2013年01月23日
【7.5坪の家で考えた事】7.5坪はどれくらい狭い?1
建坪7.5坪とはどれくらいの狭さ(或いは広さ)なのだろう。
狭小住宅の代表として、安藤先生設計の『住吉の長屋』(Wikipedia)は中庭も含めると
14.1m × 3.3m = 46.53u (約14坪)
で、倍近くあることがわかる。中庭を除いても
( 4.7m + 4.7m )× 3.3 = 31.02u (約9.4坪)
階段や廊下を含まないで9.4坪ということだから
学生時代そのミニマムの宇宙を感じたあの住吉の長屋に比べても
僕の家はだいぶ厳しい条件だ。
一方、狭小住宅のもう一つの代表、東孝光氏設計の『塔の家』(Wikipedia)はなんと
建坪3.5坪(!)
ということだから5階建、内部に扉なしという構成も含め、
すごいプロポーションだったのだと改めて思ってしまう。
建坪だけで言えば、
住吉の長屋 > 7.5坪の家 > 塔の家
ということになる。
さて数値化は物事を評価する時の強力な武器だし、評価はとても楽しい。
けれど一方で、数値化した評価の限界も見えてくる。
何というか、上記2つの巨匠の狭小住宅と7.5坪の家を比べること自体に感じる、
根本的な違和感について少し書いておきたいと思います。
多分その違和感は、世に物申す『建築作品』と凡人の為の『住宅』を
同じ土俵で比較してることによって生じているのだと思う。
それが『プロ野球選手のためのバット』と
『草野球の人が大変気に入って使うバット』の重さを比べるくらいの違和感なのか、
『三ツ星レストランの味』と『おふくろの味』を比べるくらいの違和感なのかは
わからないけれど・・・
でも、草野球をやっている人がプロ野球選手の凄さ、遠さを
何もやっていない人よりは理解できるように、自分の家を建てる機会を得て、
巨匠のすごさが今は前より少しわかる気がします。
狭小住宅の代表として、安藤先生設計の『住吉の長屋』(Wikipedia)は中庭も含めると
14.1m × 3.3m = 46.53u (約14坪)
で、倍近くあることがわかる。中庭を除いても
( 4.7m + 4.7m )× 3.3 = 31.02u (約9.4坪)
階段や廊下を含まないで9.4坪ということだから
学生時代そのミニマムの宇宙を感じたあの住吉の長屋に比べても
僕の家はだいぶ厳しい条件だ。
一方、狭小住宅のもう一つの代表、東孝光氏設計の『塔の家』(Wikipedia)はなんと
建坪3.5坪(!)
ということだから5階建、内部に扉なしという構成も含め、
すごいプロポーションだったのだと改めて思ってしまう。
建坪だけで言えば、
住吉の長屋 > 7.5坪の家 > 塔の家
ということになる。
さて数値化は物事を評価する時の強力な武器だし、評価はとても楽しい。
けれど一方で、数値化した評価の限界も見えてくる。
何というか、上記2つの巨匠の狭小住宅と7.5坪の家を比べること自体に感じる、
根本的な違和感について少し書いておきたいと思います。
多分その違和感は、世に物申す『建築作品』と凡人の為の『住宅』を
同じ土俵で比較してることによって生じているのだと思う。
それが『プロ野球選手のためのバット』と
『草野球の人が大変気に入って使うバット』の重さを比べるくらいの違和感なのか、
『三ツ星レストランの味』と『おふくろの味』を比べるくらいの違和感なのかは
わからないけれど・・・
でも、草野球をやっている人がプロ野球選手の凄さ、遠さを
何もやっていない人よりは理解できるように、自分の家を建てる機会を得て、
巨匠のすごさが今は前より少しわかる気がします。
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