そのおばちゃんにキャッシングの仕方を教えたことに罪悪感をかかえていました。
返済の引き落としができないと、何度も相談に来て・・・
口座の残金不足のせいなのに
「なしてなべ、なしてなべ」と。
そのたびに、借金地獄にはまってしまったんだなー
いらぬことをしてしまったなーと
心を痛めていました。
おばちゃんは無尽の宿でもありました。
助け合いの無尽。昔からの風習です。
1口1万円掛けの12か月×24人
毎月24万のお金がおばちゃんのもとに集まります。
その月必要な人が12万を2人ずつもらう仕組みなのですが
おばちゃんは集まったお金を使い込んでしまい
他からお金を借りて穴埋めして払っていたようなのです。
そのうち、二進も三進もいかなくなり
ついに認知症になってしまいました。
毎月きちんと収めている人たちに
「まだもらってね」と何回も催促に来るようになったのです。
酷い時は一人に8回も催促に行ったようで、催促された方は頭がおかしくなりそうだったと。
このうわさが娘さんたちの耳に入るようになり
最期は娘さんたちがお金を出し合って支払ってくれました。
我が家にも迷惑かけたとお詫びに来てくれました。
おばちゃんはお金の工面のことで心労が重なり、頭までおかしくなってしまったのでしょうか。
借金返済真っ只中の時は、私もお金のことばかり考えていました。
集金に怯え、支払日に怯え、心休まる時がありませんでした。
認知症になってしまったおばちゃんですが
もう気持ちもゆっくりしたでしょうし
進行を遅らせる薬を飲みながら
残りの人生を穏やかに過ごしてほしいものです。
借金は怖いです。
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