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【7.5坪の家で考えた事】7.5坪はどれくらい狭い?1

建坪7.5坪とはどれくらいの狭さ(或いは広さ)なのだろう。

狭小住宅の代表として、安藤先生設計の『住吉の長屋』(Wikipedia)は中庭も含めると

   14.1m × 3.3m = 46.53u (約14坪)

で、倍近くあることがわかる。中庭を除いても

   ( 4.7m + 4.7m )× 3.3 = 31.02u (約9.4坪)

階段や廊下を含まないで9.4坪ということだから
学生時代そのミニマムの宇宙を感じたあの住吉の長屋に比べても
僕の家はだいぶ厳しい条件だ。


一方、狭小住宅のもう一つの代表、東孝光氏設計の『塔の家』(Wikipedia)はなんと

   建坪3.5坪(!)

ということだから5階建、内部に扉なしという構成も含め、
すごいプロポーションだったのだと改めて思ってしまう。

建坪だけで言えば、

   住吉の長屋 > 7.5坪の家 > 塔の家

ということになる。


さて数値化は物事を評価する時の強力な武器だし、評価はとても楽しい。
けれど一方で、数値化した評価の限界も見えてくる。

何というか、上記2つの巨匠の狭小住宅と7.5坪の家を比べること自体に感じる、
根本的な違和感について少し書いておきたいと思います。


多分その違和感は、世に物申す『建築作品』と凡人の為の『住宅』を
同じ土俵で比較してることによって生じているのだと思う。

それが『プロ野球選手のためのバット』と
『草野球の人が大変気に入って使うバット』の重さを比べるくらいの違和感なのか、
『三ツ星レストランの味』と『おふくろの味』を比べるくらいの違和感なのかは
わからないけれど・・・

でも、草野球をやっている人がプロ野球選手の凄さ、遠さを
何もやっていない人よりは理解できるように、自分の家を建てる機会を得て、
巨匠のすごさが今は前より少しわかる気がします。


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