パワープレイ

 『パワープレイ』と言う言葉があります。

 あまり良い意味では使われる事はありませんが、これでも立派な『戦術』でもあります。

 少年サッカーでも多用される事が多い戦い方なのですが・・・『諸刃の剣』でもあります。



 敗戦色が濃厚となって来ると・・・特に1点を争う試合等では、残りの数分間『前線の人数』を増やして、そこへボールを配球する事に力を注ぐ事があります。

 多くは、最終ラインやGKからの『ロングフィード』です。

 完全に『中盤を無視』する事が出来るのなら、その分人を前線に割ける様になる訳です。

 前線で『数的優位』を作る事が出来れば、得点チャンスも増えるだろうと言う理屈です。

 こう言うプレイをパワープレイと呼びます。



 前線の人数が増えると言う所がミソです。

 単に、中盤を無視してロングフィードを多用する場合は、パワープレイとは言い難いのですが・・・そう言う時にも使われる事が多くなってますかね・・・特に、少年サッカーでは。

 『縦ポンサッカー』なんて言葉もありますが、どちらかと言うとこっちの方がしっくりと来る言葉なんだろうと思います。

 前線に人数が割かれていないのなら、単に雑になっただけと言う気もしないでもないのですが・・・。(^^;



 スピードスターがいるチームなら、そこにボールを集める事に集中するかも知れません。

 しかし、単独で・・・と言う事なら、パワープレイとはちょっと違うのかも知れません。

 でも、こう言うサッカーも最近ではパワープレイなんて呼ばれる事も多い様ですね。

 8人制では良く見る光景ではあります。

 そして、結構効くのですよね・・・こう言うシンプルなサッカーって。(^^;



 しかし、こう言うサッカーは、余り好まれない傾向があります。

 どのチームも今は、『繋ぐ』事に力を入れているからです。

 それは、『中盤を作る』と言う事を特に意識したサッカーであるとも言えます。

 『ショートパス』を有効に使い、中盤でボールを失わない事、その流れの中で前線に配球する機会を作り出す事、こう言う事に練習の多くの時間を割いている訳ですから、それを全否定する戦い方に好意的である筈が無いのですよね。

 しかし、その戦い方が通用しなかった訳ですから・・・仕方無く、指揮官はパワープレイを選択する・・・と言うのが通常の流れなんだろうと思います。

 これは、結果に拘る姿勢の表れでもあります。

 熱い時間帯でもあります。



 前掛かりになってしまう分、『カウンター攻撃』を受けると大ピンチに早代わりしてしまうと言う欠点もあります。 

 そう言う『リスク』を犯しても1点が欲しい時に使われるのですね。

 だから、怖いのです。

 ただ、こう言うパワープレイが有効なのは、基本的な技術がしっかりと身に付いている場合です。

 ロングボールを受ける事って、それ程簡単ではないのですよね〜。

 だって、まだ小学生ですもの・・・ねぇ?

 それでも、こう言うシーに遭遇したら・・・それは、激アツな時間なんだと言う事は言えそうです。

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フリーマンって・・・

 『フリーマン』を用いた練習をする事が最近では多いのかと思います。

 私が子供の頃にはやった事の無い練習方法ですね〜。(^^;

 最初見たときは、ちょっと訳が分らなかった様に思います。

 多分子供達も、最初はそうだったに違いありません。

 観ている親御さん達も・・・の人少なく無いのだと思います。



 フリーマンとは、簡単に言ってしまえば・・・ボールを保持しているチームの味方です。

 フリーマンは、必ずパスを受けたチームにボールを返します。

 裏切りは無しです。(^^;

 状況によって、相手チームにも味方にもなる・・・そんな役割を担うのがフリーマンです。

 謎は解けましたでしょうかね?



 フリーマンになると、何が違うのでしょうか?

