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2015年04月19日
無知の知:ソクラテス
相談者「あなたは何でも知っていて博識ですね。全く羨ましいですよ。」
偉人「私が知っているのは、自分が何も知らないということだけだ。」
I know nothing except the fact of my ignorance.
ソクラテス(紀元前469-399)
古代ギリシアの哲学者。妻は、悪妻として知られる、クサンティッペ。ソクラテス自身は著述を行っていないので、その思想は弟子の哲学者プラトンやクセノポン、アリストテレスなどの著作を通じ知られる。
偉人「私が知っているのは、自分が何も知らないということだけだ。」
I know nothing except the fact of my ignorance.
ソクラテス(紀元前469-399)
古代ギリシアの哲学者。妻は、悪妻として知られる、クサンティッペ。ソクラテス自身は著述を行っていないので、その思想は弟子の哲学者プラトンやクセノポン、アリストテレスなどの著作を通じ知られる。
ソクラテスはアテナイの通りや広場を観察しながら歩き回り、街ゆく人によく質問をしました。相手の回答に「なるほど」と言って聞き入れると、さらに掘り下げた質問をします。こうして相手は最終的に「自分は何も分かっていなかった」ということを知らされるのでした。これが有名な「無知の知」ですが、この行為を彼は意地悪としてやっていたわけではありません。ソクラテスはこうした議論を通して「自分がどのような人間であって、何をしているのか」を人々に深く考えさせようとしていたのです。また、ソクラテス自身もこの行為を通して、自らの考えを深めていきました。
見ること、聞くこと、言うこと。その行動を抑えることなく解放することで、人は自分が何者であるかといくことについて深く知ることが出来ます。