2017年09月30日
ポゼッションとデュエル
ハリル日本代表監督の記者会見での独演会が話題になりましたね。(笑)
「日本のサッカーの教育は、ポゼッションをベースに考えられているのかと感じました。」と言ったハリルの言葉は印象的です。
日本のポゼッションサッカー信仰に対する嫌悪感を持っていた様なのです。
確かに・・・ポゼッションを高める事は、手段であって目的ではないのですよね。
目的は、あくまでもスコアで勝つ事・・・それ1つです。
あの大健闘だったと言えるオーストラリア戦の後、ハリルに浴びせられたのは、ポゼッションの低さを嘆く声だったと言います。
「しかし、日本に戻ってくると、たくさんの方に批判されていました。それは、ポゼッション率が低かったからです。そういう批判を聞くと、その方々とのサッカー観の違いを感じます」と言う、ハリル。
実際、日本で今行われているのは、正にポゼッション重視のサッカー・・・と言えそうです。
ただ、ポゼッションに拘るのも分かる気はします。
勝つ為と言うよりも、負けない為・・・なんだろうなって思うのです。
こちらがボールを保持している以上、相手に得点を許す事はありませんからね。
ボールを失うよりはマシ・・・なんでしょう。
でも、それでは得点をあげる事が難しくなってしまうのかも知れません。
ボールを失わない為のパス回しなのですからね。
そう言う点が、日本の得点力の低さに繋がっているのかも知れませんよね。
格下相手には得点出来ても、同等か各上相手には得点をあげる事が出来ない・・・弱い物虐めしか出来ない様にも確かに映るのですよね。
仮にポゼッションにポジティブとネガティブがあるのだとすれば・・・日本のそれは、ネガティブに映るのかも知れません。
よく言う、ボールを持たせれている状態・・・そんなボールポゼッションの時間が長いとは言えそうです。
ハリルが重要視するのは、ポゼッションよりもデュエル・・・つまり、1対1の勝負強さだとハッキリと断言しています。
「デュエルについても以前から言っていますが、地上戦、空中戦の両方で重要です。昨夜の試合を観て、この一戦を説明しながら私の考えを伝えたかった。日本のサッカーは日本人選手の特長を生かした独自のアイデンティティーを築くべきです。私にとって重要なのは、デュエルとスコアです。唯一の真実は結果です。」
欧州チャンピオンズリーグのバイエルン対パリサンジェルマン戦を念頭にこう話しています。
その試合、パリサンジェルマンはポゼッションではバイエルンに劣るも、デュエルでの成功率では上回り結果として3−0でパリサンジェルマンが勝利したのでした。
まぁ、ネイマールが移籍した事も追い風となったとは思うのですがね・・・彼のデュエル成功率は、相当高そうですものね。(^^;
その点は、ハリルも別格に扱うべきだ・・・とは、述べていますが・・・。
日本には、ネイマールの様な個人で試合の流れを変えてしまう様なプレイヤーはいませんから、1人1人がある一定のレベルにある強さを身に着けるしかないのですが・・・。
そうなると、当然・・・話は育成年代の方にも及んで来ます。(^^;
「ポゼッションが高いチームが勝つというのは正常ですが、私はポゼッションが高いから勝つのだと思っていない。モダンフットボールではそれと違った側面もあります。ポゼッションが高ければ勝てるという罠に、日本のサッカーは陥ってほしくない。A代表だけでなく、アンダー世代の監督やコーチにもしっかりこのメッセージを伝えたいと思います。多くの指導者がポゼッションに対して、脅迫観念に近い気持ちを持っている。それだけがすべてではない、それだけが真実ではないということを理解してもらいたいと思い、私の意見を伝えています」
A代表だけ強化しようとしても、そりゃ無理な話だよ・・・って事ですよね。(^^;
デュエルを成功させる個の力を育成年代から、もっと作り上げないと・・・と言っているのでしょうね。
その個の強さが、ポゼッションと融合して初めて強いチームになれる・・・と言いたかったんでしょう。
その点は、同意見です。
8人制も局面を切り取れば、全てデュエル(1対1)だと言えます。
せっかく4種では、8人制を導入しているのですから・・・こちらも、パス回し同様に向上させて行けると良いのでしょうけどね〜。
リスクの高い事は、4種でもあまり好まれないのが現状なんですよね。
気が付けば、逃げのパスを多用する事が常となってしまっている事も少なくない様ですし・・・。
もっと、決闘させるシーンを増やしてあげる事も4種辺りでは大事なのかな・・・って思います。
チームプレイを重要視し過ぎるあまり、個々の勝負は身勝手なプレイだと取る向きもありますからね。
上手い事バランスをとって、勝負所を増やして行けると良いのでしょうけどね。
息子達の時は、アタッキングサードに入ったら、どんどん勝負しろって指導されてましたけど・・・それでもまだ不足なのかも・・・。
それこそ、子供達の判断に任せる・・・って方が良いのかも知れません。
この辺のさじ加減も、難しい所なんでしょうけどね。(^^;
A代表が抱える問題点は、そのまま育成年代の問題点でもある・・・とは言えそうですよね。
【参考引用元】
『Livedoor'NEWS』
【 関連記事 】
『ボールポゼッションを考えて見る』
『パスサッカーとドリブル』
