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2023年04月11日

【軍事技術】GTエンジン沼にはまってみないか?

『エンジンはいいぞ〜GTエンジンはいいぞ〜!』
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軍事において武器システムにはまる人は多いけど、意外と少ないのがエンジン好きの人です。

艦内に格納されてしまうから、目立たないという難点のあるかもしれません。

図1 GTエンジン
図1 GTエンジン.jpg
引用URL:https://weblio.hs.llnwd.net/e7/img/dict/sgkdj/images/105136.jpg

艦船に使われるガスタービンエンジン(GT)を知ると、いっぱいありすぎて目移りします。

文句が出る海自艦船GTエンジン組み合わせも、実はちゃんと意味があったりします。
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(1)ロールスロイス最高だろ〜!(空自への煽り)

航空自衛隊ではイギリスロールスロイス社エンジンに対して、これでもかと文句があるでしょう。

図2 F-1支援戦闘機
図2 F-1支援戦闘機.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/F-1__(航空機)#/media/ファイル:Mitsubishi_F-1_03.jpg

まあF-1支援戦闘機の推力不足はいがめなかったのは事実です。

1.1 海自のGT化をもたらしたロールスロイスエンジン
海上自衛隊では1970年代後半に、はつゆき型護衛艦にてGTエンジン搭載が計画されます。

図3 はつゆき型護衛艦
図3 はつゆき型護衛艦.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/dd/hatsuyuki/img/main.jpg

はつゆき型の前には、ディーゼル搭載の「やまぐも」「みねぐも」型や蒸気タービン搭載の「たかつき」型がありました。

対潜戦の静粛化を考えると、ディーゼルや蒸気タービンから転換する必要がありGTエンジンが選択されたところがあります。

1.2 21型フリゲート(アマゾン級)の成功を受けて
そんな中で1969年に建造が始まり、1974年から就役が始まったイギリス21型フリゲート(アマゾン級)の成功が世界に報じられます。

図4 21型フリゲート
図4 21型フリゲート.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/21型フリゲート#/media/ファイル:HMS_Arrow_(F173)_underway_c1982.jpg

世界で初めてGTエンジン搭載の軍艦として完成度の高さを出したので、はつゆき型としてもイギリスに習ってGTを選択していきます。

タインRM1C(巡航用)とオリンパスTM3B(高速用)の2種類にてガスタービンを切り替えて使用する方法になります。

図5 RM1C
図5 RM1C.jpg
引用URL:http://www.uk-kk.co.jp/img/english/product/img09.jpg

途中でロールスロイス社に併合されることになり、1社供給となります。

1.3 なぜ異なる2種類のエンジンを使用したか?
よく聞かれる質問として、なぜ異なるGTエンジン搭載を行っているのか?というものがあります。

理由としては、大出力GTエンジンがまだ登場していなかったというものがあります。

1970年代だと、船舶用GTエンジンにて1軸に対して2基使用しないと最大速力(30ノット)まで行けなかった状態です。

さらには、減速機(ギア)の問題がありました。

図6 減速機
図6 減速機.gif
引用URL:https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2002/00198/images/170_01l.gif

高速回転するGTエンジンからの回転シャフトを減速してプロペラに動力を伝えるには、慎重な設計が必要です。

成功実績のある物を選択していくのが、基本となります。

あさぎり型では、ロールスロイススペイSM1Aを4基搭載してCOGAG方式にて運転方式の多様化に成功します。
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(2)LM2500は魔法のエンジンにあらず

イージス艦に搭載されていたことで、魔法のエンジンのように言われたLM2500エンジンがあります。

図7 LM2500エンジン
図7 こんごう型.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/ddg/kongou/img/173_02l.jpg

平成になって登場したLM2500エンジンには、色々悩まされたものです。

2.1 扱いやすいが出力がねえ?

GE社のLM2500エンジンは、1970年には登場していましたが信頼性の面でまだ実績がなかったところがあります。

最初に船舶用として搭載した、スプルーアンス級駆逐艦(1975年就役)の運用実績が少ない中ですぐに切り替えるわけにはいきませんでした。

図8 スプルーアンス級駆逐艦
図8 スプルーアンス級駆逐艦.jpg
引用URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/スプルーアンス級駆逐艦#/media/ファイル:US_Navy_010618-N-6626D-002_USS_Hayler_(DD_997)_underway.jpg

登場したばかりのLM2500についても、1980年代には必要推進力を1軸1基で賄えるほどではありませんでした。

海上自衛隊で注目されたのは、オリバー・ハザード・ペリー級の実績が(1軸2基の信頼性)顕著に出てきたことです。

その後イージス艦導入と共に、LM2500導入が始まります。

2.2 むらさめ型以降の発展型につながる。
むらさめ型にてLM2500(高速追加用)とロールスロイスSM1C(巡航用)の併用ということが始まりました。

批判も多い組み合わせですが、当時の導入数が少ないLM2500を補完するものとしてSM1Cを併用することになります。

図9 SM1C
図9 SM1C.jpg
引用URL:http://www.uk-kk.co.jp/img/english/product/img08.jpg

LM2500エンジンは、IHIがライセンス生産・オーバーホールを担当することになり整備キャパが不安視されたところがあります。

故障対処や部品供給態勢が整ってきた2000年ごろからようやく、信頼性を持ったといえます。

2.3 LM2500不足問題
LM2500については、2001年のインド洋派遣が始まったことから慢性的な予備機不足に悩まされます。

図10 インド洋派遣
図10 インド洋派遣.gif
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/approach/kokusai_heiwa/terotoku/images/gaiyou1.gif
灼熱の環境にて、エンジンの故障も頻発してくることになります。

さらに防衛費削減によりエンジンオーバーホール間隔の延伸が行われ、部品不足による整備待ちエンジンが積みあがることになります。

エンジン屋さんがどうしてもLM2500を好きになれない理由は、苦難の歴史があります。

さらにM事案により、予備機増強を含めたLM2500購入がストップすることがありました。
(機関科の人たちが、大号泣しながら修理する羽目に・・・)

海自にもIHIに予備エンジンがない危機的状況が、1年ほど続いたことがあります。
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(3)エンジン屋さんのライフはもうゼロよ!

もがみ型護衛艦のGTとしてロールスロイスのMT30が導入されることになりました。
図11 MT30
図11 MT30.png
引用URL:https://www.shintoa.co.jp/wp-content/uploads/kumano_mt30.png

川崎重工が整備とオーバーホールを担当することになります。

3.1 SM1A/Cとの両立は大丈夫か?

川崎重工としては、ようやくタインRM1CとオリンパスTM3Bの保守から解放されます。
(TM3Bは「はたかぜ」型2隻を残すのみ)

そんな中で、国産化したSM1AとSM1Cの面倒を見ながら、MT30の整備もしなくてはいけません。

スペイSM1Cについては、ましゅう型補給艦などにも使用され日本が一番の使用国となりました。

ロールスロイス社から部品が来ないから、2012年にはついに製造事業譲渡を受けて100%国産化となります。

図12 国産化
図12 国産化.png
引用URL:https://www.khi.co.jp/corporate/timeline/pdf/125history_19.pdf

ホントに大丈夫?ちゃんと供給できる?