 どちらのチームから、パスが来るのかをしっかりと把握しないといけません。

 そして、そのチームにボールを返すのですから、全体を見れないといけないのですよね。

 ボールが来て初めて味方を探すのでは、遅過ぎて練習にはなりません。

 また、良い状態でボールを受ける必要がありますから、『ポジショニング』にも気を使う必要がある訳です。

 マークされっ放しのフリーマンでは、フリーマン失格ですよね。(^^;



 ですから、誰でもフリーマンが出来ると言う訳でもないのですよね・・・実際には。

 でも、小学生なら・・・色々な経験をさせると言う意味で、皆に交代でフリーマンをやらせる事も多いのだと思います。

 ただ、ボールは上手く回りませんよね・・・根気がいる練習となりがちです。(^^;

 実際、誰が行うのが良いか・・・と言うと、DFの選手なんだと思います。



 実戦を想定した練習としては、DFこそがフリーマンの役割を担うべきなのかな・・・って思います。

 まぁ、個人的な意見ですので・・・聞き流してください。

 パスを受けて、ワンタッチか2タッチでボールを捌く必要があるポジションて、DFなんだと思います。

 常にクリアーでは、残念ですものね〜。

 中でも、センターを努める子は、特にこう言ったプレイが必要なんだと思います。

 大きくドッカン、ドッカン蹴るだけでは、バックパスしようって気にもならなくなってしまいます。

 しっかりと、繋ぐ意識を持たせる為に、フリーマンを任せる事って大事な気がします。

 だって、後方から全体が見渡せるポジションですものね〜。

 マークされる事も無いですし・・・。



 と言う訳で、GKもフリーマンをやっておくべきです。

 『バックパス』への対応なんて正にコレが生きるシーンですよね〜。

 手が使えない分、慌てて蹴り出してしまう子の何と多い事か・・・。

 慌てずに繋ぐ処理が出来る様に、GKもフリーマンを徹底的にやっておいて損は無いのだと思います。

 こう言う事が、落ち着いて自信を持って出来るのなら、試合中でも安心してGKにパス出来る様になりますよね。

 そして、『数的優位』が作り出せます。

 GKから攻撃が始まるって格好良いと思いますけどね〜。(^-^)



 まぁ、何はともあれ経験です。

 難しいですけどね・・・慣れるまで、根気良くフリーマンさせてあげて下さい。

 色々と気付く事もある筈ですから・・・。
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スルーパス

 『スルーパス』と言う言葉があります。

 今は、小学生でも頻繁に使われるパスです。

 それだけ、『裏を取る』事を意識しているんだと思います。

 凄い事です。(^^;



 で、スルーパスとは、どんなパスかって言うと・・・相手守備陣の間を通す味方を走らせるパス・・・簡単に言うとそう言う事です。(^^;

 守備陣の間とは、いわゆる『門』『ギャップ』と呼ばれる比較的小さめのスペースです。

 って、そんな難しい事言うのは、サッカー馬鹿ですよね・・・人(DF)と人(DF)との間の事です。

 ただ、頭上を通す事もありますから・・・その場合は、門もギャップも意識しないで良いのです。

 しかし、そう言うボールは受け手が扱い難い為、グラウンダーで出す方が親切ではあります。

 要は、受け手の技量によるのですがね。(^^;



 守備陣の裏へとボールを出す訳ですから、そこにはある程度のスペースが必要となります。

 そして、そのスペースに最初から味方がいればオフサイドな訳ですから・・・パスの受け手は、そのスペースへ走り込むと言う形を取る事になります。

 動き出しが、早くても、遅くても、上手く行かないのです。

 出し手との呼吸が合わないと、失敗してしまう事の多いパスだと言えますかね。

 その分、ドンピシャで合えば・・・決定的なチャンスとなる事も多いのです。

 残るは、GKのみなのですから・・・。



 パスの出し手も様々です。

 トップ下の子が出す事が多い印象があるかも知れませんが、8人制に限って言えば・・・どのポジションでも狙う事は出来ます。(^^;

