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2016年08月26日

各種電解質異常時の採血項目

ナトリウム、カリウム、カルシウムが高い、低いの異常について、内分泌学的に鑑別に必要そうな検査項目を列挙しました。とりあえず、異常出現時に下記の検査項目と一般的な血算、生化、検尿をとっておけば、あとあとゆっくり考える判断材料を得られると思います。

○高カルシウム血症・・・血清電解質、BUN、Cr、尿中Ca排泄量、血清総蛋白、アルブミン、intact PTH、PTHrP、1,25-(PH)2-D3

○低カルシウム血症・・・血清電解質、BUN、Cr、尿中Ca排泄量、総蛋白、アルブミン、intact PTH

○高カリウム血症・・・BUN、Cr、尿中K排泄量、血液ガス分析、血漿ACTH、血清コルチゾール、血漿レニン活性、血漿アルドステロン

○低カリウム血症・・・尿中K排泄量、血液ガス分析、PRA、血漿アルドステロン、血漿ACTH、血清コルチゾール

○高ナトリウム血症・・・ACTH、コルチゾール、血漿レニン活性、血漿アルドステロン

○低ナトリウム血症・・・血症ACTH、血清コルチゾール、血漿ADH、血漿浸透圧、尿浸透圧、甲状腺機能(FT3,FT4,TSH)、血漿レニン活性、血漿アルドステロン、血清BUN、Cr、尿中Na濃度

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2016年08月16日

インスリン分泌能、インスリン抵抗性の指標

○インスリン分泌能の指標
・インスリン分泌指数(insulinogenic index)=Δ血中インスリン値(μU/mL)÷Δ血糖値(mg/dL)
Δは30分値−0分値を表す
糖尿病患者ではこの値が0.4以下となり、境界型でも0.4以下のものは、糖尿病への進展率が高い

・空腹時血中Cペプチド 0.6 ng/mL未満
・24時間尿中Cペプチド排泄量 20μg/日以下
はインスリン依存状態の目安となる


○インスリン抵抗性の指標
・早朝空腹時の血中インスリン値が15μU/mL異常の場合は明らかなインスリン抵抗性の存在が考えられる

・HOMA-IR=空腹時インスリン値(μU/mL)×空腹時血糖値(mg/dL)÷405
この値が、1.6以下の場合は正常、2.5以上の場合にインスリン抵抗性があると考えられる。ただしインスリン治療中の患者には用いない



2016年08月03日

糖尿病診療、問診のポイント

最近は内科の初診の予診を任される機会が増えてきました。
あらかじめ研修医の側で必要な情報を聴いておき、それをまとめてカルテに記載。初診の先生がそれを見ながら足りない情報を聴取して診療に当たるといった感じです。
予診とはいえ、こちらは真剣に医療面接をしますし、その後上級医の先生の診察をみて、何が足りなかったのかがすぐにわかり、大変参考になります。

そんな中でも、糖尿病を持っている患者が多く、またその医療面接に大変苦労します。
日本糖尿病学会がガイドを作っていますのでそれを参考にして、医療面接で聴くべきポイントをまとめてみました。

○主訴
→高血糖などの代謝異常によると思われるもの:口渇、多飲、多尿、体重減少、易疲労感
→合併症が疑われるもの:視力低下、足のしびれ感、歩行時下肢痛、勃起障害、無月経、発汗異常、便秘、下痢、足潰瘍・壊疽など
○受診の動機
○既往歴:膵臓、内分泌、肝臓、胃切除など、また肥満、高血圧、脂質異常、脳血管障害、虚血性心疾患などの有無と経過
○体重歴:20歳時の体重、最大体重とその年齢、体重増加、体重減少、随伴症状など
○妊娠・出産歴:何歳で妊娠出産したか、尿糖・高血糖の有無、妊娠糖尿病、流産や奇形児出産の既往、出生時体重
○家族歴:血縁者に糖尿病があれば、発症年齢、治療内容、合併症の有無、亡くなっていれば、死因と年齢。家系図を書くことが望ましい。肥満の家族歴も。ミトコンドリア糖尿病、MODYは遺伝形式や併発症が診断のポイントになる。
○治療歴:糖尿病と診断されてから受けた指導や治療内容、継続状況、薬剤の種類、合併症の内容と治療経過など
○病気に関する知識と生活歴:これまでに糖尿病に関する教育を受けたか、日常の身体活動度や嗜好品、飲酒習慣や喫煙の有無、職業・同居人などの社会的背景

これだけ聞けば完璧というわけではありませんが、かなりもれなく医療面接ができると思います。

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