3.2 M1A発電機については言うまでもない

海上自衛隊のGTについて、もっとヤバいのがM1Aシリーズですね。

図13 M1A発電機
図13 M1A発電機.png
引用URL:https://www.gtsj.or.jp/journal/contents/vol41no4_journal.pdf

ガスタービン発電機として開発されましたが、機関や電気員の恨みをどれだけ買ったことか・・・

GTエンジン沼は、ほんとに奥が深いぜえ〜!
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posted by sstd7628 at 12:38| Comment(6) | TrackBack(0) | 軍事技術

2023年03月18日

【自衛隊】対人狙撃銃(中距離域用)キター!

『モジュラーライフルなのは間違いないようだ』
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2023年になり、陸自特殊作戦群の訓練写真についてついに公開される方針になりました。

そんな中で、米軍公式サイトにはついに特種作戦群の狙撃銃が!

図1 特殊作戦群写真
図1 特殊作戦群狙撃銃.jpg
引用URL:https://d1ldvf68ux039x.cloudfront.net/thumbs/photos/2303/7685339/1000w_q95.jpg

3月16日に投稿された写真には、ボカシ入りの狙撃銃が登場しています。

おそらく対人狙撃銃(中距離域用)の、初登場写真でしょう。
(前回記事):『【軍事技術】グロテスクな核弾頭のタワーだ!
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(1)謎がさらに深まったぞ?!

特殊作戦群の対人狙撃銃(中距離域用)については、長らく謎の存在でした。

図2 M24A2
図2 M24A2.jpg
引用URL:https://twitter.com/Japan_GSDF/status/1636256730509344769/photo/3

特殊作戦群が、M24A2を使用していることは最近流れてきた情報ですが・・・

1.1 こりゃ一体何なんだ?

米軍公式写真サイト「dvids」に掲載されたことから、公式写真として間違いないですがナゾのボカシがあります。

図3 ディフェンダーパシフィック2021
図3ディフェンダーパシフィック2021.jpg
引用URL:https://d1ldvf68ux039x.cloudfront.net/thumbs/photos/2107/6760992/1000w_q95.jpg

2021年には、ディフェンダーパシフィク2021年にナゾ隊員が登場して、大騒ぎになりました。

この時にでさえ登場しなかった、対人狙撃銃(中距離域用)の登場となります。

ボカシが入ったことで、余計不明点が出てきたといえます。

(参考記事):『【自衛隊】ナゾの対人狙撃銃(中距離域用)について判明していること!


以前に、対人狙撃銃(中距離域用)を調べたものとして余計気になります。

1.2 SAKOTRG M10という声もあるけど・・・

一部の識者からは、SAKO TRG M10じゃないか?なんて声もあります。

図4 SAKOTRGM10
図4 SAKOTRGM10.jpg
引用wiki

う〜む確かに似てる気もするけど、なんとなくこれじゃない気がするんですよ。

理由として、仕様書の備品にある「狙撃銃用ハードケース」の存在です。

SAKO TGR M10については、折り畳み型もありますが「ハードケース」を要求してることは折り畳み式ではない可能性が高いといえます。

さらに米軍のトライアルに出たことや、各国での使用例があるためボカシは入れてこないと思われます。
(ここが米軍の保全意識の違いです。)

わざわざ米国の「DAIRA.INC社」をカタログ指定にて、注文する必要もありません。

1.3 Mk22の写真が出てることがヒントかな?

当該写真には、米国グリーンベレーとの共同訓練となっています。

写真には、Mk22狙撃銃(バレットMRAD)が映っています。

図5 バレットMRAD
図5 バレットMRAD.jpg
引用wiki

Mk22が映ってるのに、日本側があえてボカシを入れるように要請して米国側が対応するほどの銃というのが不思議です。
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(2)レミントンMSRの日本カスタム?

モジュールライフルは、形が似通ってしまいますが一つの仮説を出してみます。

図6 レミントンMSR
図6 レミントンMSR.jpg
引用wiki

レミントンMSRを元にした、日本カスタムである可能性を指摘します。

2.1 レミントンMSRは2009年に誕生した。

レミントンMSRは、米陸軍のスナイパーライフルとして2009年に誕生しました。

2015年には、プレシジョンスナイパーライフル (PSR)としてMk21として制定されています。

陸自の対人狙撃銃(中距離域用)仕様書も、2013年作成となっておりレミントンMSRを思考していた可能性があります。

だた、米軍のMk21については特殊作戦コマンドの要求を満たしていないとして、再トライアルとなり2019年にMk22(バレットMRAD)が制定されています。

レミントンMSRを、特殊作戦群が使用してもおかしくないでしょう。

2.2 米国としてはMk21の存在を消したい。

米国としては、Mk21についてはMk22と並べている写真なんか取られたくないでしょう。

レミントン社は、2018年と2020年に連邦破産法の適用を受けています。

イタリア軍やフランス軍に売れているレミントンMSRに比べると、バレットMRAD(Mk22)の販売成績は良くありません。

米軍としたら、Mk21と一緒の写真は嫌がると思えます。

そんな大人の事情があるのでは?というちょっとした疑念があります。

2.3 レミントンM24A2は映ってる

レミントンM24A2については、米軍でも使用していましたから問題なく写真に写ってもいいのでしょう。

バレット社の圧力なのか?レミントンとは、一緒に移りたくないかもしれません。
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(3)これからも追っかける!

以前の予測で、モジュラーライフルという予測は大体的中していたといえます。

図7 HOWA APC
図7 HOWA APC.png
引用URL:https://www.howausa.com/wp-content/uploads/2021/03/NewFolding_ShortBarrelAmericanFlag.png


これで「HOWA APCでした!」なんて言われたらもっと大騒ぎだったでしょう。
(HOWA APCにも、338ラプアマグナムモデルがある。)

これからも、公開される映像からナゾ狙撃銃を追っかけていきたいと思います。
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posted by sstd7628 at 15:11| Comment(6) | TrackBack(0) | 自衛隊

2023年03月05日

グロテスクな核弾頭のタワーだ!【軍事技術】

『30年の月日を経てカラーの核弾頭写真が出てきた!』
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本ブログでは、以前からロシアの核弾頭についての情報を追っかけてきました。

かつて1990年代に見た、NHKのソ連軍崩壊で見た核弾頭の写真が脳裏に焼き付いていたからかもしれません。

図1 SS-20
図1 SS-20.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/EPjAB0kXkAAmMG8?format=jpg&name=large
そんな中で、30年の時を超えて謎とされたICBM「SS-18」の弾頭部のカラー写真が世の中に出回ることになりました。

1990年代では不明だった点など、グロテスクな核弾頭のタワー状況の詳細が分かります。
(前回記事):『【防衛省】陸自さん特定秘密漏洩してませんか?!
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(1)SS-N-23(R-29RM)の弾頭部は以前紹介したことがある

本ブログでは、ソ連海軍・ロシア海軍が装備していたSS−N-23(R-29RM)の弾頭部を紹介したことがあります。

図2 R29RM弾頭部
図2 SS-N-23.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/Dn5l3VwXoAAUkUJ.jpg

(関連記事):『【世界情勢】ロシアSLBM最高機密の写真が流失?!