 DFからスルーパスが出る事も、珍しくはありませんかね。

 11人制ともなると、中々そうも行きませんが・・・それでも中盤の底、『ボランチ』『アンカー』等と呼ばれる所から出される事も多いですかね。

 何れにしても、『精度』『球威』が要求される高度なパスだと言えます。



 『キラーパス』なんて言われる事もあります。

 通れば即1点のチャンスとなるからです。

 味方にとっても、キラーパスになってしまう事もありますがね。(^^;

 誰も反応出来ない様な事もあったりします。

 どんなパスでもそうですが、『無茶振り』に付いて行ける人って少ないのですよ。

 『アイコンタクト』が取れると良いのですがね。
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コーディネーション

 まぁ、サッカー用語と言う訳でも無いのですが・・・最近は、サッカーでも良く用いられる言葉なので、知識として知っておいても良さそうですね。

 『コーディネーション』とは、『整合』と言う意味を持つ言葉です。

 では何の・・・でしょうか?

 ここが分らないと、せっかく『コーディネーショントレーニング』を導入しても、子供達の身体を疲れさせてしまうだけになってしまうかも知れません。



 コーディネーショントレーニングで鍛えるのは・・・実は、身体よりも『脳』だと言えます。

 よく『運動神経』等と日本では言われる能力を高める為のトレーニングなのですが、大きく分けて7つの能力を鍛える事だと言われています。

 『定位』『識別』『連結』『反応』『変換』『リズム』『バランス』の7つです。

 ピンと来ないのですが・・・例えば、定位と言う能力は、『微調整』を司る能力で、サッカーでなら足でボールを扱う時に必要となります。

 バランスは、崩れそうな体勢を立て直す時に必要な能力です。

 定位は、『空間把握能力』で、ボールの落下地点に動くのに必要だったり、距離感を掴むのに必要な能力です。

 この様に、上手に身体を使う為のトレーニングなのですが、それは脳と体の調和を必要とします。

 『命令』『イメージ』に従って、その通りに身体を実際に動かす事が出来ないとスポーツは上手く出来ないのです。

 その為に、身体だけじゃなく頭も鍛えましょうと言うのがこのトレーニングだと言えます。



 『ゴールデンエイジ』と呼ばれる事の多い小学生の頃には、こう言ったトレーニングが必須だと言われています。

 この時期に『神経系統』の発達を促しておく事が、将来的に優秀なアスリートを生み出すと考えられています。

 元々は、旧東ドイツが考案したトレーニング方法なんだそうですが、今では世界中で行われているトレーニングです。

 ただ、このトレーニング・・・「こうしなきゃダメ」と言う決定的な方法論も無いそうで・・・指導者の『想像力』がそのまま効果の差として表れてしまうと言う一面も持っている様です。(^^;

 複数の能力のトレーニングを組み合わせる事で、効果的に楽しみながら出来るのも子供達にウケる所でもあります。

 遊び感覚で出来るトレーニングも相当あります。



 リフティングしながら手を後ろで叩いたり、ボールを投げ上げて前転をしてからボールをキャッチしたり、人の動きを真似してみたり・・・想像力を働かせて色々な動きに挑戦出来ると良さそうです。

 ポイントは、短時間でメニューを切り替えてゆく事だそうです。

 何時までも、同じ事をダラダラとやらせない・・・これ、意外と出来てないのですよね〜。

 テンポ良く次、次・・・と切り替えて行く事で、脳への刺激も期待出来そうではあります。

 成長に合わせて、色々と足りない物をトレーニング出来ると良さそうなのですが・・・この辺は、自主的にと言う事になるかと思います。

 家でも出来る・・・と言うか、本来サッカー場で行うべきトレーニングかどうかも疑わしいのですが・・・毎日の自主トレに組み込んでも良さそうではあります。

 興味のある方は、取り組んでみて下さい。

 プロを目指している子は、避けては通れないと思って良さそうです。

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つるべ

 サッカーでは、『つるべ』と言う言葉を使う事があります。

 特に、年配の方が指導する場合に使われる事が多いですかね。

 子供達には、ピンと来ない言葉だと思います。

 もはや、サッカー界でも『死語』なのかも知れませんね。(^^;



