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2019年06月16日

父の日と、二人の娘・1

父の通院日。
珍しく土曜日だということで、付き添うことにした。

ついこの前まで、押しぐるま?というか、あの、おばーちゃんが買い物に連れて行くカート…疲れたら座れるやつを福祉から借りていたのだけど
退院後やはりまた歩けなくなり
今はまさかの車椅子生活らしい。
部屋がワンルームで狭いので、
退院してしまうと、ほとんど歩かない生活となり、毎回あっという間に筋肉が細って歩けなくなるのだが、
車椅子までいったのは今回が初めてだ。

一人では、タクシーから降りた後が大変だろうと思い、付き添ったが
本当に大変だった。


私の軽自動車では、まず、折りたたんだ車椅子が入らない。

後部座席を倒しておかねばならなかったと思っても、後の祭り。

よりにもよって久々の雨の降る中、
背中を濡らしながらなんとか車に積み込んで
病院に着いて、
受付をして外来に行く。

「ごめんなさいね、今日は先生いないから、処方だけですけど」
本当に、この一言で、
おそらく30秒くらいで用は終わり、
思わず
「あのー、これ、本人連れてこなくちゃダメですか?
私だけで受け取ることは出来ませんか?」と聞いてしまった。
すると、次回は、もし容態が変わらず診察が不要なのであれば
娘さんが来てくれてもいいですよー、とのこと。

父までも、まさかの
「いや、代理の人でもいいんよ」
と。
「知ってたなら先に言ってよ!そしたら家で待っててもらって、私だけで来たのに!」
思わず文句を言ってしまった。
ここまで来るのに、ゆうに1時間かかっているので、
腰が抜けそうだった。


そのあと食事をした。
明日は父の日だからねと、カードを渡した。
「あああ、ありがとう、パパこんななのに、なんもできんで」
そう言って嬉しそうに読んでいた。
実は、もう五年も前の父の日に服を贈ったとき、ラッピングについていた
「お父さんありがとう」
というシールを、父はテレビの横にずっと貼っていて、
大切にしてくれていたので、
多分このカードは家宝にしてくれるのだろう。

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父は、このときだけでなく
何度も何度も
「ごめんね、ありがとう」
「ありがとう」
と言う。


食事に連れていったものの、
バリアフリーではないので、一苦労。
なんとかドアはギリギリ車椅子で通過出来たが、押さえていないと閉まるドアで、一人で大奮闘していたが
バイトさんは助けてくれず。
店につくなりトイレにいきたいと言い出し、車椅子で連れて行く。
障害者トイレはなく、男性トイレにまたしても大奮闘して乗り込み
立たせたり座らせたり、一旦出たり入ったり…
席に着くまでに10分かかる(笑)

こんな、介護のほんのワンシーンを体験しただけでねをあげて、
普段から介護なさっている方々の苦労を思い知り、尊敬する。
本当に大変だ…

お好み焼きを食べたのだけど、
父は半分も食べきらなかった。
自分でノンアルコールビールを頼んだけど、それもほとんど飲めなかった。
それでも「久しぶりだ」と楽しそうに焼いていた。

長くなったので一度切ります

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posted by からっぽ at 19:20| Comment(0) |

2019年05月29日

こんなメール1つできっと大喜びしている

父の生存確認のために
毎晩一度はメールするように伝えてある。
律儀に毎晩、「おやすみなさい」とメールがくる。

めんどくさいのだけど
顔を出すのはもっとめんどくさいし、
でも、何かしてやりたいし
そんな自分のエゴだけで、続いている。

父にとっては、私は唯一、愛情を注げる相手なのだし
私も精一杯、あなたのことを気にかけているよと伝えたい。

今日も無事、おやすみなさいとメールがきたので
「おやすみ、たまには私の夢でも見なさい(笑)」
と打ってやると
「朝には忘れてるかも おやすみなさい」ときた。
画面の向こうに、嬉しそうな父の姿が浮かんで
ああまた近いうちに顔をだして「あげなくちゃ」と
騎士きどり。