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「日本のサッカーの教育は、ポゼッションをベースに考えられているのかと感じました。」と言ったハリルの言葉は印象的です。
日本のポゼッションサッカー信仰に対する嫌悪感を持っていた様なのです。
確かに・・・ポゼッションを高める事は、手段であって目的ではないのですよね。
目的は、あくまでもスコアで勝つ事・・・それ1つです。
あの大健闘だったと言えるオーストラリア戦の後、ハリルに浴びせられたのは、ポゼッションの低さを嘆く声だったと言います。
「しかし、日本に戻ってくると、たくさんの方に批判されていました。それは、ポゼッション率が低かったからです。そういう批判を聞くと、その方々とのサッカー観の違いを感じます」と言う、ハリル。
実際、日本で今行われているのは、正にポゼッション重視のサッカー・・・と言えそうです。
ただ、ポゼッションに拘るのも分かる気はします。
勝つ為と言うよりも、負けない為・・・なんだろうなって思うのです。
こちらがボールを保持している以上、相手に得点を許す事はありませんからね。
ボールを失うよりはマシ・・・なんでしょう。
でも、それでは得点をあげる事が難しくなってしまうのかも知れません。
ボールを失わない為のパス回しなのですからね。
そう言う点が、日本の得点力の低さに繋がっているのかも知れませんよね。
格下相手には得点出来ても、同等か各上相手には得点をあげる事が出来ない・・・弱い物虐めしか出来ない様にも確かに映るのですよね。
仮にポゼッションにポジティブとネガティブがあるのだとすれば・・・日本のそれは、ネガティブに映るのかも知れません。
よく言う、ボールを持たせれている状態・・・そんなボールポゼッションの時間が長いとは言えそうです。
ハリルが重要視するのは、ポゼッションよりもデュエル・・・つまり、1対1の勝負強さだとハッキリと断言しています。
「デュエルについても以前から言っていますが、地上戦、空中戦の両方で重要です。昨夜の試合を観て、この一戦を説明しながら私の考えを伝えたかった。日本のサッカーは日本人選手の特長を生かした独自のアイデンティティーを築くべきです。私にとって重要なのは、デュエルとスコアです。唯一の真実は結果です。」
欧州チャンピオンズリーグのバイエルン対パリサンジェルマン戦を念頭にこう話しています。
その試合、パリサンジェルマンはポゼッションではバイエルンに劣るも、デュエルでの成功率では上回り結果として3−0でパリサンジェルマンが勝利したのでした。
まぁ、ネイマールが移籍した事も追い風となったとは思うのですがね・・・彼のデュエル成功率は、相当高そうですものね。(^^;
その点は、ハリルも別格に扱うべきだ・・・とは、述べていますが・・・。
日本には、ネイマールの様な個人で試合の流れを変えてしまう様なプレイヤーはいませんから、1人1人がある一定のレベルにある強さを身に着けるしかないのですが・・・。
そうなると、当然・・・話は育成年代の方にも及んで来ます。(^^;
「ポゼッションが高いチームが勝つというのは正常ですが、私はポゼッションが高いから勝つのだと思っていない。モダンフットボールではそれと違った側面もあります。ポゼッションが高ければ勝てるという罠に、日本のサッカーは陥ってほしくない。A代表だけでなく、アンダー世代の監督やコーチにもしっかりこのメッセージを伝えたいと思います。多くの指導者がポゼッションに対して、脅迫観念に近い気持ちを持っている。それだけがすべてではない、それだけが真実ではないということを理解してもらいたいと思い、私の意見を伝えています」
A代表だけ強化しようとしても、そりゃ無理な話だよ・・・って事ですよね。(^^;
デュエルを成功させる個の力を育成年代から、もっと作り上げないと・・・と言っているのでしょうね。
その個の強さが、ポゼッションと融合して初めて強いチームになれる・・・と言いたかったんでしょう。
その点は、同意見です。
8人制も局面を切り取れば、全てデュエル(1対1)だと言えます。
せっかく4種では、8人制を導入しているのですから・・・こちらも、パス回し同様に向上させて行けると良いのでしょうけどね〜。
リスクの高い事は、4種でもあまり好まれないのが現状なんですよね。
気が付けば、逃げのパスを多用する事が常となってしまっている事も少なくない様ですし・・・。
もっと、決闘させるシーンを増やしてあげる事も4種辺りでは大事なのかな・・・って思います。
チームプレイを重要視し過ぎるあまり、個々の勝負は身勝手なプレイだと取る向きもありますからね。
上手い事バランスをとって、勝負所を増やして行けると良いのでしょうけどね。
息子達の時は、アタッキングサードに入ったら、どんどん勝負しろって指導されてましたけど・・・それでもまだ不足なのかも・・・。
それこそ、子供達の判断に任せる・・・って方が良いのかも知れません。
この辺のさじ加減も、難しい所なんでしょうけどね。(^^;
A代表が抱える問題点は、そのまま育成年代の問題点でもある・・・とは言えそうですよね。
【参考引用元】
『Livedoor'NEWS』
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