釣り人の想い

源流岩魚釣り導入編

岩魚のふる里を汚さないようゴミは持ち帰りましょう！


　　　　　　　　




それでは、早速肝心の釣り道具の仕掛けからお話します。

釣り竿は３wayの５．４ｍと2wayの６．２ｍのカーボン製でいずれも伸縮可能な竿を使います。

本流では６．２ｍ支流の小さな木の枝が繁む渓でも５．４ｍ一番短くして４．４ｍの3wayがあれば

とこでも対応できます。


上が１６本継なぎの2way６．２ｍでその下が12本継なぎの3wayの５．４ｍです。

傷がつかくと折れやすくなるので、傷付き防止と衝撃による折損を防止するため

竿の表面にビニールテープを巻いて補強してあります。

テープを巻いてある部分だけは18年経っても新品同様です。　(笑)



何時も２本持っていくのは理由があります。

滑って転んで竿が折れた、または置き忘れてどこに置いたか思い出せないなど

そういう時に、どちらかを予備竿として使えます。

慎重に歩いていても滑って転ぶことは、たま〜にあります・・・　　(笑)



軽い打ち身で大事に至らないのが幸いだと思っています。

予備竿の考え方について・・・

持っていた方がいいと考えるより、必ず持って行かなければならないと考えた方がいいです。

特に山深くの源流へ入る時は・・・・必携です。

ゴク当たり前のことですが、途中で取りに帰ることはできません！　(笑)



渓流竿のメーカーは、特にこだわらないですが「NISSIN」の竿が安く、

トラブルで折れることもなかったので１８年ほど同じ竿を使っています。

その間、２度ほどコーティング塗装をし直したので、まだまだ使えそうです。



重さは、５．４ｍが１５０ｇで６．２ｍが少し重くて２００ｇのいずれも硬調です。

今は、この長さだともっと軽いのが出ています。

扱いやすくていいですが、軽ければいいというものでもありません。

軽いのはちょっとした衝撃で、ひび割れ、折損などですぐ折れるので

少し重くても１５０ｇ〜２００ｇぐらいが扱い易く丈夫でいいです。



竿の硬さは、釣果に直接影響するのとトラブル防止のためにも硬調または超硬の方が絶対に有利です。


次にハリスですが、５．４ｍの竿は１ｍ〜２ｍの移動式伸縮、６．２ｍの竿は１．５ｍ〜３ｍの移動式で

伸縮のできる仕掛けにしたいわゆる”提灯釣り”という釣りの仕掛けです。

なぜ移動式にしたかって・・・？

それは、深い滝つぼでも仕掛けを交換することなく簡単にハリスの長さを調節することができるからです。

これは、自分で言うのもおこがましいですが、「優れもの・・・！」と思っています。



なぜ提灯釣りというのかって・・・？

このようにして釣るからです！




目印は、市販されている毛糸状のものでハリスの２箇所に赤い糸を電車結びで２回絞めします。

目印にも種類は、ありますが毛糸のものが使いやすくて岩魚も赤色の毛糸を好むようです。



間隔は一番目が釣り針から５０ｃｍ〜７０ｃｍ２番目がその上１ｍほどにつけます。

目印の位置は、あくまで根がかりしないための川底の深さを推測するためのもので

川の落ち込み流れの緩いトロ場と流れの速い瀬それとオモリの重さ０．５号か、０．８号かにより

竿先から垂らしたハリスの角度により水面から水底までの深さを予測しなければなりません。

釣りの事となると自分のことながら結構、色々と考えているんですね・・・！



オモリは、簡単に付け外しが出来るゴムクッションの入った０．５号〜１号です。

よく鮎の友釣りで使っているものです。

取り外しが簡単で、扱いやすくハリスに傷をつけていためることがないので安心です。





ハリは、チヌ針2号の色は金色で返しの部分を潰して使います。

一般的に使われる渓流針はかかりが悪いので使いません。

ポイントは、返しの部分を潰すことです。

針の元の返しは潰しません餌がずり抜けないないための返しなのでそのまま使います。

スレ状態にすることで釣り針を外す時に傷口が大きくならず岩魚のダメージを少なくする事ができます。



当然ですが、引き抜きはしません。

泳がしたまま引き寄せてタモですくい取り込みます。

かかってから取り込むまでは、できる限り岩魚を暴れさせて弱らせないようにすること・・・

これが、一番のキーポイントです。


今日はここまで、次回はアタリの合わせ方と釣り針の外し方についてお話します。