから、「1」を使うためだけなら、性は特に意識しなくても問題ないのだが、名詞を正しく格変化させるためには性を判別することが重要なのは言うまでもない。また、地名にも複数の名詞が「Alpy(アルプス山脈)」「Tatry(タトラ山脈)」などしばしば出てくるが、地名に「1」を付ける状況は想像もできないので、気にすることはないか。

 それでも、「1」に複数形があるのが納得できないという人には、あまり触れられないけど(サマースクールの記事では触れたかな)、2以上の数詞にも、名詞の単数につける形(種類を表す数詞)と、複数でしか使わない名詞につける形が存在することを指摘しておこう。2なのに単数につく、これもまた変な話だけど、文句を言っても仕方がない。単数と複数という考え方自体が、日本人にはなじまないのだから、グダグダ言わずに覚える、それがチェコ語を身につけるための一番の方法である。といいつつ、ぽろぽろこぼれているものも多いのだけどさ。
 いや、でも「podle jedněch novin(ある新聞によると)」とか、何か落ち着かないのである。それでついつい「podle jedných novin」としてしまうのだけど、やっぱりワードに赤線を入れられてしまった。
2018年12月19日20時55分。











2018年12月22日

指示代名詞tenの格変化(十二月十七日)



 久々にチェコ語の文法の話をば。ややこしいので避けていたのだが、人称代名詞をやってしまった以上、数詞と代名詞tenの変化についても取り上げておく必要があろう。最初は厄介な数詞の1から始めようと思ったのだが、数詞の1を基準にして、指示代名詞や所有形容詞の格変化を説明するよりは、指示代名詞tenを基準にしたほうがいいことに気づいたので、予定を変更して指示代名詞tenからである。
 チェコ語の格変化も、日本語の漢字と同じで、最初の全く知識のない時点よりも、ある程度知識が蓄積されてからのほうが、新しいことを覚えるのが簡単になる。これまで勉強してきたこととの共通点が増えていくため、これはあれと同じとか、あれに似ているとか、すでに覚えたことを基準にして新しいことを覚えて行けるようになるのである。

 その点ではこの指示代名詞tenも例に漏れない。三人称の人称代名詞の格変化との共通性が、特に男性形と中性形において顕著で、活用語尾は全く同じである。男性形は、当然4格で、活動体につく場合と不活動体につく場合で形が違う。

男性
 1 ten
 2 toho
 3 tomu
 4 toho(活) / ten(不)
 5 ten
 6 tom
 7 tím


中性
 1 to
 2 toho
 3 tomu
 4 to
 5 to
 6 tom
 7 tím


 2格、3格、6格、7格は、男性名詞も中性名詞も共通の形をとる。4格は男性名詞活動体のみ2格と共通で、不活動体、中性名詞は1格と共通、5格はいずれも1格と共通。この辺りも三人称の人称代名詞の格変化を踏襲している。類似の指示代名詞「tento」「tamten」などは、「ten」の部分だけを格変化させることになるので、これだけ覚えておけば問題なく使える。

 女性の場合には、人称代名詞と完全に共通というわけにはいかないが、活用語尾の短母音、長母音の区別は共通する。つまり、語尾の母音は形容詞の女性単数と同じだが、長短の区別は人称代名詞の変化に基づいているのである。

女性
 1 ta
 2 té
 3 té
 4 tu
 5 ta
 6 té
 7 tou


 御覧の通り、語尾に出てくる母音は、形容詞硬変化の女性形とほぼ同じである。そして、三人称の人称代名詞「ona」の格変化で長母音が出てこず、短母音になっている1格、4格、5格で、形容詞の長母音を短母音に変えてやれば、「ten」の女性形の格変化が出来上がる。ただし、7格の「ou」と4格の「u」を長短の関係だと認識する必要がある。
 この認識が正しいかどうかはこの際どうでもいい。このように認識すれば覚えやすくなるというだけの話で、言語学者ならざる語学の徒にとっては、言語学的な正しさよりも、覚えやすさのほうが重要なのである。ってこんなことすでにどこかに書いたような気もする。

 複数は、1格と、1格と共通な4格(男性活動体は除く)、5格以外は三性共通である。違うところだけ先にあげると、活動体は1、4、5が「ti」「ty」「ti」の順番、不活動体は3つとも「ty」、女性形も三つとも「ty」で中性は三つとも「ta」ということになる。

複数三格共通部分
 2 těch
 3 těm
 6 těch
 7 těmi


  末尾の子音は形容詞の複数と同じ。ただ、その前の母音が長母音の「ý」ではなく「ě」になるだけである。人称代名詞の複数との共通性も高いので、ここ二つの格変化を覚えていれば、「ten」の格変化はそれほど難しくない。そして、「ten」の格変化を覚えてしまえば、男性単数が「en」で終わるほかの言葉、例えば「všechen(すべて)」「jeden(1)」などの格変化が覚えやすくなる。覚えれば覚えるほど、次を覚えるのが楽になるのである。問題は似ているものを混同してしまうところだけれども、それを問題というのは贅沢というものである。

