(2018年投稿記事です。)
韓国平昌オリンピック前に、北朝鮮と韓国がらみでいろいろな駆け引きが進んでいます。
五輪開会式前日には、北朝鮮が軍事パレードを計画するなどきな臭くなってます。
北朝鮮にとって大事な「軍創設70年記念日」ではどんな新兵器が登場するのか?
また、登場する人物によって今後の北朝鮮がわかるかも!
(1)2月8日の軍事パレード自体は珍しいことではない。
2018年に入り、北朝鮮が例年4月25日ごろに行ってきた軍事パレードを、2月8日に実施すると発表しました。
2月8日は、平昌オリンピック開会式の前日であり、対外的に韓国へのけん制を兼ねているといわれています。
ただ、2月8日は、1948年に『軍創建記念日』として制定されていました。
1977年までは、この日に軍事パレードが実施されていました。
1978年以降、4月25日に変更されていただけに、特に無理やり変更というわけではありません。
また北朝鮮にとって『軍創設70周年』に当たることから、韓国へのけん制を兼ねた『軍事パレード』になるでしょう。
1.1 「火星15(KN−22)」が登場するか?!
今回の軍事パレードの目玉としては、「火星15号」の登場があるかどうかです。
図1 「火星15号」車両とミサイル
引用URL:http://www.zakzak.co.jp/images/news/171201/soc1712010014-m1.jpg
昨年の発射を『成功』と位置付けている北朝鮮としては、「火星15号」を登場させてくるものと考えられます。
もし登場させて来たのであれば、完全なミサイル完成のお披露となるでしょう。
1.2 「火星14号」も登場するか?
昨年2017年4月の軍事パレードにて、発射筒に隠された謎のミサイルがありました。
図2 2017年4月で登場した『新型?ミサイル』
引用URL:https://stat.ameba.jp/user_images/20171130/05/kawai-n1/94/a9/j/o0680038314081115246.jpg?caw=800
その後、2017年7月4日の発射にて、ほぼ新型?とみられたミサイルが「火星14号」である可能性が高くなりました。
図3 火星14号
引用URL:http://img5.cna.com.tw/www/WebPhotos/800/20170705/56002565.jpg
こちらも、今回の軍事パレードにて発射筒を外した状態で登場するものと推察されます。
(2)「金与正(キム・ヨジュン)」の立ち位置で北朝鮮の今後がわかる!
今回の軍事パレードにおいてもう一つ注目すべき人がいます。
『金正恩』の妹『金与正』の立ち位置です。
図3 『金与正』とされる人物
引用URL:http://www.politikis.si/wp-content/uploads/2017/10/kim-jong-un-sestra.jpg
写真は、2017年4月17日の軍事パレードでのシーンで赤丸で示した人物が『金与正』です。
2017年10月の党大会では最前列にいるほどの地位に昇格しています。
図4 2017年10月党大会でのシーン
引用URL:http://japanese.joins.com/upload/images/2017/12/20171224131106-1.jpg
今までの北朝鮮では見られなかったシーンです。
今回の軍事パレードで、彼女が観閲台のどの位置にいるか?
これが注目すべき点でしょう。
『金正恩のプロデューサー』とも噂される彼女がどこまで影響力を持つのか?
軍事パレードで『金正恩』が融和的な演説があるのであれば、国内で相当な権力を持った可能性があります。
ここも、見逃すことのできない点です。
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(3)軽めの軍事挑発が開会式前にあるか?!
このままおとなしく、オリンピックを迎えてくれればいいのですが、軍事挑発も考えられます。
しかし、弾道ミサイルの発射では世界を刺激しすぎる可能性があります。
そのため、北朝鮮は『軽い』軍事挑発をかけて来る可能性もあります。
可能性として高いのは「長距離ロケット砲の発射訓練」ではないでしょうか?
2017年4月17日の軍事パレードの前日にも、ミサイル発射がありました。
今回、世界を過度に刺激しないために『ロケット砲』の発射があると考えます。
図5 北朝鮮長距離ロケット砲KN−09
引用URL:https://i2.wp.com/missilethreat.csis.org/wp-content/uploads/2017/06/KN-09.jpg?resize=768%2C432&ssl=1
最大射程約200kmの300mmロケットです。
ロケット発射訓練で、国内の体制高揚を図り軍事パレードに臨むのではないか?
現状の体制では、これが現実的なシナリオです。
いずれも、2018年2月は何が起きてもおかしくない状態になるでしょう。
今後とも注目して行くべきことです。
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