アフィリエイト広告を利用しています
<< 2020年05月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
旅先の写真
記事のタイトル
ファン

広告

posted by fanblog

2020年04月26日

営業はいらない 三戸政和 著

株式会社日本創生投資 代表取締役CEO
この著者である、三戸氏の肩書である。うーん少し警戒。会社のホームページを覗くと
経歴:ソフトバンクか、なるほど。役員は?バイスプレジデント: 野村証券出身、うーん。アソシエイト:みずほ銀行出身。投資会社とは、こんな人材なのね。納得。
ところで、本書であるが、営業はいらない。営業マンにはとっても耳の痛い言葉。
最近、会社で良く聞く言葉ではないか、何を書いてあるのだろうと、まず手に取ってパラパラと読む。
令和の時代にも残る「ノルマ」という名の亡霊、郵便局の保険押し売り、スルガ銀行の不正融資問題、「ノルマ証券」と揶揄される野村證券。その根底にあるのは、高度経済成長期以降、日本企業が社員に課してきた、ノルマであると著者は言う。また、営業の成果が上がらない根本的な原因は、営業戦略以前の経営戦略にある。要するに、それらの会社の経営戦略は破綻している。世界はもう「営業不要」で成功しはじめている。
テスラなどの新たな企業がそうであるように、あらゆる分野のあらゆる営業マンの業務が、テクノロジーに代替される時代はもう足元まできているのだ。
それでは、いらなくなった営業マンの行先はどこになるのか?著者は、営業マンは経営者になれと言っている。それも、小さな会社の経営者だ。ブルーポンド戦略、すなわち、未開の大海原(オーシャン)を探し出すのではなく、狭いながらも自分だけの価値のある池(ポンド)を見つける。もしくは創り出す戦略。
営業マンが経営者となり、他社の模倣を避け、戦わずして勝ちに行く戦略が有効だと。
日本の企業でノルマと言う言葉は、何の違和感もなく、日常的に使われている。しかし、そこから生まれる企業の不正、コンプライアンス違反は、大きな社会問題を生んでいる。では、ノルマと言う言葉は悪か?営業マンにとって、売り上げが伸びることはとても重要なことだ。その売り上げの伸びは営業マンの頑張りにあるのではなく、経営戦略が全てである、よって、そんな、旧態依然の企業はやめて、営業マンはその能力を生かした、小さな企業の経営者になるべきだ、と著者は主張する。そして三戸さんもそうゆう、経営者の一人として成功した人なのだ。
今の企業で、ノルマに追われ、失望しているサラリーマン達よ、たまには、こんな本も読んで、新たな道に踏み出してみるのも、いいかもしれない。たぶん、この本を手にする人は、そんなこともすでに、考えている人なのだろうけど。幸運を祈る。

営業はいらない (SB新書)




IMG_0565.JPG


posted by たびとら777 at 08:46| Comment(0) | 仕事
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

検索
プロフィール
たびとら777さんの画像
たびとら777
南の島で生まれ、のんびりと育ち 20代の就職時に都会に出てきて35年 サラリーマン人生ものこりわずか 働くことの意味も少しづつ変化しています。 好きな本を読みながら、美しい南の海で泳ぐことを 休日の楽しみとして、旅にでる。
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。