 この「ten」は動詞のあとにくる名詞の格を示すのにも使われるので、できるだけ早めに覚えておいたほうがいい言葉の一つである。そんなのばっかりだと言われればその通りなので、自分なりの優先順位をつける必要はあるだろうけど、「ten」を後回しにして、中途半端に覚えた状態でチェコ語のサマースクールに出て苦労した人間としては、できるだけ早めにねと言うしかない。
 次もチェコ語ねたで、数詞かな。
2018年12月18日23時55分。









2018年12月21日

ハンドボール女子ヨーロッパ選手権終了(十二月十六日)



 十一月末に始まったハンドボールの女子ヨーロッパ選手権は、開催国フランスの優勝で幕を閉じた。決勝の相手は一次グループで負けたロシア。フランスは去年の世界選手権に続いての優勝で、来年日本で行なわれる世界選手権でも優勝候補の筆頭ということになりそうだ。

 3位に入ったのは、去年の世界選手権でも3位だったオランダ。チェコが去年準々決勝で負けた相手である。4位はチェコが初戦で負けたルーマニア。去年の世界選手権ではチェコが勝ったけど、ルーマニアはやはり強豪ではあるのだ。

 昨年の世界選手権で準優勝だったノルウェーは、一次グループでチェコにしか勝てず、二次グループに勝ち点を持ち越せなかった出遅れが響いて5位に終わった。二次グループでは三連勝で勝ち点6まで積み上げたが、同じ勝ち点になったルーマニアには一次グループで負けていたため、当該チームの対戦成績でグループ3位となり、準決勝ではなくスウェーデンとの5位決定戦にまわることになった。

 チェコ代表は、一次グループの最終戦のドイツとの試合に、善戦はしたものの勝つことができず、その時点で敗退が決まった。エースのルズモバーが試合中に左の肘を怪我して痛みのあまり涙を流しながらベンチに引き上げるような事態が起こったらしい。攻守の中心選手がこんな事態に巻き込まれたのでは勝ち目は薄いと監督は試合後に語っていた。
 それはともかく、チェコがドイツに負けた後の試合で、ノルウェーがルーマニアに負けるという予想外の展開があったために、ドイツに勝っていたとしても、チェコは二次グループに進出できていなかったのだが、一勝もできなかったのは残念過ぎる。選手たちも昨年の結果を受けて今回のヨーロッパ選手権ではさらなる上位進出を狙っていたようだけど、まだそこまでの実力はなかったということか。それでも世界選手権、ヨーロッパ選手権に連続して出場し続けているのだから、これを継続していけば、いずれはまた上位進出のチャンスが巡ってくることだろう。
 フルプコバーの欠場など、今回の大会は最初から付きがなかったとも言える。選手層の薄いチェコでは中心選手が一人欠けるだけで大きな戦力ダウンになってしまう。期待の若手が何人かいるとはいえ、フルプコバーの穴を埋めることはできなかったようだ。来年の世界選手権に向けてモンテネグロとプレーオフで対戦するのだがそれまでにはフルプコバーが復帰することを願おう。男子のカシュパーレクのように期待の若手が少しでも早く主戦力にまで成長してくれればいいのだけどね。

 去年の年末の女子の世界選手権、今年初めの男子のヨーロッパ選手権は、チェコ代表が頑張ったおかげで書くこともたくさんあったのだが、今回は一次リーグ敗退で大してかけることはないし、男子に至っては来年初頭の世界選手権には出場できないのである。問題はチェコ代表の出場しない世界選手権をチェコテレビが放送してくれるかどうかである。放送されれば仕事をホッぽりだして見る自信はあるのだけど。

 短いので国内のハンドボールの話を少し。今年のハンドボールのテレビ中継は、時間が固定されていないのがつらい。本来週末に行われる試合が、テレビ中継のために水曜日や金曜日のサッカーもアイスホッケーも中継されない日の夜に移されているのだ。テレビのプログラムの雑誌にも、発行時点では決まっていないのか載っていないことも多く、見逃してしまうことも多い。中継に失敗するなんてこともあったし、チェコのハンドボール協会のHPで紹介しているネット中継は、見ていると頭が痛くなるし……。

 ということで、今年は去年以上にチェコ国内のハンドボールの試合を見られていないのだが、心配が一つ。オロモウツから一番近いエクストラリガのチーム、リトベルがダントツの最下位に沈んでいるのである。二部から上がってきたばかりで、苦戦するだろうとは予想していたけれども、10試合以上やって勝ち点無しというのは予想もしていなかった。悔しいのは、昨年の夏にリトベルと入れ替わるように一部に昇格したゼマン大統領の町、ノヴェー・ベセリーが完全に一部に定着して上位争いをしていることである。フラニツェもそれほど成績がいいわけではないし、オロモウツ地方のハンドボール、ちょっと危機である。やはり、スポンサーが……ということになるのだろう。