その後も調べていくと、なかなか興味深くなるのが核弾頭の世界です。

1.1 SLBMの全長の短さはこうやって作り出すのか!

SS-N-23(R-29RM)については、ソ連海軍・ロシア海軍に装備されているSLBMです。

図3 全景
図3 全景.jpg
https://i1.wp.com/missilethreat.csis.org/wp-content/uploads/2016/08/makeyev-r29rm.jpg?resize=768%2C489&ssl=1

潜水艦の中にどうやってSLBMを収納するのか?普通の核弾頭搭載方向だと構造が大きくなります。

そんな疑問を解決したのが、下向きに核弾頭を搭載するという方式です。

図4 西側MIRV
図4 西側MIRV.jpg
引用wiki

アメリカ公式だと、上向きにつけるのが当たり前なのでソ連も同じように搭載していると思いこんでいたといえます。

1.2 SS-20のグロテスクな搭載法にヒントがあったのか!

かつて冷戦時代には、日本を狙うIRBMとしてのSS-20セイバーが有名でした。

図5 SS-20セイバー
図5 スミソニアン博物館.jpg

引用URL:https://ids.si.edu/ids/deliveryService?id=NASM-NASM2016-03799&max=900

アメリカスミソニアン博物館にてINF条約により破棄された、SS-20と共にパーシングUミサイルも展示されています。

スミソニアン博物館を訪問したときに実際にSS-20を見学した印象は、なんてグロテスクな光景なんだ!と思ったことがあります。

写真の中で発射カバーに覆われた写真しか見たことが無かったので、余計衝撃的でした。

1.3 SS-18mod4を追っかけて!

そんな中で興味が湧いてきたのが、ロシアのSS-18「サタン」の核弾頭です。

図6 SS-18サタン
図6 SS-18.jpg
引用URL:https://www.uatom.org/wp-content/uploads/2020/06/8e8c83a-26-satana-zrist-ludina-1050x689.jpg

特にSS-18mod4と呼ばれる、ソ連崩壊直前に配備が始まった10発のMIRVを搭載したバージョンはどんな弾頭形状をしているのか不明でした。

1990年代に、NHKの番組でSS-18mod4の写真が当時のスクープとして登場したことがあります。

図7 SS-18mod4写真
図7 SS-18弾頭写真.png
以前の参考記事:『【世界情勢】核弾頭は上に付ける?下に付ける?にて、情報提供をいただき写真を掲載しました。

やや不鮮明ながら、おそらく当時入手できた最高機密写真と言えます。

核弾頭を上下につなげて搭載して、直径を大きくすることなく多くの弾頭を搭載する技術と言えます。

そんな中で、2023年になってこの写真の大元と言える写真が発表されました。

30年の時を超えて、最高機密が世の中に出てきたといえます。
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(2)こいつがSS-18mod4の鮮明な核弾頭写真だ!

ウクライナ戦争が続く中で、ロシアの軍事サイトMilitaryRussia.ruにて突如SS-18mod4の弾頭部写真が公開されました。

図8 弾頭部カラー写真
図8 弾頭部カラー写真.jpg
引用URL:http://militaryrussia.ru/i/284/942/DIzVV.jpg

以前NHKが報道した写真とは少し違いますが、SS-18mod4の弾頭部と考えてよいでしょう。

2.1 現在ではSS-18mod6に更新!

SS−18サタンについては、RS-28サルマートに更新が進んでいます。

図9 RS-28サルマート
図9 RS-28サルマート.jpg
引用URL:https://topwar.ru/uploads/posts/2021-08/1628052085_snimok.jpg

しかしながら、現状ではSS-18mod6(10発のMIRV搭載)が主力といえます。

2.2 写真の信ぴょう性は?

今回出てきた写真の信ぴょう性は、かなりデカいといえます。

図10 比較写真
図7 SS-18弾頭写真.png図8 弾頭部カラー写真.jpg

比較すると、1990年代に出てきた写真は反転写真だった可能性があります。

今回の写真はより精巧に細部までわかるようになっています。

2.3 やはり最新型は10発搭載か?

最新のSS-18mod6は、10発のMIRV搭載と言われていますがその可能性を示すものとしてカラー写真を分析すると出てきます。

図11 詳細写真
図11 弾頭検討写真.jpg

グロテスクな核弾頭のタワーともいえる光景が、よく見えます。
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(3)おそロシアは奥深い

おそロシアなんて呼ばれる世界は、やはり奥深いものがあります。

今後とも、冷静に観察を続けていきたいと思います。
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2023年02月11日

【防衛省】陸自さん特定秘密漏洩してませんか?!

『陸自さんこの情報漏洩はヤバすぎね?』
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2022年12月下旬に、海上自衛隊にて特定秘密漏洩事件が公表され懲戒免職者が出る事態となりました。

特定秘密はそれくらい、扱いが厳しくなるものです。

図1 10式戦車
図1 10式戦車.jpg
引用URL:https://live.staticflickr.com/4607/26066139848_ed4d87f043.jpg?id=https://www.flickr.com/photos/90465288@N07/26066139848/in/set-72157632230398938/

陸自の10式戦車でも、装甲など特定秘密に我当するものが結構あります。

けど陸自さん?とんでもない特定秘密レベルの情報を漏洩させていませんか?
(関連記事):『【海上自衛隊】特定秘密漏洩の先陣を切ってどうする!
(前回記事):『【自衛隊】新型狙撃銃はHK417ベースか〜!
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(1)階級別人員定数って特定秘密なんじゃなかったっけ?

今回気付いた情報は、防衛省のハラスメント防止委員会にて配布された資料です。

図2 配布資料
図2 陸幕配布資料.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/policy/agenda/meeting/harassment/pdf/shiryou02.pdf

陸海空自衛隊が、ハラスメント対策で色々説明していましたがその中でヤバい情報が修正なしで記載されているようです。

1.1 階級別人員定数は特定秘密に該当しないか?

委員会配布資料は、陸上自衛隊の構成と階級・人員について触れている部分がありました。

ただ私が現職時代には、絶対外に出ないはずの「階級別人員数」が記載されていたのです。

図3 階級別人員定数
図3 階級別人員定数.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/policy/agenda/meeting/harassment/pdf/shiryou02.pdf

防衛省ホームページには、修正なしの情報が記載されています。(自己判断で黒塗り修正しました)

この数字は、ぜったい表に出しちゃいけない数字じゃなかったっけ?

1.2 現職時代には絶対表に出すなと言われた。

私ペンギンは、海上自衛隊におりましたが「絶対に表に出すな!」と厳しく指導された「階級別人員定数」が何で記載されているのか不思議です。

この数字は、自衛隊の人員配置や能力・組織図の推察の元資料として使用できてしまう「金の卵」ともいえる情報だったはずです。

図4 防衛白書人員数
図4 防衛白書人員数.gif
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2020/image/siryo564_02.gif

防衛白書では、幹部・曹・士の総数までしか公表しておらずこれ以上は秘密だったはずですが・・・

陸幕担当者の秘密情報取り扱い不備かな?こういう数字は黒塗りで公表すべきだったはず?

1.3 この情報はヤバくね?

