春は、必ずくる

昨夜は一晩中の強風。
築５５年の家が吹き飛ばされるのではないかと思うほどでした。

財産はこの家しかないので、ヒヤヒヤものでした。

財産なんて大袈裟ですかね。
査定したら何の価値もない家かも知れないので＾＾

それでも私たち家族が雨風しのげて暮らせる大切な家です。

私がこの家に嫁いで３０年余り。
家族との確執や、その他諸々ありました。

そんな悲喜こもごもを見つめてきてくれた家。
実家より長く暮らしているけど、まだどこかよそよそしさがあります。

なぜかな〜と考えると、舅がいるからかなと。

舅がいる限り私は嫁としての気持ちが抜けきれません。

いまだに昔風の考えで、この家に貰われてきた嫁なのです。

「まだ遠慮してるなんて、今どき珍しいよ」
友達に言われます。

性格なんでしょうね。

あー、それと、夫の態度にも原因があるかもです。

喧嘩するとすぐに「出ていけー」と怒鳴ります。

その時思うのです。
私はよその人間。この家の一員ではないんだなって。

夫が不用意に出す言葉は、きっと真実なんだろう。
心の奥底には、よそから嫁いできた他人と言う思いがあるのだろう。って。

夫婦は所詮他人だってことを、年に何回か夫の怒声で思い知らされます。

縁あってこの家に来たけど、
縁あって、借金にまみれ、
縁あって貧乏生活してます。



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