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海底軍艦

海底軍艦、何十年前だろうか…、子供の頃に観た映画。
あの時観た記憶!
カッコ良かった。
今日、ブログをUPしようと画像を見ていたら、出てきました。



子供の頃にプラモデルを探したものです。
中々見つからず、自分で絵を描いたり木で作ろうとしたり…
そう言った興味や趣味があって、今の自分があるのかもしれません。

プラモデルと言ったら…、やはり↓




海底軍艦のあらすじです。
長いですが、宜しかったらお読みください。

海底軍艦
1963年 東宝 監督 本多猪四郎  特撮監督 円谷英二

カメラマンの旗中(高島忠夫)と西部(藤木悠)は深夜の埠頭でのグラビアの撮影中、海に落ちるタクシーと遭遇する。
次の日、二人はモデルに目をつけた美人、神宮司真琴(!)(藤山陽子)を追いかけてる途中、彼女が海底人に誘拐されようとするのを助ける。
実は彼女は終戦直後に独断で出航し、今は行方不明になっている帝国海軍の特殊潜水艦の艦長、神宮司大佐(田崎潤)の娘であった。
旗中や真琴、その育ての親、元帝国海軍技術少将楠見(上原謙)らが警視庁で事情徴収中にムー帝国からの挑戦状が届けられる。
その挑戦状によると、かつて繁栄したムー帝国は現在は海底王国として栄えており、再び地上制服のために動き出すという。
その障害となるであろう神宮司大佐が建造している海底軍艦の建造を中止させるよう警告してきた。
ムー帝国に立ち向かえるのは神宮司大佐が建造したという海底軍艦しかないと判断した国連は楠見、真琴、旗中らを神宮司大佐の部下の案内で海底軍艦のもとに向かわせる。
神宮司大佐は海底軍艦は大日本帝国再建のために作ったのであってムー帝国撃滅のために作ったのではないと主張する。
しかし娘の真琴、旗中らの説得によりムー帝国撃滅のために戦う事を決意する。
ところがムー帝国の工作員により海底軍艦のドックは破壊され、真琴、旗中もムー帝国にとらわれてしまう。
ムー帝国の地上攻撃は始まる。壊滅する東京丸の内。
海底軍艦は破壊されたドックから発進できるのか?
旗中や真琴たちの運命やいかに?


海底軍艦のデザインは、軍艦色に彩られた無骨な外観。
帝国海軍の生き残りそのものだ。
先端の削岩ドリルは地底王国ムー帝国に突入する時の必須アイテム。
このドリルは「サンダーバード」のジェットモグラ、「ウルトラセブン」のマグマライザーなど後の多くの特撮ドラマのスーパーウェポンお手本にされたであろう。
そして先端から放たれる一瞬にして全てを凍らせてしまう冷線砲。
ただし映画の中ではこの冷線砲のほかが兵器としてあまり活躍しないのが残念。
(後半、ムー帝国に突入してからほとんど全てこの冷線砲でやっつけてしまうのだ)

特撮の中で今回の見所は海底軍艦の試運転ための初の発進シーン。
ドックに注水され満水になりそこから発進し、海上に浮上、空に飛び立つ一連のシーンは後の「マイティジャック」においてもリメイクされるほど完成度の高いシーンである。
そして丸の内のビル街が一瞬に陥没していくシーン。
夜の闇の中でビルがドカドカと陥没するシーンはなかなかの迫力。
惜しいのはただのビル街なのでインパクトがいまいち。
ここは国会議事堂とか銀座和光ビル、日劇などの東宝特撮のお決まりの建物の破壊が欲しかった。
そういう有名な建物の崩壊が特撮映画の醍醐味なのだ。

また前半のムー帝国の潜水艦の追跡途中で水圧に押しつぶされてしまう米原潜など細かい特撮シーンも満載。
そして顔見世程度にしか登場いないのが残念だが怪竜マンダ。
ムー帝国の心臓部に突入した海底軍艦を上部に合成しての挺身隊の突入カットなど今観ると見劣りするシーンも確かに存在するが、それは小さなことでしかない。

あと東宝特撮シリーズを支えた重要なメンバーに伊福部昭(音楽)を上げなければなるまい。
彼の重低音の音楽が底知れぬ不気味さと迫力、恐怖感を与えていた。
登場する「マンダ〜マンダ〜」と繰り返されるムー帝国の祈りの曲。
「モスラ」「キングコング対ゴジラ」でも登場する異宗教の祈りの歌。
伊福部昭ならではだ。

俳優陣を見ていこう。
主演は前年の「キングコング対ゴジラ」のテンポのよい明るいノリの高島忠夫。
そして神宮司大佐に特撮の常連の田崎潤。その他平田昭彦、佐原健二、藤田進、小泉博、忘れちゃいけないムー帝国長老に怪優、天本英世。
そしてクレオパトラを彷彿とさせるムー帝国女皇帝の小林哲子。
(この方がこの映画のほかに出演してる映画を私は知らない。しかし海底軍艦に捕らえられたにも関わらず、神宮司たちのいる艦橋で当然のように艦長席に腰掛けるシーンは威厳に満ちたシーンだった)

このようにこの映画は海底軍艦という超兵器をはじめ、俳優陣、音楽、特撮全てにおいて「ゴジラ」「地球防衛軍」「モスラ」と続いてきた特撮シリーズの集大成に
なっている。

この作品は77年の「スターウォーズ」でストーリー、人物設定においてお手本にれたのではないかと思う。
戦闘とは何の関係も無かった主人公が戦いに巻き込まれていくというシチュエーシン、(ルーク・スカイウォーカーと高島忠夫)、戦いの鍵になる兵器を持った人物の登場(ハン・ソロ船長と田崎潤)ヒロインの存在(レーア姫と藤山陽子)、敵方の強烈なキャラクター(ダースベーダーと天本英世)また中盤での大規模な破壊、(タトィーン星の破壊と丸の内の陥没)、主人公たちが敵に一度つかまり脱出するところ、ラストに最後の突撃に加わる主人公(ルークと高島)などなどストーリーに共通点は多いと思う。
東宝特撮ファンだったルーカスがこの「海底軍艦」を参考に話を組み立てたことは充分考えられる。

確かに「あんな日本兵の敗残兵に海底軍艦だの冷線砲だの作れわけないじゃん」
などという突っ込みはできるのだが、それを問題にしてはいけない。

ああこれだけ書いたがこの作品の価値を充分書ききれたかどうか。
とにかく一度見ていただきたい。
いろいろな意味で東宝映画がこういう素直な娯楽色いっぱいの作品を作ることが出来た時代の記念碑として、この作品は記憶される価値がある、絶対。


                         Yahoo!検索より

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