棋力向上を目指す詰将棋ブログ

１５歳の藤井聡太四段の活躍が注目される将棋界ですが、全体を見渡すと、ここのところ２０代の棋士の活躍が目立ちますね。

タイトルを保持しているのは２９歳の佐藤天彦名人のみですが、さまざまな若手棋士がタイトル戦の挑戦者に次から次と名乗りをあげています。


そもそもかつての将棋界では、２０代半ばくらいが棋士のピークとされていました。

羽生世代が登場してからは、彼らがあまりにも強すぎたために３０代、４０代が活躍するのが当たり前という風潮となっていきましたが、本来であれば２０代の棋士がもっと活躍してもおかしくありませんでしたね。



ここで最近のタイトル戦に挑戦した若手棋士を簡単に紹介していきます。


棋王戦　千田翔太六段　２３歳（当時２２歳、初挑戦）

コンピュータソフトを使った研究の第一人者ですね。従来にはなかったような新感覚の将棋という印象です。棋王戦は２勝３敗で惜しくもタイトル獲得はなりませんでした。


名人戦　稲葉陽（あきら）八段　２８歳　（初挑戦）

銀河戦の優勝歴などはありましたが、ここ数年で飛躍的に伸びた印象ですね。Ａ級順位戦１年目での名人位挑戦は驚きました。破壊力抜群の攻め将棋が魅力です。


棋聖戦　斎藤慎太郎七段　２４歳　（初挑戦）

「西の王子」と呼ばれているイケメン棋士ですね。男の自分から見てもかっこいいです（笑）。バランスのよい将棋で勝率が抜群に高く、Ａ級入りも間近ですね。


王位戦　菅井竜也七段　２５歳　（初挑戦）

独創的な振り飛車を武器に圧倒的な勝ちっぷりを見せています。王位戦は２連勝スタートしており、このまま初タイトル獲得はなるでしょうか？


王座戦　中村太地六段　２９歳　（３度目）

テレビ等でもおなじみの人気棋士です。気迫あふれる鋭い攻め将棋で、タイトル獲得にあと一歩まで迫ったこともある実力者ですね。


今の２０代の棋士たちは将棋が強いだけではなく、個性的で魅力のある棋士ばかりです。この中から新たなヒーローが誕生するかどうか注目していきたいですね。