父のことは大好きで、
でもその生き方には呆れるばかりで、
それでも大好きだ。

入院中はいつも、歩けるまでに回復させてもらえるのに
退院してしまえば狭い部屋の中で
途端に筋力がなくなって歩けなくなる。その繰り返し。

今はまた、「歩けない」と訴え始めた。

長生きしておくれ。
私にとっても、父と母は、
愛情を注げる大切な相手だ。
どうか長生きしてください。

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posted by からっぽ at 22:03| Comment(1) |

2018年11月25日

再入院

父がまた入院した。

もう、最近は足が全く立たず、部屋の中で転倒しては血まみれになり
自分で救急車を呼んで…ということもあり、
私としては「入院してて!」という感じだったのだが、
やっと入院の手はずが整った。

あちこち痛い痛いと訴える父に、
「そりゃ酒もタバコもやめてないのだから、当たり前」
とバッサリ言うと、「うん」と呟く。


生活保護費の振込み日の関係で、
私が毎月父のアパートの家賃は振り込んで、そのあと父から返してもらう…ということをしていたのだが
この一年くらい返してくれなくなった。

それがいけないのかな?
お金に余裕を持つようになって、
ビール買ってるのかもしれないから、
私のせいかもしれない。

顔を出すと喜ぶから、
お見舞いには行っている。
私しかいないから、仕方ない。

入院してくれてるうちは、
一安心だ。

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posted by からっぽ at 23:28| Comment(0) |

2018年03月25日

会いたくない

毎晩父からはメールがくる。

「お疲れさん今日も 仕事だった 大変だね 明日わ休み? パパも明日わ何にも無い1日ダヨ。 明日わ 長い1日だ〜又ね〜おやすみなさい月1きらきら光るハート光るハート

あれからお見舞いには行ってない。
病室が変わったこと、
リハビリが始まったこと、
毎日のメールに「がんばれよー」的な簡単な返事だけ返している。

私以外他に誰もいないこと、知ってるのに。

この土日は珍しく何も予定がなかったけど、私は部屋から出なかった。

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posted by からっぽ at 23:02|

2018年03月24日

父の入院(つづき)

3/7の、父の再入院の話の続きです。


アパートのドアを開けると、
いつもの、ものすごいタバコの匂い

多分タバコだと思うんだけど
なんだろうね、この、変な匂い…

とにかく、一瞬で髪もコートもやられる。
ほんとになんの匂いか分からないのだけど、多分、タバコのフィルターの部分まで燃えてる匂いか、一度消したタバコ?シケモク?の匂い?
一緒に住んでいた頃にシケモクしてる姿は見たことがないのだけど。
(むしろ、火をつけてすぐに消すので、もったいないと家族に怒られていた)
でも、テーブルの上にあるのは、高級な銘柄の方だろう、ラーク。わかば、とかエコーとかじゃなかった。
どんだけ金持ちだよ。


ポットやレンジのコンセントを抜いて
炊飯器の中にご飯がないことも確認して、
冷蔵庫を開けた。
500mlの生ビールが、三本、キンキンに冷えている。

…発泡酒、じゃないんだね。
世のオトーサン達が、「第3のビールで我慢してます」とか言う時代にビール。
350ではなくて、500ml。

どっと悲しくなりながら、
気を取り直して着替え着替え…
と押入れを開けてみた。

そこにも、六本セットとかの生ビールがあった。

もうだめだ、この人。
お酒のことはもう、何を言ってもダメ。
もう諦めよう。
もう勝手に飲んで勝手に寿命を縮めるがよい。

整理整頓は大好きで、とても綺麗好きな父なので、押入れの中の衣装ケースもとても分かりやすく整理されていた。
その中から、前回と同じように、タオルや下着を探した。
なるべく綺麗なものを探したが、恐らく母が買ったであろう時代の黄ばんだ肌着もたくさんあった。