 私達が学生の頃は、この言葉をよく用いました。

 井戸水を汲み上げる為に使った、桶が縄の両端に付いた装置の事です。

 片方の桶が上に上がれば、必然的にもう一方の桶は下に下がる訳です。

 これを繰り返す事で、効率的に井戸水を汲み上げる事が出来たと言う訳ですね。

 サッカーで言うつるべとは・・・この井戸の桶のようにどちらかが上れば、どちらかが下がると言う人の動きを言い表した物だと考えてもらえれば良いかと思います。



 『バランスを取る』為にこう言う動きを用います。

 8人制で『2バック』を用いているチームは、こう言う動きを取り入れるチームもあるのでは無いのでしょうかね?

 一方が前に、一方がそのやや後ろにポジションを取る事で、2人同時に抜かれてしまう事を防ぐ意図があります。

 これは、『チャレンジ&カバー』を意識した位置取りです。

 『3バック』の場合でも、どちらか一方が(多くの場合、ボールのあるサイド)上がる事があります。

 攻守のバランスを取る事につるべは役立っています。



 別の見方をすれば、攻撃にも守備にも『厚み』を持たせる事が出来る訳です。

 相手のゴール前でも、横一列となって飛び込むよりニアより順番に飛び込んで行く方が、センタリングやコーナーキック等はボールを拾い易いと考えられています。

 後方からの飛び込みなので、マークもし辛いのですよね。

 万が一、インターセプトされてしまった時でも、後方に味方が残っている訳ですから、対応し易いと言えそうです。

 攻守の切り替えを素早く行う為にも、つるべと言う考え方は有効だと考えられている様です。



 つるべの動きと聞いたら、バランスを取る為の動きなんだな・・・と思ってくれて良いのかと思います。

 多くの場合は、守備面で使われる言葉になってしまいましたかね。

 その場合は、チャレンジ&カバーの事を言っているんだな・・・と理解しましょう。

 8人制には必要な考え方なのかも知れません。
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ノールックパス

 最近、息子のチームでは、一部の子に限られますが・・・『ノールックパス』がブームとなっている様で・・・。

 面白いのは、味方も騙されている所でしょうか・・・。(笑)

 まぁ、その位でないと相手DFを欺く事は出来ないのですがね。

 時々、あまりに意表を突かれて「マジか・・・」なんて『ぼやき声』が聞こえてきたりもします。

 

 さて、このノールックパスと言う物、分りますよね?

 ノールック・・・意味は、見ない(注視しない)と言う事ですから、パスの受け手を見ないで出すパス・・・大まかに言えばそう言う事です。

 もっと言うと、右を見たまま、左にパスを出したりする様な時もこれに該当します。

 周りを把握出来ていないと、中々出せない・・・そんな部類のパスです。

 その分、成功すればチャンスを演出出来る事もあります。

 こう言う事の出来る子って、試合中も冷静なのかも知れませんね。



 今では『差別用語』の類なので、絶対に使って欲しく無いのですが・・・『目〇パス』と呼ばれていたダメパスがあります。

 今でも、残念ながら時々耳にする事がある名ですから、御存知の方も多いのかと思います。

 このパスもパスの受け手を見る事無く出されるパスに対して使われる言葉ですが・・・何が違うのでしょうか?