現職を離れて時間がたっていることもあり、最新の秘密保全基準がどうなっているかは分からないところがあります。

図5 1977年の防衛白書
図5 1977年防衛白書.gif
引用URL:http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/1977/w1977_9118001.gif

冷戦時代に発行した1977年(昭和52年)防衛白書にて、学歴別人員数を掲載してたものの情報保全上の問題で翌年から掲載しなくなったという経緯を聞いたことがあります。

詳細は不明ながら、2023年2月6日の委員会資料をそのまま掲載し続けることは危険だと思われます。

今回は、取り急ぎの記事として書いてみました。

どうなってんでしょう?海自ばかりでなく防衛省全体の秘密保全態勢は大丈夫か?
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2023年02月05日

新型狙撃銃はHK417ベースか〜!【自衛隊】

『HK417を導入するとは思わんかったな〜!』
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2023年1月23日に、防衛省から突然発表された新型狙撃銃の導入についてはなかなか驚きのHK417となりました。

M24A2の調達から切り替えになるとは、なかなか想像できないものですね。

図1 HK417
図1 HK417.jpg
引用wiki

ボルトアクションから、セミオートマ式への切り替えは米軍M110A1導入を参考にしたのかもしれません。

中々興味深いところです。
(前回記事):『【海上自衛隊】修理費があ!修理費がああ!「いなづま」の件に思うこと!
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(1)M24A2から大転換とは!

陸上自衛隊の対人狙撃銃と言えば、M24が2000年代に導入されて活躍していました。

図2 M24狙撃銃
図2 M24狙撃銃.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FTKExqVUsAA7p2t?format=jpg&name=large

新型としてM24A2導入の気配があったので、かなりの大転換とも言えます。

1.1 公表イメージはドイツHKG28タイプにする気かも?

発表された「新たな重要装備品等の選定結果について」では、対人狙撃銃のイメージ図が掲載されていました。

図3 イメージ図
図3 新対人狙撃銃.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/press/news/2023/01/23e.pdf

イメージ図を参考にすると、HK417がベースとなったドイツ軍採用モデルG28を考慮していると思われます。

HK417のアルミ合金レシーバーをスチール製に変更した、HKG28は狙撃銃としては妥当といえます。

図4 ドイツHKG28
図4 HKG28.jpg
引用URL:https://www.facebook.com/Bundeswehr/photos/?tab=album&album_id=1377356058995649

ただ入札次第では、安い?HK417がそのまま入ってくる可能性も否定できないのが入札の悲しいところです。

1.2 FMSの納入遅れにブチ切れたかな?

M24対人狙撃銃については、FMSにて米国から輸入していましたが米軍の都合が優先されるため納入スケジュールの遅れが話題になります。

図5 M24米軍
図5 M24米軍.jpg
引用wiki

2001年の対テロ戦争にて、M24狙撃銃の所要が増えた結果初期のころに注文したM24が3年遅れで納入されるなどなかなか配備が進まないところがありました。

1.3 小銃選定のついでに検討したかな?

20式小銃での選定時には、7.62mm型の小銃も試験が行われていたことから狙撃銃更新を狙っていたのかもしれません。

図6 M24A2
図6 M24A2.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FTKEsjQVUAA7XD1?format=jpg&name=large

普通科教導連隊などで一時期出現していたM24A2だと、FMSでの導入から逃れられません。

対人狙撃銃配備の不足を補う900丁の調達なら、直接HK社から購入する方が何かと都合の良い部分が出てくるでしょう。

某海洋事業部があれだけHK416を運用していることから、アフターサービスも良いと判断したのでしょう。
(警察のMP5整備も含めて、日本はHK社の活躍場所が広がってきた)
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(2)SR-25を選定しなかったのは結果的にはよかったかな?

本ブログでは、色々と狙撃銃について何度か書いてきたことがありました。

図7 MSG-90
図7 MSG-90.jpg
引用URL:https://fanblogs.jp/sstd7628/file/E7B5B1E588B6E59381E79BAEE58886E9A19E.jpg

なぜか海自なのに、MSG-90狙撃銃の補給区分が詳しく決まっていることを説明したりしています。

2.1 艦補処時代にSR-25を検討したことがあった。

以前の記事で、特警隊用にナイツ社SR-25を検討したことがあると書いたことがあります。
(関係記事):『【海上自衛隊】装備品の銃に関するあれこれ雑記

図8 SR-25
図8 SR-25.jpg
引用URL:https://fanblogs.jp/sstd7628/file/kizi6-8203-thumbnail2.jpg

特別警備隊編成当初の時代は、ナイツ社SR-25やHK416・HK417が最先端として持ち上げられていました。

しかしながら、慎重な検討で初期装備としての導入を見送ったことがあります。
(関係記事):『【艦発隊】特別警備隊(SBU)に関係する研究について

図9 特別警備隊
図9 特別警備隊.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/EEUFeS_X4AAMhOG?format=jpg&name=small

あの時期に、SR-25を見送ってMSG-90にしたのはまあ正解だったといえるでしょう。

最近は対物狙撃銃で、GM6lynxを試験しているようですので戦闘研究が進んだといえます。
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(3)特殊作戦群の対人狙撃銃が早く出てこないかな?

GM6 lynxは肩撃ち射撃ができるから自動小銃!と強弁できるかもしれません。

図10 GM6 lynx
図10 GM6.jpg
引用URL:https://i0.wp.com/www.forgottenweapons.com/wp-content/uploads/2021/10/Screen-Shot-2021-10-31-at-10.07.18-AM.png?fit=713%2C525&ssl=1&w=640

疑問なのは、陸自特殊作戦群が使用している対人狙撃銃(中距離域用)でしょう。

3.1 狙撃銃映像はまだまだ出てこないだろうなあ・・・

特殊作戦群については、編成以来公式写真が出てこないことで有名でした。

図11 特殊作戦群
図11 特殊作戦群.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FeXiw7mVQAAsZ4q?format=jpg&name=900x900

2022年についに、オーストラリア国防省につられてついに画像が公式発表されました。

まあ極秘の部隊ですから、これ以上の露出は避けたいとところでしょう。(SBUが露出しすぎなだけ?)

関連する情報として、特殊作戦群が使用していると思われる対人狙撃銃(中距離域用)の推測をしたことがあります。
(関連記事):『【自衛隊】ナゾの対人狙撃銃(中距離域用)について判明していること!

完全な憶測でしかありませんが、想像以上の狙撃銃があるのかもしれません。

今後も狙撃銃については、追っかけていきたいと思います。
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posted by sstd7628 at 13:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 自衛隊

2023年01月12日

「いなづま」の修理費があ!修理費がああ!!【海上自衛隊】

『むらさめ型護衛艦ってよくプロペラ吹っ飛ばすよね(怒)!』
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2023年1月10日に発生した護衛艦「いなづま」の座礁にて、海上自衛隊のあわただしい新年が始まりました。

浅瀬を突っ切って、プロペラと舵・さらには艦首ソナーラバーウィンドも損傷した模様です。

まあ事故原因の調査は、これから進められていくのでしょうが単純ミスだったら目も当てられない状況です。

思えば「むらさめ型」護衛艦って、しょっちゅうプロペラ破損をやらかす問題児だったなあ〜。
(関連記事):『【海上自衛隊】特定秘密漏洩の先陣を切ってどうする!
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(1)うお〜い何しとんねん!

最初にニュースを聞いたときは、「じんつう」事故に続いて何しとんねん!と思う状況です。

図1 プロペラ破損
図1 プロペラ破損.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FGlXtLZWQAgaJaw?format=jpg&name=900x900

舵とプロペラ破損と聞いて、こんな状況になんでなるねん!と思いました。

1.1 年次検査の機関公試での事故かな?

情報を総合すると、JMU因島での検査で出港した護衛艦「いなづま」が、周防大島の南の海上で暗岩に接触して航行不能となったと思われます。

図2 護衛艦いなづま
図2 護衛艦いなづま.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/pco/hiroshima/event/20210731/105_03l.jpg

母港が呉の4護衛隊群所属になっており、活発に活動していた「むらさめ型」護衛艦です。

それなりに古いとはいえ、まだまだ現役バリバリの艦艇が派手に事故ったものです。

1.2 なんで浅瀬を突っ切てるねん!

