2007年10月27日
ハクチョウ飛来!
福島潟の上空です。
福島潟は、国の天然記念物の渡り鳥オオヒシクイ(雁の仲間)が、日本一多く飛来する越冬地です。
他にも多くの野鳥が渡りの途中で訪れたり、越冬したり、繁殖し、
また一年中過ごすものもいたりと、様々な種類の野鳥が訪れることから、
日本で最初の1級鳥類観測ステーションや鳥獣保護区管理センターが設置され、
全国からバードウォッチャーが訪れます。
水の公園福島潟は、この福島潟の自然環境を守り、地域作り、自然文化の創造拠点として、
多くの人々が自然とふれあい、自然を学習する場となるようにと整備されました。
この福島潟に私と旦那は頻繁に入り浸っているわけですが、
(詳しくは、 「N's福島潟レポート」をご覧ください)
水の公園福島潟を管理運営している、水の駅「ビュー福島潟」の年間会員になって、
いろいろな情報をいただいています。
年間会員以外にも、雁子会(がんこかい)なるものにも登録していて、
オオヒシクイの飛来状況などをメールで送ってもらっています。
それによると、今年の初雁(はつかり)は、
9月28日 オオヒシクイ4羽、マガン1羽初認(しょにん)。
10月9日にコハクチョウ1羽が初認されています。
※ 初認(しょにん)…夏鳥や冬鳥などがある地域でそのシーズンに初めて確認されること。
またその日(初認日)。
(財団法人 日本野鳥の会 野鳥ことば事典より)
それから続々と渡ってきていて、25日の飛び立ち調査の結果では、
オオヒシクイ 611羽、マガン 283羽、コハクチョウ 3,517羽 だそうです。
どっと増えた感じですね!
雁子会は、メールアドレスを持っていれば、希望者は誰でも登録できます。
オオヒシクイの飛来シーズンには、毎週の情報を送ってもらえるので、
鳥好きな方、福島潟に観察に行こうと思ってる方は、登録すると便利ですよ!
登録申込は、水の駅「ビュー福島潟」hishikui@pavc.ne.jp へどうぞ。
ちなみに、白鳥の湖で知られる瓢湖は、10月26日現在、
3,786羽のハクチョウ(オオハクチョウ、コハクチョウ合わせて)が飛来しているそうです。
寒さが増すにつれて、オオヒシクイもハクチョウもどんどん北の国から飛来してきます。
写真は、早朝福島潟から周辺の田んぼへお食事に出て行くハクチョウたちの群れですが、
ギシギシと力強い羽音を立てて潟を出て行く姿には圧倒されます。
また夕刻、雪雲で灰色の空を白く輝くハクチョウが鉤の字に連なって、
上空から福島潟へと舞い降りてくる姿は、
いつも棒立ちになって見とれてしまう美しさです。
自然って美しいなぁと心動かされ、こういう光景は、子どもたちを初めとして
多くの人に見てもらいたいなぁと思います。
週末自然と会いに出かけてみませんか?