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2016年11月04日

新しくなった多発性骨髄腫の診断基準

2014年にIMWG(International myeloma working group)により、多発性骨髄腫の診断基準が改訂された。以前の診断基準と比べて変更になったのは

・以前、くすぶり型多発性骨髄腫と呼ばれていたものの中で2年以内に80%以上の頻度で臓器障害を持つ多発性骨髄腫に進行すると予想されるものは治療の適応とした。
・症候性骨髄腫、無症候性骨髄腫という病名は使用されなくなった。

点が挙げられる。

Lancet Oncol 15: e538-548, 2014. からの引用で、多発性骨髄腫とくすぶり型多発性骨髄腫の診断基準を記述します。

多発性骨髄腫の定義
以下の2項目を満たす。
1、骨髄のクローナルな形質細胞割合が10%以上、または生検で確認された骨もしくは髄外形質細胞を認める(クロナリティーはフローサイトメトリー、免疫組織化学ないし免疫蛍光法でκ/λ比の偏りを証明することが必要である)
2、以下に示す骨髄腫診断事象(myeloma defininf events)の1項目以上を満たす。

骨髄腫診断事象
◎形質細胞腫瘍に関連した臓器障害
・高カルシウム血症:血清カルシウム>11mg/dLもしくは基準値上限より>1mg/dL高い
・腎障害:クレアチニンクリアランス<40mL/min(実測するか、推定[MDRD][CKD-EPI]を用いる)もしくは血清クレアチニン>2mg/dL
・貧血:ヘモグロビン<10g/dLもしくは正常下限より>2g/dL低い
・骨病変:全身骨単純X線写真、CTもしくはPET-CTで溶骨性病変を1か所以上認める(骨髄中形質細胞比率が10%未満の場合は孤立性形質細胞腫との鑑別のために2つ以上の溶骨性病変が必要である)。

◎進行するリスクが高いバイオマーカー
・骨髄のクローナルな形質細胞割合60%以上
・血清遊離軽鎖(FLC)比(M蛋白成分のFLCとM蛋白成分以外のFLCの比)100以上
(Binding Site社のserum Freelite assayを用いる、またFLC 100mg/L以上が必要である)
・MRIで局所性の骨病変(径5mm以上)>1個

くすぶり型多発性骨髄腫の定義
以下の2項目を満たす
1、血中M蛋白(IgGもしくはIgA)量 3g/dL以上もしくは尿中M蛋白量 500mg/24時間以上、または骨髄のクローナルナ形質細胞割合が10〜60%
2、骨髄腫診断事象およびアミロイドーシスの合併がない

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