 それは、『明確な意思』を持って出されているか否かです。

 ノールックパスには、成功するか否かは別として、誰に対して出したパスなのかがはっきりしています。

 それに対して、このダメパスの方はと言うと、誰に出したかが明確では無い場合に、非難の意味を込めて・・・と言うか蔑んで罵る為に・・・あの様な言葉を使うのです。

 ボールを扱う事に一生懸命で、周りが見えていない状態で出されたパス(かどうかも疑わしい)に対して使われる『蔑称』です。

 ノールックパスとは、根本的に違うのですね。



 また、このパスは、『フェイント』を駆使したパスであるとも言えそうです。

 『視線』を読まれない事で、成功を手繰り寄せようとしているのです。

 この視線がフェイントになっているのですね。

 目では、右のスペースを狙っている様に見せておいての左・・・そんな感じで子供達は使っています。

 ここの所、上手く行っているシーンが多いですかね。

 色々な工夫をしています。

 『想像力』を働かせて、色々な『遊び心』を織り交ぜながら、プレイできた方がサッカーは、もっと楽しくなる筈です。

 南米の子達は、こう言うの得意そうですよね。

 本当に楽しそうにサッカーをしています。

 これは、大人も同様です。

 そして、こう言う事が出来るのは、やはり・・・『心にゆとり』があってこそ・・・なのかも知れませんね。
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クラムジー

 『クラムジー(Clumsy)』と言う言葉を聞いた事があるでしょうか?

 特にサッカー用語と言う訳でも無いのですが・・・。

 高学年になって来ると、急激に身長が伸びたりする子がいます。

 息子もその1人ですかね。

 そうなってくると・・・今までと違うモヤモヤした感覚を覚える事があります。

 今まで出来ていた事が、急に出来なくなってしまう事もあるのです。



 サッカーでは、良く『ゴールデンエイジ』と呼ばれる9〜12歳頃を過ぎると、このクラムジーに陥り易くなると言う話があります。

 傾向としては、13歳頃からこの様な子がチラホラ出てくる様で、主に中学生の悩みとして扱われている物の様です。

 ただ、勿論ですが・・・『個人差』があります。

 『早熟な子』なら、小学生の内からこう言った事に悩まされる事もあるのかも知れませんね。

 『自分の身体を持て余している』様に見える事も有るかと思います。

 急激な成長による『感覚の大きなズレ』の為だと言われています。

 この感覚がマッチする様になるまで、思う様な動き(プレイ)が出来なくなってしまうと言う訳です。

 それもあって、新しい事を習得する事にも、以前より時間を要する事となってしまいます。

 これが、ゴールデンエイジに注目が集まる1つの理由でもある訳です。

 

 こうした状態に陥ると・・・当然ですが、練習でも、試合でもミスが目立って来てしまいます。

 で、叱られる事も多くなってしまい、最後には「もう、俺はダメだ・・・」と落ち込む様になってしまう子も出て来ます。

 クラムジー自体は、本当に一時的な物です。

 こう言った感覚のズレは、長期休養をした時はもちろんですが、2〜3日練習をしなかっただけでも起こりうる、至って日常的に起きている事です。

 ただ、このクラムジーと言う物は、修正に多少長めの時間を要すると言う点で、それらとは異なるのだと言えますかね。



 急激に背が伸びたりして、その後調子が悪いな〜と感じる事があったら、それはクラムジーかも知れないと言う事です。

 『尻餅』を着いてしまう事が多くなったり、『空振り』する事が多くなったり、ボールが足に着かなくなったり・・・これまでとはちょっと違う『違和感』を見て取れる場合は、クラムジーを疑った方が良いのかも知れませんね。

 そう言う時期に来たのだと感じたら、新しい事を習得しようとするよりも、今までの復習に時間を割く方が良さそうです。

 そうしている内に感覚も戻って(と言うか、マッチして)来るかと思います。

 とにかく身体を動かして脳と体をしっかりと結び付けるしかなさそうですね。

 また、追い討ちを掛けてしまう様な言動は、控えないといけませんかね。

 今度は、心の方が着いて来れなくなってしまいます。

 そうなれば、サッカーから身を引く事も・・・そうならない様に、温かく見守ってあげて欲しいものです。


 まぁ、このブログの読者の方は、今更そのくらいの事でガミガミ言う方はいないと思いますがね。(笑)