シャンプーリンス、
コップ、スプーン…
私も、入院支度に慣れてきたもんだ。紙袋に入れて車で急ぐ。

この病院も、もう慣れた。
空いてる駐車場の場所も分かる。
さっさと部屋に上がると、

…上がると、
別人のような父がいた。

薬のせい?
運動してないから?
浮腫みすぎて、顔が倍になって
しかも髪がボサボサの、

そう、似てるとしたら、
オウム真理教のボスのあの人か
世界仰天ニュースとかで出ていた「扇風機おばさん」。
そんな感じ。
ほんとに一番に、オウム真理教思い出した。
いつも痩せててガリガリで、
そんな父の姿はなく、
明らかに腎臓に異常がありそうな、不健康な顔だった。

バツが悪そうに、
申し訳なさそうに、私の方に頭を下げて
「あああ。ごめんねぇ」
と身体をおこした。
目が合わないのは、都合悪い時のクセ。


こんな状態なら、そりゃ、訪問してきた福祉の人は、すぐに病院に連れ込むわな。
改めてありがたく思った。
だけど、怒りは収まらず、
私は乱暴に、たんたんと荷物を袋から取り出して衣装箱に入れた。

「自業自得やろ?
私も忙しいし!
連絡してこられても困るし!
仕事あるんで!!
勝手に好きなだけ酒飲んでタバコ吸って体壊して
好きなように生きていき!」

相当冷たい言葉を投げて、
目も合わさず部屋を出て……
…やればいいものを、父がいつものように肩を落とし、
うん、うん、と小さく聞いているもんだから
また絆されて

「…とにかく、私も当分来れんから。
あとは、自分でなんとかしとき」
「うん」
「じゃね」
「うん、すんません」

それだけで病室を出てきた。


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posted by からっぽ at 20:42|

2018年03月07日

再入院

父が入院した。

今朝父からメールがきた。

「また入院だよー」と。

前回、入院が半年の長さとなり、
「早く退院したい!もう嫌だ」とごね、ようやく家に帰ったのだった。
その時、担当してくれた理学療法士がすごくいい人で、
愛を持って厳しく鍛え上げ、杖だけで力強く歩き回れるようにしてくれ
元気に退院した。

「家でも続けられるプログラムを考えるから、
そのためには『できる、できる』じゃなくて、本当にできるものだけを組むから。
僕たちスタッフを喜ばせようとして
はいはい家でも続けますー、って答えないでほしい。僕に嘘をつかないでほしい」
とまで言ってくれ、
ほんとはここまで自主トレしてほしいけど、
きっとやらないだろうから…これならできる?
と綿密な打ち合わせをして、図解までしてくれたリハビリメニューを、
退院してからはほとんどやらず、

それどころか毎晩ビールを飲み、
タバコを吸い、

私が懇願やら嘆願やら
何を言い聞かせたって好き勝手やって
結局身体を壊し、
お世話になっている支援相談センターの人に病院に連れていかれ
そのまま当日入院となったらしい。

今朝連絡をもらったところで
こちらにも仕事があり
しかも私は今、一年で最も忙しい時期にあり
毎晩十時まで残業しているので
(ちなみに朝は8時から)
どうにもならない。

とは言いながらも、パンツ一枚ない状態では困るだろうと、
とりあえず夕方に職場を抜け出し
父の家から着替えを取り、病院へ行った。

つづきます

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posted by からっぽ at 22:16|

2018年02月19日

一緒に暮らしていた現実

父親と一緒に暮らしている夢を見た。


というか、
「母とお風呂に入っていて、
『そういやパパまだ入ってないよね』
言って、母が『あー』と低く答え
その様子に
『あ、パパはもう、一緒に暮らしてないんだ』
と気づく夢」

