小林高鹿の趣味のビジネスブックレビュー

決断できる人は、うまくいく。: チャンスをつかむ「決める」習慣68

決断できる人は、うまくいく。
中谷彰宏

この本のテーマは「決断」ですが、それは決断の「スピード」の話でもあるし、迷いを「捨てる」話でもあるし、今までと違うことをする「変化」の話でもあります


決断というのは、一つを選んで他を捨てることですから、結果として変化を起こすのは、自然なことですけど、


そこに「スピード」が入ってくる辺りは、中谷さんらしいですね。


面白いのは、それを学んだのは、テレビのクイズ番組だそうです。


文化人チームと、芸人チームが早押しクイズをやると、芸人の圧勝で、なぜなら、


彼らは、当たる当たらないより、ボタンを押して画面に映ることが重要だから、早押しで勝てない。


わかるかわからないかという段階で、まずボタンを押す。これも決断ですね。


ここでも、決断しているうちに、正解率は上がってくるから、どんどん決断していく。間違っても。というのがひとつ重要視されています。


そう考えると、決断に必要なのは正解ではなく、希望。というように、


こっちの方がワクワクする。なんとなくいい。といった理由で、決断してしまって、


選んだことがうまくいくように、工夫していくことの方が大事だというわけです。


それから、日常的な小さな決断を繰り返していくことで、決断する習慣がついてくる。ことも大きい。





何にしても、決断というのは、自分が主導で選択することですから、すればするほど、自己肯定感があがってくる。


「なんでもいい」と言っていると、他人任せの人生になってしまう。


それで、後から文句を言うというサイクルは、確かにみっともないですね。


最近僕はそう思うようになりました。


どうせ間違うなら、自分の責任で間違った方が、ためになる。


これからの自分のためになる。