2015年05月01日
そう言えば「みなみけ」
「みなみけ(13) (ヤンマガKCスペシャル)
」というマンガの最新刊を読みました。(講談社・2015.5.1)
これは、南さんというお家の、性格の違った三姉妹の日常的な暮らしや会話が淡々と描写されているマンガです。
ただ、高校、中学、小学の南家三姉妹ですが、彼女らは保護者なく姉妹だけで暮らしているようで、父や母の描写がない。たまに従兄のおじさんが尋ねてきますが、複雑な家庭事情があるに違いないと勘ぐられます。
けれど、南家の家庭事情はほとんど語られることはなく、ただ食べ物や季節のモノについての独特な会話が繰り広げられているだけです。ですから読者としては、あたかも小中高の三姉妹が保護者なく自活するのが特に注目するようなものではない一般的なことかのように錯覚してしまう。
また、舞台は南家三姉妹の学校での交際にまで広がっていて、そのそれぞれが符号、符丁して、一話の中でひとつのテーマや言葉が丸く収まっていきます。そして、それぞれにおいての独特な言葉のやり取り。これがこのマンガの最大の魅力でしょう。
生活の些細なところにスポットを当てて群像劇を織り成し、それぞれの複雑そうだと想像される家庭事情についてはほとんど無視という態度は徹底されています。だから、お話はいつも明るく、シュールです。
でも、こうした喜劇に少し哀愁含みの独特な雰囲気のあることも確かなんですよね。
みなみけ(13) (ヤンマガKCスペシャル)
みなみけ(1) (ヤンマガKCスペシャル)
みなみけ コミック 1-12巻セット (ヤンマガKCスペシャル)
」というマンガの最新刊を読みました。(講談社・2015.5.1)
これは、南さんというお家の、性格の違った三姉妹の日常的な暮らしや会話が淡々と描写されているマンガです。
ただ、高校、中学、小学の南家三姉妹ですが、彼女らは保護者なく姉妹だけで暮らしているようで、父や母の描写がない。たまに従兄のおじさんが尋ねてきますが、複雑な家庭事情があるに違いないと勘ぐられます。
けれど、南家の家庭事情はほとんど語られることはなく、ただ食べ物や季節のモノについての独特な会話が繰り広げられているだけです。ですから読者としては、あたかも小中高の三姉妹が保護者なく自活するのが特に注目するようなものではない一般的なことかのように錯覚してしまう。
また、舞台は南家三姉妹の学校での交際にまで広がっていて、そのそれぞれが符号、符丁して、一話の中でひとつのテーマや言葉が丸く収まっていきます。そして、それぞれにおいての独特な言葉のやり取り。これがこのマンガの最大の魅力でしょう。
生活の些細なところにスポットを当てて群像劇を織り成し、それぞれの複雑そうだと想像される家庭事情についてはほとんど無視という態度は徹底されています。だから、お話はいつも明るく、シュールです。
でも、こうした喜劇に少し哀愁含みの独特な雰囲気のあることも確かなんですよね。
みなみけ(13) (ヤンマガKCスペシャル)
みなみけ(1) (ヤンマガKCスペシャル)
みなみけ コミック 1-12巻セット (ヤンマガKCスペシャル)
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