海上自衛隊の船乗りとしては、周防大島周辺と言えば江田島の近くでもありホームグランドとも呼べる場所です。

図3 周防大島
図3 周防大島.jpg
引用URL:https://kotobank.jp/image/dictionary/nipponica/media/81306024008424.jpg

進路ミスなのか?海図(チャート)確認不足なのか?外力で流されたのに気づいていなかった?

想像される原因は多数ありますが、『なんで深度7mラインがある浅瀬を突っ切てるねん!』

これはもう、徹底的に事故原因を調査するしかないでしょう。

1.3 呉造修補給所の嘆きが聞こえそう・・・

海上自衛隊の関係では、非常に頭の痛いところとなっているかと思います。

図4 多用途支援艦
図4 多用途支援艦.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/ams/hiuchi/img/main_4301.jpg

現場には、えい航をするための多用途支援艦が到着したようなので何とかえい航して呉港に入港させる形になるでしょう。

呉造修補給所の艦船部は、現在てんやわんやの状況となっているのが目に浮かびます。

ただでさえ2022年度予算の時期内なので、ここから修理費をかき集めてドック入りはかなり厳しい状況かもしれません。

年次検査中であれば、JMU因島工場に引き返すという手段も取れるでしょうが因島工場ではプロペラ軸系の工事はちょっと難しい状況でしょう。

予算があ!予算があああ!と激しく慟哭の涙が流れる状態です。(しらね火災でえらい目にあった)
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(2)むらさめ型護衛艦ってホントにプロペラ飛ばすことが多いなあ!

むらさめ型護衛艦というと、現職時代はほんとに「プロペラ折れました〜(涙)」となることが多かった印象があります。

図5 米海軍プロペラ
図5 米海軍.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/CZyPxy_WYAAZEvB?format=jpg&name=4096x4096

米海軍もたまにやらかすけど、むらさめ型はほんとにペラ破損が多かったです。

2.1  可変ピッチプロペラは複雑!

護衛艦では標準装備となった可変ピッチプロペラ(CPP)については、かなり複雑な機能です。

図6 CPP
図6 CPP.jpg
引用URL:https://www.khi.co.jp/mobility/marine/machinery/img/propeller_im01.jpg

護衛艦用CPPについては、通常の可変機構に加えていろんな細工がしているため非常に扱いが繊細です。

1枚のプロペラ翼製造に3か月はかかるため、艦船補給処で予備のプロペラ翼を保管しています。

しかしながら、景気よくぶっ壊すので現職時代に「むらさめ型」の予備品が底をつきそうになったことがあります。

補給本部が、大量に予備品を注文したおかげで何とかやりくりできた部分がありました。

2.2 ソナードームはマジで予備品が少ないぞ〜

問題は、ソナードームも損傷しているという情報があることです。

図7 ソナードーム
図7 ソナードーム.jpg
引用wiki

写真は、米海軍イージス艦に搭載しているSQS-53のソナードームです。

むらさめ型護衛艦に搭載しているOQS-5は、船底装備ですが強化ゴム(補強用ワイヤー入り)で製造されています。

一応交換年数が定められており、予備品もあるのですがなかなか交換費用が厳しいことになるでしょう。
(中のソナー素子も点検交換が必要かも?)

2.3 運動性が良くなった弊害?

むらさめ型護衛艦は、船体設計が良くなり凌波性も向上したため荒波を乗り超えていきます。

図8 凌波性
図8 波乗り越え.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FUjTjcAVEAAAD_x?format=jpg&name=large

こんな感じで、派手に乗り越えた結果「プロペラ曲がった〜!・折れました〜!」と造補所・艦補処に連絡が来ることがよくありました。

はつゆき型・あさぎり型・イージス艦やDDHではそんなになかったのに、なぜかむらさめ型だけペラ交換が多かったんですよ。
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(3)さらに事故が続かなきゃいいけど・・・

2022年には、護衛艦「じんつう」が横須賀港内で接触事故を起こしており事故が続く印象があります。

図9 護衛艦じんつう
図9 じんつう.jpg
引用wiki

船の事故は結構連続して起きるから、本気で注意が必要です。

3.1 ジャイロコンパスの狂い補正ミスだとやべえぞ!

海図を見ると、一直線に浅瀬を突っ切った航跡になっているようです。

図10 ジャイロコンパス
図10 ジャイロコンパス.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/D_AuQcvVUAE9ldP?format=jpg&name=large

艦橋での操艦では、ジャイロコンパスを見ながら操艦を行います。

厳正に狂いが無いようにチェックをしながら、航行を行いますがコンパスチェックを忘れていたなら大問題です。

どうも航跡を見ると、ジャイロコンパスの狂いを放置したまま全速航行したような感じしかしません。

今後の徹底的な原因究明が望まれます!
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2022年12月26日

【海上自衛隊】特定秘密漏洩の先陣を切ってどうする!

『イージス漏洩の二の舞いを海自がやるとは!』
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2022年12月26日、海上自衛隊での特定防衛防衛秘密漏洩事件の処分が下されました。

流出元となった、I1等海佐については懲戒免職となりましたが大元の海自OB元海将の名前は最後まではぐらかされた感じになりました。

図1 海幕長
図1 海幕長.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/about/topmessage/img/sakairyo_2.jpg

まあ防大派閥の関係もあり、言いたくなかったんでしょう。

色々怪情報が飛び交う前に、知りえる情報を流しておきましょう。
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(1)ペンギンはI1等海佐の元部下でした。

私ペンギンも海上自衛隊にいましたので、関係情報やいろんなバックグラウンドを知る立場にあります。

今回の懲戒免職事案について、ちょこっとばかり関係者が混じっているので驚いています。

1.1 ペンギンは、I1海佐の元部下でした。
実のところを言うと、懲戒免職となった「I1海佐」の元直属部下だったことがあります。

直属の部下として、1年以上勤務しているため結構いろんなことを知りえました。

海の世界だと、1年ほど上司と部下の関係を続けると結構後々濃いつながりとなります。

そのため良い面も悪い面も知ることになります。

元部下という関係上実名を避けることで、最低限の義理は果たそうと思います。

1.2 あんまりよい上司じゃなかったんだよね・・・

結論から言うと、I 1海佐はあんまり良い上司ではなかったというのが元部下ペンギンの結論です。

実際に同僚だった幹部自衛官が、2名ほどツブされたのを目の当たりにしました。
(パワハラではないけどやりにくい人だったなあ・・・)

ペンギンはほとんど箸にも棒にも引っかからなかったのか、ツブされることはなかったです。

他にI1海佐の部下になった人からも、あんまりいい評判はなかったんですよね。

1.3 I1海佐は一般大出身者の幹事付経験者

知っている正確な情報として、I1海佐は防大出身者ではなく一般大出身で幹部候補生学校に入った経緯があります。

なんだか防大出身の先輩後輩関係が〜なんて、まるで防大出身者であるような情報が出回っていますが全くの間違いです。

ただ優秀だたっため、海上自衛隊幹部候補生の「幹事付」(通称:赤鬼・青鬼)になるほど優秀だったのですが・・・

元部下として、この人情報保全意識大丈夫かな?と思ったことがあります。(任務艦)

だから元部下で1佐クラスまで上がってきた人間に、後ろから刺された状態になったのかもしれません。
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(2)漏洩先のOBはあの人かな?

