2015年06月09日
読んだら、きちんと自分の知識にする方法
読んだら、きちんと自分の知識にする方法
宮口公寿
宮口公寿
タイトル的には、僕にとって非常に魅力的な感じがしますねー!
だって、このペースで本を読んでいて、たまに、
「ん?内容ちゃんと、俺の身になってるか?」って思うことは、多々あります。そんな僕のような人間に刺さるフレーズから本書は始まってます。
「本を早く読むだけでは、何の意味もない」
「たくさんの本を読んでもどんどん忘れていく?」
なんて具合。
そして、記憶に関する基本的な誤解を解いていきます。
記憶に対する誤解
まず、理解できていないことを記憶することは難しい。これについては「70%理解」ということで、100%理解できていなくてもおおまかに理解できればいいといいます。
そして、記憶力というのは、年齢とともに「増大する」という勇気の出る記述も。これはどういうことかというと、年取ってどんどん忘れっぽくなっていくように見えても実は、
知識の蓄積量は、年齢とともに増えている。若いころは、その総量が少ないため、脳の中から必要な情報を引き出すのが簡単なのだと。
つまり、記憶力というのは、実は記憶の量のことではなく、それを必要な時に引き出す能力のことである。
イメージ化が鍵
というわけで、この本は実は、いわゆる「記憶術」の本であるわけなんですけど、もっとも重要視してあるのは、
「イメージ化」
言葉を聞いた時、読んだ時に、それをイメージ化できるようになると、記憶は格段にしやすくなるのだそうです。ただ、これにはトレーニングが必要で、
一日に5分でも、毎日、言葉をイメージ化する訓練を続けていくと、効果が出てくるそうです。
「場所法」という術
そして、そういう記憶術って言うと、古代ローマ時代からある有名なテクニック
「場所法」(場所に、記憶するものを紐付けて覚えていく方法)
の活用も出てきます。
面白いのは、それをかなり具体的に、例えば、
家から会社までのいつもの通勤路などを使って、たくさん写真を撮っていって、それを活用する方法。
かなり細かい区切り(数メートルごと)に写真を撮ることになるので、
「不審者と思われないようにする言い訳を用意しておく」
とか気を使っていてなんか笑ってしまいました!
何にしても、とにかく、イメージというのがほんとに大事だということですね。頭の中にイメージした通勤路に、記憶したいことをこれまたイメージで貼り付けていく。すると、
イメージ通勤路を歩くだけで、思い出していけるというわけ。イメージ訓練、開始だな!
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