だった。

ややこしいんだけど。

目が覚めて、
父と暮らしているのがいないのか少し分からず
考えてしまった。

でも、頭がボンヤリして、一緒に暮らしている気がしていた間は
とても幸せだった。

色々思い出した。
一緒に暮らしていた頃のこと。

うちは、父が外で働く人だったから
一番風呂は父と決まっていて、
帰りを待っていた。

たとえば鯛の尾頭付きの魚とかも
父が箸をつけないと食べられなかった。

それは、父が強要したものではなく
母がそうしたがった。
父はいつも慌ててチョンと箸をつけて
ほらもう食べていーよー、と、私たちにくれた。


母の中で、
夫には、立派でいてほしかったんだろうな。


今朝は目覚めて、少し幸せで、
複雑で、
また淋しいよ。
posted by からっぽ at 06:48| Comment(0) |

2017年03月16日

再入院

父が、また入院しました。

IMG_6298.PNG

前に腰の手術をしたのだけど、
そこになぜか「嚢胞」が出来てしまっていたらしくて
また開き直しです。

そして、その嚢胞と、変形したのだけど骨が神経を圧迫しているからと
また骨を削り…


今日手術だったので、仕事帰りに寄ってきました。
ちょうど意識が戻ったところで、少し会話も出来ました。

ベッドには、携帯電話がしっかり横たわっていて、
私からの連絡をいつも待ってる様子が伝わってきて、少しせつなかった。
posted by からっぽ at 20:55| Comment(2) |

2017年02月22日

「あなたのために」

毎日父からメールがくる。
生存確認のため、送るようお願いしている。

時々、返信がわりに電話をかけてやる。

かけて「やる」
そう、かけると嬉しそうに電話に出るから、
二週間に一度くらいの割りで電話する。

かけたら「喜ぶから」
かけて「やるか」って電話して、
喋ってる間は、目はテレビ見てる。
嬉しそうに怒涛のようにしゃべる父に
適当に「そうなの?ふーん。へえー」と相槌を打ったり笑ったりして「あげてる」だけ。


父と喋りたいから電話したことなんか一度もない気がする。
別に喋らなくても、元気だと分かればそれでいいのだけど
「喜んでくれるから」
かけて「あげる」のだ。


自分を客観視したら、
私なんてこんな行動の繰り返しで生きてる。
ばれたら、相手にとってどれだけ重いことだろう。
なんて偉そうで
なんて惨めな人だろうね。
私なんか。

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posted by からっぽ at 22:31| Comment(2) |

2016年10月20日

美しい思い出の、そのつづき

母と晩御飯中、指輪の話になった。

父と母は、
今思えば「バカな若者が二人、好きだけでくっついた」二人なので

…と書きかけて(書いたけど)
これは失礼だなと思った。
二人にしか分からないもんね、二人の人生は。

なのでもとい、
父と母は、お金のない頃結婚したので
結婚式や結婚指輪というものはなかった。
しかし結婚して5年だか6年だか経った頃に
突然父が、母にプラチナの指輪を買ってきたことがあった。

当時から、ドカタの日給月給制で
お金には苦労していたが
父が(今思えばどうやってだか)お金を貯めてサプライズで買ってきたものだった。

当時の私はこのことに大変感動した覚えがある。

結局指輪はサイズが合わず
私たちは父の気持ちを考えて
サイズ直しをして使うことを勧めたが
母は結局そうしなくて、指輪をつけることはなかった。
父だけが、節くれ立った指に指輪をつけていた。



母の指輪はどうなったのだろう。
離婚後、捨てられたりしたのだろうか。



「パパが持ちだして、売っぱらったのよ」

「 (゚Д゚) 」

「サイズ直しをしようかなー、と思っていた矢先。
サイズは合わなかったけど、時々出して眺めたり、
とても大切にしていたのに。
プラチナだったけど、買った時に比べて売る値段なんて二束三文だろうに、
こんな大切なものを売るなんて頭にきて頭にきて」

「 (゚Д゚) 」


そんなオチがあったとは。
父よ…

ち、父よ… _| ̄|○

やはり「バカな若者が二人、好きだけでくっついた」二人で
間違いなかったようだ(T_T)


「パパの指輪は、もう取れなくなってたけど、今はどうだろうね」
と母は言った。
「今度見とくよ」
と答えた。
今度見ておこう。
ついでに、この事件を覚えているかも聞いてみよう。

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posted by からっぽ at 22:48| Comment(70) |
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