2015年05月24日
人は「そとづら」が9割
人は「そとづら」が9割
三枝理枝子
三枝理枝子
ANAの元トップ客室乗務員だったという三枝さんが、
「人は相手を1秒で判断します。内面磨きより、「そとづら」磨きが大事なのです。」
と言い切るこの本。そとづらを良くするというと、言い方としては、あまりいいイメージがないですけど、著者は、
「そとづら」は住まいで言う「玄関」に当たる。人との大半のお付き合いというのは、玄関先で済むものだといいます。つまり、家に呼んで家族ぐるみで付き合うような間柄以外は、
ほとんど、そとづらで付き合っているわけで、実際に一緒に仕事をしたり、もらったりする相手に対して、「玄関が汚くては」付き合いもうまく続かないというわけです。
話の聴き方というそとづら
「そとづら(外面)」とは言っても、案外外見のことばかりが書いてあるわけではなく、表情、雰囲気、振る舞い、愛想や話の聴き方などを、
習慣化していくことが大事なんだとか。最初は演技でも、だんだん身についてくるということですね。
特に、話の聴き方については、
自分の話、子供やペットの話、などを自分ばかり話すようなことを慎んで、聞き上手になる。のは、確かに大事だと僕も思います。
それでも、気をつけてないと、「いや、でも、俺はー!」とか言い出しちゃうとこはありますけど。
会話については、細かい知識やテクニックも面白く読みましたね。
「あのー」とか「えーと」とかを言わないようにするには、「静かに息を吐く」といい。とか、
挨拶などの切り出しの第一声を、ドレミファソの「ソ」の音で始めるといい。とか、
人前で話すのに、アガるのは、下がるよりいい。とか、
あと、知らなかったのは、舞妓さんの隠語で「ばかかしこ」というのがあるそうで、
知っているのに、何も知らない振りをしているのが「ばかかしこ」、わかったふりして、なんにもわかってないのが「かしこばか」というのだそうです。
もちろん、舞妓さんが常にやっているのは「ばかかしこ」の方。
なーるほど。
あとは、根拠のない自信を持つために、「自分の顔を好きになる」人に見られているときは「背筋に「金の棒」が入っているつもりで背筋を正す。」
なんてのも。
でも、一番考え方としていいなぁと思ったのが、
「悩むこと」「傷つくこと」が下手になれば、暗くならない。という悩みベタの話。
能天気でも、空元気でも、暗くなるよりまし。というのは、自分もよく思います。
ちなみに「能天気」という言葉は、中国の古典では、「気を転ずることが出来る人」という意味があったんだそうで、別に年がら年中
ポカーン、パッカーン!としてるわけじゃなくて、嫌なことがあっても、スッと切り替えられるってことなんですね。勉強になります。
傷つき下手の能天気!
明るさを友とせよ!
パッカーン!
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