今回特定秘密の漏洩先として、元自衛艦隊司令官を経験したOB(元海将)の情報があります。

ネットでK提督だろう!なんて情報がありましたが、別の元海将が思い当たる節があります。

2.1 I元海将じゃないだろうか?

思い当たる節として、I元海将(防大出身)ではないかな?と個人的には思っています。

図2 自衛艦隊
図2 自衛艦隊.jpg
引用wiki

アノ人に心酔していたから、ついつい漏洩してしまったのかも・・・

Twitterで情報発信をしている、空自で情報職域の幹部をしていた「Sonoda Hiroki氏」が思いっきり呆れています。
(いつもTwitterでの知己のある情報発信に感謝しかありません!)

図3 Sonoda Hiroki氏のTwitter
図3 Twitter.png
引用URL:https://twitter.com/SonodaHiroki/status/1606866724393222146

I元海将って不思議と人を引き付ける魔力みたいなものがあったので、心酔する幹部は結構いたんですよね。

防大・一般大出身の垣根を越えることができた、不思議な魔力を感じる人でした。
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(3)OB問題は根が深いぞ〜?

自衛隊OBが現職に情報を求めてくることはよくあるんですよね。

私の場合、装備幹部でしたので入札・予定金額の話・検討中の装備情報を求めてくる人が多かったですね。

特に「M重工(名航宇宙)」って、的確に元上司だったの顧問(将官クラス)をあてがってくるのですげえ嫌でしたね。

イージス情報漏洩事件で、あれだけ海上自衛隊へのバッシングが起きたのにまた情報漏洩をやらかすとは情けないにもほどがあります。

情報保全の再度規律徹底を望みます。
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2022年12月02日

射程3000kmと感度3000倍って似てるよね?【軍事技術】

『んほお〜〜♡!トンじゃう〜〜〜♡!!』
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いきなり変な発言ですが、最近の反撃能力を睨んだ長射程誘導弾の話を聞くとこんなことを思い浮かべます

射程3000kmと感度3000倍って似てるよね?(対魔忍に浸食された思考)

図1 極超音速誘導弾
図1 極超音速誘導弾.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/yosan/yosan_gaiyo/2023/yosan_20220831.pdf

長射程を見据えるのはいいのですけど、後方支援態勢(弾薬庫など)が大変になるだろうなあ〜。

トマホーク巡航ミサイル導入に前のめりだけど、衛星通信やデジタルマップのことも考慮してるのかな?
(関連記事):『【軍事技術】イスカンデルのデコイ機能がついに露見?!
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(1)射程3000kmってIRBMじゃね?

防衛大綱や中期防の改訂により、反撃能力としての長射程誘導弾が大量に量産されるようになります。

図2 極超音速誘導弾
図2 極超音速誘導弾.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/atla/research/ats2020/poster/kenkyu_06.pdf

ひと昔前だったら大炎上ものだった、反撃能力の長射程誘導弾開発が行われることに時代の変化を感じます。

1.1 HGV(極超音速誘導弾)を日本が保有する時代になるとは!

ひと昔前だったら周辺国に軍事的脅威を与える!の掛け声で、研究さえできなかったであろうHGVの具体的な装備化計画が進むことに時代の変化を感じます。

図3 HGV
図3 HGV.png
引用URL:https://chanakyaforum.com/wp-content/uploads/2021/10/Hypersonic-1.png

弾道ミサイルと違い、極超音速で低空を飛行することで敵策源地攻撃の切り札となるでしょう。

北朝鮮を始め、中国や世界各国が必死になって開発しているところですので順当な開発といえます。

1.2 射程3000kmまで延伸するんか?!

そんな中で、研究開発中の極超音速誘導弾について射程3000kmまで段階的に射程延伸するというニュースが登場してきました。

図4 島嶼防衛用高速滑空弾
図4 島嶼防衛用高速滑空弾.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/atla/research/ats2019/doc/fukuda.pdf

12式SSM能力向上型と共に開発が進む島嶼防衛用高速滑空弾にて、とりあえず早期装備型で射程1000km・発展型で射程2000kmを目指すことになります。

そんな中で、本命の極超音速誘導弾(HGV)にて射程3000kmを目指すというニュースが流れています。

北海道から発射して、南西諸島の防衛に寄与するという発想はなかなかすごい時代です。

しかし射程3000kmと聞くと、感度3000倍!のフレーズに似てきています。

信管の感度も3000倍になってたら嫌ですね〜!

1.3 やっぱIRBM・・・?

しかし射程3000kmという長射程となると、いくら島嶼防衛用の極超音速滑空弾(HGV)です!と主張しても世界から疑念を持たれそうですね〜?

図5 IRBM
図5 IRBM.png
引用wiki

今は絶滅したソ連のSS-20など、中距離弾ミサイルに近い状況になるかもしれません。

一応攻撃型兵器の保有は憲法違反になるので、島嶼防衛用として射程3000kmに制限する形になるでしょう。

弾道飛行しないから弾道ミサイルじゃないもん!という論理で何とかミサイル技術管理レジーム(MTCR)から逃れてほしいところです。
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(2)トマホークミサイル導入交渉は15年遅い!

反撃能力の整備に関して、トマホーク巡航ミサイル導入の話が持ち上がってまるで既定路線のようになっています。

図6 トマホーク巡航ミサイル
図6 トマホーク巡航ミサイル.jpg
引用wiki

国産ミサイル導入までのつなぎとして、お手軽に導入できると踏んでいるのでしょうが後方支援態勢が考慮されていない?

2.1 トマホーク導入は15年遅い!

私ペンギンはかつて海自にいたころに、対艦型トマホークミサイル(射程450km)導入の話をよく聞きました。

図7 対艦型トマホーク
図7 対艦型トマホーク.jpg
引用URL:http://www.ausairpower.net/USN/BGM-109B-Cutaway-S.jpg

海自としては、射程の短いハープーンや90式SSMではいずれ長射程化している中国のSSMに対抗できなくなると危機感を抱いていました。

2004年の16大綱でも調達計画に言及するほど、長射程トマホークの導入が言われていましたがあまり盛り上がらず結局導入する機会を逃してしまいました。

もしもあの時に導入計画が進んでいれば、トマホーク巡航ミサイルの対地型導入もすんなりいったでしょう。

しかしながら危機が目前に迫った状態で、いきなりトマホーク導入は議論が15年遅かったとしか言いようがありません。

2.2 電子マップは?システム改修は?

