平清盛 第39回「兎丸無念」
もとは海賊でありながら、交易国家をつくるという大きな夢を清盛と共有し、平家に協力してきた兎丸(うさぎまる)。 しかし、 日頃募っていた不満がついに爆発し、断絶の危機を迎えてしまう。
宋国の使者と後白河法皇(松田翔太)の面会を成功させ、近い将来宋の高官を迎えることになると確信した平清盛(松山ケンイチ)。大願成就のために行った万灯会(まんとうえ)では、松明(たいまつ)の明かりを眺めながら、泊(とまり)の改修を一任している兎丸(加藤浩次)が民の信頼厚いことを実感。工事も順調に進んでいることに安堵(あんど)していた。しかし兎丸は、「禿(かむろ)」を使った時忠(森田剛)の手荒なやり口と、それを黙認し続ける清盛に不満を募らせていた。そして万灯会の後、兎丸は、禿を野放しにすれば、痛い目を見るぞと、清盛に苦言を呈す。
折しも、宋の皇帝の名代とも言える宋・明州の長官が、3か月後に福原を訪れるという知らせが舞い込む。清盛から、それまでに泊の改修を完了せよと命じられた兎丸たちは、何とか間に合わせようとするが、半年かかる作業を無理に急いだため、けが人が続出する。それでも現場の声に耳を貸さない清盛に、兎丸はいよいよ爆発。「もう俺は降りる」と言い捨て、仲間とともに京に帰ってしまう。
「交易による豊かな国づくり」という同じ夢を胸に歩んできたはずの清盛と兎丸。2人はこのまま決別してしまうのか!?
(2012年10月5日 NHKネットステラ)
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