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2018年01月21日

二格の使い方3(正月十八日)



 普通はこれから書く二つを最初に説明するのかもしれないが、まず一つめは前置詞と一緒に使う場合である。二格をとる前置詞は、チェコ語の勉強を始めてすぐのころから登場するので、初学の人であっても二格に触れる機会は多いはずである。

 最初に勉強するのは、場所の起点を表す「z」だろうか。「Jsem z Japonska(私は日本から来ました/日本の出身です)」というのは、自己紹介の一部にもなるので、名詞は単数一格だけで格変化が説明される前に、登場しているかもしれない。厄介なのは、「日本のどこ?」と追加で質問されたときで、日本の地名を格変化させるのに抵抗があったり、語末がチェコ語の名詞にはありえないものだったりして、格変化のさせ方がよくわからなかったりすることがある。
 東京=Tokioのようにチェコ語化している地名ならいいのだけど、それ以外の地名だと、格変化させた場合に一格の形がわかってもらえるかどうか心配だというのもあって、ついつい語尾をもごもごとあいまいにして済ませてしまう。そんなときには、地名の前に、都道府県や、市町村、場合によっては地方を表す一般名詞を置いて、固有名詞は格変化させないという方法をとる。

  Jsem z Tokia.
  Jsem z prefektury Čiba.(千葉県)
  Jsem z oblasti Kantó.(関東地方)
  Jsem z města Mito.(水戸市)
 なんてところである。これは目的地を示す前置詞の「do」の場合にも同様に使えるので、便利である。場所を表す「v」や「na」にも使えるけど、その場合には、一般的な名詞を六格にする必要があるというのは、大丈夫だろうと思うけど念のため。

 それから数詞と「z」を一緒に使って、例えば「五個のリンゴのうち二つ」なんてことも表現できる。この場合に「数詞(二格)+名詞(複数二格)」という形が現れるのである。多いのは「数詞(一格)+名詞(複数二格)」なんだけどね。

  Jedl jsem dvě z pěti jablek.(リンゴは複数二格)
  Jedl jsem dvě jablka z pěti.(リンゴは複数一格)
 名詞の「リンゴ」をどっちの数詞につけるのが自然なのかは、よくわからないけれども、どちらでも問題ないはずである。多分。

 二格を取る前置詞の二つ目は、さっきも出た「do」と、その反対の「od」である。場所の場合には、「z」と「do」が、「から」「まで」を表す組み合わせだが、時間の場合には、「od」と「do」になる。「do šesti hodin(六時まで)」なんてのは「hodin」を省略することもできて楽なのだけど、「六時半から」とか「一時まで」とかになると、「od půl páté」「do jedné」でいいのか今でも自信がない。後ろは大丈夫だと思うけど、前はどうかなあ。
 時間について言えば、「do dvou hodin」は、「二時まで」でも「二時間以内に」でも使えたはずなので、時々混乱する。数が大きくなれば「以内に」の可能性は減っていくし、時間ではなくて、分とか、日、週なんかなら、「以内に」の意味でしか使えないのははっきりしているからいいんだけど。「do dvou týdnů(二週間以内に)」「do příštího týdne(来週までに)」と使い分けることができるのである。

 厄介なのは、名詞のような副詞のような時間を表す言葉で、「dnes(今日)」「včera(昨日)」あたりは、意識が強いのか、「od」と「do」を付けるために特別な名詞を使うことになる。一格では、いや二格以外ではほとんど使うことのない「dnešek」「včerejšek」に、「od」と「do」をつけて、「ode dneška(今日から)」「do včerejška(昨日まで)」としなければならない。明日とか、月曜日、火曜日なんかもこの手の特別な名詞を使うことがある。
 それに対して、「ráno(朝)」「večer(夕方)」は、そのまま使って、「od rána」「do večera」になるから、よくわからない。まあ「předevčírem(一昨日)」「pozítří(明後日)」になると、正直お手上げなので、それに比べればマシと言えばましである。

 チェコ語に対する大きな不満の一つが、日本語では普通に使える「一年前まで」とか「百年後から」という表現ができないところである。チェコ語では「前」も「まで」も前置詞で処理するため、前置詞を重ねることができない以上、「去年まで」とか「2118年から」という微妙に意味の変わってしまう表現を使うしかないのである。「後までに」は、「以内に」と意味はほぼ同じだから、「do」を使って何とか処理できるけど、「に」のない「後まで」は厄介かな。ちょっと思いつかない。

 前置詞だけでもあと二つ三つ紹介しておきたいので、もう一回続く。次のまで行くと長くなりすぎそうなので、一度ここでお仕舞である。
2018年1月16日22時。








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