トマホーク巡航ミサイルを導入するときに問題となるのが、電子マップとシステム改修です。

電子マップとは、TERCOM(地形等高線照合)とDSMAC(デジタル式情景照合)の機能を活用するための基礎情報です。

図8 TERCOMとDSMAC
図8 TERCOM.jpg
引用URL:https://vcdn1-vnexpress.vnecdn.net/2013/08/31/328070-397-1377930533.jpg?w=680&h=0&q=100&dpr=1&fit=crop&s=he9xSzeXwZIaBxp_gFSWVg


電子マップ基礎情報が膨大であり、単にミサイル本体を買っていてイージス艦のVLSに搭載すれば反撃能力を獲得できるわけではありません。

トマホークシステム(TWS)導入の初期費用を米軍資料で読んだことがありますが、普通に対艦ミサイルを買い増しした方がいいくらいの準備費用が発射までにかかります。

図9 イージス艦発射
図9 イージス艦発射.jpg
引用wiki

米海軍でのイージス艦からの発射映像に慣れすぎてしまって、日本のイージス艦からも簡単に撃てると思われているかもしれません。
(下手をすると防衛省上層部や国会議員も思ってるかも・・・)

しかし日本のイージス艦のイージスシステムからは、TWS(トマホーク武器システム)などの機能を完全にオミットしているため最初からプログラム構築をし直す必要があります。

イージスシステムのプログラムは膨大なソースコードがあり、簡単にこの機能追加!ができないところがあります。

図10 こんごう型護衛艦
図10 こんごう型護衛艦.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/ddg/kongou/img/173_05l.jpg

こんごう型護衛艦導入の時は、日本独自の機能(FCS-2・NOLQ-2・127mm主砲など)追加で非常にシステムインテグレーションに苦労したと聞いています。

この時日本はTWS導入をしないため、完全にシステムから切り離した「ジャパンカスタム」仕様になっています。

2.3 TWS導入にはプログラム全部総入れ替えになるぞ〜!

BMD器材の導入時にもかなりシステムインテグレーションには苦労したのに、一度オミットしたTWSの機能を導入するのは容易ではありません。

ただ発射機能のコントロールだけでなく、システム全般や衛星通信系統まで影響を及ぼすためプログラム総入れ替えになるでしょう。

そのためミサイル本体約1億円だ〜!と騒いでも、LCCで考えるととんでもなく高価になる可能性もあります。(プログラム構築・電子マップデーター費用・米国との連接)

そもそも米国が売却してくれる確約は?(英国がようやくトマホーク売却となったのに?)
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(3)これからも反撃能力には注視が必要!

日本もようやく危機感に目覚めて、反撃能力の長射程誘導導入に動くことになりました。

図11 12式SSM能力向上型
図11 運用構想.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/2020/pdf/jizen_08_honbun.pdf

しかしながら、開発には時間がかかるためトマホークが導入されるか?12式能力向上型配備が間に合うか?となるでしょう。

トマホークミサイル導入は、米国の気分次第でどうにでもなるためしっかりと今後を見据える必要があるといえます。

これからの状況を注視していきましょう!
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2022年11月01日

ラムだっちゃ!あなたはどのラムが好き?【面白話】

『あなたはどのラムだっちゃ?!ミサイル?対戦車もあるよ?!』
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今回は久々に趣向を変えて、懐かしアニメの復活と軍事の話にしてみましょう!

2022年10月から41年ぶりに、うる星やつらが復活しました。

図1 ラム
図1 ラム.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/Fe7dSWgUcAM8Z6I.jpg

ラムだっちゃ!の名セリフは、懐かしさと色々な想像を掻き立てるものがあります。

アナタは、どんなラムが好き?
(参考記事):『【アニメ】デレマスアニメで梨沙が使うショットガンは何だろう?
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(1)RAMだっちゃ!近寄るあなたを撃退するぞ!

軍事オタクがラムと聞くとどうしてもこんなことを思い浮かべます、

図2 RAM
図2 RAM.jpg
引用URL:https://prd-sc101-cdn.rtx.com/-/media/rmd/lang/ja/capabilities/products/ram-missile/2021-08/images/ram_gal_img1_ja.jpg?rev=6831bd377156415a9e51095227dde61f&w=1600&hash=ACFF7C1113F1074DFEB26C7A8E61B343

対艦ミサイルを迎撃するRAMを思い浮かべるところがあります。

1.1 海のRAMは全方位!
海軍の世界だと、RIM-116 RAM(Rolling Airframe Missile)が最初に浮かんできます。

図3 いずもRAM
図3 いずもRAM.jpg
引用wiki

いずも型護衛艦から搭載が始まったSeaRAMは、CIWSのレーダーと組合わせたもので海上自衛隊のこれからの守護神といえます。

カミナリサマのように、近寄る敵を撃退できるでしょう。

1.2 ラムに嫌われたあぶくま型護衛艦も忘れないで!

RAMについては、いずも型護衛艦から搭載となりましたが本来ならば「あぶくま型」護衛艦に搭載されるはずでした。

図4 あぶくま型護衛艦
図4 あぶくま型護衛艦.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/de/abukuma/img/233_01l.jpg

あぶくま型護衛艦(61DE)が計画された1980年代には、RIM-116の開発も少し進んでおり搭載の見込みはほんとにあったんです!

対空装備の余裕がなかったあぶくま型護衛艦に、対空能力を増強させる予定でしたが完成が遅れて計画が流れてしまいました。

本来なら主砲の後ろに搭載する予定で、しっかりと空間も確保していたのに結局実現しませんでした。

2000年代にFRAMで、あぶくま型に搭載する予定が持ち上がったのですがなかなか予算が下りず計画が流れました。

1.3 たかつき型の増強として!

2000年代は、近代化改装したたかつき型護衛艦が退役する予定となり対空増強能力の減少が問題視されていました。

図5 たかつき近代化
図5 たかつき近代化.jpg
引用wiki

「たかつき」「きくづき」2艦の改装に終わった近代化FRAMを増強するはずが、むらさめ型護衛艦建造に予算が取られたのが痛いところでした。

ホントはRAMがもっと普及していたのに〜!
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(2)LAMだっちゃ!あなたの装甲撃ち抜くぞ!

ラムと聞いて陸自の人が聞くと、この装備を思い浮かぶかもしれません。

図6 LAM
図6 LAM.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/FcAiYGyagAAgnyc?format=jpg&name=4096x4096

110mm個人携行対戦車弾(LAM)が想像できます。

2.1 貫通能力は最高レベル!
LAMについては、自衛隊が保有する個人携行の対戦車兵器の中では最高レベルと言えるものです。

図7 戦車貫通
図7 戦車貫通.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/EYRK06JUYAAZUvh?format=jpg&name=small

61式戦車の正面装甲ぐらいなら貫通できるでしょう。

一度陸自の見学でLAMを持たせてもらったことがありますが、なかなか重いところがあります。

2.2 あなたのハート(装甲)を撃ち抜くぞ♡!
LAMの名前にふさわしく、戦車や装甲車などの車両についてはかなりの威力を持っています。

図8 LAMだっちゃ!
図8 対戦車射撃.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/3d/36i/images/photogrally/2/2-7/2-7_7.jpg

狙われた方は、たまったもんじゃないでしょうが強力な装備といえます。

ハート(装甲)を化学エネルギーで撃ち抜く、なかなか強力なアタックといえます。

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(3)あなたのラムはどんなもの?

ラムと聞くと、アニメの他にいろんな軍事的発想が出てきます。
図9 衝角
図9 衝角.jpg
引用wiki

私は衝角(ラム)を思い浮かべますね〜。

3.1 物理力のヒロインもいいよね!
アニメだとファンタジーですが、物理力で侵入してくるヒロインもいいかもしれません。

図10 こんにちは〜!
図10 バッテイングラム.jpg
引用URL:https://www.meme-arsenal.com/memes/14b17ba973baac03656ced0fc4d899d9.jpg

そんなヒロインがいたらいやだ!