 
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角を取る

 検索ワードにチラホラ見られるのでちょっと取り上げてみます。

 『角を取る』と言う用語に関してです。

 私が知る限りで・・・ですので、その辺は御容赦を。



 ● 『コーナー』付近を指す場合

 『コーナーフラッグ』のあるあの角周辺を指す場合です。

 つまり、相手陣内深くまで侵入する事が出来る場所として、ここが選ばれる訳です。

 なぜかと言うと・・・このブログでも再三取り上げていますが・・・ここからの『センタリング』が非常に効果的だからです。

 GKもDFも、ボールとマークを両方見る事が出来ない・・・難しいと言うのが、その理由です。

 『攻撃はサイドから』と言われるのは、こう言う事もあっての事なのですね。

 ですから、『マイナス方向へのセンタリング』を蹴る技術を小学生でも身に付けておきたい所なのです。

 回り込む様な蹴り方をしなくても、ちゃんとマイナス方向へボールが飛んで行く方法を身に付けましょう!



 ● 『ペナルティーエリア』の角を指す場合

 ペナルティーエリアの角を指す場合もあります。

 これは、この場所がフィールド上の『バイタルエリア』の先端に当たる事と関係があるのだと思います。

 以前にも記事にした事がありますが、この場合のバイタルエリアは・・・『ゴールポスト』『ゴールエリアの角』、そして『ペナルティーエリアの角』を結ぶ直線と、ゴールの中心とペナルティーエリアの角を半径とする円を書いた時、ペナルティーエリアの角から角までを繋ぐ弧のラインで囲まれた範囲となります。

 得点となるプレイの殆どが、このエリア内でのプレイだと言われています。

 ですから、ペナルティーエリアの角を取る事が出来れば、それだけチャンスを演出し易いのだと言えるのですね。

 シュートでも、パスでも良い訳です。

 ボールを保持している必要は必ずしも無くて・・・そこにいるだけで、危険な匂いがするプレイヤーに昇格できます。(笑)

 ここを起点にボールを捌かれる(ワンツーでも、ポストプレイでも)だけで、危険な臭いのするプレイとなってしまいます。

 

 以上の2つが良く言われる『角取り』の場所です。

 『フットサル』でも、コーナーの事を角なんて言うのを良く聞くかと思います。

 言われて見れば・・・なる程なのですが、急所と言えば急所でもあるので、簡単にこの場所への侵入は許してくれませんがね。

 逆に、ここの守備が甘いチームは、攻め込まれ易くピンチを招く事が多くなってしまいます。

 特に、ペナルティーエリアの角は、フリーにさせておいてはいけない所ですよね。

 攻守共に非常に熱い所だと言えそうです。
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マリーシア

 『マリーシア(malicia)』と言う言葉があります。

 『悪意』『ずる賢さ』と言う意味の『ポルトガル語』だそうです。

 元々は、『知性』『機転が利く』と言う様な意味なのだそうですが、サッカーではあまり良く無いイメージのある言葉と言えます。

 要するに、『駆け引き』によって、少しでも有利に試合を進めて行く術です。

 日本人にはこれが足りないとよく言われます。

 思い出されるのは、『ドーハの悲劇』のあの試合です。

 無意味なセンタリングをあの時上げずに、コーナーにボールを運び込み『時間稼ぎ』に専念する知恵があれば・・・あの時、日本はW杯初出場を成し遂げていたのかも知れません。

 ただ、こう言う事を日本人は好まない傾向があります。

 昔から、『正々堂々』と言うのが日本人の『美意識』としてあるのだと思います。

 勝っても、負けても正々堂々と戦って・・・と言う思いは、多くの人が持っているのではないのでしょうかね?

