2020年09月27日
泥棒の濡れ衣を着せられ きれる
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これは9月の出来事。
途中まで書いて保存したままだったので
記事を完成させて投稿しようかと思い立ったしだいです。
暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもの。
いきなり寒くなって掛布団をかけて寝るようになった
この先寒い冬に向かうのは憂鬱だな。
去年は暖冬だったけど
今年はそうはいかないみたいだし。
生活は相変わらず冷え込んでいるけど
それ以上に心を凍らせているものがあって。。。
それは爺さん。
年々年老いていくのはしょうがないし、受けとめているけど。
だけど泥棒扱いされた日には
さすがの私もキレたし爆発した。
それは突然の出来事だった。
いきなり爺さんが
「俺の布団をどこへやった」
そう怒鳴りつけてきたのだ。
何を言われているのかさっぱり訳の分からない私。
「爺さんの布団なんて知らないよ」
「なえでが!
昨日まで押し入れさ 入っていたなさ
今日見たば なぐなってら。
赤いなだ。
誰持ってたなだ」
「爺さんの布団なんて誰も持っていかないよ。
それに赤い布団なんてみたことないよ。
夢でも見たんじゃないの?」
「なに!!!
買ったばかりで押し入れさ入ってたなだ。
領収書だって こごさある」
封筒をひらひらさせるのです。
「ちょっと見せてみて」
「うるしゃ。このやろう」
こぶしを掲げて私に殴りかかろうとする爺さん。
その手をはねのけた拍子に
私の手は爺さんの頭にゴツンとぶつかった。
「このやろう
おれの頭殴ったな
殴り返そうと追いかけてくる95歳の爺さん。
もはや戦場。
逃げる私の心臓はバクバクし、今にも飛び出しそうだった。
泥棒扱いされた私は
この くそじんじ〜
と、大声で叫び返していた。
それから1か月介護放棄をした。
幸い娘が帰ってきてたので、
私の代わりにインスリンを打ったり
病院に連れて行ってくれたりしたのだがー。
その出来事を見ていても夫はまるで他人事のようだった。
自分の親なのに
一切介護の手助けはせず知らぬふりを決め込んでいた。
あとでこっそり
爺さんが言う領収書とやらを見たら
随分昔の日付だった。
さらに爺さんの日記には
すずかけに布団を盗まれた
すずかけに頭を殴られた
そう、大きく殴り書きをしてあった。
認知の始まりか!?
とも思ったが、それ一回きりの症状で収まっているところをみると
認知症でもなさそうだし。。。
まあ、そんな出来事があって
この家にもほとほと嫌気がさして
憂鬱な日々を過ごしていたのでした。
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暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもの。
いきなり寒くなって掛布団をかけて寝るようになった
この先寒い冬に向かうのは憂鬱だな。
去年は暖冬だったけど
今年はそうはいかないみたいだし。
生活は相変わらず冷え込んでいるけど
それ以上に心を凍らせているものがあって。。。
それは爺さん。
年々年老いていくのはしょうがないし、受けとめているけど。
だけど泥棒扱いされた日には
さすがの私もキレたし爆発した。
それは突然の出来事だった。
いきなり爺さんが
「俺の布団をどこへやった」
そう怒鳴りつけてきたのだ。
何を言われているのかさっぱり訳の分からない私。
「爺さんの布団なんて知らないよ」
「なえでが!
昨日まで押し入れさ 入っていたなさ
今日見たば なぐなってら。
赤いなだ。
誰持ってたなだ」
「爺さんの布団なんて誰も持っていかないよ。
それに赤い布団なんてみたことないよ。
夢でも見たんじゃないの?」
「なに!!!
買ったばかりで押し入れさ入ってたなだ。
領収書だって こごさある」
封筒をひらひらさせるのです。
「ちょっと見せてみて」
「うるしゃ。このやろう」
こぶしを掲げて私に殴りかかろうとする爺さん。
その手をはねのけた拍子に
私の手は爺さんの頭にゴツンとぶつかった。
「このやろう
おれの頭殴ったな
殴り返そうと追いかけてくる95歳の爺さん。
もはや戦場。
逃げる私の心臓はバクバクし、今にも飛び出しそうだった。
泥棒扱いされた私は
この くそじんじ〜
と、大声で叫び返していた。
それから1か月介護放棄をした。
幸い娘が帰ってきてたので、
私の代わりにインスリンを打ったり
病院に連れて行ってくれたりしたのだがー。
その出来事を見ていても夫はまるで他人事のようだった。
自分の親なのに
一切介護の手助けはせず知らぬふりを決め込んでいた。
あとでこっそり
爺さんが言う領収書とやらを見たら
随分昔の日付だった。
さらに爺さんの日記には
すずかけに布団を盗まれた
すずかけに頭を殴られた
そう、大きく殴り書きをしてあった。
認知の始まりか!?
とも思ったが、それ一回きりの症状で収まっているところをみると
認知症でもなさそうだし。。。
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この家にもほとほと嫌気がさして
憂鬱な日々を過ごしていたのでした。
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