 とまれ、今週は、金曜日にエクストラリガの試合が放送されるようなので、今年のチェコのハンドボールの見納めをしておこう。
2018年12月17日23時45分。









2018年12月20日

だから環境保護活動家は……2(十二月十五日)



 昨日の話が、当初の予定とは違う方向に向かってしまったので、肉食を減らせと主張する環境法後団体に対するいちゃもんがもう一回続く。

 この地球温暖化を防ぐために、肉を食べる量を減らそうという主張にはいくつか危惧すべき点があるように思われる。その主張の正当性はおくとして、環境保護を理由に肉食をやめる人にとやかく言うつもりはない。すでに地球上には様々な理由で肉を食べない人たちがいるのである。一つぐらい肉を食べない人のタイプが増えたとて、大差はない。
 問題は、環境保護団体の関係者というものが、世界に迷惑を撒き散らしたキリスト教の宣教師並みに、他人の迷惑を考えない押し付けがましい存在であることである。それを考えると、求められもしないのに、肉食を減らすことを勧めて回りそうである。それどころか、今は肉食だけだが、今後は禁止や抑制を求める品目が増えていくことが予想される。最初は禁煙派と結びついて、煙草の禁止だろうか。煙草も燃焼しているわけだし。まあ、それぐらいなら非喫煙者としては文句はないが、そこで止まるとは思えない。

 温室効果ガスと聞いて最初に思い浮かぶのは二酸化炭素である。つまりは炭酸ガス、炭酸水に溶けているものである。これでこちらが危惧していることが理解してもらえるだろう。環境保護団体の次なる標的が炭酸入りの飲み物になるのを恐れているのである。コーラなんかの所謂清涼飲料水ならまだ許容範囲だが、それがアルコール入りの炭酸飲料であるビールにまで及ぶのは許し難い。
 最悪のシナリオは、現在喫煙の撲滅に血道をあげている、健康のために人々の生活習慣を変えさせることを目標にしている団体が目標を達成した後、次なる標的をアルコールに定め、地球温暖化防止を目指す団体と結びついてビールの生産禁止を主張し始めることである。世のビール党よ、環境保護団体の口車に乗せられて、肉食の削減を実行すると、我らが黄金の飲み物が飲めない未来が近づくぞよ、注意されたし。
 それにしてもである。ビールの炭酸ガスは醸造の過程で発生するものだからどうしようもないけれども、炭酸飲料の生産に使われる二酸化炭素を、大気中から回収するなんて技術は存在しないものだろうか。大気中の濃度を考えるとものすごく効率の悪いものになりそうだけど。とまれ、これが一つ目の危惧。

 二つ目は、環境保護のために人間が動物の数を調整するという思想そのものに対する危惧である。肉食を減らすことで排出される温室効果ガスを減らそうということは、飼育される家畜の数を減らして呼吸によって排出される二酸化炭素の量を減らそうということであろう。人間の食事のために命を奪うのはよくないという一部の菜食主義者の主張と通底しそうなところのある主張だが、今後も地球温暖化が進んだ場合に、この考えがエスカレートしないという保証はない。
 家畜の数を減らすところから始まって、野生の動物の数を人間が調整するのを経て、人間の数を調整するところまで行きかねない。いや、地球温暖化を防ぐためには地球上に動物が存在しないのが一番いいというのが極論の極致か。ここまで極端なことを主張してくれれば、逆に尊敬してしまいそうである。それはともかく、温暖化の進行の抑制がうまく行かない場合に、先鋭化して過激化しやすい考え方だということだけは間違いない。
 この動物の数を減らして温室効果ガスの排出量を減らすことを主張しているのが、環境保護を主張する団体であることに暗澹たる思いがする。自然保護を謳うのなら、呼吸で二酸化炭素を排出する動物の数を減らすことより、光合成で二酸化炭素を吸収する植物を増やそうと主張するものではないのか。ポーランドの畜産だって、牧草地を管理、維持することで、荒地のまま放置されたり、工業用地としてコンクリートやアスファルトに覆われたり、太陽光発電のソーラーパネルに覆われたりするのに比べれば、二酸化炭素の吸収に寄与しているはずである。

 この記事の環境活動家の主張を読んで、思い浮かんだのは、声高にビール禁止が叫ばれ、温暖化防止を叫んでテロが起こる悲惨な未来だった。そんな未来の到来を防ぐためにも肉食は続けよう。
2018年12月16日23時40分。







posted by olomoučan at 06:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 戯言
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