 例えルール上許容される範囲であっても、『不快感』を表してしまう事が多いと言えます。

 先のコーナーへボールを運び込み時間稼ぎと言うのもその1つです。

 それはそれで、私は良いのだとは思います。

 日本人に合わないのなら、無理して身に付ける様な物でもないのでしょう。

 そんな物使わなくても勝てる様になれば良いのですから。

 ただ、これは世界からみれば・・・理解に苦しむ考え方でもあるのかも知れません。

 そこが、勝利と言う物に対する考え方の違いなのかなとは思います。

 『文句無し』と言う言葉がある様に、日本人には何処からも批判されない勝ち方と言う物へのこだわりがある様に思います。

 そうなのです。

 日本人にとって重要なのは、『結果』だけでは無いのです。

 その『方法論』にまで拘る・・・『面倒臭い』・・・でも『誇り高い』そんな国民性を持っているとも逆に言えるのかな・・・とも思います。

 子供達のサッカーにこのマリーシアと言うものは、おそらく必要ではありません。

 プロなら必要なのかも知れませんが、アマチュアには逆に無い方が良いのかも知れません。

 見ていて気持ちが良い、潔い試合を見ている側は勝手に期待してしまっているものです。

 ルールを犯してはいなくとも、何となく『後味が悪い』試合と言う物もあります。

 こう言う気持ちになってしまうのは、やはり日本人に向いていない戦い方なのかも知れませんね。

 ただ、こう言った事は十分な技術があって尚勝利を確実な物とする為に使われる必要があります。

 先ずは、しっかりと技術を身に付けて、それから・・・ですよね。

 ハイレベルな者同士の戦いだからこそ、許容されるのだと思います。

 そこは、いい加減でマリーシアばかりでは・・・ねぇ?


 
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シュミレーション

 あたかも『ファウル』を受けた様に装って、転倒したりするシーンをプロの試合等で目にする事があるかと思います。

 こう言った『審判を欺こうとする行為』『シュミレーション』と呼びます。

 自分に有利な笛を吹いてもらおうと『演技』をする訳です。

 仮に、審判員がシュミレーションであると判定した場合、その選手は『イエローカード』等の『懲戒処分』を受ける事となります。

 判定は、全て審判員の判断に委ねられてしまうのですが、基本的にはそれまでのプレイによって与えられた印象が大きく影響してくると言っても良いのかな・・・とは思います。

 『駆け引き』の道具として、良く使われるのですが・・・実際の所、見抜くのは難しいと言えます。

 さて、子供達の中にもこのシュミレーションを駆使する子がいます。

 転倒して直ぐに審判の顔を見る子は、狙った子が多いと言えます。

 もちろん、本当にファウルを受けた子もいるのですが・・・。

 特に、ペナルティーエリア内では、再三転倒して見せる子も最近では多いのです。

 それは、比較的上手な子に多く目に付きます。

 そして・・・「ファウル、ファウル!」「PK、PK!」と『アピール』をするのです。

 流されると、何事も無かったかの様にサッと立ち上がり『苦々しい顔』をして見せたりします。

 「チッ!」と言う舌打ちが聞こえて来そうです。(^^;

 子供の場合、あまりカードを出す様な事はしませんが・・・それでも、『厳重注意』をされるシーンは少なくありません。

 「次は、カード出すから」と審判員に言われた事のある子も高学年ならいる筈です。

 こう言った一か八かの駆け引きは、正直損をする事の方が多い気がします。

 特にゴール前で転んでみせるのは、最悪なプレイヤーだと言えます。

 運良く、PKでももらえればまだしも・・・流されたり、逆にカードを出されたりでもすれば、チームの雰囲気も悪くなってしまいます。

 1点を追う展開なら直の事・・・大事にしなければいけないシーンです。

 安易な方法に頼る事は、絶対にして欲しくないですね。

 こう言った事は、チームメイトが皆で指摘してあげる方が良いのですが・・・。
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