2016年09月20日

通貨ペアの相関について


お世話になっております。
TAKEでございます。


今回は、ユーザー様より「通貨ペアの相関」についてご質問がきていましたので、
一度きちんとご説明しなければと思っていましたので、記事を纏めてみました。

是非ご覧になってみてください♪


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 ■「合成通貨」について
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 皆さん、「合成通貨」という言葉をご存知でしょうか?

 「ドル/円」や「ポンド/ドル」、「ユーロ/ドル」など
 基軸通貨である「米ドル」とペアの「ドルストレート」以外の通貨ペアは、
 基本的に「インターバンク市場」で「直接取引」されません。

 (※正確には「円」と「ユーロ」は「直接取引」が行われています)


 では、「ドルストレート」以外の通貨ペアはどの様に取引が行われるのでしょうか?


 例として、「ポンド/円」の買い取引 でご説明させていただきます。

 「ポンド/円」の様なインターバンク上で「直接取引」されていない通貨ペアは、
 以下の様に2つの注文が同時平行で行われます。
  ↓

 @ 「ポンド/ドル」を買い注文。

 A 「ドル/円」を買い注文。


 この様に「インターバンク市場」で「直接取引」されていない通貨ペアを
 合成して取引される通貨のことを「合成通貨」といいます。

 (※ちなみに「合成通貨」は FX業界でしか使われない造語らしいです)




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 ■「掛け算通貨」と「割り算通貨」について
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 「合成通貨」には、
 「掛け算通貨」と「割り算通貨」の二種類があります。



 


 上図の様に、「ユーロ/円」のレートは、
 「ドル/円」と「ユーロ/ドル」の2つのレートから算出されます。

 2つの通貨ペアのレートを「掛け算」にて算出しますので、
 「掛け算通貨」と呼ばれ、分母と分子の「ドル」を相殺します。


 ●「掛け算通貨」のレート計算の例

  ドル/円(USD/JPY)101.884円、ユーロ/ドル(EUR/USD)1.12460ドルであれば、
  ユーロ/円(EUR/JPY)のレートは 114.579円になります。
  計算式は以下です。
   ↓
  101.884 × 1.12460 ≒ 114.579



 


 上図の様に、「カナダドル/円」は、
 「ドル/円」と「米ドル/カナダドル」の2つのレートから算出されます。

 2つの通貨ペアのレートを「割り算」にて算出しますので、
 「割り算通貨」と呼ばれ、分母と分子を反転させ、「割り算」を「掛け算」に直し、
 分母と分子の「ドル」を相殺します。


 ●「割り算通貨」のレート計算の例
  
  ドル/円(USD/JPY)102.086円、米ドル/カナダドル(USD/CAD)1.31563ドルであれば、
  カナダドル/円(CAD/JPY)のレートは 77.595円になります。
  計算式は以下です。
   ↓
  102.086 ÷ 1.31563 ≒ 77.595




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 ■「掛け算通貨」と「割り算通貨」の見分け方
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 この様に、2つの通貨ペアの「ドル」の表記順が、
 「前」と「後」に分かれている場合は「掛け算通貨」です。



 


 この様に、2つの通貨ペアの「ドル」の表記順が、
 両方とも「前」又は両方とも「後」の場合は「割り算通貨」です。




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 ■「合成通貨」を理解する必要性について
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 なぜ「合成通貨」を理解する必要があるのか?

 それは、「掛け算通貨」と「割り算通貨」にて通貨を分解し、
 3種類(またはそれ以上)の通貨ペアの値動きを比較し、観察することで、
 現在相場の「環境認識」の分析精度を高めるためです。


 例として、「ユーロ/円」の相場が上昇する要因を考えて見ましょう。


 


 1. 「ユーロ」が買われると上昇する。

 2. 「円」が売られると上昇する。

 3. 「ドル」が売られると上昇する。


 1と2の要因は皆さん理解できると思いますが、
 3の要因については「?」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?


 「?」と思われた方は、
 「ユーロ/ドル」の相場が上昇する要因を考えてみてください。

 ※「ユーロ/ドル」は、世界で最も取引量が多い通貨ペアですので、
  他の通貨ペアの相場にも大きな影響力があるためです。


 


 1. 「ユーロ」が買われると上昇する。

 2. 「ドル」が売られると上昇する。


 ですよね?

 つまり、「ドル」が売られることで「ユーロ」の価値が上がるため、
 「ドル」が売られることが「ユーロ/円」の相場でも上昇要因になるという訳です。



 で、一般的に以下の様な相関の動きになりやすいです。
 (※上昇の相場メインで説明してますが下降の相場は全て逆をイメージください。)
  ↓


◆「掛け算通貨」の例


   




◆「割り算通貨」の例

 ※「割り算通貨」の場合は、「割り算」を「掛け算」に直し、
  分母と分子の「ドル」を相殺していますので、
  割る側の通貨の相場は「逆相関」になりますのでご注意ください。



   



 「通貨ペアの相関」を活用し、相場の分析精度を高める手法は、
 本来「常識的」な手法です!

 なのに、「通貨ペアの相関」を活用できていない方が非常に多い・・・
 恐らく、きちんとした通貨ペアの知識が無いからだと思います。

 是非、今後の皆さんのトレードに活かしていただければと思います。


 TAKE
 
自己紹介
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チームTAKE

こんにちは。
TAKE (タケ)と申します。

周りの仲間と楽しくクラブ活動のようにFXを楽しみたいと思い

「チームTAKE」を結成しました。

TAKE、IKE、TOSI、YAMA の
4名です。

FXに関する有意義な情報を次々と配信したいと思います。


Eメールアドレス:
team_take@supportmail.sakura.ne.jp
商品販売(DLmarket )
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