アナタのラムだっちゃ!はどれが好き?
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2022年10月03日

軍艦のステルス性の誤解と効果の狙いについて!【軍事技術】

『軍艦のステルス性は数秒でも探知を遅らせるのが目的!』
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2022年になって、米海軍駆逐艦ズムウォルトやフリーダム級LCSが横須賀に寄港するなどなかなかぶっ飛んだ時代となりました。

軍艦のステルス性を極めたような、駆逐艦ズムウォルトはもはや別次元のものとなっています。

そんな中で、最近の軍艦によくあるステルス性を求めてカクカクした形状となるこにどんな意味があるのかという疑問があるようです。

レーダーに映らないというより、レーダー探知を遅らせることが目的といえます。
(前回記事):『【世界情勢】現代補給戦は恐怖の物量戦!
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(1)駆逐艦ズムウォルト来訪!

2022年になり、あの米海軍ズムウォルトが横須賀に来訪したことはかなり驚くべきことです。

図1 駆逐艦ズムウォルト
図1 駆逐艦ズムウォルト.jpg
引用URL:https://cdn.dvidshub.net/media/thumbs/photos/2209/7436955/1000w_q75.jpg

もはや未来の軍艦と思われましたが、艦砲が開発中止となりアーセナルシップ状態です。

1.1 最近の軍艦なんでステルス性を追求するの?

海上自衛隊も、むらさめ型護衛艦以降はステルス性を追求した設計となり「もがみ」型護衛艦はステルス性を優先した設計となりました。

図2 もがみ型護衛艦
図2 もがみ型護衛艦.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/ffm/mogami/img/1-10.jpg
まあつるペタだの、軍艦の威厳が無いだの散々な言われようですがステルス性を追求している以上仕方ありません。

私も参考記事で散々、ステルス性を追求したロシア艦に文句を言っています。
(参考記事):『【ロシア】ソ連感の無い軍艦なんてただのロシア軍艦だ!

なんでここまでステルス性を追求するのか?理由としてはレーダー探知をできるだけ遅らせることに重点を置いているからです。

1.2 従来設計だとレーダーに探知されやすい!

以前のようなゴテゴテとした軍艦であると、装備品がむき出しとなりレーダー反射断面積(RCS)が大きくなってしまいます。

図3 あさぎり型護衛艦
図3 あさぎり型護衛艦.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/dd/asagiri/img/152_01l.jpg
あさぎり型護衛艦の右舷後部格納庫に至っては、ステルス性が損なわれる!と散々批判を受けたものです。
(設計当時の1980年代はまだステルス性の配慮はなかったため)

いろんな平面や曲線が折り重なると、どうしてもステルス性が損なわれるものです。

レーダーの発達とステルス研究の成果により、1990年代から軍艦にも対レーダーステルス性を追求するようになったのです。

1.3 レーダー探知が少しでも遅れるのを目指す!

軍艦がステルス性を追求して、各国とも似たような設計となるのはどうしても避けられない状況です。

図4 フランスアキテーヌ級駆逐艦
図4 フランスアキテーヌ級駆逐艦.jpg
引用wiki
フランスのアキテーヌ級駆逐艦もどこかで似たような設計になっています。

図5 対艦ミサイル補足
図5 対艦ミサイル補足.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/EsGNgDNVQAAl3Jd?format=jpg&name=small

とにかくレーダー探知・艦ミサイルのシーカーが目標補足する時間を数秒・数マイルでも遅くできると、生き残れる確率がぐっと上がります。

そのため艦艇のステルス性追求は、全く無意味ではありません。
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(2)航空機とは違う艦艇のステルス性・RCS低減の意義!

ステルス戦闘機などでは、可能な限りレーダーに映りにくい設計を行っています。

図6 F-35A戦闘機
図6 F-35A戦闘機.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/asdf/equipment/sentouki/F-35/images/gallery/f35img0004.jpg

しかしながら、艦艇の場合は航空機とは少しばかりステルス性への考えが違います。

2.1 シー・シャドウみたいにはいかない!

艦艇の究極のステルス性を追求したのが、米国で開発された「シー・シャドウ」でしょう。

図7 シー・シャドウ
図7 シーシャドウ.jpg
引用wiki
米国で1982年に就役した実験艦シー・シャドウは、水上艦の究極のステルス性を追求したものです。
かなりステルス性に優れていましたが、乗員の居住性や武器搭載などに問題がある状況です。

水上艦は、戦闘にてできるだけ遠距離の目標を探知すると共に居住性確保のためある程度の容積が必要です。

そうすると、ある程度妥協してできるだけレーダー反射(RCS)が少ない設計となります。

2.2 水上艦のRCS低減はいろいろな方法で!

航空機のRCSについて、360度全方向のデーター表は結構出ています。

図8 航空機RCS
図8 航空機RCS.png
引用URL:https://www.researchgate.net/profile/Henning-Heiselberg-2/publication/224186083/figure/fig5/AS:393073545760771@1470727444716/Frequency-averaged-polar-RCS-of-a-metal-model-of-aircraft-fighter-F-35.png

同じように、艦艇でもステルス性を図る指標としてRCS(レーダー反射断面積)があります。

図9 艦艇RCS
図9 艦艇RCS.PNG
引用URL:https://www.c-130.net/forum/download/file.php?id=30480&mode=view

艦艇の場合、真横のRCS共に艦首・艦尾のRCSも結構大きいものがあります。

その他、角度によってはRCSが低くなるところもあり結果としてRCSを低減させるには外板を傾けていくのが一般的になります。

2.3 AC-14アンカーが意外とステルス性の問題となる!

海上自衛隊でも、昔に艦艇の洋上でのRCS計測をいくつもの艦艇で行い意外な結果が出たことがあります。

各艦艇とも、設計段階でのRCS予測クリアする結果でしたが意外なものがステルス性を失わせる結果が出たことがあります。

図10 護衛艦アンカー
図10 護衛艦アンカー.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/dd/takanami/img/113_04l.jpg

それは、艦艇に当然装備されているAC-14アンカーがRCS増加の要因となることでした。

洋上で航行している護衛艦は、AC-14アンカーが艦首の外壁に張り付いていますがこのアンカーが意外とRCSを増大させている原因と判明しています。

図11 フォーミダブル級フリゲート
図11 フォーミダブル級フリゲート.jpg
引用wiki

19DD(あきづき型)にてアンカーの艦内格納が検討されましたが、船価上昇の原因となるため「もがみ型」護衛艦になってようやく、フォーミダブル級フリゲートのような格納型になったのです。

もがみ型護衛艦のステルス性追求の方法として、アンカーの艦内収納が行われました。
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(3)ISAR(逆合成開口レーダー)には弱いよ!

艦艇のステルス性追求は、レーダー探知を少しでも遅らせる効果がありますが苦手なものもあります。

図12 逆合成開口レーダー
図12 ISAR.png
引用URL:https://www.slideserve.com/hugha/advanced-synthetic-aperture-radars-powerpoint-ppt-presentation

逆合成開口レーダーと呼ばれるレーダーは、艦艇の揺れによる電波の乱れを利用して目標探知を行うためステルス性があまり意味をなさない場合もあります。

しかしながら、ISARが搭載できるのは今のところ航空機が中心です。

将来的には、ISARを持った水上レーダーも登場するでしょうが今のところはカクカクのステルス性追求で十分でしょう。

今後の技術革新を迎えると、艦艇のステルス性も変化するかもしれませせんよ〜!
電波のステルス性は、キツネとタヌキの化かし合いです!
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posted by sstd7628 at 14:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 軍事技術
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